ベルヴェデーレ宮殿Schloss Belvedereの上宮Oberes Belvedereのオーストリア・ギャラリーÖsterreichische Galerie Belvedereで素晴らしいクリムト、シーレの作品を堪能しました。
さて、美術を堪能した後はグルメでしょう。旧市街に出て、お茶でもしてきましょう。Dラインのトラムに乗って、町の中心、ケルントナー通りKärntner Straßeに向かいます。

懐かしのシュターツオーパーWiener Staatsoper前の停留所、ケルントナーリング/オパーKärntner Ring. Operで、トラムを降ります。

ケルントナー通りは、相変わらず賑わっています。シュターツオーパーの姿を横目に見ながら、一目散にsaraiのお気に入りのカフェへ急ぎます。目指すは、saraiの御用達のL.ハイナーです。ケルントナー通りに面したお店はいろいろ変わっていますが、ハイナーは変わらず健在。到着後、さっと2階に上がると、地元の方たちが寛いでいます。

が、結構、空席もあります。窓際の席はありませんが、空いている席をさっと確保。

ポット入りの紅茶をお願いします。たっぷり4杯分はあるので、二人で一つのポットとカップを2つお願いします。慣れたもんです。ケーキはケースに並んでいるものから、ハウストルテ(チェコレートトルテです)と配偶者ご指定のアプフェルシュトゥルーデルをお願いします。相変わらず、ハイナーのケーキは美味しい。4年ぶりに味わいます。満足です。

お気に入りのカフェでゆったりした時間を過ごします。さて、お会計。ハイナーは、カードでの清算は1階に下りてするので、スタッフのおばさんと1階に移動しなければいけません。おばさんへのチップを握りしめ、カードでの清算をお願いすると、何とクレジットカードの清算マシンを持ってきます! 4年も来ないと、システムも変わるのですね。
シュターツオーパーの音楽ショップ、アルカディアをちょっと覗いて、トラムでホテルに戻り一服です。
今の時期、ウィーンのホイリゲは新酒が供されます。ネットでグリンツィングのホイリゲに予約を入れます。ホテルで一休みした後、ホテルの近くのトラムの停留所、レンヴェークRennwegからトラムに乗って出かけます。

71番のトラムでショッテントーアSchottentorまで行って、別のトラムに乗り換えます。71番の停留所は地上にありますが、ここから先の行くトラムの停留所は珍しく地下にあります。地下から地上を見上げると、ヴォティーフ教会Votivkircheの2本の尖塔が見えています。

次々とトラムがやってきますが、乗るべき38番のトラムだけがやってきません。

ようやく、10分近く待って、38番のトラムに乗ります。地上に出ると、目の前にヴォテーフ教会が見えます。

トラムの乗り継ぎも含めて、全部で1時間弱で無事、グリンツィングGrinzingに到着。

ここまで来ると、大都会のウィーンの賑わいから田舎の長閑さに変ってしまいます。夕暮れ時の景色が、いっそう長閑さを演出してくれます。

ここからはスマホの道案内アプリMAPS.MEがまた助けてくれます。

そぞろ歩きで、予約したホイリゲに迷わずに向かいます。

5分ほど歩いて、予約したホイリゲに到着です。ホイリゲは有名店のツム・マルティン・ゼップZum Martin Sepp。

通路の奥に中庭があります。

入り口にモストMOST、シュトゥルムSTURMの看板が下がっています。これはシュトゥルムを飲まないとね。シュトゥルムは葡萄を収穫後、葡萄ジュースから発酵途上のワインです。この時期しか飲めません。

さあ、中に入りましょう。中庭の奥に居心地のよさそうな建物があります。

お客さんはまだそんなに多くはないです。入り口では、アコーディオン奏者が、ささやくように弾いています。

予約した旨を告げると席に案内されます。一番奥まった落ち着ける席です。

さあ、ホイリゲのお酒と料理を楽しみましょう。
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