fc2ブログ
 
  

バイロイト散策:世界遺産の辺境伯歌劇場の素晴らしさを堪能

2018年8月23日木曜日@バイロイト/6回目

バイロイトBayreuthに夕刻に着き、明日からのバイロイト音楽祭Bayreuther Festspieleに先駆け、早速、バイロイトの旧市街を散策しています。目抜き通りのマクシミリアン通りMaximilianstraßeの先に今日のお目当てのバイロイト辺境伯歌劇場Markgräfliches Opernhausがありました。歌劇場の内部に入ると、超豪華な装飾に度肝を抜かれます。

2020011901.jpg



しばし、舞台前からその内装に見入ってしまいます。

2020011902.jpg



上方を見やると、そこも素晴らしい装飾です。

2020011903.jpg



これは舞台前から眺めた後方左の客席です。バルコンの豪華さが尋常ではありません。

2020011904.jpg



これは右側です。

2020011905.jpg



舞台上にはスクリーンが下りて、プロジェクターからの映像が映し出されています。もうすぐマルチメディアショーが始まります。

2020011906.jpg



マルチメディアショーに備えて、後方の座席に移動します。上を見上げると、辺境伯夫妻が座ったであろうロイヤルボックスの素晴らしい装飾に、目が釘付けになります。

2020011907.jpg



天井を見上げると、素晴らしい天井画があります。天井画のテーマは辺境伯夫妻の栄光を讃えるものです。

2020011908.jpg



バロック劇場の様式で作られた舞台の豪華さも目を惹きます。

2020011909.jpg



バルコニー席は明るい照明で輝いています。

2020011910.jpg



3階層のバルコニー席の装飾の豪華さにはため息が出ます。すべて大理石に見えますが、木製なのだそうです。たくみな職人技です。

2020011911.jpg



改装で綺麗になった客席に座っていると、舞台ではプロジェクターによるマルチメディアショーが始まります。3Dによる素晴らしい映像が映し出されます。

2020011912.jpg



3Dによるバロック様式の舞台の再現が素晴らしく、その美しさに魅了されます。

2020011913.jpg



続いて、丁寧な説明が始まります。ほとんど分かりませんけどね。終了後、舞台を見に行きます。舞台の上方には、ヴィルヘルミーネMarkgräfin Wilhelmine von Brandenburg-Bayreuthのプロシア王室をもとにした、王冠を戴く赤いブランデンブルクの鷲のあるバイロイト辺境伯の紋章が飾られています。

2020011914.jpg



舞台の両脇には、トランぺッター・ロジェがあります。辺境伯夫妻の入場の際にドラムとトランペットを奏する音楽家たちが居並ぶ場所です。左側のトランペット・ロジェの上には、ブランデンブルク=バイロイト辺境伯フリードリヒ3世のイニシャル、F,M,z,B,Cが紋章として飾られています。

2020011915.jpg



右側のトランぺッター・ロジェの上には、辺境伯妃ヴィルヘルミーネのイニシャル、F,S,Wが紋章として飾られています。

2020011916.jpg



舞台を間近に観察します。だまし絵による舞台が見事です。

2020011917.jpg



バロック舞台は何層にも重なるのが特徴で、奥行きのある舞台を現出することができます。

2020011918.jpg



この辺境伯歌劇場の内部の豪華さと言ったら、saraiの知る限り、ヨーロッパ随一です。
ワーグナーも気に入って、自分の楽劇をここでやろうとしたくらいです。しかし、あまりの狭さに現在の祝祭劇場を自前で建てましたが、その建物の価値は変わりません。もちろん、この歌劇場は世界遺産に登録されています。ここでバロックオペラを見ると素晴らしいでしょうね。

辺境伯歌劇場から、オペルン通りOpernstraßeに出ます。目の前には改修工事中のシュロス教会Schloßkirche - Unsere Liebe Frauが見えています。左には教会付属のシュロス塔Schloßturmも見えています。

2020011919.jpg



オペルン通りから、辺境伯歌劇場を離れていきます。

2020011920.jpg



次はワグナーのお墓参りに向かいます。



↓ saraiのブログを応援してくれるかたはポチっとクリックしてsaraiを元気づけてね

 いいね!







テーマ : ヨーロッパ
ジャンル : 海外情報

人気ランキング投票、よろしくね
ページ移動
プロフィール

sarai

Author:sarai
首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
たまには、旅ブログも書きます。

来訪者カウンター
CalendArchive
最新記事
カテゴリ
指揮者

ソプラノ

ピアニスト

ヴァイオリン

室内楽

演奏団体

リンク
Comment Balloon

 ≪…長調のいきいきとした溌剌さ、短調の抒情性、バッハの音楽の奥深さ…≫を、長調と短調の振り子時計の割り振り」による十進法と音楽の1オクターブの12等分の割り付けに

08/04 21:31 G線上のアリア

じじいさん、コメントありがとうございます。saraiです。
思えば、もう10年前のコンサートです。
これがsaraiの聴いたハイティンク最高のコンサートでした。
その後、ザル

07/08 18:59 sarai

CDでしか聴いてはいません。
公演では小沢、ショルティだけ

ベーム、ケルテス、ショルティ、クーベリック、
クルト。ザンデルリング、ヴァント、ハイティンク
、チェリブ

07/08 15:53 じじい@

saraiです。
久々のコメント、ありがとうございます。
哀愁のヨーロッパ、懐かしく思い出してもらえたようで、記事の書き甲斐がありました。マイセンはやはりカップは高く

06/18 12:46 sarai

私も18年前にドレスデンでバームクーヘン食べました。マイセンではB級品でもコーヒー茶碗1客日本円で5万円程して庶民には高くて買えなかったですよ。奥様はもしかして◯良女

06/18 08:33 五十棲郁子

 ≪…明恵上人…≫の、仏眼仏母(ぶつげんぶつも)から、百人一首の本歌取りで数の言葉ヒフミヨ(1234)に、華厳の精神を・・・

もろともにあはれとおもへ山ざくら 花よりほか

通りすがりさん

コメント、ありがとうございます。正直、もう2年ほど前のコンサートなので、詳細は覚えておらず、自分の文章を信じるしかないのですが、生演奏とテレビで

05/13 23:47 sarai
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR