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ルツェルン音楽祭とフランスの旅を開始

2019年9月4日水曜日~9月30日月曜日@イスタンブール~ウィーン~ルツェルン~フランス~ウィーン

2019年のヨーロッパの旅の詳細編を開始します。既に9か月ほど経過していますが、新鮮な雰囲気で書き進めます。よろしくお付き合いください。今年のヨーロッパ遠征はコロナ禍のため、既に中止になりました。今年でヨーロッパ遠征を打ち止めにするつもりでしたが、そうもいかなくなりました。今後の予定はまったく目途がたっていません。来年は行けるかな。次の旅まで、昨年の旅をブログ上でゆっくりと再現していきましょう。

今回の旅のテーマは何と言っても初めてのルツェルン音楽祭に行くことです。突如現れた音楽界の革命児クルレンツィスが指揮するモーツァルト、畢生のオペラ、ダ・ポンテ3部作がルツェルン音楽祭の最終日に向けて、スケジュールされると聞いて、いてもたってもいられずに、それを目的に今回の旅を決めました。
それに思いがけず、イスタンブールにも寄ることになります。saraiにとってはイスタンブールはコンスタンティノープルと言ったほうがしっくりきます。
また、思いがけず、今回の旅は人生で最長の旅になるので、ルツェルン音楽祭の後はフランスの西部をぐるっと巡ることにします。リヨンからフランスの旅を始めて、カルカッソンヌ、ルルド、スペイン・バスクのサン・セバスティアン、ボルドー、モン・サンミシェルと周り、最後はパリ。
旅の初めと終わりは久しぶりのウィーンです。
26泊、27日に及ぶ長期間のヨーロッパ遠征です。これまで最長だったカラヴァッジョの旅の25日を抜いて、生涯で最長の旅になります。

まずは旅のルートを地図で確認しておきましょう。

成田空港から出発して、ターキッシュエアラインズでイスタンブールに早朝3時過ぎに到着。ガイド付きで1日街歩き。1泊して翌日、ボスポラス海峡クルーズを楽しみ、夕方、空路でウィーンに移動します。
ウィーンで音楽三昧。
次はグラーツに移動しますが、途中、鉄道でフンデルトヴァッサーのデザインしたブルマウ温泉を寄ります。そこからバスを乗り継いでグラーツへ移動。
翌日はグラーツを市内観光した後、空路、チューリッヒへ移動。そこから鉄道でルツェルンに移動。
ルツェルン音楽祭で音楽三昧。
次は鉄道でインターラーケンに移動し、そこから山岳鉄道、ロープウェイ、ハイキングでアルプスの大パノラマを楽しみ、また、インターラーケンからゴールデンパスラインのパノラマ鉄道でレマン湖畔のヴヴェイに移動。
翌日は途中、ローザンヌの市内観光を楽しみ、鉄道でリヨンに移動。ディナーは人気ブションでリヨン料理を楽しみます。ここからフランスの西部を鉄道で周ります。
翌日は鉄道でカルカッソンヌへ移動。城塞都市で1泊。
翌日はミディ運河クルーズを楽しみ、鉄道でルルドに移動。聖地ルルドのロウソク行列に参加します。
翌日はルルドのノートルダム大聖堂をお参りした後、鉄道でスペイン・バスクのサン・セバスティアンに移動。早速、バル巡り。
翌日はバスク鉄道、TGVと乗り継いで、ボルドーへ移動。
翌日はワイナリー巡りツアーに参加し、夜のTGVでパリのモンパルナスへ移動。
翌日はモンパルナス墓地でハスキルに墓参りの後、TGVとバスを乗り継いで、レンヌ経由でモン・サン・ミシェルに移動。モン・サン・ミシェルの修道院を訪問。夜景も楽しみます。
翌日は朝のモン・サン・ミシェルの眺めを楽しみ、また、TGVでパリに移動。
パリで音楽とバレエを楽しみます。
次は空路、また、ウィーンに戻ります。
ウィーンで音楽三昧。
最後はウィーンからターキッシュエアラインズでイスタンブール経由で成田空港に戻ります。

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さあ、新たな旅の始まりです。


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テーマ : ヨーロッパ
ジャンル : 海外情報

 

いざ、イスタンブールへ:成田空港を出発

2019年9月4日水曜日~5日木曜日@成田空港~イスタンブール

今年のヨーロッパ遠征の開始です。
今回は順調に準備は進み、余裕です。

ところが、自宅を出発前になって大騒ぎ。念のために郵便物をチェックすると、イスタンブールでキャッシングするために申し込んだカードが届いたそうです。実はこれだけが気になっていたんです。トルコでキャッシングする際の手数料なしのカードを申し込んだのですが、とうとう出発日までに届いていなかったんです。間に合わなかったかと思っていたら、今日、配達にきていたようです。本人限定受け取りなので、配達を依頼しないといけませんが、何と依頼の締め切り時刻が既に30分過ぎています。郵便局に何とか事情をお話しして、出発時刻までに届けてもらうことになり、無事、受け取りました。郵便局に感謝。

さらに来シーズンの東響の定期演奏会の継続確認の郵便が届いており、その期限は9月17日。危ない、危ない。早速、FAXしました。ぎりぎり、セーフです。

お風呂にも入り、サッパリして出かけましょう。最寄り駅から電車に乗れば、1本で成田に行けるのが、何とも便利。少々時間はかかりますが、運賃のみ(特急料金とかはなし)というのもありがたい(後で知りましたが、出発した次の日に、電車がトラックと衝突し脱線する大事故が発生し2日間不通になったらしいです。出発日当日でなくてよかった・・・)。
無事に成田空港第一ターミナルに到着です。今回利用するのは、ターキッシュエアラインズ。空港自体はあまり混んでいませんが、ターキッシュエアラインズの受付カウンターは長い行列ができています。

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WEBチェックインしていても、これが困りますね。ほかのカウンターは全然混んでいません。

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あたりの様子をぼーっと眺めながら、ひたすら待ちます。

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30分ほどかかりましたが、スーツケースのお預け完了。重さは2つで36キロ。いつも通りです。

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軽く天ぷらそばを頂いて、夕食終了。エビが美味しかったなあ。1ヵ月ほど、この味とはお別れです。出発口に向かいます。

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それなりに空港に早く着きましたが、何と出発時刻が30分も早まるそうです。
手荷物検査、出国検査を経て、現地のお友達へのお土産の煙草を購入して、出発ロビーに向かいます。かなり遠いです。ようやく、ターキッシュエアラインズの搭乗口に到着。配偶者はいつものように、行ってきますメールを出そうとしますが、電波の状態が良くなく送れず。思えば、配偶者のガラホはこの頃から不調。saraiは空港の無料WIFIに接続し、出発前の最後のブログ記事をアップします。
搭乗5分前です。ゆったりと搭乗を待ちます。まずはイスタンブールに向かいます。

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搭乗します。配偶者は窓際の席に着くなり、外を眺めています。すっかり夜の闇が降りています。もう9時過ぎです。

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我々の席は、一番後ろのラブラブシート。この便はほぼ満席です。

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何故か子連れが多いな。日本人のツアー客がほとんどのような気がします。

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やがて、飛行機はターミナルから離れていきます。

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ターキッシュエアラインズは初めて乗ります。セキュリティの画面ももちろん初めてです。なかなか凝った画面ですね。

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定刻に飛び立ちます。あれ、いつものように日本を横断し日本海に出ます。イスタンブールに向かうというだけで、何となく南周りと思い込んでましたが、大きな間違い。いつものようにシベリア上空からモスクワを目指し、そこから南下するようです。夜遅くに出発し、早朝3時の到着なので、ずっと真っ暗な夜が続き、外の景色は楽しめませんね。
大気の状態が良くないようで、かなり揺れてます。でも、全く気にせず、食事が準備されます。これがこのフライトでの食事メニュー。

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効率よく、食事と飲み物が同時に配られます。後方より提供されるので、問題なく和食と洋食を1つずつゲットでき、シェアして頂きます。和食はサバのあんかけ。なかなか美味しいです。

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洋食は鶏もも肉のグリル。

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窓の外は真っ暗。ずっとこのままのはずなので、寝るしかありせんね。
ぐっすり寝ていると、朝ごはんで起こされます。これも、効率よく、食事と飲み物が後方より配られ、和食と洋食をゲット。和食は鰆の塩焼きで、これまた美味しい。

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洋食はチーズとトマトのオムレツ。

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モスクワからキエフに向かいます。大きな街と思われる町明かりが見られますが、ほとんど真っ暗です。と、黒海と思われる真っ暗な闇の中に、真っ赤な橋が浮かび上がります。

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そして、突然きらびやかな眩い明かり広がります。海峡のようなものが見えますが、これがボスポラス海峡?

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この海峡に沿って、飛んでいきます。

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長い橋が赤と紫でライトアップされ、その美しさにビックリ。

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これがイスタンブール?!

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見渡す限り、光り輝く町並みが広がります。見たことがない夜景です。

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しばらく光り輝く町並みが続きます。

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と、郊外に出たのか暗くなります。新イスタンブール空港は、ヨーロッパ一のハブ空港を目指して、超大きな空港を建設中とのことで、イスタンブールからはかなり遠いとのことです。徐々に高度を下げていきます。光輝く新空港に着陸。

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飛行機から降りるとバスでターミナルへ移動です。空港は、天井も高く、広々と美しいです。

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立派な空港ですね。

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だだっ広い空港内を歩いていきます。

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入国手続きもスムーズに終了し、荷物受け取りへ。そのエリアの広いこと。広過ぎて、どこが受け取りレーンか分かりません。近くにいたスタッフの人に訊くと、スマホで調べてくれます。どこにも表示はなかったような気がします。荷物はスムーズに流れ、我々のカバンと無事にご対面。

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2つとも揃います。

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カバンとともに出口に向かいます。

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歩いていると、日本人からどのレーンで受け取れるのかと尋ねられます。やはり迷っている人がいるようです。

さあ、いよいよ試練の始まりです。この見知らぬ国、初めての空港で両替し、バスのチケットを買い、バスに乗って、イスタンブールの町に向かわないといけません。ぐっと緊張感が高まります。



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イスタンブール新空港からバスで旧市街へ

2019年9月4日水曜日~5日木曜日@イスタンブール/2回目

イスタンブール新空港İstanbul Havalimanıに到着したところです。
スーツケースを受け取って、出口を出ると、出迎えの人達がズラリ。このロビーも素晴らしく美しいです。各施設はとってもシンプルな配置で分かりやすい作りです。両替やWi-Fiの貸し出し所が並びます。

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続いてホテルやタクシーなどのカウンター。タクシー、タクシーと声がかかりますが、無視。と、タクシーじゃないならヘリコプター?とからかわれますが、これも笑って無視。我々の移動は、基本は公共交通機関ですからね。まず、現地通貨のトルコリラのキャッシングが必要です。案内所もすぐに見つかり、ATMのあるエリアはどこかを教えてもらいます。

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ATMのあるエリアに向かいます。旅行者用の椅子が並ぶ一角です。

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大きな窓の外はまだ、真っ暗です。まだ、早朝、4時過ぎです。

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椅子の上に寝そべって、仮眠をとっている人もいますね。

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ズラリとキャッシングの機械が並ぶエリアの前に立ちます。目的のATMを選びます。

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ここで取り出すのは、自宅を出発する直前に郵便局の特別な計らいで届けてもらったクレジットカード、セディナカードです。セディナカードでの海外キャッシングは外貨両替の方法で最安という評判なんです。

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難なく、トルコリラをゲット。ただし、ここでどれほど現地通貨が必要か、分からないので必要最小限に留めます。

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バス乗り場へ移動です。階下に伸びる動く歩道で下っていきます。

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動く歩道はとても長いですね。この空港はすべてのスケールがでっかいことに驚かされます。

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地下の大駐車場がバス乗り場になっています。バスは、イスタンブールカードというバスカードにお金をチャージして乗ります。オランダと同じ方式ですね。まず、イスタンブールカードをゲットしないといけません。自動販売機はすぐに見つかります。

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機械は2種類あります。最初の機械はチャージ用でカードの新規発行はできません。

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次の機械に移動。

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この機械は色んな言語に対応しているのが嬉しいです。日本語表示まであります。

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が、機械の操作は、分かってしまえば簡単なのですが、要領をつかむまでが大変。もたもたしていると、すぐに最初の画面に戻ってしまいます。

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カウントダウンの数字も表示されていて、容赦なく0に近づいていきます。

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何度も何度もチャレンジします。

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ようやくイスタンブールカードをゲット。これがsaraiと配偶者用にゲットした2枚のイスタンブールカードです。ふーっ・・・。茜空に浮かび上がる黒いモスクのシルエットが美しいカードデザインです。

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この機械では、高額紙幣が利用できないので、更なるチャージが必要です。クレジットカードの使える機械に移動してチャージします。これも苦戦しながらも、チャージ完了。

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そうこうしていると、同様にイスタンブールカードを発行したい旅行者が寄ってきます。ここは、カードを手にできた先輩として、親切に伝授。彼はカナダ人で3泊して観光するとのことです。

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首尾よくイスタンブールカードをゲットできたので、バスに乗りましょう。バスの荷物スペースにスーツケースを預け、バスに乗り込みます。

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次々と、いろんな人が乗り込んできます。大仕事を成し遂げたsaraiはのどの渇きを感じ、水を買いに行きたいとバスのスタッフに言ったのですが、時間がないのでバスを降りたらダメと言われます。その割には待たされます。バスの乗り場はガランとしています。

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saraiがカフェにでも行くと思われたのかな・・・自動販売機でドリンクを買いたかっただけなのにね。バスのスタッフも手持ち無沙汰のようです。

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ようやく、夜明け前の5時にバスは出発。すぐに高速に入り、ガンガン走ります。

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かなりの車が走っています。周りは何もなく真っ暗です。2時間ほどかかるといわれたわりには30分ほどで街に入ります。と、暗闇に中に、ライトアップされたモスクが浮かび上がります。既にsaraiは熟睡中。慌てて、配偶者がぐっすり寝ていたsaraiを起こします。街の中の細い路地のような道を走っていきます。かなりの坂道。15分ほどで、いきなり開けた広場に、いくつものライトアップされた建築物が建っています。スルタンアフメット公園Sultan Ahmet Parkです。ここがバスの終点、スルタンアフメトSULTANAHMETのバスターミナルです。これが空港シャトルバスの「havaist」です。デラックスなバスですが、料金は安価。一人18トルコリラです。

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みんなカバンを引き取ります。

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早朝6時前、真っ暗な中、これから、重い荷物を引っ張って、とりあえず、ホテルに向かいます。果たして、迷わずに行けるかな。不安です。



