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夜のグラーツを散策

2019年9月10日火曜日@グラーツ/12回目

グラーツGrazの旧市街にある老舗レストランで美味しいディナーをいただきました。その後、夜のハウプト広場Hauptplatzの景色を楽しみ、ちょっとぶらぶら散策することにします。ムーア川の方に向かって、ムルガッセMurgasseを歩きます。もう、人通りも少ないですね。夜の9時過ぎです。

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ムルガッセの通り沿いにあるインテリア用品店Kastner & Öhler Homeのショウウィンドウの中が秀逸です。インテリアの展示なのでしょうが、ザリガニやケーキなどの食材が美しい金属製で仕上げも見事です。思わず、見とれてしまいます。

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このお店の横の路地にはまったく人気がありません。明るい照明だけが輝いています。

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ムーア川に架かるハウプト橋Hauptbrückeを渡ります。橋の上からはシュロスベルクSchlossbergの丘の上のライトアップされた時計塔Uhrturmが見えています。

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橋を渡り終える前にムルガッセを振り返ります。フランツィスカーナー教会Franziskanerkirche Grazの塔がまるで橋塔のようです。

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ムーア川の対岸に奇妙な建物が見えます。しかも建物の表面のイルミネーションのパターンが刻々と変化します。

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この建物はクンストハウス・グラーツKunsthaus Graz。新しいグラーツを象徴する建物です。

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イルミネーションのパターンがどんどん変わっていくのが面白くて、しばらく、見入っています。

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また、変わったね。結局、イルミネーションのパターンが一巡するまでずっと眺めていました。

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トラム乗り場、シュードティロラープラッツ/クンストハウスSüdtiroler Platz/Kunsthausに着きます。そろそろ、ここでトラムに乗りましょう。フランツィスカーナー教会が見えていますね。

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すぐにトラムがやってきます。トラムでグラーツ中央駅Graz Hauptbahnhofまで行きます。

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中央駅に着き、スーパーでちょっとした買い物をするために地上の駅のロビーに出ます。

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ロビーの天井のデザインが凄い! 何だ、これは!

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駅のスーパーで飲み物を調達しますが、ついでにスティックタイプの砂糖をチェックすると・・・何とありますね。

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無事にホテルに帰着。もう、夜の9時半です。
ここまでの散策ルートを地図で確認しておきましょう。

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明日はグラーツの街を散策し、夕方の飛行機でチューリッヒに飛び、電車でルツェルンに入ります。いよいよ、ルツェルン音楽祭モードが近づきます。



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グラーツ散策:始めはツーリストインフォメーションから

2019年9月11日水曜日@グラーツ

旅の8日目、グラーツGrazの2日目です。

今日は朝から快晴です。ホテルの部屋の窓には青空が広がっています。

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これから、どんどん気温も上がりそうですが、空気は爽やかです。軽く半日、初めてのグラーツの街を散策してきましょう。ところが旅のガイドブックはウィーンWienの情報は詳しくてもグラーツの情報は極めて希薄です。こういうときに頼りになるのは、ツーリストインフォメーションです。グラーツのツーリストインフォメーションは旧市街の中心のハウプト広場Hauptplatzに面した市庁舎Rathaus der Stadt Grazのお隣の州庁舎Grazer Landhausの建物にあります。
手早くシャワーを浴びて、荷物を作り(ほとんど開いていないので簡単)、ホテルをチェックアウトします。ホテルのレセプションで荷物を預かってもらって、トラムでハウプト広場に向かいます。チケットは昨日、24H乗り放題チケットを購入したので、どこへでも行けます。グラーツ中央駅Graz Hauptbahnhofの地下でトラムに乗り、さあ、出発。

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昨夜、ド派手なイルミネーションで驚かされた奇抜なデザインの建物、クンストハウス・グラーツKunsthaus Grazの横をトラムは走り抜けます。

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トラムはムーア川に架かるハウプト橋Hauptbrückeを渡っていきます。橋の手摺にはお決まりの南京錠がびっしりとぶら下がっています。

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明るい陽光の下の橋の上は現地の人たちが歩いています。

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ハウプト広場でトラムを降りて、今日もまた、ヨハン大公にご対面。すっかり、顔見知りになりました。

