北ドイツのハンブルクHamburgを出て、鉄道でバイロイトBayreuthに向かっているところです。ハンブルクから4時間半ほど走り、ヴュルツブルクWürzburgを過ぎて、ニュルンベルクNürnbergへICEは走ります。ヴュルツブルクを出て、しばらくすると、マイン川の鉄橋を渡ります。これでマイン川とはお別れです。

曇天の下、ニュルンベルクに向かって、ICEは快調に走ります。風力発電の大きな風車と太陽光発電の黒いパネルも多くみられます。

そろそろニュルンベルクです。ここまでICEは常に遅れ気味で走ってきました。一時は15分以上も遅れて、ニュルンベルクでの乗り換え時間をオーバーし、不安になったときもありました。その後も予定時刻から遅れたり早まったりと不安定な走りでしたが、結局、最後は5分早くニュルンベルク中央駅Nürnberg Hbfに到着。

乗り換え時間はたったの15分だったので、遅れを心配してましたが、結果的には余裕の乗り換えになりました。バイロイト行きの電車の前に到着。

いよいよ、ここからバイロイトまでREで後1時間です。この電車も混んでいて、ファーストクラスはほぼ満席です。日本人の老夫妻も乗ってきます。バイロイト詣ででしょう。もうすぐ電車は出発します。

さあ、電車が動き始め、ニュルンベルク中央駅から離れていきます。

と同時に早速、車掌さんが検札にまわってきます。ファーストクラスが最初です。

すぐ目の前に車内電光表示板があります。時刻が表示されています。

行先の表示に変わります。この電車はバンベルクBamberg行です。

経由駅の表示に変わります。バイロイト経由と表示されます。このREはニュルンベルク~バンベルク間を途中、バイロイトを経由して往復しています。

最初の停車駅、ヘルスブルックHersbruckです。

このあたりは風景が変わり、大平原の中ではなく、木立の中を走ります。saraiは次第に緊張してきます。ワグネリアンにとって、バイロイトは聖地ですからね。

次の停車駅、ペグニッツPegnitzです。

ペグニッツの小さな町を抜けていきます。

すぐに田舎の風景に変わります。ドイツの片田舎という風情ですね。こういうところにバイロイトが出現するとはね。

周りは畑が続きます。

バイロイトへの最後の停車駅、クロイセンCreußenです。

バイロイトに予定通りの到着です。実に6時間半の長時間の鉄道旅でした。
ハンブルクからニュルンベルク経由、バイロイトまでの鉄道ルートを地図で確認しておきましょう。4日前にザルツブルクSalzburgからドイツを縦断して北ドイツに移動したばかりですが、再び、また縦断して戻ってきた感じです。我ながら実に効率が悪い旅ですが、急遽、バイロイト音楽祭を旅のスケジュールに割り込ませたので、仕方がありません。

さて、バイロイトの駅前からホテルまでのバス移動についてはしっかり調べができています。駅前のバス停からの3分後出発のバスは、目の前で出発していきました。次も別の経路で10分後にあるので、問題ありません。

バスを待つ間、小高い丘の上にバイロイト祝祭劇場の姿が見えます。心躍るものがあります。

今、4時を少し過ぎたところ。もうすぐバスがやってくるでしょう。ホテルにチェックイン後、バイロイトの町を少し散策しましょう。
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