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早朝のホテル探索は修行の道

2019年9月5日木曜日@イスタンブール/3回目

イスタンブール新空港İstanbul Havalimanıから空港シャトルバスの「havaist」でイスタンブールİstanbulの旧市街のスルタンアフメトSULTANAHMETのバスターミナルに到着しました。
これから、重い荷物を引いて、ホテルに向かいます。バスの乗客たちは自分の進む方向を確認してどんどん進んでいきます。あっという間に我々は取り残されます。バスターミナルのあるスルタンアフメット公園Sultan Ahmet Parkは観光地なので、早朝の6時にもなりませんが、早くもお土産物屋さんが開いています。

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広場にはテオドシウス1世のオベリスクTheodosius Dikilitaşıが立っています。いかにもイスタンブールらしいですね。

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私たちもホテルに向かいます。広場を抜けて、ウチレル通りÜçler Sk.の坂道を上っていきます。荷物があるのでちょっと辛いですね。

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通りの名前はペイハン通りPeykhane Cd. に変わります。その坂道の途中に立派な建物があります。ケチェジザデ・フアット・パシャの霊廟Keçecizade Fuad Paşa Türbesiです。1870年に建てられた8角形のオスマン建築です。

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かなりの坂道で、しかも石畳の中、駐車車両をよけながら、重いカバンを引いて進むのは大変。道を間違わないようにと気を付けたのに、やはり間違えました。本当はこの先の角で左に曲がらないといけなかったのですが、分からずにまっすぐに坂道を上ってしまいました。やがて、広い通りにぶつかります。イェニ・チェリ通りYeniçeriler Cd. です。通りにはトラムが走り、トラム1号線の停留所、チェンベルリタシュÇemberlitaşがここにあります。ガジ・アティク・アリ・パシャ・ジャーミィ(モスク)Atik Ali Paşa Camiiもその先に見えています。ますます、トルコ情緒が高まります。

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この大通りを進みます。

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かなりの遠回りをして、住民の方に尋ねまくって、ようやくホテルに到着。グランド・ヤウスホテル・ス​​ルタンアフメットGRAND YAVUZ SULTANAHMETです。ターキッシュエアラインズ提供の無料のホテルですが、4つ星ホテルです。

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まだ、早朝6時半です。レセプションのおじさんは、宿泊者名簿で我々を確認すると、椅子に座って待っててねとのこと。ロビーは素晴らしく立派です。

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ロビーには立派な絨毯(ペルシャ絨毯?、まさかね)が敷かれ、シャンデリアも綺麗です。

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しばし待ちますが、ほったらかされたまま。荷物の整理をし、荷物を預かってもらって、外に朝食でも食べに行こうとした、その時、朝食を食べてきてよとレセプションのおじさんがホテルのレストランを指さします。え~・・・! 7時に朝食レストランの準備ができるのを待っていたようです。それはありがとうございます。是非是非いただきましょう。立派なホテルの朝食を頂きます。配偶者は久しぶりに、ココアも頂きます。

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1時間ほどかけて、ゆっくりと朝食をいただきました。まだ、朝食レストランはがらーんとしています。

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その後、間違えた道を確認しながら、ホテルの周りを散策します。もう、八百屋さんが開いていますね。

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ホテルの前の通りはピエール・ロティ通りPiyer Loti Cd.です。通りの左手は上りの急坂。間違えて、この急坂の上まで行って、そこから下りてきたんです。

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丘の上の旧市街は、どの路地も狭く急。

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路地の先には海が見え、景色は素晴らしいです。素敵な旅になる予感がします。

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ピエール・ロティ通りの途中まで行ったところで、この先に歩いた道があることが分かったので、引き返します。

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この路地からも海が見えますね。

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おいしそうな魚料理の看板があります。焼き鯖かな。

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このあたりには立派なホテルが立ち並びます。この坂道がさっき下りてきた道かな。

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ホテルの前に戻ってきました。

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バスターミナルからホテルへ、そして、ホテル周辺の散策のルートを地図で確認しておきましょう。

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ホテルに戻ると、チェックインできます。

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部屋の鍵を渡されます。アーリーチェックインどころか、無料のホテルなのに、素晴らしい待遇で、感謝です。無料なので贅沢は言えませんが、部屋は狭く満足とは言えません。

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バスタブもありませんね。シャワーだけです。

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でも、ベッドで一服でき、観光の体力を回復できたので、十分です。

今日は、1日ウォーキングツアーの観光ガイドをお願いしています。9時にホテルのロビーの約束なので、ロビーに行くと、素敵なトルコ人のお姉さんが待っててくれます。流暢な日本語です。大学で勉強し、観光案内を22年しているそうです。よい人に当たりました。さあ、いよいよ、初めてのイスタンブール観光の開始です。



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イスタンブール街歩き:スルタンアフメット・ジャーミィ、通称ブルーモスク

2019年9月5日木曜日@イスタンブール/4回目

早朝にイスタンブールİstanbulに着き、空港シャトルバスでイスタンブールの旧市街に移動。ホテルまで歩き、ようやく、チェックインでき、ベッドで一休み。
さあ、いよいよ、イスタンブールの街歩き。

朝9時に日本語ガイドのBaþakさんとホテルのロビーで落ち合います。彼女はアンカラ大学を出た才媛で日本語は達者ですが、日本には行ったことがないそうです。彼女のガイドで1日ウォーキングツアーに出かけます。ツアー参加者はsarai夫婦二人だけ。ラッキーです。普通は何組かが合同になりますが、今日の予約は我々だけです。
配偶者がガイドのお姉さんにスカーフは持ってるかと確認されます。配偶者は抜かりなく持ち歩くバッグに入れてあります。ここでは、必須アイテムでしょう。
さあ、歩いての観光です。しっかり頑張りましょう。
まずはホテルを出て、勝手知ったるピエール・ロティ通りPiyer Loti Cd.を歩き、さらに早朝にホテルに向かって歩いたウチレル通りÜçler Sk.の坂道を逆走していきます。向かうのはスルタンアフメット地区SULTANAHMET。古代ローマ帝国、ビザンチン帝国、オスマン帝国の首都があった場所。栄華を誇った歴史的な地区です。
早朝にも見た光景が明るい陽光のもとに現れます。スルタンアフメット・メイダヌ公園Sultan Ahmet Meydanıです。ここは戦車レースが行われた古代ローマ時代の競技場跡、アトゥ・メイダヌAt Meydanıです。
まず、目を惹くのは、3本の柱。一番南側にあるのは、石積みのオベリスクÖrme Dikilitaş。コンスタンティヌスのオベリスクとも呼ばれます。

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2本目はギリシャの神殿を飾っていた青銅製の蛇の柱Yılanlı Sütun。

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3本目はエジプトのオベリスク。テオドシウス1世のオベリスクTheodosius Dikilitaşı。

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このオベリスクに近寄って、台座部分を観察します。人物の群像が刻まれています。

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オベリスクを見上げます。よく、こんなものをカルナック神殿から運んできたものです。

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さて、いよいよ、モスクを訪問します。ブルーモスクの名前で親しまれるスルタンアフメット・ジャーミィSultan Ahmet Camiiの入口です。壁には金色のアラビア文字が美しく描かれています。

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門を抜けて、スルタンアフメット・ジャーミィの敷地に入ります。

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スルタンアフメット・ジャーミィの建物に入ります。

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中に入ると、そこは中庭です。回廊が中庭を囲んでいる筈ですが、残念ながら、工事中です。美しいミナレットが見えます。中庭の中央には清めの泉があります。イスラム教徒が礼拝前に身を清めるために使います。

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さあ、いよいよ礼拝堂の中に入ります。ドームの天井に度肝を抜かれます。巨大なメインドームの周りに4つの副ドームがあります。手前に見えているのは副ドーム。奥に見えるのがメインドームです。

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床には絨毯が敷かれています。礼拝には必須ですね。

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壁にはステンドグラスの窓、夥しいイズミックタイルが素晴らしいです。

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モスクの大空間は素晴らしい景観を見せています。

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このモスクには夥しい人が押しかけています。まだ、朝の9時半、空いている時間帯なんです。

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やはり、上部から天井にかけての複雑なフォルムが素晴らしいです。多くの窓からから入ってくる陽光もまぶしく輝きます。

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副ドームの天井を見上げます。美しいですね。

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実は内部は半分ほどが工事中で、上部が覆われています。全空間が見られないのが残念です。

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工事していない部分だけを選んで歩きます。左手には巨大な柱が見えます。「象の足」と呼ばれる直径5mの円柱です。

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最後に美しい天井を見上げます。繊細なタイルの模様も素晴らしいです。あまり、ブルーモスクという感じはしません。バラ色に覆われているように思えます。ローズモスクってどうでしょう。

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外に出て、スルタンアフメット・ジャーミィの建物を見上げます。2本のミナレットが青空に映えます。

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スルタンアフメット・ジャーミィにはミナレットが6本もありますが、こんなに近くでは2本ずつしか見えません。

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でも、1本だけでも素晴らしいミナレットです。アフメット1世が7年もの月日を費やして作らせた畢生の巨大モスクのミナレットです。

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これは左手の1本。

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最後にミナレットを見上げて、スルタンアフメット・ジャーミィにお別れです。スルタンアフメット・ジャーミィはミナレットの美しさに尽きます。

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ここまでの散策ルートを地図で確認しておきましょう。

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次は一番楽しみにしていたアヤソフィアAyasofya Müzesiに向かいます。



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イスタンブール街歩き:壮大なスケールのアヤソフィア

2019年9月5日木曜日@イスタンブール/5回目

ブルーモスクBlue Mosqueこと、スルタンアフメット・ジャーミィSultan Ahmet Camiiの訪問を終えて、次の目的地に急ぎます。日本語ガイドのBaþakさんによると、混み合う人気観光地は朝早く周るのがよいそうです。

スルタンアフメット・ジャーミィの出口からは既にアヤソフィアAyasofya Müzesiが遠景に見えています。

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たまらず、ここからアヤソフィアをズームアップして撮影。何とも姿・形が素晴らしい! 巨大なドームと4本のミナレットが一体になった美です。

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真っすぐに伸びる道をアヤソフィアに向かって、saraiは日本語ガイドのお姉さんと肩を並べて、歩を進めます。

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かなり、アヤソフィアに近づいたところで急に日本語ガイドのお姉さんが後ろを振り返ります。

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スルタンアフメット・ジャーミィを十分に離れたところから眺めようという趣向です。おおっ、ミナレットがよく見えます。何とか6本中、5本が見えますね。ちょっと横にずれると、左奥のミナレットも見えそうですが・・・。

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今、立っているあたりは多くのベンチが並び、大休憩所になっています。今は朝なので、ベンチで休んでいる人はほとんどいません。

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再び、アヤソフィアに向かいます。

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アヤソフィア前の広場に到着。目の前にアヤソフィアの巨大なドームとミナレットが立ちます。

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ガイドさんの誘導で左側にある入口に向かいます。

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チケット売り場とエントランスがあります。でも、今日に限ってはチケットの購入の必要はありません。すべて、1日ウォーキングツアーに入場チケット料金も含まれています。ガイドさんがあらかじめ購入済のチケットをスマホから取り出すだけです。これは楽ですね。

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念願のアヤソフィアに入ります。ガイドさんの誘導で短い列を進み、スムーズに入場できます。目の前に見えていえるのは、18世紀に造られた泉亭。信徒が礼拝の前にここで身を清めました。

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エントランスを抜けると、何やら、遺跡のようなものがあります。アヤソフィアはもともと、ローマ帝国時代に東方正教会の聖堂として建てられました。皇帝コンスタンチヌス1世がコンスタンティノポリス(現イスタンブール)に遷都後、建設を開始。息子のコンスタンチヌス2世の時代の西暦360年に完成。その後、建物は3度も火災に見舞われます。現在の建物の基礎となる3番目の聖堂はビザンチン帝国時代の537年に再建されました。ユスティニアヌス帝が莫大な予算を投じて、巨大ドームの聖堂を建設し、東方正教会の総本山となりました。この遺跡は第2期の聖堂の跡です。404年に最初の火災に遭い、テオドシウス2世が再建したのが第2期の聖堂です。この聖堂は532年に焼失しました。これがその遺跡です。

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素晴らしい石材が残っています。

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マルタ十字のようなものが刻んであります。

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この遺跡の横には現在のアヤソフィアの堂々たる建物が聳えています。

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この遺跡を見ながら、ガイドさんから、アヤソフィアの鑑賞についての説明を受けます。彼女は入口までしか案内せずに、あとは二人でゆっくりと鑑賞してねということです。アヤソフィアは既にモスクとしての役目を終えています。1934年に博物館になり、度重なる修復が施されています。昔モスクでも、今は違うアヤソフィアはスカーフを被る必要はないそうです。中に入らない彼女は、形だけの感じで、スカーフを頭にちょいとのっかけ、上着を羽織ります(タンクトップだった)。最低のマナーを守れば、アヤソフィアの鑑賞はさほど難しくはありません。
遺跡跡の草原は緑が綺麗で、可憐な花も咲いています。

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花に囲まれた遺跡に心を癒されます。

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さあ、アヤソフィアに入りましょう。皇帝の門から入ります。東方正教では西側に入口が設けられます。ガイドさんが入口の上方のモザイクを指さします。

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皇帝の門の頭上には「イエスとレオ6世」のモザイクがあります。玉座に座るキリストにひざまずくレオ6世が描かれています。

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入口の扉も素晴らしい美術品です。

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皇帝の門を抜けて、ドームの中に入ります。

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アヤソフィアはテレビでもよく見知ったモスクですが、さすがに実物の壮大なスケールにはいきなり圧倒されます。キリスト教芸術とイスラム芸術の融合した素晴らしさに感銘を受けます。

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ここまでの散策ルートを地図で確認しておきましょう。

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これから、じっくりとアヤソフィアの美の空間に浸ります。



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イスタンブール街歩き:ビザンチンとイスラムの芸術が融合したアヤソフィアの究極の美

2019年9月5日木曜日@イスタンブール/6回目

アヤソフィアAyasofya Müzesiの巨大なドーム内に入りました。
皇帝の門を振り返ります。大きな入口の上には2階のギャラリーも見えています。

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ともかく内部空間が広過ぎて、どこを見ればいいのか、きょとんとします。とりあえず、右側の壁面に目をやります。まず、目を惹くのは大きな円盤です。黒地に金色の文字が書かれています。この直径7.5mの円盤は計6枚ありますが、この円盤はアラーの使徒の名前が刻まれています。

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床は大理石張りですね。

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立ち入り禁止の床には色大理石で華麗なデザインが施されています。