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取り急ぎツーリストインフォメーションに向かいたいところですが、市庁舎のほうは広場が工事中で歩けません。

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広場の中央が工事中で仕切られています。

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仕方がないので、広場の中を歩くことはあきらめて、通りのほうから迂回することにします。

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トラムの走る通り、ヘレン通りHerrengasseを歩きます。通りには美しい建物が並んでいます。一番左には、スタッコ(漆喰)作りのファサードのルークハウスLuegg-Hausがあります。

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配偶者はいつものように花屋さんに視線を投げています。

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工事現場を迂回して、市庁舎の前にやってきます。市庁舎は白亜の壮麗な建物ですね。

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市庁舎の先に州庁舎の建物があります。

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州庁舎の建物の正面中央には、中庭への通路が続く大きな門があります。

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その門の横の壁に、州庁舎Landhausの記念プレートが飾ってあります。

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州庁舎の前からハウプト広場のほうを眺めます。賑やかなヘレン通りです。

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ヘレン通りをトラムがこちらにやってきます。今、気が付きましたがスリムな車体のトラムですね。

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ヘレン通りを挟んで州庁舎の真向いの建物を眺めます。この建物も大きな門の中に中庭に続く通路が抜けています。このグラーツ特有の造りのようです。

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さて、肝心のツーリストインフォメーションですが、州庁舎の左端にありました。

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ここまでの散策ルートを地図で確認しておきましょう。

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中に入ると、アーチ状の天井が続く独特の構造の細長い通路のような部屋です。

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このツーリストインフォメーションでシティマップをもらった後、スタッフのお姉さんに町をぶらつきたいけど、何か情報がないかと訊きます。しかし、これがなかなか意味が分かってもらえずに何度も説明します。すると、ようやく分かってもらえて、あなたはどこの国から来たのって訊かれます。日本だというと、いったん、席を外して、何かを探しにいってくれます。そして、小冊子を持って帰ってきます。何と日本語の資料です。《グラーツ観光名所 グラーツの歴史的かつモダンな町並みを楽しむ散策》という、まさに求める情報そのものの資料です。ありがたく頂戴します。無論、無料。

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冊子内には3つの散策コースが紹介されています。とりあえず、1番目に紹介されている世界文化遺産を巡る旧市街散策コースを歩きましょう。

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その後で、3番目に紹介されているグラーツの街並みを一望するシュロスベルク散策コースを歩きましょう。

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ついでにここで孫たちへの超豪華版絵葉書もゲットします。

さあ、日本語版のウォーキングマップを参考にグラーツ散策を開始しましょう。



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鈴木雅明の愛と信念を貫いた一期一会のマタイ受難曲:バッハ・コレギウム・ジャパン@東京オペラシティ コンサートホール:タケミツメモリアル 2020.8.3

コロナ禍で聖金曜日から真夏に延期になったバッハ・コレギウム・ジャパンのバッハ《マタイ受難曲》。聴衆を半減して、昼夜2回公演にして、実現させた鈴木雅明、執念の演奏は、期待に違わず、最高の名演! 
ステージ上は演奏者間の距離を開けるため、ステージをフルに使った配置。最後列は2群のオーケストラが弧状に1列に並び、その前に2群の合唱隊が1列に並びます。中央には通奏低音が3列に並び、チェロだけが前列を占めるという苦心の配置です。その前に3人ずつの2群のソプラノが並んでいます。指揮者の横には、エヴァンゲリストの櫻田亮と独唱者用の椅子。鈴木雅明が考え抜いた配置なんでしょう。実際、演奏を聴いてみると、納得の響きです。問題点があるとすれば、演奏者間の距離が広がり、合わせるのが難しそうです。そこは指揮者の技量とBCJの名人たちが困難を克服します。オブリガートのソロ奏者がアリアを歌う歌手と近くに寄って演奏する場面もありましたが、これは演奏効果を狙ってのものでしょう。

その演奏ですが、一言で言えば、マタイ受難曲に人生をかけてきたとも思える鈴木雅明のこの曲にかける愛と信念がすべてです。コロナの逆境をバネにして、彼を中心に集まった日本古楽界の名人たちが実に集中力の高い演奏を繰り広げます。有名どころの名曲はもちろん、日頃は聴き流してしまいがちなパートも素晴らしい演奏で魅了してくれます。彼らはどうやら、新次元の演奏レベルに達したような感があります。誤解のないように言いますが、ある意味、完璧な演奏ではなかったんです。海外からの独唱者も参加できずに全員、日本人だけの演奏。聴き劣りのするような歌唱もあったんですが、それは彼らも承知の上。それを盛り立てようとする必死の演奏が聴けました。そういうことがあったにもかかわらず、実に内容のある高レベルの演奏が聴けたんです。
そうそう、櫻田亮の美声と気魄の歌唱は凄かった! 彼は昼の公演でも歌った筈ですが、そんなことを感じさせない素晴らしい歌唱が最後まで続きました。むしろ、後半になるほど、どんどん、彼の歌唱は激していき、高域の声がさえ渡ります。脱帽です。ペテロの否みで、“激しく泣いた”というフレーズの“ビターリッヒ”の美しく、余韻のある歌唱には、深く感銘を受けました。
凄かったと言えば、菅きよみのフラウト・トラヴェルソのオブリガート・・・第49曲のアリアの《アウス・リーベ(愛故に)》です。アリア冒頭の物悲しいフラウト・トラヴェルソの響きを聴いて、saraiの心が一気に崩壊します。ぽろぽろと涙が頬を伝わって落ちます。森麻季の独唱もよかったのですが、さざめく涙は菅きよみのフラウト・トラヴェルソの響き故です。今日一番、感動の頂点に達しました。アリアが終わって、鈴木雅明は一瞬、パウゼを入れます。指揮者の彼とて、感銘を覚えたと思われます。菅きよみはバロック奏者として素晴らしいレベルに達しましたね。
三宮正満のオーボエも素晴らしい響きでした。ソロのパートでの自在な演奏、朗々とした響きに聴き惚れました。若松夏美のオブリガート・・・《エルバルメ・ディッヒ、マイン・ゴット(憐れみたまえ、我が神よ)》のアリアでのヴァイオリンの響き、最高でした。
今日の演奏で一番驚いたのは、実は鈴木雅明の指揮です。これまで何度も聴いていますが、これまではオリジナル派の演奏スタイルで幾分、早めのきびきびした演奏であったような気がしますが、冒頭の導入部でゆったりしたテンポでの演奏に驚かされます。テンポだけでなく、ロマンティックな表現になっています。予習で聴いたリヒターほど古びた感じではありませんが、めざす音楽の根っこは同じに感じられます。saraiも古い人間ですから、こういう演奏には同調してしまいます。これまで以上に感銘の度合が大きかったように思えます。彼のマタイ受難曲にかける愛と信念の向かう先は古典の中にロマンを見出すということなんでしょうか。いずれにせよ、彼の大きな情熱のうねりにただただ、リスペクトの念を抱くのみです。演奏者もきっと同じように感じていたのでしょう。それが今日の素晴らしい最高の演奏につながっていました。
それに演奏の基軸をなす通奏低音はチェロの鈴木秀美、オルガンの鈴木優人という鈴木ファミリーがきっちりと押さえて、今日の難しい配置の演奏を支えていたことも触れておくべきでしょう。

ほかにもいろいろと書くべきこと、感じたことは多々あったような気がしますが、このあたりで終わりましょう。来年はちゃんと聖金曜日に聴けるでしょうか。アフターコロナでBCJのマタイ受難曲はさらなる高みに向かうことは間違いないでしょう。来年以降もBCJのマタイ受難曲とは長い付き合いが続きそうです。saraiの人生であと何回聴けるか、そういうことが気になってきました。それにしても今日の演奏は一期一会のような緊張感と集中力に満ちたものでした。


今日のプログラムは以下です。


  指揮:鈴木雅明
  エヴァンゲリスト:櫻田 亮
  イエス:加耒 徹
  ソプラノ:森 麻季、松井亜希
  アルト:青木洋也、久保法之、布施奈緒子
  テノール:中嶋克彦、谷口洋介
  バス:浦野智行、渡辺祐介
  オルガン:鈴木優人
  フラウト・トラヴェルソ/リコーダー:菅きよみ、前田りり子
  フラウト・トラヴェルソ:鶴田洋子、岩井春菜
  オーボエ:三宮正満、荒井豪、森綾香、小花恭佳
  ヴァイオリン(コンサートマスター):若松夏美、高田あずみ
  チェロ:鈴木秀美、山本徹
  ヴィオラ・ダ・ガンバ:福沢宏
  合唱・管弦楽:バッハ・コレギウム・ジャパン


