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ウィーンで音楽三昧:クルレンツィスの《ドン・ジョヴァンニ》

2019年9月7日土曜日@ウィーン

旅の4日目、ウィーンWienの2日目です。昨日の夜の便でイスタンブールから飛んできました。

ぐっすり眠って、配偶者は8時に起床。窓を開けると曇っていてひんやりしています。
もちろん、saraiはまだまだお休み中。今日の予定は、夜のクルレンツィスのモーツァルトのオペラのみ。今日は休養の一日としましょう。とは言え、ベルヴェデーレ宮殿Schloss Belvedereに散策がてら、クリムトとシーレの名画を鑑賞に行くつもりです。
配偶者はsaraiが寝ている間、メールやブログをチェックして過ごしていました。配偶者が一人で朝食でも買いに行こうかと、準備をしていると、ようやくsaraiも目覚めて、一緒に朝食のお買い物に出かけることにします。出がけに各部屋のメイキングをしているメイドさんに出会い、我々の部屋はタオルだけ交換してもらい、お掃除は不要と伝えることができ、ラッキー。
近くのSバーンの駅、レンヴェークRennwegはショッピングエリアです。パン屋やピザ屋も数軒あって、美味しそうな香りがしています。温かな総菜パンを購入。牛乳、ジュース、水を購入。奥のスーパーも覗いていきましょう。キッチン付ではないので、食事は作れないけど、何でもあるので便利に使えそうです。新鮮な果物が並んでいます。

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パンのコーナーです。

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色んなパンが大量にストックされています。どんだけ、パンを食べるのかいって感じです。

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これは別のパン屋さん。イートインスペースもあります。

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簡単に食事が出来そうなお店もあるので、助かりますね。
おっ、ポストと書かれた何でも屋を発見。後で、孫たちへの絵葉書を出しに来ましょう。市場調査を終え、ホテルに戻ります。
軽く朝ごはんを始めましょう。

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しかし、saraiはお腹の調子が良くないので、そこそこで朝食を切り上げて、ベッドに戻ります。まだまだ旅は始まったばかり。しっかり休養しましょう。予定していたベルヴェデーレ宮殿の名画鑑賞ですが、とてもそんな気分じゃありません。午後4時にウィーンのお友達と会って、一緒にウィーン・コンツェルトハウスまで行く予定なので、それまでは自重して、ホテルで静養しましょう。
昨日と一昨日はイスタンブールで歩き回り、少し、疲れも出ているので、よい休養になりそうです。それにホテルの部屋は頗る気持ちがいいんです。なお、お腹の具合が悪いのは決して盲腸炎の後遺症ではありませんよ。
配偶者は暇になり、またまたパソコンで遊んでいます。その後、孫たちへの絵葉書を書き終えたので、投函に出かけます。以後、配偶者のお買い物記録です。配偶者が先ほどのポストと書かれたお店に行くと、真っ暗。ウ~、そういえば今日は土曜日。曜日の感覚もなくしてます。土曜日は12時までと書かれています。日曜日は当然お休みですから、絵葉書の投函は明後日になりますね。残念ですが、仕方ありません。せっかくだから、スーパーで紅茶用の砂糖を買って帰ることにしたそうです。紅茶の茶葉は持ってきたけど、砂糖を持ってくるのを忘れていたのです。調味料売り場に行きますが、並んでいるのは、塩、コショウ、マヨネーズなどの調味料のみ。そういえば、料理に砂糖を使うのは日本食だけだと聞いたことを思い出します。砂糖は調味料ではないのですね。コーヒーなどの嗜好品売り場でしょう。でも、ズラリと紅茶やコーヒーが並んでいますが、砂糖はありません。ハチミツやジャムなどが置いてあるだけです。そうです、ケーキ作りにはたっぷり砂糖を使うから、お菓子作りコーナーにあるかもと思いつきます。ちょうど店員さんと目があったので、砂糖はどこにあるかと訊くと、案内してくれます。小麦粉やゼラチンなどの売り場。じっくり探すと、確かにその中に砂糖らしきものがあります。1キロ入りの袋です。あの、3グラムとか5グラムとか入った棒状の砂糖って、どこに売っているのでしょう・・・。謎です。以上が配偶者のお買い物記録です。