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巨大ドームの奥のほうを眺めます。一番左の円盤は預言者ムハンマドの名前が刻まれ、真ん中の円盤はアラーの名前が刻まれています。字というよりもsaraiには美しいデザインに見えてしまいます。そして、その2枚の円盤の真ん中の後陣上部には、聖母子像が見えています。イスラム時代には漆喰で塗り込まれていましたが、漆喰をはがすとビザンチン芸術の美が現れたそうです。

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後陣の美しさから目が離せません。ビザンチン芸術とイスラム芸術が融合した偶然の奇跡です。これが見たくて、イスタンブールに立ち寄ったんです。圧倒的な感動です。

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金縛りになったようにただただ立ち尽くします。ドームと聖母子と2枚の円盤・・・ここにしかない究極の美です。

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ふと我に返って、ドームの天井を見上げます。高さは56m。円の直径は約30m。ロードス島で特別に作られた非常に軽いレンガを使用して造られたものです。

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大ドームの周りには副ドームが連なって、複雑な形状を見せています。1500年も昔に人間がこういう建築美を創造していたことに驚愕するのみです。

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天井を子細に観察すると、細かい文様が描き込まれています。この幾何学的な文様はイスラム芸術の所産なのでしょうか。

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床に開いた穴は天井の装飾を施すための櫓を組んだときのものでしょうか。

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この2枚の円盤も素晴らしいです。

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さらにその左側の円盤です。これで6枚の円盤すべてを見ました。

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これで一通り、巨大ドームの空間の美しさを味わいました。ガイドさんとここでいったんお別れして、待ち合わせ場所を決めて、2階のギャラリーに二人だけで向かいます。
大きな石壁の通廊があります。

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仄暗い石畳のスロープを上っていきます。

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ヨーロッパではどこでもそうですが、屋内のスロープは高貴な人物が馬に乗ったままで階上に上れるように広くて頑丈な構造になっています。
次は2階のギャラリーからの眺めを楽しみます。



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イスタンブール街歩き:アヤソフィアの2階のギャラリー

2019年9月5日木曜日@イスタンブール/7回目

アヤソフィアAyasofya Müzesiの巨大なドームに圧倒され、感動しました。
次は2階のギャラリーに向かいます。仄暗い石畳の斜路を上っていきます。らせん状になったスロープを左に周りながら進みます。

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驚くほど石のスロープが続きます。

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所々の窓からの光だけで照らされていますが、石畳と石壁に囲われた閉鎖空間です。2階のギャラリーは高い場所にあるので、この閉鎖空間は延々と続きます。

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やがて、明るい光にあふれた通廊が見えてきます。

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2階に到着です。

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2階の低い天井の下を歩きます。

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ドームに面したギャラリーに出ます。大勢の人たちが驚異の大ドームを眺めています。

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2階のギャラリーからドームの巨大空間を眺めます。ここからでもドームの天井は非常に高いことに驚きます。1階にいる人たちは米粒のように見えています。正面のアラーの名前が刻まれている円盤が印象的です。

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ドームの天井を見上げます。中央の大ドームを中心にしたドームの連なりが素晴らしいです。

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右側のほうに視線を移すと、2階のギャラリーが続いています。そちらのほうも見に行ってみましょう。

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1階を見下ろします。正面奥に後陣の様子がよく見通せます。

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その後陣をズームアップして眺めましょう。イスラム芸術の装飾の美しさが際立っています。

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再び、低い天井の下、2階のギャラリーの通廊を進みます。

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イスラム芸術の幾何学文様が続きます。

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少し右手から眺めたドームの空間です。大ドームの下、ムハンマドとアラーの2枚の円盤が見えています。

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円盤の裏側が見えます。意外に愛想がありませんね。あくまでも表から眺められることだけを意識しているようです。

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1階の様子をズームアップします。色大理石の床が見事です。これはビザンチン芸術でしょうか? 文様はイスラム的にも思えます。

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2階のギャラリーの右側(南側)に出ます。

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ここからドーム空間の西側のほうを眺めます。皇帝の門の上部も見えています。その上に先ほどまでいた2階のギャラリーも見えています。

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ここからは大ドームの天井も間近に見えて、圧倒的です。

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もう少し、2階のギャラリーを周って、アヤソフィアの鑑賞を終えます。



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イスタンブール街歩き:アヤソフィアの昔日の美、美しきモザイク画の傑作群

2019年9月5日木曜日@イスタンブール/8回目

アヤソフィアAyasofya Müzesiの2階のギャラリーからドーム空間を眺めているところです。

幾何学文様の手すりを通して、1階が眺められます。真向いは修復工事中ですね。

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2階の天井は柱とアーチで支えられています。すべてがイスラム芸術の幾何学文様です。

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2階の窓からは外の風景も見えます。ドームが立ち並んでいます。

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こちらの窓からはマルマラ海Marmara Deniziとボスポラス海峡Bosphorusが接するあたりの風景が見えます。

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また、内部のドーム空間に視線を戻します。

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2階の壁面には、多くのモザイク画が漆喰をはがして、姿を現しています。

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これは《聖母子と皇帝家族》のモザイク画です。聖母子と共に描かれているのは、皇帝ヨハネス2世と皇后イレーネです。

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その横には《キリストと女帝ゾエ夫妻》のモザイク画が並んでいます。イエスに捧げものをしているのはコンスタンチヌス9世と皇后ゾエです。ゾエは3度の結婚をしており、その都度、皇帝の顔は描き替えられたそうです。なんともはや・・・。

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ドーム空間を眺めながら、少し移動します。

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実に繊細に描き込まれたモザイク画があります。《ディーシス(請願)》です。モザイク芸術の最高傑作の一つと評されるものです。聖母マリアと洗礼者ヨハネが人類の原罪をイエスに許しを請う場面が描かれています。毅然としたイエスに対して、マリアとヨハネが何とも言えない表情で哀願の気持ちを内面に秘めています。13世紀から14世紀頃に描かれたものですが、来るべきルネサンスを予感させる芸術性の高い作品です。

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正面近くに立って、見上げます。一部が欠損してはいますが、3人の顔が完璧に残っていたのが奇跡です。

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2階のギャラリーを移動して、また、皇帝の門のほうに向かいます。

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皇帝の門の2階部分に戻ると、案内図があります。ほぼ、2階のギャラリーは見尽くしました。

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歩き回って疲れた配偶者は椅子に腰かけて、saraiが歩き回るのを待っています。

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一応、先ほどと逆サイドの北側からもドーム空間を眺めます。

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さほどに印象は変わりませんね。

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配偶者と連れ立って、1階に戻ります。

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1階の皇帝の門の手前に戻って、また、ドーム空間を眺めます。

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大ドームのスケールの壮大さに驚嘆します。

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観光客の数も半端ないのですが、この巨大な空間では密な感じにはなりません。

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ガイドさんとの待ち合わせの時間まで、うろうろします。2階のギャラリーのモザイク画の一覧があります。すべて見ました。

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ガイドさんと無事、落ち合います。
出口に向かうと、もう1点、モザイク画の傑作があります。

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《コンスタンチヌス帝とユスティニアヌス帝》のモザイク画です。右側にいるコンスタンチヌス帝がコンスタンティノープルの街を、左側にいるユスティニアヌス帝がアヤソフィア聖堂を中央の聖母子に捧げています。10世紀後半の作です。

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ちょっとした美しい小空間を見ながら、外に向かいます。

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アヤソフィアで、しばし、昔日の美に魅了されました。わざわざ、イスタンブールに寄った甲斐がありました。

アヤソフィアの外に出ると、遠く、ブルーモスクBlue Mosqueこと、スルタンアフメット・ジャーミィSultan Ahmet Camiiの姿が見えます。そして、遂に有名な6本のミナレットを一挙に見ることができました。

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ここぞとばかりに、ズームアップして6本のミナレットを撮影。これで心残りがなくなりました。

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上機嫌のsaraiです。ところで、アヤソフィアの見学を終えて、喉の渇きを訴えると、ガイドさんが水を購入してプレゼントしてくれます。ありがとうってトルコ語で何というのだろうと配偶者が首を捻っています。それくらい覚えておけばよかったね。道を歩いていると、物売りから、いろいろ簡単な日本語で話しかけられます。日本人の観光客が多いのでしょう。中国人はあまり多くはなく、ニーハオと間違えられることはありません。

続いて、トプカプ宮殿Topkapı Sarayıへ向かいます。



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イスタンブール街歩き:オスマン帝国の支配者スルタンの居城、トプカプ宮殿

2019年9月5日木曜日@イスタンブール/9回目

アヤソフィアAyasofya Müzesiの異形の美、ビザンチン芸術とイスラム芸術の融合の奇跡に大変、感銘を受けました。
アヤソフィアの東側を抜けて、トプカプ宮殿Topkapı Sarayıに向かいます。傍らにはアヤソフィアのミナレットが立ちます。

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青空に屹立するミナレットは素晴らしいです。

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行く手、右側には、アフメット3世の泉Sultan 3. Ahmed Çeşmesiがあります。屋根の上に3つの小ドームがあります。そして、その左側、奥にトプカプ宮殿の外城に設けられた皇帝の門Bâb-ı Hümâyûnがあります。宮殿の正門です。

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皇帝の門に歩み寄ります。

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皇帝の門のアーチの上にはスルタンの署名が見えます(楕円形の中)。

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皇帝の門の横にはアフメット3世の泉が間近に見られます。

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そのアフメット3世の泉の向こうには、海が見えています。ボスポラス海峡Bosphorusです。

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頑丈な外城の城壁の前には赤いバラが咲いています。

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皇帝の門を抜けて、トプカプ宮殿の第1庭園(外庭)に入ります。左手にはビザンチン時代に建てられたアギア・イリニ聖堂Aya İriniが木々の間に見えます。この第1庭園は公園として一般に解放されています。

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広大な庭園の右手にはかすかにボスポラス海峡が見えています。赤いバラが庭園のアクセントになっています。

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やがて、内城に設けられた表敬の門(中門)Bab-us Selamが現れます。スレイマン1世時代の16世紀に建造されたものです。

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美しい意匠で装飾された表敬の門の奥が内城で宮殿の本体部分になります。ここから先は入場チケットが必要のようですが、ガイドさんがスマホのチケットを提示するだけでスムーズに入場できます。

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表敬の門を抜けて、第2庭園に入ります。実に広大な敷地の中に宮殿があります。といっても、大規模な建築はなく、中庭に小規模な建物が並びます。このいくつもの中庭こそが宮殿ですね。第2庭園は外廷で、国政を司る場でした。変わった形の煙突が林立する建物は厨房跡です。

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どこまで歩いても横に厨房跡の建物が続きます。

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左手に建物が見えます。会議の間です。高官が会議を行った行政の場です。スルタン自身は参加せずに隣の部屋の小窓から様子を見守っていたそうです。

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やがて、幸福の門(至福の門)Babü's-Saadetに至ります。この門の先はスルタンの私的なスペースになります。この先に第3庭園、第4庭園があり、ごく限られた者しか入れませんでした。ハレムもこの奥にあります。凄い人です。ここから先も別の入場チケットが必要なようです。が、我々はガイドさんにお任せなので、気楽なものです。

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ガイドさんの誘導でスムーズに幸福の門を抜けていきます。

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第3庭園、第4庭園を進み、トプカプ宮殿の一番奥に向かいます。宮殿の一番奥の中庭からは金角湾Altın Boynuzとボスポラス海峡が見渡せます。

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ここまでの散策ルートを地図で確認しておきましょう。

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この後は第4庭園にあるカフェでボスポラス海峡を眺めながら、チャイをいただきます。



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イスタンブール街歩き:トプカプ宮殿のカフェでチャイとボスポラス海峡の絶景

2019年9月5日木曜日@イスタンブール/10回目

ビザンチン、オスマン両帝国の首都として繁栄を誇った町の真髄を味わっています。トプカプ宮殿Topkapı Sarayıの中庭を次々と抜けて、一番奥の大理石のテラスに出ます。見えている東屋はバーダッド・キョシュクです。

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テラスからは金角湾Altın Boynuzが望まれます。金角湾にかかるガラタ橋Galata Köprüsüも見えています。

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金角湾の出口のあたりも望まれます。この右手にはボスポラス海峡Bosphorusがあります。

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大理石のテラスの北側にはバーダッド・キョシュクBağdadKöşküの豪華な建物があります。スルタンのムラト4世が1638年にバグダードを再征服した記念に作られました。中に入ると、イスラム芸術の粋を凝らした内部装飾が見事です。

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豪奢な装飾に驚かされます。

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天井のドームを飾るタイルの美しい文様にため息をつきます。

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タイルとステンドグラスで飾られた豪華な居住空間です。オスマン帝国の底知れぬ豊富な財力がうかがわれます。

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いやはや、何とも素晴らしい芸術の極みです。ただただ、見惚れてしまいます。

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再び、テラスに出ます。黄金の屋根のイフタリエİftariye Köşküが見えます。昔日はここからスルタンも眺望を楽しんだのでしょう。

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テラス近くに割礼の間Sünnet Odasıがあります。夏の離宮だった建物です。王子たちの割礼を行った場所でした。部屋の中に入ると、壁面はびっしりとタイルで覆われています。

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素晴らしい文様のタイルに見入ります。

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その美しいタイルの壁面の下には巨大なソファ。こんなに大きくては座れないので、寝そべるのでしょうから、ソファ・ベッドかな。気持ちよく昼寝ができそう・・・。

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ここでガイドさんといったん別れて、自由行動。
トプカプ宮殿で、ボスポラス海峡を眺めながらお茶したいというと、ガイドさんは最高のカフェを教えてくれます。セルフサービスの店なので何も注文しなくてもよいというアドバイスももらいます。ボスポラス海峡が見えるサイドに移動します。ボスポラス海峡がマルマラ海Marmara Deniziに合流するあたりの壮大な風景が見えます。

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階段を下りて、カフェに向かいます。

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ボスポラス海峡を眺めながら、階段を下りていきます。

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内陸に向かっているボスポラス海峡が眺められます。

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カフェは非常に混み合っていますが、首尾よく、ボスポラス海峡に面したテラス席を確保。

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ガイドさんに教えてもらったカフェでゆったりとボスポラス海峡を眺めます。

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海峡を行き交う船と海峡の先のアジア側が眺められます。絶景です。このヨーロッパとアジアを分かつボスポラス海峡を見るのがsaraiの積年の夢でした。

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ガイドさんは無理に飲み物を注文する必要はないと教えてくれましたが、配偶者がこのイスタンブールでチャイを飲むのを楽しみにしていたので、saraiはセルフサービス方式のカウンターのチャイを買いに行きます。

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saraiが買ってきたチャイをいただきながら、ボスポラス海峡の眺めを楽しみます。