J. S. バッハ

マタイ受難曲 BWV 244

第1部

 《休憩》

第2部


最後に予習について、まとめておきます。

4枚組のLPレコードを聴きました。

 カール・リヒター指揮ミュンヘン・バッハ管弦楽団&合唱団 1958年
  エルンスト・ヘフリガー(T,福音史家)
  キート・エンゲン(B,イエス)
  イルムガルト・ゼーフリート(S)
  ヘルタ・テッパー(A)
  ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)

何も言うことのない凄い演奏です。CDでは残響の多い音質で、それはそれでよかったのですが、LPレコードはもっと自然な音質で音楽がすっと入ってくる感じです。中古レコードですが、ほとんどノイズもなく、saraiの宝物です。繰り返して聴く愛聴盤です。



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テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

       バッハ・コレギウム・ジャパン,  

グラーツ散策:州庁舎中庭~ジェネラリホーフの美しい中庭

2019年9月11日水曜日@グラーツ/2回目

初めて訪れたオーストリア第2の街、グラーツGrazの街中を散策するためにツーリストインフォメーションで首尾よく、日本語版の散策ガイド小冊子をゲットしました。
この小冊子を片手に散策を始めましょう。まずは世界文化遺産を巡る旧市街散策コースを歩きます。

最初は旧市街にあるロマンティックな中庭巡りです。手始めはツーリストインフォメーションがある州庁舎Grazer Landhausの中庭。ツーリストインフォメーションにある横の扉を開くと、そこは州庁舎中庭です。

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中庭にはアーケードがあります。イタリアルネッサンス(ドメニコ・デラリオ)様式の傑作です。

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中庭の周りの建物はポルティコのような回廊が続いています。

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この鄙びた雰囲気の中庭には多くの観光客が押しかけています。

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中でもウォーキングツアーの観光客が多いようです。

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角に造られた階段、そして、天蓋付きの井戸の美しさには感嘆します。

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これが中庭を横切るアーケードの全景です。古きルネサンスを偲びます。

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井戸の天蓋の上に乗っているのは旗を持つ天使像でしょうか。

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これは州庁舎中庭のさらに奥の中庭への通路の中から州庁舎中庭を眺めたところです。

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その通路から、また、州庁舎中庭に戻ると、優雅な階段室の横に出ます。

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そこから真っすぐに中庭を進み、重層的なアーチの上に据え付けられた大時計の下の通路を抜けて、州庁舎の建物のファサードの前に出ていきます。。

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これが大通りのヘレン通りHerrengasseから眺めた、州庁舎の建物の中庭へ続く通路の門です。今、この通路を抜けて、イタリアルネッサンス様式の美しい中庭から大通りに出てきました。

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続いて、大通りのヘレン通りを渡って、ヘレン通り9番地のショーウィンドウの並ぶ路地(通路?)を抜けて、奥に入っていきます。

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路地を抜けると、美しい中庭が出現します。ジェネラリホーフGeneralihofです。

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中庭は大きなアーチ型の窓の並ぶ建物で囲まれています。中庭はカフェのテラス席になっていますね。こういうところで優雅な一時を過ごしたいものです。

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窓ガラスがあることを除けば、この周囲の建物もイタリアルネッサンス様式風です。

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ジェネラリホーフの中庭から、今、入ってきた通路のほうを眺めます。通路の先が大通りのヘレン通りです。

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ここまでの散策ルートを地図で確認しておきましょう。

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まだ、旧市街の中庭巡りは続きます。



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グラーツ散策:路地伝いにヘルツォークホーフを巡り、中庭文化を堪能

