ブルマウ温泉Bad Blumauから長いバス旅でグラーツGrazに到着し、グラーツ中央駅Graz Hauptbahnhofへトラムで移動し、ホテルに投宿。一休みして、ディナーをいただくために旧市街のハウプト広場Hauptplatzに出かけるべく、中央駅の地下のトラム乗り場にやってきました。夜の7時半とは言え、閑散としていますね。

ハウプト広場までトラムで移動し、そこからは近いところにあるクレプセンケラーKrebsenkellerに向かいます。ガイドブックで見つけたシュタイヤーマルク州の定番料理が食べられる老舗レストランということです。最初、誤った方向に歩いてしまします。早めに右に曲がって、シュポルガッセSporgasseに入ってしまいます。すぐに間違いに気が付きます。なお、この通りはまた明日、歩くことになります。

正しく、ザック通りSackstraßeを進むと、クレプセンケラーの目印のザリガニが見えます。ちなみにクレプセンKrebsenとはドイツ語でザリガニを意味します。そのザリガニの看板の下にはお店のメニューの看板もありますが、書かれているのは7.9ユーロのランチメニュー。もう、夜なのに、このお店は大丈夫?

そのザリガニの看板から右に入る路地が続いています。この路地の奥にレストランがあるようです。

路地の奥の洒落た中庭に面してクレプセンケラーがあります。レストランの内部もなかなかお洒落です。

美しい内装に目を奪われます。繊細で格調の高い凝った装飾ですね。

店内は不思議なことに空いています。人気レストランで混んでいると思ったのですが、こう空いていると逆に不安です。

テーブルセッティングはとても綺麗です。高級レストランの風情です。

まずは飲み物のオーダー。ここでは是非、この地方の特産ワイン、ロゼワインの《シルヒャー》をいただきましょう。ところがオーダーしようとすると、このレストランにはないとのこと。ガイドブックではあると書いてあったのに、このレストランは名前こそ同じですが、中身が違うのではという疑念を抱きます。結局、お勧めの赤ワインをいただく羽目になります。

料理の注文でも、このレストランの定番料理の筈のフライ・ド・シャンピニオンがないそうです。やっぱり、シュタイヤーマルク州料理のレストランではないのかもしれません。憮然として、あまり、好みでない赤ワインをいただきます。

オーダーした料理が運ばれてきます。これはリゾット。

これは魚のソテー。

期待したシュタイヤーマルク州料理ではありませんが、実はこの料理は絶品。美味しいんです。
美味しかったけど量が多いです。もうそんなに食べられないお年頃です。隣の席にいた若いカップルは、ミックスフライを食べてましたが、その量が半端ない。スティックで5本はあり、皿からはみ出しそう。それに、サイドメニューで、たっぷりの野菜炒めとフライドポテト。難なく完食。さらに、デザートをオーダー。大皿にケーキとアイスクリームがたっぷり乗ってます。嬉々として食べていました。若さは恐ろしい。
ともかく、美味しい夕食をいただき、長い一日が終了。ふーっ・・・。
1時間以上をレストランで過ごし、外に出ると、もう、町は夜の闇に包まれています。とりあえず、ハウプト広場に戻ります。広場の上の空には明るい月が輝いています。

広場の中心にあるヨハン大公の銅像は夜の顔を見せています。

これは夜の暗闇に浮かび上がっている市庁舎Rathaus der Stadt Grazです。

さて、ここからトラムに乗りましょうか。

少しブラブラしましょう。広場の売店の前を通り過ぎます。

ここまでの散策ルートを地図で確認しておきましょう。

今、時刻は夜の9時を過ぎたところです。とりあえず、次のトラム乗り場まで歩きましょう。
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