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配偶者が楽しみにしていたチャイは、彼女が思っていたミルクたっぷりのチャイではなく、濃いめのストレート茶。なかなか美味しいです。濃い紅茶色が、ボスポラス海峡の青とマッチして、引き立ちます。

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うーん、最高の気分です。スルタンも同じようにこの景色を楽しみながら、チャイを飲んでいたんでしょう。

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チャイをいただきながら、ボスポラス海峡からマルマラ海のほうを眺めます。

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この至福の時間をゆっくりと過ごします。イスタンブールに来て、本当によかったと心から感動しています。



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イスタンブール街歩き:トプカプ宮殿のカフェからのボスポラス海峡の絶景を堪能

2019年9月5日木曜日@イスタンブール/11回目

ビザンチン、オスマン両帝国の首都として繁栄を誇った町の真髄を味わっています。トプカプ宮殿Topkapı Sarayıの第4庭園にあるカフェでボスポラス海峡Bosphorusを眺めながら、ゆったりとチャイを楽しんでいます。最高の気分です。マルマラ海Marmara Deniziも望めます。

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ボスポラス海峡の奥のほうを眺めます。このずっと先に黒海Karadenizへの出口があります。海峡はマルマラ海から黒海まで、長さは南北約30kmです。意外に短いですね。マラソンの距離よりも短いです。ただ、マルマラ海から地中海に出るには、マルマラ海とエーゲ海を繋ぐダーダネルス海峡Çanakkale Boğazıを経る必要があります。ダーダネルス海峡の長さは約60kmでボスポラス海峡の倍の長さです。

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じっとボスポラス海峡の奥のほうに目を凝らすと、大きな吊り橋が見えます。海峡に架かるボスポラス大橋Boğaziçi Köprüsü(最近、7月15日殉教者の橋 15 Temmuz Şehitler Köprüsüという名称に改称)です。1973年に建設されて、ヨーロッパとアジアが直結されました。全長1074mの長さを誇ります。その後、海峡にはさらに2本の自動車用橋が架けられました。最近はさらに海底トンネルも掘られています。

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チャイをいただきながら、海峡を行き交う船と海峡の先のアジア、そして、海峡に架かるボスポラス大橋という絶景を堪能します。

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ボスポラス海峡をゆったりと眺めながら、心地よい時間が過ぎていきます。こういう時こそ贅沢の極みです。

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30分にも満たない時間でしたが、素晴らしい時を過ごしました。
さて、カフェを後にして、第4庭園に戻る階段を上ります。

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階段の途中で先ほどのセルフサービス式のレストランが見えます。

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第3庭園に戻り、アフメト3世の図書館 III. Ahmed Kütüphanesiの中に入ります。イスラムの図書がずらっと並んでいるのかと思ったら、また、豪華なソファがある快適な空間です。どこかに書庫があるのかもしれません。ここは読書室といった風情です。と言ってもとびっきり贅沢な読書室です。

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この部屋も壁のタイルが素晴らしいです。

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1718年にアフメト3世が建造した図書館です。16世紀のイズニック・タイルが素晴らしいです。アフメト3世と思われる精巧な人形が置いてあるのはご愛嬌。書見台は素晴らしいですね。saraiも自宅に一つ欲しいです。

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第2庭園に移動して、会議の間の中に入ります。ここは高官たちが行政の場として使った部屋です。この部屋も豪華なイズニック・タイルで装飾されています。

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大きな窓は独特の形で切り取られています。その窓の周りのタイルの美しい色とデザインは見事としか言えません。

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会議の間は2部屋続きで、隣の部屋も豪華な装飾で覆われています。

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会議の間を出ると、第2庭園の美しい緑が広がります。

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これが会議の間の建物の外観です。塔は正義の塔Adalet Kulesiと呼ばれる監視台です。ちなみに正義の塔の下にはハレムHaremがあります。

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会議の間の横にある堅固な壁の奥がハレムです。

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第3庭園への入り口、幸福の門(至福の門)Babü's-Saadetが見えています。修復工事中です。

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変わった形の煙突が林立する厨房跡が見えます。

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厨房跡です。中国の青磁や白磁、日本の伊万里などの陶器が中に展示されています。

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ざっと見て回り、隣にある宝物館も見学。残念ながら、あまりsaraiの興味をそそるものはありません。
巨大な厨房跡に沿って、出口のほうに向かいます。

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そこでガイドさんと合流。お昼になったので、これから、ランチに向かいます。



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イスタンブール街歩き:オスマン・トルコ料理のランチ、そして、地下の美しいテオドシウスの貯水池

2019年9月5日木曜日@イスタンブール/12回目

ビザンチン、オスマン両帝国の首都として繁栄を誇った町の真髄を味わっています。トプカプ宮殿Topkapı Sarayıのカフェでのボスポラス海峡Bosphorusを眺めながらのチャイは忘れられない体験になりました。
さて、トプカプ宮殿からガイドさんに案内されて、ランチに向かいます。レストランがひしめき合う通りの中を抜けて、なかなか立派なレストランに到着。いつも彼女が利用しているお店らしく、予約もできています。高級な雰囲気のお店はフレンチレストランのような感じです。

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大きなウィンドウを通して、テラス席とチカレタン通りTicarethane Sk.を挟んだ向かいのレストランも見えています。実はそのレストランもsaraiがいるレストランもスラ デザイン ホテル & スイーツ(Sura Design Hotel & Suites)のレストランなんです。このレストランはオスマン・トルコ料理のデラリイェDeraliyeというレストランです。

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飲み物は、まだまだ歩きが続くので自重して、お水とチャイをお願いします。

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チャイはさきほどのトプカプ宮殿のカフェで体験済。グラスで供されます。

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これからいただくのは、オスマン・トルコ料理のランチ・コースです。

まず、スープ。グリーン色のドロッとした感じのスープがたっぷりと供されます。ドロドロの豆スープを連想し、ちょっと苦手かなと思ったのですが・・・これが見かけとは違い、サッパリとした薄めの塩味でなかなか美味しいです。素材は何か不明。野菜スープでしょう。完食です。

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次は、サクサクのチーズパイ。ちょっとすっぱみがあり、これも美味。いかんと思いながらも完食。

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次はメイン。ガイドさんは、土鍋料理と言っていましたが、私的には煮込み料理ですね。グーラッシュ(ビーフシチュー)のようなもので、マッシュドポテトの上に柔らかく煮込んだ牛肉が乗っています。美味しかったけど、量が多くて、少し残してしまいました。ごめんなさい。

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お饅頭のようなデザートは、美味しくいただきました。バクラヴァというパイなのかな。

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イメージしていたトルコ料理とはまったく異なる料理にびっくりです。実に洗練された料理です。さすが、世界3大料理とういだけのことはありますね。

ランチの後、明日まで必要なキャッシュがどれぐらいかをガイドさんに相談し、近くのATMに連れて行ってもらいます。ガイドさんへのチップも必要です。

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さて、街歩きを再開。お土産物屋の店先の色彩豊かな陶器が目につきます。

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あれあれ、早朝にバスターミナルからホテルに行くときに歩いたペイハン通りPeykhane Cd. をまた、歩いています。この通りを歩くのは今日、3度目かな。

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通りの途中、ちょうど、ホテルに向かう角がちょっとした広場になっており、そこに地下の貯水池(5世紀のビザンチン時代の遺産)、テオドシウスの貯水池Theodosius Cistern(シェレフィエ・サルヌジュŞerefiye Sarnıcı)があります。とても立派に整備されている史跡ですが、なんと入場無料。ちょうど、この時期、有名な地下宮殿Yerebatan Sarnıcıは閉館中だったので、その代わりに案内してくれたようです。この貯水池は1年半前の2018年4月から一般公開が始まりました。ローマ皇帝テオドシウス2世によって、428年から443年にかけて造られた貯水池です。20km離れるベオグラード(現在のセルビア共和国)の森から引かれる水は、ヴァレンスの水道橋を経由し、貯水池に貯められ、市の公共の風呂や皇帝が住まう宮殿に供給されました。
ピカピカのエレベーターで地下に下りていきます。すると、何とも素晴らしい地下空間が出現します。

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呆然として、この地下貯水池に見入ります。

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横25メートル、縦45メートルの空間に約9メートルの高さの大理石の柱が32本立っており、天井部分を支えています。

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古代ローマの建築技術の高さにはこれまでも驚嘆しましたが、ここでもまた、新たな驚きです。

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天井を支える柱のアーチはローマのお得意の技術です。それにしても凄い!

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ぼんやりとオレンジ色にライトアップされた幻想的な空間は感動的です。

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これが地下空間のほぼ全景です。大理石の柱はスチールのリングなどで美しく補強されています。現代の補強は昔日の美を損ねることはありませんね。

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この美的な空間をただただ見入るのみです。

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それに地上の暑さを忘れさせてくれる、ひんやりとした空気がとても気持ちがよいです。

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最後にもう一度、この空間を記憶の底にしまい込みます。

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また、エレベーターで地上に上がります。それにしてもこれが無料とはね。涼みにくるだけでも価値があります。

ここまでの散策ルートを地図で確認しておきましょう。

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この後はまた、別のモスクを案内してくれるとのことです。



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新PCの最終整備で、イスタンブール散策の記事は書けず・・・ゴメンナサイ

コロナ禍の中、基本、家に籠って、変わり映えのない生活をしています。
今日は新PCのごみのあと片付けや新PCの最終整備(結局、3GBのHDDを2基、ファイルバックアップ用に取り付けました)をして、時間がなく、イスタンブール散策の記事をアップできませんでした。悪しからず。

LPレコードでのベートーヴェンの弦楽四重奏曲:後期の作品を作曲順に12番、15番、13番とブダペスト弦楽四重奏団とブッシュ弦楽四重奏団を聴いてきました。残すは最高峰の14番と最後の16番です。やはり、何度聴いても深遠で素晴らしい音楽です。ベートーヴェンの苦悩とそれに打ち克つ精神性に満ちた作品は聴くものの心を浄化してくれます。
ベートーヴェンの弦楽四重奏曲のあとはやはり、バルトークの弦楽四重奏曲を聴かないといけないでしょう。ハンガリー弦楽四重奏団、バルトーク弦楽四重奏団、ジュリアード弦楽四重奏団の3つのLPセットを聴くつもりです。

今日は手抜きの記事になりましたが、それでもブログランキングのプチだけはよろしくお願いします(虫がいいけど・・・)。明日から、ちゃんとイスタンブール散策の記事は再開しますから、よろしくね。


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イスタンブール街歩き:本場の2つのモスクはオスマン・バロック建築

2019年9月5日木曜日@イスタンブール/13回目

ビザンチン、オスマン両帝国の首都として繁栄を誇った町の真髄を味わっています。テオドシウスの貯水池Theodosius Cistern(シェレフィエ・サルヌジュŞerefiye Sarnıcı)の幻想的な美しさとひんやりした冷気で心も体も癒されて、地上にもどります。
ペイハン通りPeykhane Cd. を歩き、大通りにぶつかります。イェニ・チェリ通りYeniçeriler Cd. です。通りにはトラムが走り、トラム1号線の停留所、チェンベルリタシュÇemberlitaşがあります。通りを渡って、モスクに寄ります。ガジ・アティク・アリ・パシャ・ジャーミィ(モスク)Atik Ali Paşa Camiiです。
入口には、緑色の覆いが掛けられています。

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モスクの中に入ると、ドームの空間があります。優しい色合いのタイルで装飾されています。

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天井を見上げます。メインドームの周りに副ドームが5つあります。繊細なタイル装飾が綺麗です。

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ヨーロッパ風に言うと、バロック建築みたいな雰囲気です。シャンデリアが豪華ですね。

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ここにも円盤状に聖者の名前が書かれていますね。右がアラー、左が預言者ムハンマドの名前です。アヤソフィアと同じ配置です。

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そう大きくはないモスクですが、こんな美しいモスクが町中のどこにでもあるのがイスタンブールの町であるという印象です。

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これでこのモスクの見学を終えて、外に出ます。

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ガイドさんがまた、すぐ近くにあるモスクに案内してくれます。モスクの前は静かです。

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モスクの入り口に向かって、石段を上ります。

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入口の中は中庭のようになっています。

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入口の前からモスクの建物の外観を眺めると、このモスクが大きな建造物になっていることが分かります。

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さて、モスクに入りましょう。このモスクも入口は緑の覆いが掛けられています。

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中に入ると、広大なドーム空間が広がっています。このモスクはヌールオスマニィエ・ジャーミーNuruosmaniye Camiiで、18世紀、1748年にマフムト1世の時代に建設が着手され、1754年、後継者のスルタン、オスマン3世の時代に完成しました。モスクの名称は「オスマンの光」ということを意味しています。オスマン・バロック建築の代表的なものです。

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モスクの名前の通り、壁面いっぱいに広がるステンドグラスの光が印象的です。ヨーロッパのバロック様式を取り入れた建築になっています。ステンドグラスの窓の数は174にも及びます。

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柱の少ない巨大な空間はバロック様式のキリスト教の教会を連想します。直径25メートルの単一ドームです。

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ドームの天井までの高さも驚くほどです。高さ43.50メートルを誇ります。

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天井を見上げると、実に複雑な文様がタイルで描かれています。イスラム芸術の素晴らしさを感じます。

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メインドームの天井はシンプルですが、壮大です。ここにも4枚の円盤が飾られています。やはり、イスラムの聖者の名前が書かれているのでしょうか。

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最後にこのモスクの美しいステンドグラスを眺めます。

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ドームの礼拝堂の外には楕円形の中庭があります。バロック様式の中庭です。

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モスクを出ると、ドーム屋根が並ぶ建物が見えます。グランドバザールKapalı Çarşıのようです。

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実際、すぐそばにグランドバザールの入り口が見えます。

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ここまでの散策ルートを地図で確認しておきましょう。

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このあとは1日ウォーキングツアーの最後になるグランドバザールの見学です。



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イスタンブール街歩き:恐るべきグランドバザール、そして、ライトアップされたブルーモスクとアヤソフィア

2019年9月5日木曜日@イスタンブール/14回目

ビザンチン、オスマン両帝国の首都として繁栄を誇った町の真髄を味わっています。1日ウォーキングツアーもガイドさんのお陰で楽しく、そして、感動もあり、遂に最終目的地のグランドバザール(カパル・チャルシュ)Kapalı Çarşıです。saraiは未知の領域で恐いもの見たさのような感覚で何かハイテンションになります。
で、saraiがその流れでガイドさんにグランドバザールで絨毯屋を覗きたいというと、絶対にダメと言われます。グランドバザールでは、インド産や中国産の絨毯(要するに偽物?)しか置いてないので、どうしても見たいなら絨毯博物館へ行けと言われます。グランドバザールでは安いお守りのようなものしか買ってはダメだそうです。優しいガイドさんが急に真顔になって、舞い上がっているsaraiをたしなめてくれます。そうですね。お達し通りにします。
1日お世話になったガイドさんとはグランドバザールの入り口でお別れ。とっても素晴らしいガイドさんでした。チップを差し上げて、何かの時の連絡先を教えてもらい別れます。
さあ、イスタンブール街歩きの最後を飾るグランドバザールです。素晴らしい門が待ち構えます。トラブルを起こさないように緊張感を高めます。