2019年9月11日水曜日@グラーツ/3回目

初めて訪れた街、グラーツGrazで世界文化遺産を巡る旧市街散策コースを歩いています。
まずは旧市街にあるロマンティックな中庭巡りで、州庁舎Grazer Landhausの中庭、ジェネラリホーフGeneralihofと周ってきました。
次に目指すのはヘルツォークホーフHerzoghofの中庭です。いったん、ジェネラリホーフから大通りのヘレン通りHerrengasseに戻って、ヘレン通りに面した壁絵の家Gemalte Hausからヘルツォークホーフに入るのが普通のルートですが、中庭の静謐な美しさに魅了され、混雑した大通りに戻る気がしません。そこで中庭の横手の通路を通って、中庭伝いに向かうことにします。
ジェネラリホーフからワインバーにある横手の通路を抜けると、ワイン居酒屋Herz Weinstubeの裏庭のようなところに出ます。右手に見えている階段を上れば、ワイン居酒屋の2階テラス席に出られるようです。

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さらに通路をまっすぐ抜けていくと、アルトシュタットパッサーゲAltstadtpassageという小規模なアーケード商店街の路地に出ます。これも一種の中庭文化ですね。

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このアーケード商店街には横手の通路がないので、ヘレン通りとは反対側のほうに向かって進みます。狭い通路を抜けていきます。

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やがて、このアルトシュタットパッサーゲの出口に出ます。

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裏道のプロコビ小路Prokopigasseに出ます。大通りのヘレン通りと並行した路地です。路地には魅力的なテラス席のお店が並んでいます。

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路地歩きの大好きなsaraiにはたまらない魅力にあふれた路地です。この路地の途中には可愛い広場もあります。メール広場Mehlplatzです。広場には美味しそうなイタリアンレストランがあります。が、まだ、ランチには早い時間です。

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メール広場には、このイタリアンレストランに向かい合って、カフェ・レストランもあります。グラーツの穴場スポットのようなところですね。

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メール広場から、プロコビ小路を少し進むと、何とも小狭い通り抜けを発見。どうやら、この通り抜けの先に目指しているヘルツォークホーフがあるようです。

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通り抜けを出ると、そこは中庭の空間。ヘルツォークホーフです。裏庭の風情の鄙びた空間で洒落たカフェのひとつもありませんが、周りに建つ建物は先ほどのジェネラリホーフと同様にアーチ状の窓が並ぶ建物です。ここもイタリアルネッサンス風の小空間です。左手に見えるお店はシュリュッセル・グルデンブラインSchlüssel Guldenbreinという鍵屋さんです。鍵の専門店というのも珍しいですね。

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中庭巡りは無事、これで完了。この中庭からはまた狭い通路を抜けて、ヘレン通りに出ていきます。

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グラーツの街は大通りから建物のアーチを抜けると別世界が広がっていました。中庭はまた狭い路地につながっていて、格別の雰囲気を醸し出していました。世界遺産の街、グラーツの真骨頂を見た思いです。美しい町の素顔を見たsaraiはすっかり上機嫌。

ヘレン通りを歩いて、街歩きを続けます。向かいの市庁舎Rathaus der Stadt Grazを過ぎて、ハウプト広場Hauputplatzの向かいにあるスタッコ(漆喰)作りのファサードのルークハウスLuegg-Hausに近づきます。

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ルークハウスの側面に周り込むと、そこの壁面も全面、スタッコ装飾で覆われています。果物と咲き誇る花のデザインです。このデザインの中に巧妙に口と鼻が隠されています。洒落っ気たっぷりのデザインです。この建物はスワロフスキーのブティックになっています。

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さて、このルークハウスはシュポル通りSporgasseの角に建っています。このシュポル通りは昨夜、道を間違えて、迷い込んだ通りです。今日は正式に街歩きコースのルートとして歩きます。ルークハースの前から、この賑やかな通りを歩き始めます。

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シュポル通りに入る前に、通りの入り口からハウプト広場と市庁舎の建物を一瞥しておきましょう。市内交通の要所であるハウプト広場は多くの人であふれています。青空を背景に丸屋根の上の塔がすっくと立つ市庁舎はグラーツを象徴する建物です。

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シュポル通りを進んでいくと、22番地にドイツ騎士団だった建物があります。今は服飾ブティックになっていますが、中庭に通じる石の正面玄関のアーチの上に黒い十字架のドイツ騎士団の紋章が飾られているのが名残です。この石の正面玄関は16世紀に造られたオリジナルだそうです。この奥にドイツ騎士団の中庭が見えています。