さて、そろそろ出かける時間です。オペラの前に、ウィーンのお友達と会って、食事をする約束です。残念ながら、雨がしっかり降りだしました。寒いほどです。コートを羽織っている人もいます。一雨ごとに冬に近づいていくのでしょうね。
お友達と4年ぶりの再会。お互い、変わりなく元気なことを確認します。後は、おしゃべりが続きます。配偶者は気になっていた砂糖のことを訊いています。一人分の入った砂糖なんて、売っていないそうです。では、カフェなどで出されるのは? すべて、お店が独自で作ったものだそうです。そういえば、みなお店のデザインになっていますね。日本で一般的に売られている図柄だけのものはなく、あんな紙の無駄遣いの品はないよとのことでした。確かに・・・。家庭では、砂糖を器に入れて使えばいいのよね。文化の違いを痛感します。(後でちょっと大きめのスーパーに行ったら、一人分入りの砂糖は売ってました。コーヒーや紅茶のコーナーにハチミツと並んで。でも1種類のみ。)我々のホテルは、コーヒーと紅茶、砂糖やミルクはフロントに置いてあり、自由に持って行ってよいので、出入りの際に、いっぱいもらってきて確保し、問題ありません。
お友達と一緒の食事はケーキで有名なオーバーラーKurkonditorei OBERLAAでいただいています。最近はここのランチなどの食事が充実しているそうです。
とりあえず、ウィーン風の小麦粉のダンプリング入りのスープをいただきます。

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メインは牛肉のシチュー、グーラッシュです。お腹具合にはやさしい味の料理です。

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サイドメニューのサラダもお腹にやさしいです。

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オーバーラーでぎりぎりの時間までおしゃべりに興じて、超特急でウィーン・コンツェルトハウスWiener Konzerthausに向かって歩きます。結構遠いと思っていましたが、お友達の言った通り、10分ちょっとで着きます。ウィーンの旧市街は意外に狭いことを実感します。

このウィーン・コンツェルトハウスで聴くのはクルレンツィス指揮ムジカエテルナのモーツァルトのオペラ《ドン・ジョヴァンニ》です。クルレンツィス指揮ムジカエテルナでモーツァルトのダ・ポンテ3部作をルツェルン音楽祭で聴くのが今回の旅の最大の目的ですが、それに先駆けて、このウィーンでもダ・ポンテ3部作のうちの2つを聴きます。気持ちは予習がてらのリラックスしたものです。コンツェルトハウスのホールに足を踏み入れると、1階席の中央に録音機材が並んでいます。クルレンツィスは2013年から2015年にかけて、このダ・ポンテ3部作を録音したばかりです。それも超素晴らしい演奏ばかりでした。早くも再録音するんですね。

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この写真では録音機材が見えませんが、確かにライヴ録音していました。
肝心の演奏ですが、予習がてらの気分をふっとばすような凄い演奏に驚愕! このオペラについての記事はここに書きました。

明日は1日、特に決まったスケジュールはありません。明後日、また、このコンツェルトハウスでクルレンツィス指揮ムジカエテルナでモーツァルトのオペラ《コジ・ファン・トゥッテ》を聴きます。楽しみです。



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首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
たまには、旅ブログも書きます。

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08/04 21:31 G線上のアリア

じじいさん、コメントありがとうございます。saraiです。
思えば、もう10年前のコンサートです。
これがsaraiの聴いたハイティンク最高のコンサートでした。
その後、ザル

07/08 18:59 sarai

CDでしか聴いてはいません。
公演では小沢、ショルティだけ

ベーム、ケルテス、ショルティ、クーベリック、
クルト。ザンデルリング、ヴァント、ハイティンク
、チェリブ

07/08 15:53 じじい@

saraiです。
久々のコメント、ありがとうございます。
哀愁のヨーロッパ、懐かしく思い出してもらえたようで、記事の書き甲斐がありました。マイセンはやはりカップは高く

06/18 12:46 sarai

私も18年前にドレスデンでバームクーヘン食べました。マイセンではB級品でもコーヒー茶碗1客日本円で5万円程して庶民には高くて買えなかったですよ。奥様はもしかして◯良女

06/18 08:33 五十棲郁子

 ≪…明恵上人…≫の、仏眼仏母(ぶつげんぶつも)から、百人一首の本歌取りで数の言葉ヒフミヨ(1234)に、華厳の精神を・・・

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通りすがりさん

コメント、ありがとうございます。正直、もう2年ほど前のコンサートなので、詳細は覚えておらず、自分の文章を信じるしかないのですが、生演奏とテレビで

05/13 23:47 sarai
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