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ヌールオスマニィエ・ジャーミーNuruosmaniye Camii近くのグランドバザールの東側の入口、ヌールオスマニィエ門Nuruosmaniye Kapısıから、未知の迷宮に足を踏み入れます。

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思ったよりもグランドバザール内の通りは広く、観光客がひしめいています。物珍しく、あたりを見物しながらも、ガイドさんの警告が頭を離れずに、お店には入らずにウィンドウショッピングだけに徹します。狭そうな通りも避けます。結局、東西に延びるカルパクチュラル通りKalpakçılar Cd.をぶらぶらしているうちに西側の入口、ベヤズット門Beyazıt kapısıに達してしまいます。ここまでたった15分ほどです。

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このベヤズット門からカルパクチュラル通りを振り返ると、驚くほどの人・人・人です。

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さて、どうしましょう。ベヤズット門の前で少し躊躇します。グランドバザールには4500軒ものお店が軒を並べているそうですが、見たのはほんの一部です。

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ここで道に迷うのも嫌なので、結局、元来た道を引き返すことにします。別にグランドバザールで買い物の目的があったわけではなく、イスタンブールの町を1日歩き回って、疲れました。
ここまでの散策ルートを地図で確認しておきましょう。

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旅の始めから、ハードな日程になりました。ホテルに戻り、ぐっすりと休みます。早朝にイスタンブール空港に着き、その後、1日、町を歩き回りましたから、休息が必要です。

夜になって、元気を取り戻し、再び、活動開始。今夜はイスタンブール最後の夜でもあります。旧市街のライトアップされた夜景を楽しみに出かけます。
もう道は慣れたもの。レストランは活気づいていて、こんにちは・いらっしゃいませ・どうぞ・・・とかいろいろな日本語で声を掛けられます。日本人観光客が多いのでしょう。でも、アテンドしてくれたガイドの彼女は、それでも日本人観光客はかなり減ったと言ってました。
やがて、スルタンアフメット・メイダヌ公園Sultan Ahmet Meydanıに到着。朝も来た古代ローマ時代の競技場跡、アトゥ・メイダヌAt Meydanıです。
3本の柱がライトアップされています。一番南側にあるのは、石積みのオベリスクÖrme Dikilitaş。コンスタンティヌスのオベリスクとも呼ばれます。

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2本目はギリシャの神殿を飾っていた青銅製の蛇の柱Yılanlı Sütun。

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3本目はエジプトのオベリスク。テオドシウス1世のオベリスクTheodosius Dikilitaşı。

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3本の柱をまとめて撮影しようと思いますが、真ん中の小さな蛇の柱は見えませんね。

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ブルーモスクの名前で親しまれるスルタンアフメット・ジャーミィSultan Ahmet Camiiです。修復工事中の1本のミナレットはライトアップされていません。5本のミナレットが美しく輝いています。

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こちらはアヤソフィアAyasofya Müzesiです。一応、ライトアップされていますが、少々、暗いですね。4本のミナレットはかろうじて見えています。

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アヤソフィアにもう少し近づいてみます。

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少し角度を変えて見てみます。もう少し明るくライトアップしてくれればって思います。

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再び、スルタンアフメット・ジャーミィを眺めます。こちらのほうがライトアップが綺麗ですね。やはり、ミナレットが多いからでしょうか。

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アヤソフィアとスルタンアフメット・ジャーミィの間にあるスルタン・アフメット広場Sultan Ahmet Parkıの様子です。多くの人で賑わっています。

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広場にある噴水もピンク色の照明に染まって綺麗です。

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スルタンアフメット・ジャーミィに向かって、戻っていきます。

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スルタンアフメット・ジャーミィの前に立って、ライトアップされた2本のミナレットを見上げます。

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3本の柱の立つスルタン・アフメット広場を戻ります。

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たっぷり夜景を楽しんだ後、テイクアウトのお店で、ケバブをお持ち帰りです。その場で注文したケバブを作ってくれます。

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ホテルに戻り、シャワーを浴び、飛行機から持ってきたワインとケバブで軽い夕食。安上がりの夕食ですが、美味です。

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イスタンブールを満喫した1日でした。明日はもう半日、イスタンブールの町を楽しみ、夕方の飛行機でウィーンに向かいます。



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イスタンブール観光の〆はボスポラス海峡クルーズ

2019年9月6日金曜日@イスタンブール/1回目

旅の3日目、イスタンブールİstanbulの2日目です。今日は夕方の便でウィーンに飛びます。午後ちょっと過ぎまでになりますが、最初で最後のイスタンブール観光を楽しみましょう。

ということで、たっぷり寝て、朝は早起き。こちらのリズムに馴染んできました。今日も青空。早く出かけましょう。まずは、腹ごしらえ。昨日も、ご厚意で朝食を頂きましたが、昨日はまだ朝が早過ぎて準備不足だったのか、今朝の方がメニューが増えてます。ソーセージやミニコロッケ風なもの、ほうれんそうの炒め物、白ナスときのこの炒め物など豊富。真っ赤なスイカもあります。美味しく、たっぷりいただきます。朝食後、荷物をまとめて、さっさとチェックアウトします。本当にタダでよいのかしら。ありがとうございます(ターキッシュエアラインズのご厚意で完全無料です)。ホテルに荷物を預けて出かけます。

まずはトラムで、ボスポラス海峡Bosphorusクルーズの観光船乗り場(金角湾Altın Boynuz)に行きます。ホテルからトラムの停留所までは、物凄い急坂。ヒーヒー言いながら登ります。

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狭い路地に、荷物を運ぶ車や人たちで、活気づいています。よく見ると、なんと靴屋さんばかりです。

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靴の問屋さんエリアなのでしょう。どこまで行っても靴屋さんが並んでいます。

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靴屋さんが100軒くらいはある感じです。

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トルコ人は働き者ですね。でも、男性ばかり。物を作っているのも売っているのも運んでいるのも接待しているのも、男ばかり。道端や店先でチャイを飲みながら、おしゃべりしたりゲームなどしてるのも男たち。女性はどこにいるのでしょう。昨日、ガイドさんの彼女に訊いてみればよかったね。

坂を登り詰めると、トラムが走る大通り、イェニ・チェリ通りYeniçeriler Cd.です。通りにはトラム1号線の停留所、チェンベルリタシュÇemberlitaがあります。停留所のホームの端には改札があります。昨日、空港シャトルバスに乗るために購入したイスタンブールカード İstanbulkartをかざして、ホームに入ります。イスタンブールカードはイスタンブールの公共交通機関に乗るためには必須のカードです。

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ホームでトラムの到着を待ちます。

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反対方向のトラムがやってきます。長い編成のトラムです。低床型の新しい車両ですね。

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通りの向かいにはミナレットみたいな塔が建っています。

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左のほうに視線をずらすと、昨日訪問したガジ・アティク・アリ・パシャ・ジャーミィ(モスク)Atik Ali Paşa Camiiが見えています。

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まだ、トラムは来ませんね。ホームががらーんとしているので、トラムが行ったばかりなのでしょう。

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配偶者はちゃっかりとベンチに腰かけて、ゆっくりとトラムの到着を待っています。

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そうこうするうちに、すぐにトラムはやってきて乗り込みますが、車内は観光客で混み合っています。4つ目の停留所、エミノニュEminönüで降車。ここが観光船乗り場の最寄りの停留所です。
トラムを下りると、通りの向こうに大きなモスクが見えています。イェニ・ジャーミィYeni Camiです。17世紀に完成した由緒あるモスクです。

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すぐに観光船乗り場に到着。

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ここまでの移動ルートを地図で確認しておきましょう。

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金角湾は明るい陽光で美しく輝いています。

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観光船乗り場では、もう乗船も始まっていて、行列もできています。目指すは、10時発の25トルコリラの観光船。いくつもある乗り場をずっと見て歩きますが、船の発着する桟橋が多く、目的のボスポラス海峡クルーズが見つかりません。

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これも違うようだしなあ。

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少し焦り気味で探しますが、どれも違います。

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外れの方で、お兄さんに声を掛けられます。コースはとっても良いのですが、かなり高めの値段。

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渋っていると、安くしてくれて100トルコリラ。出航時刻も迫り、予定の船会社とは別の高額クルーズですが、これでいいやと思い、いったんはお金も支払ったのですが、よくよく、そのチケット売り場のお兄さんに内容をきくと、何と出航時刻が1時間遅い11時。戻りの時間は1時間半遅いとのこと。これでは遅過ぎます。ウィーンへの飛行機にに乗り遅れます。すんでのところでキャンセルし、ちゃんとお金も返してもらいます。お兄さんはがっかりしていますが、仕方ありません。

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やはり、予定していたボスポラス海峡クルーズを探しましょう。しかし、予定の出航時刻までの時間がもう10分を切っています。慌てて、探します。もしかしてと思って、橋の反対側に行ってみると、見つかりました! でも、出航時刻までにもう3分。急いでチケット売り場に行くと、9時58分です。出航寸前。そのチケット売り場の世話役のおじさんが誘導してくれて、チケットを買わせ、観光船乗り場に連れていってくれます。慌てて観光船に飛び乗ります。もちろん、最後の客です。このクルーズは500円弱の超格安クルーズです。先ほど乗る気になった観光船に比べたら、とってもかわいい船で、どうもツアー客相手の観光船のようです。何でもいいです。安く、ボスポラス海峡をクルーズしてくれるならばね。最後の客ですが、絶対に左側に乗るべしとの案内書のアドバイスに従い、左側の席を探して、首尾よく座ります。

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クルーズ開始。目の前に見えているのはガラタ橋Galata Köprüsü。この橋の向こうにボスポラス海峡があります。さっきはこの橋のボスポラス海峡側を探していたので、観光船乗り場が見つからなかったんです。

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あわや、乗り遅れる瀬戸際まで追い込まれましたが、乗ってしまえば、もう安心。空は晴れ渡り、涼しい海風に吹かれ、上機嫌です。モスク(イェニ・ジャーミィ)に見送られながらの出航です。

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ゆっくりとヨーロッパとアジアを隔てるボスポラス海峡のクルーズを楽しみましょう。



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ボスポラス海峡クルーズ:ガラタ橋を抜けて、金角湾からボスポラス海峡へ

2019年9月6日金曜日@イスタンブール/2回目

ボスポラス海峡Bosphorusクルーズの観光船に乗り込み、金角湾Altın Boynuzの観光船乗り場から出航したところです。絶好の晴天でまさにクルーズ日和です。
まず、目の前のガラタ橋Galata Köprüsüの中央部分の船の航路に向かいます。

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多くの船で混み合っています。

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ガラタ橋の前で旋回しながら、通り抜けに向けて準備中です。

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ぐるりと回りながら、舳先をガラタ橋の中央部分に向けていきます。旧市街の眺めも素晴らしいです。

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ガラタ橋に向かいます。

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ガラタ橋を抜けようとしています。

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ガラタ橋を通り抜けました。ガラタ橋の向こうに新市街のシンボル、ガラタ塔BELTUR Galata Kulesiが見えています。

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新市街を左に見ながら、金角湾からボスポラス海峡に向かいます。

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観光船は色んな国籍の観光客でいっぱいです。

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みなさん、あっちを見たり、こっちを見たり、大わらわ。

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市街地が徐々に遠ざかっていきます。

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これはアヤソフィアかな。何か、違うような・・・。

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観光船は金角湾を抜け出ていきます。

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いよいよ、ボスポラス海峡に入るところです。



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ボスポラス海峡クルーズ:アヤソフィアを眺めた後、海峡に面する美しい建物群を鑑賞

2019年9月6日金曜日@イスタンブール/3回目

ボスポラス海峡Bosphorusクルーズを絶好の晴天下、楽しんでいます。
少し遠景になっていますが、左手の緑の多い半島のようなところは左からトプカプ宮殿Topkapı Sarayı(高い塔が見えますが、正義の塔Adalet Kulesiです)、大きなモスクはアヤソフィアAyasofya Müzesi、ミナレットが6本立つのはブルーモスクBlue Mosqueこと、スルタンアフメット・ジャーミィSultan Ahmet Camii(モスクの本体はほとんど見えません)が見えています。その緑の半島の右側に旧市街が広がっています。

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視線を右に少しずらすと、新しいビルが立ち並ぶところがありますが、これは新市街。旧市街と新市街は金角湾Altın Boynuzで隔てられていますが、写真ではよく分かりません。よく見ると、丘の上に立つ大きなモスク、スレイマニエ・ジャーミィSüleymaniye Camiiの下のほうにガラタ橋Galata Köprüsüも見えています。

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さらにその右手には建設中のビルが見えています。このあたりは新市街です。

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さらに右手にも新市街が続いています。

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再び、船尾の方向を眺めると、緑の半島に見えていたアヤソフィアがとってもちっちゃくなってしまいました。既に観光船はボスポラス海峡の上に出ています。

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新市街の岸辺に小さなモスクが見えてきます。ドルマバフチェモスクDolmabahçe Camiiです。その後ろは近代的なビルが建っています。新旧混在しているのが新市街ですね。

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この小さなモスクのあたりから緑が増えてきます。

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観光船の左舷側に座っているので、常にボスポラス海峡のヨーロッパ側が見えています。アジア側はクルーズの帰路に見るつもりです。
モスクに続いて、華麗な建物が見えます。ドルマバフチェ宮殿Dolmabahçe Sarayıです。

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とても大きな建物群から成るドルマバフチェ宮殿は老朽化したトプカプ宮殿に代わるものとして、、1843年にアブデュルメジト1世が建設の命を下しました。

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もともと、この地は1453年にコンスタンティノープルを征服したオスマン帝国のメフメト2世が軍艦を陸に揚げた地でした。その後、王室の庭園として利用されていました。この新宮殿は10数年の歳月をかけて建設されました。

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この新宮殿はスルタンの居城として機能しました。以降、1922年に最後の皇帝メフメト6世が退去するまで、トプカプ宮殿にかわってオスマン帝国の王宮として利用されました。

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目の前を美しいクルーズ船が通過していきます。いかにもクルーズ料金が高そうです(笑い)。

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定期フェリーの船着き場、ベシタクシュBeşıktaş Iskelesiが見えます。観光船は立ち寄りません。