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中に入ってみると、石畳の小さな中庭空間があります。正面の壁には楕円形の聖母子の絵のプレートが飾られています。右側の建物は3層のアーチ状の回廊があります。グラーツの中庭の典型的な様式が踏襲されています。

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中庭から入口の方を振り返ります。イタリアルネッサンス様式で彩られた美しい中庭です。

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中庭から外に出て、建物の外壁を見ると、ホーフガッセHofgasseの角の円柱の間には、ドイツ騎士団Deutschen Ritterordensを記念したプレートが飾られています。

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ドイツ騎士団の家と言えば、ウィーンのジンガー通りSingerstraßeにあるモーツァルトゆかりのドイツ騎士団の家を思い出しますね。さすがにウィーンのドイツ騎士団の家はもっと豪壮なものでした。

ここまでの散策ルートを地図で確認しておきましょう。

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シュポル通りの旧跡巡りはまだ続きます。



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グラーツ散策:シュポル通り~宮廷御用達のパン屋さん~王宮

2019年9月11日水曜日@グラーツ/4回目

初めて訪れた街、グラーツGrazで世界文化遺産を巡る旧市街散策コースを歩いています。
旧市街にあるロマンティックな中庭巡りの後、シュポル通りSporgasseを散策しています。ホーフ通りHofgasseの角にあるドイツ騎士団Deutschen Ritterordensの跡を外側から眺めたところです。
そのドイツ騎士団の建物の向かいにグラーツ最古の教区教会の階段教会Pfarre Stiegenkircheの礼拝堂があるようです。かって、学生教会として知られていたようです。
そこは後で見ることにして、もう少し、シュポル通りを進んでみましょう。
やがて、左手に堅牢な四翼構造の宮殿が現れます。1566年、当時はまだ存在していたグラーツ市の城壁の近くにこのザウラウ宮殿Palais Saurau mit Türkenfigurが建てられました。
宮殿の大きくて重厚な扉の上方を見上げると、髭をたくわえ、ターバンと短剣を身に着けたトルコ人兵士が恐ろしい形相で下を睨みつけています。(写真では不鮮明です。ごめんなさい。)

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伝説のトルコ人兵士のオブジェは街歩きガイドの写真を拝借してご紹介しておきます。

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ここでシュポル通りを折り返して、先ほどの階段教会の前に戻ります。
階段教会と言っても、教会らしい建物があるわけではなくて、階段教会Stiegenkircheと扉に書かれた小さな入口があるだけです。少し、ホーフ通りに入って、遠くから眺めると、ようやく、建物の後ろに隠れている塔の頭が見えます。

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ともかく、その何気ない風情の入口からそっと入ると、幅の広い階段だけがあります。ともかく上ってみましょう。

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階段を途中まで上っていくと、やがて、階段の上に十字架のキリスト像が飾られているのが見えます。その先に礼拝堂があるようですが、階段の下で礼拝するだけで失礼します。

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まあ、正確に言えば、礼拝するというよりも、写真を撮って、お終いにしたという感じです。(階段を上るのはきつい。)

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また、入口のほうに階段を下りますが、なかなか立派な石の階段ですね。

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階段教会を出て、今度はシュポル通りに別れを告げ、ドイツ騎士団の建物の前のホーフ通りを王宮のほうに向かいます。
通りに入るとすぐに右手に木製の豪華な入口のお店が見えます。

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宮廷御用達のパン屋さん、エーデッガー・タックスHofbäckerei Edegger-Taxです。金色に輝く双頭の鷲がお店の目印です。

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王宮御用達のパン屋さんに入ります。ずらっと美味しそうなお菓子やパンが並んでいます。

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上品なおばさまがお店番です。saraiが、街歩きガイドに書かれているこのお店の名物を読み上げていると、その上品なおばさまが試食をどうぞと勧めてくれます。《シシー(エリザベート皇后)のキスSissibusserl》というカルメラ風のお菓子がとっても美味しいです。ひと箱買って帰りましょう。朝食がまだなので、チョコレートパンをゲットして、いただきます。

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柔らかくて、チョコレートが甘くて、とっても美味しいです。さすが王宮御用達のお店です。食べ歩きも街歩きの楽しみのひとつです。

