今日はハンブルクHamburgでゆったり散策。ハンブルク市立美術館Hamburger Kunsthalle、運河沿いの赤レンガ倉庫から聖ミヒャエル教会Hauptkirche St. Michaelisにやってきました。高いところ好きのsaraiの要望で教会の尖塔に上ることにしたんです。教会内部ではパイプオルガンでベートーヴェンの交響曲を演奏中。その響きを聴きながら、バロック様式の美しい内部空間を眺めています。

パイプオルガンの凄い演奏が続いています。

結局、当初の目的を忘れて、パイプオルガンの演奏を最後まで聴いていました。

演奏が終わった後、金色に輝く天使も一緒にオルガンに耳を傾けていたことに気が付いて、軽い感銘に陥ります。うーん、ヨーロッパの教会はやはりいいですね。

さて、ここに来た目的は、尖塔に上ること。ようやく、エレベーターで塔に昇ることにします。料金は、シニア料金で一人4ユーロ。高速エレベータで一気に上がります。やはり高い所からの眺めは素晴らしいです。106mの高さの展望台からのハンブルクの絶景を楽しみます。真っ先に目に入るのは第2次世界大戦の戦禍を受けて廃墟になっている聖ニコライ教会廃墟Mahnmal St. Nikolaiの姿です。無残ではありますが、凛とした美しさもあります。

視線を左に移すと、内・外アルスター湖Binnenalster/Aussenalsterの青い湖面が見えます。最初にハンブルクを訪れた26年前、湖畔のホテルに滞在した記憶が蘇ります。今回はそれ以来、2度目のハンブルク訪問です。

さらに視線を左に移すと、ハンブルクのランドマークのテレビ塔、ハインリッヒ・ヘルツ塔Heinrich-Hertz-Turmが屹立しています。高さ271.5mです。周波数の単位ヘルツはハンブルク生まれの物理学者の名前ハインリッヒ・ヘルツがもとになっていたんですね。

ハンブルク港の景色も素晴らしいです。クルーズ船乗り場、ザンクト・パウリ桟橋St. Pauli Landungsbrückenのあたりがよく見えます。

一昨日、間近に見たエルプ・フィルハーモニーElbphilharmonie Hamburgの超モダンな建物も見えています。ガラスの壁面に周りの景色が映り込んでいますね。

そのエルプ・フィルハーモニーの左には先ほど訪れた赤レンガ倉庫群がすべて見渡せます。さらにその左に聖カタリーネン教会Hauptkirche St. Katharinen、聖ニコライ教会廃墟Mahnmal St. Nikolaiが見えています。

360度のパノラマを見渡して、再度、聖ニコライ教会廃墟と向き合います。この廃墟の存在感に何か心がとらわれます。

一周見終わったところで、また、気になる風景をピンポイントで眺めていきましょう。
夕陽に輝くエルベ川Elbe、運河の景色も素晴らしいです。

アルター・エルプ・パルクAlter Elbparkのこんもりとした緑の中に巨大なビスマルクの像Bismarck Denkmal Hamburgが見えています。残念ながら、その背中しか見えませんが・・・。

眼下のビルの屋上は緑に覆われたものが目立ちます。環境に配慮したドイツの姿でしょうか。

おっ、エルベ川に外輪船が進む姿が見えます。ルイジアナ・スター号ですね。

エルプ・フィルハーモニーをズームアップします。鏡面のような壁面が凄いです!

マッチ箱のような建物も可愛いですね。

大きくて広い青空の下にエルベ川と周辺の景色がハンブルクの絶景を作り上げています。空には小さく宣伝用の飛行機が飛んでいます。

運河沿いに立ち並ぶ赤レンガ倉庫群です。

展望台からエルベ川の風景を眺める若者たち。

市庁舎Rathausの塔も見えます。その先には聖ペトリ教会Hauptkirche Sankt Petri、聖ヤコビ教会Hauptkirche St. Jacobiの塔も見えます。やはり市庁舎は見ておきたいですね。配偶者と相談して、この後、行ってみることにします。

ハンブルクの町の絶景を堪能しました。地図でハンブルクの町の概要を確認しておきましょう。

聖ミヒャエル教会の塔に上ることにして正解でした。満足して塔の上からの眺めを完了します。この後は市庁舎に向かいます。
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