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次いで、美しい建物が見えてきます。フォーシーズンズ ホテル イスタンブール アット ザ ボスポラスFour Seasons Hotel Istanbul At The Bosphorusです。ボスポラス海峡に面した高級ホテルです。このホテルのテラスでぼーっと海峡を行き交う船を見ているだけで幸福な気持ちになりそうですね。

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その隣にも美しい建物が見えます。これはなんと高校の建物です。ベシクタシュ高校Beşiktaş Anadolu Lisesiです。イスタンブールのヨーロッパ側にある4年間のアナトリア高校で、トルコで最高の学校の1つです。主な指導言語はトルコ語と英語です。

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ここまでのクルーズのルートを地図で確認しておきましょう。

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ボスポラス海峡クルーズはまだ始まったばかりですが、海峡沿いに立つ建物を眺めているだけでも実に楽しめます。



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ボスポラス海峡クルーズ:ボスポラス大橋を通過

2019年9月6日金曜日@イスタンブール/4回目

ボスポラス海峡Bosphorusクルーズを楽しんでいます。
ボスポラス海峡のヨーロッパ側の岸辺の風景を眺めています。ドルマバフチェ宮殿Dolmabahçe Sarayıの前を過ぎて、今度はスルタンの夏の離宮だったチュラーン宮殿Çırağan Palace Kempinskiが見えてきます。

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チュラーン宮殿の正面に出ます。堂々たる美しい建物です。19世紀のオスマン帝国時代に建てられました。現在は豪華な高級ホテルのケンピンスキーホテルになっています。世界中のVIPが宿泊するパレス棟には1泊500万円の部屋もあるそうです。

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そういう目で見ると、何とも豪壮なホテルです。

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チュラーン宮殿の前を通り過ぎていきます。

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続く建物はガラタサライ大学Galatasaray Üniversitesiです。ガラタサライ大学は、トルコの最難関大学のひとつです。

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続く建物も学校です。カブタシュ・エルケクリセKabataş Erkek Lisesiは男子高校です。

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正面の真ん中の真っ白で瀟洒な建物はレストラン・フェリエFeriye Lokantasiです。右側に見えるのは5つ星ホテルのラディソン ブルー ボスボラス ホテルRadisson Blu Bosphorus Hotelです。

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橋が見えてきましたね。ボスポラス大橋Boğaziçi Köprüsü(最近、7月15日殉教者の橋 15 Temmuz Şehitler Köprüsüという名称に改称)です。橋の袂には、美しいモスク、オルタキョイ ジャーミィBüyük Mecidiye Camii (Ortaköy Camii)が見えます。

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オルタキョイ ジャーミィは1854年に造られたバロック様式の白亜のモスクです。海峡に飛び出した土地の上で美しさの輝きを放っています。

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白亜のモスクの前を通り過ぎます。

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船尾を見ると、美しいボスポラス海峡が広がっています。

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観光船はボスポラス大橋の下に差し掛かります。橋の袂の修復工事中の建物はハティススルタン宮殿Hatice Sultan Palaceです。これはスルタンのモウラッド5世の娘であるハティススルタンの宮殿でした。

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ボスポラス大橋の下を通り抜けました。

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橋の近くにはまるでボウリングのピンのような形の塔があります。ボウリング場なのでしょうか。

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ボスポラス大橋を遠ざかるにつれて、橋の全容が見えてきます。

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ボスポラス大橋はトルコ共和国建国50周年にあたる1973年に完成しました。ヨーロッパとアジアを分かつボスポラス海峡に初めて架けられた自動車橋で、1500mの長さの吊り橋です。アジア側の端が見えます。

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こちらはヨーロッパ側です。

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これは沿岸警備艇(あるいは沿岸作業艇)でしょうか。

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このあたりはお洒落な建物が並び、ヨットハーバーもあります。

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このあたりでようやく、ボスポラス大橋の端から端までの全体の姿が眺められます。

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ここまでのクルーズのルートを地図で確認しておきましょう。

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ここまででクルーズの全行程の4分の1くらいでしょう。時間的には30分ほどが過ぎました。まだまだ、クルーズは1時間ほど続きます。



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ボスポラス海峡クルーズ:第2ボスポラス大橋で折り返し

2019年9月6日金曜日@イスタンブール/5回目

ボスポラス海峡Bosphorusクルーズを楽しんでいます。ボスポラス大橋Boğaziçi Köprüsüを通り過ぎたところです。
色とりどりの船が停泊している埠頭が見えます。クルーズ船の停泊地のようです。

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再び、ボスポラス大橋を眺めると、どんどん遠ざかっていきます。

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ボスポラス大橋という一大ポイントを通過し、クルーズ客もリラックスしていますね。

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湾曲しているボスポラス海峡の向こうにまだ、ボスポラス大橋が眺められます。

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海峡の岸辺に美しい建物が見えます。外国領事館です(エジプトアラブ共和国総領事館Mısır Arap Cumhuriyeti Başkonsolosluğu)。

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海峡のどこにでも大型のクルーズ船が停泊しています。行く手の緑の丘の中腹には要塞が見えてきます。

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要塞が近づいてきます。丘の上にある15世紀の要塞、ルメリ・ヒサルRumeli Hisarıです。

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要塞の前にはクルーズ船が停泊しています。

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トルコの国旗を掲げた小さな船も停泊しています。

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要塞の全容が見えてきます。大規模な要塞ですね。

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要塞の正面を通過していきます。

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このルメリ・ヒサルの要塞はメフメット2世が1452年に建造しました。コンスタンティノープルConstantinopolis攻略のためにわずか4か月で完成させたそうです。ここはボスポラス海峡の一番狭い場所で698mしかありません。一番広いところでは3700mあるので、この場所がいかに戦略的に重要な場所なのかが分かります。実際、対岸にもアナドル・ヒサルAnadoluhisarıの要塞があります。メフメット2世の戦略的な構想は実を結び、翌年の1453年にコンスタンティノープルは陥落します。

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saraiは昔日のコンスタンティノープル攻防戦に大変興味があり、イスタンブールに足を運びました。歴史的な史跡を目の当たりにして、大きな感動を覚えます。

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そのルメリ・ヒサルの要塞も後ろに遠ざかっていきます。

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この海峡の狭い場所は昔日は戦略的なポイントでしたが、現在は経済的なポイントでもあります。ボスポラス大橋に続いて建設された自動車橋、ファーティフ・スルタン・メフメト大橋Fatih Sultan Mehmet Köprüsüが見えてきます。別名、第2ボスポラス大橋です。以降、この第2ボスポラス大橋の名前で記述します。

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第2ボスポラス大橋の下に差し掛かります。

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ここがボスポラス海峡クルーズの折り返しポイントです。観光船は回頭していきます。

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この海峡の先に黒海Karadenizがあります。まだ、ボスポラス海峡の半分まで来ていません。時間があれば、このままクルーズして、黒海を見たかったところです。

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ここまでのクルーズのルートを地図で確認しておきましょう。

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この後はボスポラス海峡のアジア側を眺めながら、戻っていきます。



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ボスポラス海峡クルーズ:高級住宅が立ち並ぶ海峡のアジア側

2019年9月6日金曜日@イスタンブール/6回目

ボスポラス海峡Bosphorusクルーズを楽しんでいます。ファーティフ・スルタン・メフメト大橋Fatih Sultan Mehmet Köprüsü、別名、第2ボスポラス大橋で折り返しているとこです。ちょうど、クルーズも半分終わりました。観光船は回頭中で、舳先が反対側に回り込みつつあり、再び、第2ボスポラス大橋の下をくぐり抜けつつあります。この第2ボスポラス大橋は1988年に完成した自動車専用の吊り橋で全長、約1500mです。日本のODAのもとで、複数の日本企業が建造に関わった、日本にも関係の強い橋です。

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観光船は左舷をアジア側に向けて、イスタンブールの旧市街のほうに戻っていきます。

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ボスポラス海峡の最も狭い場所でにらみをきかせる要塞、アナドル・ヒサルAnadoluhisarıが現代の建物の後ろに見えてきます。14世紀末にベヤズット1世が築きました。対岸のヨーロッパ側にはコンスタンティノープル攻撃のために1452年に築かれた要塞、ルメリ・ヒサルRumeli Hisarıがあります。

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オスマン帝国時代のスルタンたちによって使用されたネオ・バロック様式の夏の宮殿、ギョチュクス宮殿Küçüksu Kasrıが見えます。狩猟の館として使われていたそうです。

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ギョチュクス宮殿の横手には小さな水路が見えています。

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アジア側には現代の高級住宅が多く立ち並びます。

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これなどは海峡に突き出して建てられた素晴らしい住宅ですね。

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こういうモダンな建物も目につきます。

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イスタンブールのお宅拝見といった風情です。

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イスタンブールにはお金持ちが多いのでしょうね。

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感心しきりで眺めています。

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次々と高級住宅が現れます。実に羨ましいですね。

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トルコの上流階級はどれほどの財を成しているのか、驚きです。

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高速なクルーザーがさっと横を通り過ぎます。

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後ろを見ると、まだ、第2ボスポラス大橋とルメリ・ヒサルRumeli Hisarıの要塞が見えています。

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どこまでも高級住宅が続きますね。

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公園の前の岸辺では釣りに興じる人がいます。何が釣れるのかな。

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久々に住宅以外の建物が見えます。1845年9月21日、 オスマン帝国のスルタン、アブドゥルメシド1世によって設立されたクレリ軍事高校Kuleli Sahilです。ボスポラス海峡のアジア沿岸にあるイスタンブールのチェンゲルキョイÇengelköyにあるトルコで最も古い軍事高校でした。2016年に軍事高校は閉鎖されて、現在は歴史博物館になっているようです。

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美しいボスポラス海峡の向こうにまだ、第2ボスポラス大橋が遠望できます。

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ここまでのクルーズのルートを地図で確認しておきましょう。

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ボスポラス海峡クルーズも終盤を迎えています。



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ボスポラス海峡クルーズ:ボスポラス大橋を再度、通過

2019年9月6日金曜日@イスタンブール/7回目

ボスポラス海峡Bosphorusクルーズを楽しんでいます。クレリ軍事高校Kuleli Sahilの前を通り過ぎたところです。
次に眼前にボスポラス大橋Boğaziçi Köprüsüが広がります。遂にここまで戻ってきました。

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ここで後ろを振り返ると、ファーティフ・スルタン・メフメト大橋Fatih Sultan Mehmet Köprüsü、別名、第2ボスポラス大橋がちっぽけではありますが、遠く彼方に見えています。

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クレリ軍事高校もどんどん遠ざかっていきます。

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正面にモスクが見えます。ベイレルベイ・ジャーミィBeylerbeyi Camiiです。2本のミナレットとドームが美しい対照を見せています。

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ボスポラス大橋の手前にベイレルベイ宮殿Beylerbeyi Sarayıが見えてきます。

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この宮殿はオスマン帝国後期の豪華な迎賓館です。英国のエドワード8世らが滞在しました。

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1825年に完成したオスマン帝国のスルタンの夏の離宮で、バロック様式とオスマン様式を合わせた建築です。

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この宮殿の前を通り過ぎて、ボスポラス大橋に差し掛かります。

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ベイレルベイ宮殿が後ろに遠ざかっていきます。

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ボスポラス大橋の真下を過ぎます。

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ボスポラス大橋の下をくぐり抜けました。

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ボスポラス大橋からどんどん遠ざかります。

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ボスポラス大橋のヨーロッパ側が見渡せます。新市街のビル群が見えます。

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ボスポラス海峡とそこに架かるボスポラス大橋が美しいですね。

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ボスポラス大橋のほぼ全景が見渡せます。第2ボスポラス大橋とほとんど同じ長さの1500mです。

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また、アジア側の岸辺には高級住宅が立ち並びます。

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ウシュクダルÜsküdarのフェリーターミナルの前を通過するあたりでは、乗客のみなさんはもう見るべきものを見てしまった感じでぼんやりとしています。

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ここまでのクルーズのルートを地図で確認しておきましょう。

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もう出航地点の金角湾も近づいてきました。ボスポラス海峡クルーズも残り少々となりました。10分ほどで帰着しそうです。



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ボスポラス海峡クルーズ:トプカプ宮殿Topkapı Sarayıやアヤソフィアを眺めながら、金角湾に帰着

2019年9月6日金曜日@イスタンブール/8回目

ボスポラス海峡Bosphorusクルーズを楽しんでいます。ボスポラス大橋Boğaziçi Köprüsüも過ぎて、金角湾Altın Boynuzに近づいています。
ウシュクダルÜsküdarのフェリーターミナル近くに岸辺のモスク、ミフリマー・スルタン・モスクMihrimah Sultan Camiが見えています。

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そのずっと右手にはシェムシ・パシャ・ジャーミィŞemsi Paşa Camiiが見えています。

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海峡の沖合にぽつんと塔が見えます。乙女の塔(クズ・クレスィ)Kız Kulesiです。その先にはトプカプ宮殿Topkapı SarayıやアヤソフィアAyasofya Müzesiのある旧市街の緑が見えてきます。

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ウシュクダルの岬をかすめて、乙女の塔のほうに向かいます。

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旧市街が大きく視界に入り、左から、ブルーモスク、アヤソフィア、トプカプ宮殿の正義の塔Adalet Kulesiが並んで見えます。

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乙女の塔に近づきます。かつては城塞として使われましたが、現在は展望スポットやレストランになっています。

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乙女の塔の前を通り過ぎて。金角湾のほうに向かいます。

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観光船の船首は旧市街に向けられます。

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目の前はトプカプ宮殿です。正義の塔と煙突が林立する厨房跡の間に、昨日、ゆったりとチャイをいただいた展望カフェが見えています。

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先ほど船首をかすめた貨物船がマルマラ海に向かっていきます。

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金角湾から出航してきた観光船もすれ違います。

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トプカプ宮殿を横に見ながら、観光船は金角湾に進みます。

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旧市街の街並みの姿がだんだん大きくなってきます。

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もはや、トプカプ宮殿は正義の塔の頭だけが見えるだけです。

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と、正義の塔の右手にアヤソフィアが姿を現します。

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正義の塔とアヤソフィアを横手に見ながら、観光船は金角湾を進んでいきます。

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ガラタ橋Galata Köprüsüとイェニ・ジャーミィYeni Cami、丘の上にはスレイマニエ・ジャーミィSüleymaniye Camiiが見えてきます。

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観光船はすぐにガラタ橋の中央部分に向かっていきます。

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ガラタ橋の下を通り抜けました。

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エコノミュ埠頭EminönüのトゥルヨルTuryol社の専用岸壁に着岸。

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隣にもトゥルヨルTuryol社の姉妹船が停泊しています。

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埠頭に降り立ちます。

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クルーズのルートを地図で確認しておきましょう。

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これがお世話になったトゥルヨル社の観光船です。

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クルーズは最高! 素晴らしいクルーズでした。海峡を吹き抜ける爽やかな風で心地よく、ボスポラス海峡の絶景を楽しめました。料金も安く、お勧めのクルーズです。



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名物の鯖サンドにチャレンジ・・・ガラタ塔に急行、残り時間はわずか

2019年9月6日金曜日@イスタンブール/9回目

ボスポラス海峡Bosphorusクルーズを終了。

クルーズの後は食い気。名物の鯖サンドを食べなくては。お店は乗り場のすぐ横で、いい匂いが漂っています。

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観光船乗り場のお隣には、イスタンブール名物の鯖サンドのお店が並んでいます。鯖を焼いているのは金角湾Altın Boynuzに係留された船の上。

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水上で揺れている船の上でサバを焼いています。船の装飾も派手ですね。

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陸上のお店で注文すると、ただちに船の上で鯖が焼かれます。お店も大変、賑わっています。

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しばらく、鯖が船の上で焼かれるのを待ちます。興味津々でその様子を眺めます。

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やがて、焼き鯖と玉ねぎをフランスパンに挟んだ一品が供されます。何んとも不思議な組み合わせです。旨いかどうかは個人の感想ですが、saraiは普通に美味しかったです。配偶者はこれって美味しいのでしょうねって、首を捻っています。まさに普通の焼き鯖なんです。日本とトルコで鯖に違いはありません。テーブルの上には、レモン果汁と塩が置いてあり、レモン汁をふりかけていただきます。一緒に挟んである野菜も美味しいです。

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配偶者はしばらく味わった後、イヤイヤ、美味だと納得の態。ゆっくり味わいたいところですが、急がないとガラダの塔には行けません。コーラで流し込み、完食。後日談ですが、日本に帰った後で、配偶者がこの鯖サンドを作ってくれました。もっとも、我が家の定番メニューには定着しませんでしたけどね・・・。

さて、もう、ちょっとだけ時間があります。昨日のガイドさんに推薦されたのはトプカプ宮殿とは別の宮殿。4.5tの巨大シャンデリアが凄いそうです。しかし、ガイドブックを見ると、それはバカラ製。何となく興ざめです。saraiとしてはどうしても目の前に見えるガラタ塔BELTUR Galata Kulesiが気になります。在りし日のコンスタンティノープルでジェノヴァ商人が活躍したガラタ塔です。歴史のロマンがあります。さて、PCを開いて、インストールしてある旅行ガイドでガラタ塔への行き方をチェックします。金角湾をトラムで渡って、そこから少し歩けばいいことが分かります。これに決定。ガラダの塔を目指します。まずはトラム乗り場に向かいます。

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トラムの乗り場に急ぎますが、目の前にタクシーが止まっているのを見た配偶者がタクシーで行こうと提案します。丘の上にある見晴らしの良い塔だから、坂を上るのではないかと懸念していたsaraiも大賛成。あまり、時間もありませんからね。運転手さんにガラタ塔に行ってくれるかと話しかけます。運転手は快諾。ここは公共交通機関を常用するといういつもの鉄則を破ります。

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タクシーに飛び乗ったのはいいですが、タクシーは混雑する車に行く手を阻まれ、なかなか進みません。

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やはりトラムにすべきだったかと心配し始めたころ、タクシーは渋滞する車の列をぎりぎりにすり抜けて、金角湾を渡る橋の上に出ます。

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金角湾を渡り、新市街に出ると、運転手は、細い路地の急坂を選択。狭い道も何のその。スリル満点の運転でガラタ塔のすぐ近くに運んでくれます。あっという間にガラタの塔に到着です。グッドジョブ。思わず、チップを張り込みます。
タクシーを降りて、少し歩くとすぐにガラタ塔が見えます。古い町並みの丘の頂上に塔は立っています。

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さすがに観光地だけあって、人で賑わっています。

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ガラタ塔に近づいて、塔を間近に見上げます。いかにも頑強そうな石造りの塔です。

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ここも観光客でにぎわっています。やはり、ガラタ塔に上る人の大行列ができています。塔の上からの眺めを楽しみたいので、その列に加わります。が、なかなか前には進みません。

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やはり、これは時間的に無理かな。並びながら帰り道を調べます。ともかく、saraiが行列の先頭のほうを偵察します。おおっ、素晴らしい塔の迫力です。

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ですが、行列は凄く長くて、塔に入るには30分以上は覚悟しないといけないようです。

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行列に並ぶ配偶者のもとに戻って、この状況を相談します。で、このままではウィーンへの飛行機に間に合わないと大人の判断。ここは、あきらめましょう。撤退します。ガラダの塔の賑わう雰囲気を味わえて良しとしましょう。急いでトラム乗り場に向かいます。

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ここまでの散策ルートを地図で確認しておきましょう。

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これから、トラムでホテルに戻り、預けていた荷物をピックアップし、シャトルバスでイスタンブール新空港に向かいます。もう、一刻の猶予もありません。それ、急げ!



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ガラタ塔からトラム乗り場へ急行・・・新兵器が大活躍!

2019年9月6日金曜日@イスタンブール/10回目

ボスポラス海峡Bosphorusクルーズ、鯖サンドのランチを終えて、ガラタ塔BELTUR Galata Kulesiに行ったところで、大行列に挫折。いさぎよく撤退し、イスタンブールの観光を打ち止めとします。
ガラタ塔からトラム乗り場にスムーズに移動しなくては、ウィーン行きの飛行機に乗り遅れてしまいます。
恨めし気にガラタ塔を振り返りますが、それよりも正しいルートでトラム乗り場に向かう必要がありますね。

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ここで新兵器登場。スマホ様のお力拝借です。なんと初使いのスマホが活躍します。MAPS.MEなるアプリで迷うことなく、ルートを確認。この下り坂を進めというご託宣。信じましょう。

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狭い坂を一気に下るだけですが、失敗は許されません。地図アプリで確認しながら進みます。

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にぎやかな下町の風情です。もっともそんなことに思いを馳せる余裕はなく、一目散に歩き続けます。

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どこまでも下り坂が続きます。saraiはスマホの画面を食い入るように見ながら、慎重に進みます。と言っても、1本道ですけどね。

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えらく長い坂です。地図アプリがなければ、このあたりで不安になるところです。

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坂の下に広場らしきものが見えてきます。

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ここで今下ってきた坂を振り返ります。さきほどはタクシーに乗って正解でした。こんな坂を上るのはとっても大変だったでしょう。

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坂の下の小さな広場に出ました。ファーストフードのお店がありますね。トラム乗り場はまだ先のようです。地図アプリに先導してもらいます。

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大きな通り、ケメラルトゥ通りKemeraltı Cd.に出ます。トラムの線路がありますね。

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この先の交差点の先にトラム乗り場があります。それ、急げ。

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地図アプリを確認しながら、最短距離でトラムの停留場、カラキョイKaraköyに到着。ホームでトラムの到着を待ちます。

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このあたりは新市街で賑わう一画です。

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すぐにやってきたトラムに乗り、ホテルに向かいます。トラムは金角湾Altın Boynuzに架かるガラタ橋Galata Köprüsüを渡っていきます。

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橋の中央部分、下を船が往来する場所に差し掛かります。

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金角湾の先にはトプカプ宮殿Topkapı Sarayıの正義の塔Adalet Kulesiが見えています。

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もうすぐ、ガラタ橋を渡り終えます。橋の向こうには、イェニ・ジャーミィYeni Camiの優雅なモスクが見えています。

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ガラタ橋の南端です。観光船乗り場が見えます。

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ガラタ橋の最後の下り坂を進みます。

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観光船乗り場の前を進みます。

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朝、トラムを下りた停留所、エミノニュEminönüに到着。

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この後、ホテルの最寄りの停留所に着き、その先はもう慣れた道。迷わずホテルに到着です。預けてあったカバンをお願いすると、タクシーも呼びましょうかとの一言。思わず、ハイと言っていました。駐車車両が占拠する道の横をすり抜けるように進む自動車であふれる坂道を、重いカバンを引っ張って進むのはもはや困難です。イスタンブールの旧市街の移動はタクシーでないと無理です。
呼んでもらったタクシーで空港シャトルバス乗り場に急行。バス乗り場のある広大な広場は車は進入禁止なので、どうするのかなと思っていたら、やはり最後は歩いてくれと降ろされます。平坦地なので構いませんよ。歩いて、バス乗り場に向かいます。なんとか、予定していた2時に空港行きのバス乗り場に到着です。早速、荷物を積み込んでもらって、乗車します。

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後は、このバスが渋滞に巻き込まれずに、空港への高速道路に上がってくれるのを祈るばかりです。



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東響のサントリー定期、再開! コンサートのない日常は非日常だったことを痛感! 愛する東響よ、頑張れ!@サントリーホール 2020.6.26

実に3か月ぶりにコンサート。もはや、コンサートのない日常に慣れつつありました。でもそれは本当は非日常だったんです。マスクをかけたコンマスの水谷晃が現れて、大きな拍手が起きると、saraiの胸がジーンとなりました。ああ、この場所、サントリーホールこそ、saraiがいるべき場所でした。ここで音楽を聴いていないsaraiは人生を生きていない抜け殻のような存在です。それに東響が自分にとって、実にかけがいのない存在であることを実感しました。既に多額の寄付をしましたが、さらに追加の寄付をして、応援をしないといけないと自覚しました。

久しぶりに再開したサントリーホールに行くと、エントランスはスタッフの方が大勢いて、ものものしい感じ。まずは手のアルコール消毒を促されます。次いで、平積みになっているプログラムを自分自身で手に取ります。チケットは半券を自分で切って、箱に投入。これでやっとホールに入場します。
自分の席にいくと、左右の隣席と前後の席は空席。ホール全体がこの状況。要するに定員の半数の席になっているということです。開演になるころにはその状態でほぼ全体が埋まっていて、それほど、空席が目立つ感じではありません。いつもよりゆったりという感じで、これならいつもこれでいいかなって思います。オーケストラの経営がこれでは立ち行かないことはもちろんですけどね。

オーケストラは管楽器奏者以外はみんなマスク着用。指揮者もそしてピアノの田部京子もマスク着用。聴いているこちらもマスク着用していると息苦しくなりますが、実際に演奏するかたは酸欠状態にならないのか、心配ですが、やはり、そこはプロ。何事もなかったように音楽を奏でていきます。

最初はベートーヴェンの「プロメテウスの創造物」序曲。東響はブランクを感じさせない素晴らしいアンサンブル。弦楽器パートはさすがにいつもの最高のレベルではありませんでしたが、十分、満足しました。女性奏者が中心の木管パートが今日の白眉でした。主部のリズミカルな部分の演奏が見事でした。

次はベートーヴェンのピアノ協奏曲 第3番。田部京子のベートーヴェンは古典主義の様式感にのっとりつつも、美音と切れの良いタッチ、それにいつもの詩情にあふれた素晴らしい演奏でした。第1楽章はスケール感よりも繊細で粒立ちのよいタッチが印象的な演奏です。東響のアンサンブルともバランスよく、まろやかな響きで、古典主義の王道をいくような音楽です。第2楽章のピアノのソロが始まると、その美しい響きに聴き惚れるのみです。まさに田部京子の独壇場。抒情に満ちた音楽は天国的です。第3楽章はロンドの軽やかな音楽が続きますが、終盤に至り、高潮していきます。圧倒的なコーダで音楽を閉じます。
3か月振りのコンサートがこの田部京子と東響という最高のコンビで聴けたことにただただ感謝したくなるような素晴らしい演奏でした。完全に満足しました。これ以上の音楽は聴けません。来月に聴く筈だった田部京子のリサイタルは残念ながら、中止になりましたが、代わりにこんなものが聴けるとはね。

休憩後、メンデルスゾーンの交響曲 第3番「スコットランド」。東響の弦楽器パートもだんだん、本領を発揮して、響きが研ぎ澄まされていきます。哀愁に満ちた旋律美の底にメンデルスゾーンの古典回帰とも思える端正な音楽が潜んでいることを明確に表現するような演奏です。つまり、表面的な美しさは表出していますが、メンデルスゾーンの音楽はそれだけではなく、どこか、古典的な哀しみにあふれていることもあわせて表現するような深い演奏です。ここでも木管パートの素晴らしさが際立ちます。とりわけ、クラリネットは最高! この曲を聴き終えて、saraiはメンデルスゾーンの最高傑作であると断じたい気持ちになりました。メンデルスゾーンの再評価が進む中、素晴らしい演奏に出会えました。

やはり、実演に優る音楽はありませんね。音楽の世界も我々の下に戻ってくれつつあることを喜びたい気持ちでいっぱいです。
もちろん、2日後の川崎定期にも駆けつけますよ。同じプログラムですが、それがいいんです。


今日のプログラムは以下です。

  指揮:飯守泰次郎
  ピアノ:田部京子
  管弦楽:東京交響楽団  コンサートマスター:水谷晃

  ベートーヴェン:「プロメテウスの創造物」序曲 Op.43
  ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第3番 ハ短調 Op.37

《アンコール》 メンデルスゾーン:無言歌集 第2集から「ベネツィアの小舟」

   《休憩》

  メンデルスゾーン:交響曲 第3番 イ短調 op.56「スコットランド」


最後に予習について、まとめておきます。

1曲目のベートーヴェンの「プロメテウスの創造物」序曲は以下のCDを聴きました。

 レナード・バーンスタイン指揮ウィーン・フィル 1968年11月 ウィーン、ムジークフェライン大ホール ライヴ録音


2曲目のベートーヴェンのピアノ協奏曲 第3番は以下のCDを聴きました。

 内田光子、サイモン・ラトル指揮ベルリン・フィル 2010年2月10日 ベルリン、フィルハーモニール ライヴ録音
 アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ、カルロ・マリア・ジュリーニ指揮ウィーン交響楽団 1979年、TV放送のために催された特別公開演奏会でのライヴ録音
 
内田光子はクルト・ザンデルリンクとの力演も記憶に残りますが、このCDもその強靭でかつ繊細なスタイルの演奏で見事な演奏です。ミケランジェリとジュリーニはもう何も言うことのない歴史に残る名演です。


3曲目のメンデルスゾーンの交響曲 第3番「スコットランド」は以下のCDを聴きました。

 オットー・クレンペラー指揮フィルハーモニア管弦楽団 1960年1月22,25,27,28日、ロンドン、アビー・ロード・スタジオ セッション録音
 
クレンペラーということで荘重な演奏を予想していたら、なんとなんと瑞々しくて軽やかな演奏。メンデルスゾーンの本質を突く素晴らしい演奏です。巨匠の凄さを再認識しました。決定盤のひとつでしょう。



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       田部京子,  

東響の川崎定期も再開! 田部京子の圧巻のピアノ@ミューザ川崎シンフォニーホール 2020.6.28

一昨日は実に3か月ぶりにコンサートでしたが、聴き逃がせない迫真のコンサートでした。今日は場所をサントリーホールからミューザ川崎シンフォニーホールに変えて、まったく同じコンサートを聴きます。田部京子と東響のコンビで聴けるコンサートがコロナのお陰で実現したんですから、絶対に聴き逃がせません。何度でも聴きたいコンサートです。

今日はいずれの曲もサントリーホールでの演奏を上回る精度と熱気です。

最初はベートーヴェンの「プロメテウスの創造物」序曲。東響の弦楽アンサンブルは見事に輝きを取り戻りました。冒頭の和音から素晴らしいアンサンブルの響きです。そして、主部に入ってからの細かい動きになると、さらに弦楽アンサンブルが高い精度の音楽を展開します。完璧とも思える演奏でした。指揮の飯守泰次郎の音楽作りも文句なしです。

次はベートーヴェンのピアノ協奏曲 第3番。田部京子は今日も好調。さらに繊細さを極めたピアノです。第1楽章はディテールをよい感覚で磨き上げていきます。ほっそりした白い指が鍵盤を動き回る様に見とれてしまいます。東響の弦楽アンサンブルとの心地よい響きに魅了されます。長大な楽章ですが、田部京子のピアノの響き、律動的な進行に心がとろけそうです。カデンツァでの名技は素晴らしく華麗で、これぞ、ピアノ協奏曲の極みです。第2楽章はピアノのソロで心の独白が語られます。ベートーヴェンの内なる魂の声を田部京子が代演しているかのごとくです。孤高の精神が深い思索にふけっています。やがて、オーケストラの演奏が加わり、その思索はウィーンの美しい自然の中を散策しながらのものであることを悟ります。自然を感じながら、沈潜した思いは次第に解き放たれていきます。自然と自己が一体化して、心が高揚していきます。オーケストラに自然を奏でさせ、独奏ピアノで己の心の奥底を語っていくという卓抜なベートーヴェンの音楽に心を打たれます。田部京子のピアノの表現力と東響の美しいアンサンブルでこそ、このベートーヴェンの音楽の本質が描き尽くされます。素晴らしくて、深い表現の音楽に共感するだけです。初めて、この協奏曲の本質の一端に触れることができました。第3楽章は一転して、きびきびした音楽が展開されます。今日も東響の女性陣の木管アンサンブルが見事な演奏を聴かせてくれます。とりわけ、クラリネットとファゴットの深い響きに感銘を覚えます。やがて、短いカデンツァを経て、田部京子のピアノが主導して急速なテンポアップ。圧巻のコーダに心が浮き立ちます。素晴らしい演奏でした。一昨日に続いての演奏ですが、何度も聴きたいと念じてしまうような最高の演奏でした。

休憩後、メンデルスゾーンの交響曲 第3番「スコットランド」。東響の弦楽器アンサンブルが最高に近い出来でその響きの美しさに聴き惚れます。木管の4人の女性奏者の見事な演奏も華を添えます。すべての楽章が素晴らしい演奏で、メンデルスゾーンの音楽の美しさや郷愁に満ちた響きを堪能しました。こういう音楽は細かい感想は不要に思えます。ただただ、音楽の素晴らしさに興じるのみです。指揮者の飯守泰次郎の音楽作りが成功したのでしょう。生涯で聴いた最高の「スコットランド」でした。今日も指揮者コールになりましたが、それも当然でしょう。

こういう素晴らしい音楽を聴かせてくれた東響、そして、田部京子に感謝するのみです。音楽なしの人生はあり得ません。


今日のプログラムは以下です。サントリーホール定期演奏会と同じです。

  指揮:飯守泰次郎
  ピアノ:田部京子
  管弦楽:東京交響楽団  コンサートマスター:水谷晃

  ベートーヴェン:「プロメテウスの創造物」序曲 Op.43
  ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第3番 ハ短調 Op.37

《アンコール》 メンデルスゾーン:無言歌集 第2集から「ベネツィアの小舟 第2」嬰ヘ短調 Op.30-6

   《休憩》

  メンデルスゾーン:交響曲 第3番 イ短調 op.56「スコットランド」


最後に予習について、まとめておきます(前回と同じです)。

1曲目のベートーヴェンの「プロメテウスの創造物」序曲は以下のCDを聴きました。

 レナード・バーンスタイン指揮ウィーン・フィル 1968年11月 ウィーン、ムジークフェライン大ホール ライヴ録音


2曲目のベートーヴェンのピアノ協奏曲 第3番は以下のCDを聴きました。

 内田光子、サイモン・ラトル指揮ベルリン・フィル 2010年2月10日 ベルリン、フィルハーモニール ライヴ録音
 アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ、カルロ・マリア・ジュリーニ指揮ウィーン交響楽団 1979年、TV放送のために催された特別公開演奏会でのライヴ録音
 
内田光子はクルト・ザンデルリンクとの力演も記憶に残りますが、このCDもその強靭でかつ繊細なスタイルの演奏で見事な演奏です。ミケランジェリとジュリーニはもう何も言うことのない歴史に残る名演です。


3曲目のメンデルスゾーンの交響曲 第3番「スコットランド」は以下のCDを聴きました。

 オットー・クレンペラー指揮フィルハーモニア管弦楽団 1960年1月22,25,27,28日、ロンドン、アビー・ロード・スタジオ セッション録音
 
クレンペラーということで荘重な演奏を予想していたら、なんとなんと瑞々しくて軽やかな演奏。メンデルスゾーンの本質を突く素晴らしい演奏です。巨匠の凄さを再認識しました。決定盤のひとつでしょう。



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       田部京子,  

シャトルバスでイスタンブール新空港へ

2019年9月6日金曜日@イスタンブール/11回目

イスタンブールİstanbulの2日目はボスポラス海峡Bosphorusクルーズを楽しみ、鯖サンドに舌鼓を打ちました。ガラタ塔BELTUR Galata Kulesiに行ったところで、持ち時間が終了し、イスタンブールの観光を打ち止めとしました。
今は、ウィーン行きの飛行機に乗るために、イスタンブール新空港İstanbul Havalimanı行のシャトルバス、「havaist」に乗り込みました。しかし、バスはなかなか出発せずにイライラ。少し待って出発したバスは金角湾Altın Boynuz沿いに走り、やがて、金角湾に架かる橋を渡り始めます。

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さっき乗ったタクシーと同様にこのあたりは凄く渋滞して進みませんでしたが、ようやく、橋に上がり、少し走り始めます。金角湾の景色が美しく、見とれて眺めます。先ほど上ろうとしたガラタ塔も見えています。

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現在渡っているのはアタテュルク橋Atatürk Köprüsüです。向かいには、吊り橋の金角湾メトロ橋(地下鉄2号線)が美しい姿を見せています。

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ガラタ塔が近づいてきます。さっきもタクシーでこの橋を渡りました。

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バスは渋滞の道路を抜けた後は高速に入ります。周りには新市街のビル街が広がりますが、バスは速度を上げて走り出します。

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バスは順調に飛ばし、ぐんぐん進んでいきます。

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少しずつ、緑が増えてきます。

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新市街の郊外に入ってきます。緑の向こうに大きな市街地が広がる中、空港シャトルバスは高速道路を走り抜けていきます。

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このあたりは郊外のマンション街でしょうか。

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また、建物が増えてきました。イスタンブールはとても大きなメガシティになっているようです。

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空港シャトルバス「havaist」はラグジュアリーな内装でゆったりと寛げます。もちろん、十分な空調で快適な車内です。

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バスはその後、順調に走り、やがて、むき出しの土が広がる先にイスタンブール新空港が見えてきます。

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滑走路に飛行機も見えてきます。

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間もなく空港に到着です。

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バスが走り出したときはあまりの渋滞で少々心配しましたが、なんとか3時過ぎには、真新しい空港に到着です。結果的にはほぼ1時間での移動でした。
空港に入り、チェックインカウンターに向かいます。空港ビルは実に現代的な建築ですが、モスクのドーム空間の雰囲気も感じられます。

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多くの空港客が動き回っています。

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やがて、チェックインで混み合っている一画に到着。

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このあたりは立体的な構造になっています。

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まずは荷物と本人のチェック。見送りの人とも、ここでお別れのようです。

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このチェックを抜けると、セルフチェックイン。と言ってもスタッフのかたが手伝ってくれます。

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あっという間にチェックイン完了。余裕でウィーン行の飛行機にチェックインです。まだ、出発時間の2時間ほど前です。

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荷物のドロップアウト、出国手続き、手荷物検査と続き、ようやく出発ロビーです。

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残っているトルコリラを使ってしまいましょう。デューティーフリーショップのエリアが続いています。

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ゲットしたのは、チャイとゴディバGODIVAのチョコ。ベルギーのブランドチョコレートのゴディバは今やトルコ企業の配下にあるそうです。
まだまだ時間があると思っていましたが、あっという間に、搭乗時間です。急ぎましょう。搭乗口は、F18。これって、一番奥ではないですか。歩いても歩いても着きません。ようやくF18が見えてきましたが、暗い・・・。掲示板を確認すると、B9に変更になってます。これって、真反対ですよっ。もう小走りで、必死に向かいます。汗びっしょりになりながら、たどり着きます。このごたごたで、最後は汗をかいて、ラストコールの航空機に滑り込み。無事、ウィーンへの途に就きます。



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イスタンブールから黒海の上を飛び、16回目のウィーンに到着

2019年9月6日金曜日@イスタンブール~ウィーン/12回目

イスタンブールİstanbulの2日弱の滞在を楽しんだ後、イスタンブール新空港İstanbul HavalimanıからウィーンWienへのターキッシュ・エアラインズの飛行機に乗り、イスタンブールの空に飛び立ちます。最後のドタバタでぐったりした状態で離陸です。

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すぐに眼下に黒海Karadenizが見えてきます。

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黒海の南岸に沿って、西に向かって飛んでいきます。

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黒海はさすがにデカい! どこまでも続きます。

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やがて、黒海の岸辺から離れていきます。

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ブルガリアの内陸部の上を飛びます。

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イスタンブールからウィーンへは2時間少々の短いフライトです。飛行機がルーマニア上空に差し掛かるあたりで、慌ただしく夕食が出されます。
これは牛肉のケバブ。

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これはペンネのトマトソース。

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配偶者とシェアしていただきます。

飛行機はルーマニア上空を飛び続けます。

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ルーマニアを過ぎて、ハンガリーに差し掛かるあたりです。

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ハンガリー上空を飛びます。

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やがて、厚い雲に覆われて大地が見えなくなります。

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また、雲が切れてきますが、高空からは地上の様子はほとんど分かりません。ハンガリー上空を飛び続けます。

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また、雲に覆われてきます。

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オーストリア国内に入り、飛行機は高度を下げます。地上には風力発電ユニットが並びます。さすがに環境に配慮した国です。

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眼下に大きな湖が見えます。ノイジードラー湖Neusiedler Seeです。

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ノイジードラー湖の西岸に沿って、南下します。ウィーン国際空港へのアプローチコースへ迂回しているようです。彼方には落日のオレンジ色の光が見えています。

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さらに南下します。

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やがて、飛行機は旋回して、西のほうに向きを変えて、ノイジードラー湖の西岸に向かいます。もう少し南まで飛んでくれれば、オペレッタの夏の音楽祭で名高いメルビッシュMörbisch am Seeの上を飛んだんですが、メルビッシュが見られなくて残念です。

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さらに旋回を続け、北のほうに進路を取ります。

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高度をぐんぐん下げて、ウィーン国際空港、シュベヒャート空港Flughafen Wien-Schwechatへの最終アプローチに入ります。

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無事に懐かしのウィーンに到着。ウィーンは迷うことはありません。空港内をさっさと移動して、Sバーンのホームに向かいます。

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ウィーン市内へのチケットを自動販売機で購入。

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SバーンでレンヴェークRennwegまで移動し、無事にホテルに着きます。

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ホテルのロビーは美しいですね。このホテルはオーストリア トレンド ホテル サヴォイェン ウィーンAustria Trend Hotel Savoyen Viennaです。

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さっとチェックインを済ませます。このホテルの部屋は、広々としていて、居心地がよさそうです。

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デラックスな部屋でリラックスしています。やっぱり、ウィーンはいいなあ!! ウィーン訪問はこれで16回目になります。意外に少ないですね。それでも1回あたり1週間の滞在だとして、16週、すなわち、4カ月はウィーンに滞在したことになります。そんなに長く滞在した町は日本でも5つくらいしかありません。

部屋には今どきらしく、自由に使ってよいモバイルWIFIが置いてあります。
ゆっくり緑茶でおせんべいを頂き、お風呂に浸かって、ゆったりと休みます。そうそう、この部屋にはちゃんとバスタブがあります。

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明日からは早速、音楽三昧です。



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首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
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 ≪…長調のいきいきとした溌剌さ、短調の抒情性、バッハの音楽の奥深さ…≫を、長調と短調の振り子時計の割り振り」による十進法と音楽の1オクターブの12等分の割り付けに

08/04 21:31 G線上のアリア

じじいさん、コメントありがとうございます。saraiです。
思えば、もう10年前のコンサートです。
これがsaraiの聴いたハイティンク最高のコンサートでした。
その後、ザル

07/08 18:59 sarai

CDでしか聴いてはいません。
公演では小沢、ショルティだけ

ベーム、ケルテス、ショルティ、クーベリック、
クルト。ザンデルリング、ヴァント、ハイティンク
、チェリブ

07/08 15:53 じじい@

saraiです。
久々のコメント、ありがとうございます。
哀愁のヨーロッパ、懐かしく思い出してもらえたようで、記事の書き甲斐がありました。マイセンはやはりカップは高く

06/18 12:46 sarai

私も18年前にドレスデンでバームクーヘン食べました。マイセンではB級品でもコーヒー茶碗1客日本円で5万円程して庶民には高くて買えなかったですよ。奥様はもしかして◯良女

06/18 08:33 五十棲郁子

 ≪…明恵上人…≫の、仏眼仏母(ぶつげんぶつも)から、百人一首の本歌取りで数の言葉ヒフミヨ(1234)に、華厳の精神を・・・

もろともにあはれとおもへ山ざくら 花よりほか

通りすがりさん

コメント、ありがとうございます。正直、もう2年ほど前のコンサートなので、詳細は覚えておらず、自分の文章を信じるしかないのですが、生演奏とテレビで

05/13 23:47 sarai
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