王宮に向かいます。ホーフ通りをまっすぐ進むと、左手に自由広場Freiheitsplatzが現れます。ここは公共駐車場になっているようです。広場に面して建っている古典建築様式の白亜の建物は国立劇場Graz National Theatre(Schauspielhaus Graz)です。

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自由広場の前を過ぎて、後ろを振り返ります。遠くに見えている塔は階段教会のようです。左の茶色の建物は旧校舎Alte Universität Grazです。

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グラーツ大学の隣にはグラーツ大聖堂Domkirche zum Heiligen Ägydius in Grazがあります。工事中のようですね。後で様子を見に来ましょう。

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左手に王宮(城塞)Grazer Burgが現れます。

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ここまでの散策ルートを地図で確認しておきましょう。

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有名な王宮の2重螺旋階段を見に行きましょう。さて、どこだろう?



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グラーツ散策:王宮の二重螺旋階段

2019年9月11日水曜日@グラーツ/5回目

初めて訪れた街、グラーツGrazで世界文化遺産を巡る旧市街散策コースを歩いています。
旧市街にあるロマンティックな中庭巡りの後、シュポル通りSporgasseからホーフ通りHofgasseと旧跡を巡り、王宮(城塞)Grazer Burgにやってきました。
城門の手前で王宮の敷地に入ります。入口を入ったところに王宮の説明プレートが掲げられています。

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王宮への入場はなぜか無料です。それもその筈。まとまった形で往時の王宮が残っているわけではなく、ただ、ゴシック末期の石工技術の傑作である二重螺旋階段Doppelwendeltreppeが残っているだけのようです。今はシュタイアーマルク州政府が使っているので、出入り自由です。王宮の建物に沿って、中庭を歩きながら、その二重螺旋階段を探します。建物の壁面には往時の建物の跡が見られます。

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中庭の突き当りの建物に二重螺旋階段の入り口が現れます。

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入口には、ドイツ語と英語で二重螺旋階段の名前が書かれています。この階段室は1499年に作られました。

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中に入ると、階段が左右に分かれて、上方に続いています。この2つの階段が二重の螺旋になっているようです。片方の階段を上っていくと・・・途中で合流して、また、二手に分かれていきます。

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これが合流・分割点です。

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途中は天井にもう一つの階段の形が見えています。

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この窓の上の天井は階段の合流点の形が浮き彫りになっていますね。

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この天井は分割点の形になっています。

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合流・分割点は2つの階段が一つになるので、どうしても狭くなっています。ちょっと構造的に無理があり、実用性を欠いています。

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まあ、天井のデザインと思えば、とても面白い形になっています。

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理屈抜きに楽しめばいいでしょう。カップルが別の方向に歩き出して、出会う度にキスするそうですが、そこまでロマンティックな階段ではないようですね。

二重螺旋階段を出て、王宮の第2の中庭に出ます。花の咲き誇る中庭です。

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その花の中から、芝生に並ぶ奇妙なデザインの頭部彫刻群が現れます。

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どうやら、グラーツを州都とするシュタイアーマルク州に関連した有名人の像のようです。一つ一つに名前が書かれています。有名人の名前を見出そうとして、しばらく眺めますが、ほとんど知らない人ばかりです。もっともオーストリアでは知られた名前なんでしょう。

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少なくとも一人だけはよく知った名前があります。作曲家のフーゴ・ヴォルフHugo Wolfです。彼はシュタイアーマルク州ヴィンディッシュグレーツWindischgrätz(現在のスロベニアのスロヴェニ・グラデツ)で生まれたそうです。もっとも彼の音楽家としての人生のほとんどはウィーンで過ごしましたけどね。

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次いで、隣り合う王宮庭園Burggarten Grazの薔薇園に移動します。夏の名残のバラが青空に映えます。

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しばらく、バラを愛でましょう。


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グラーツ散策:王宮庭園~大聖堂~霊廟

2019年9月11日水曜日@グラーツ/6回目

初めて訪れた街、グラーツGrazで世界文化遺産を巡る旧市街散策コースを歩いています。
旧市街にあるロマンティックな中庭巡りの後、シュポル通りSporgasseからホーフ通りHofgasseを巡り、王宮(城塞)Grazer Burgの二重螺旋階段Doppelwendeltreppeを見物。
王宮の奥の庭から、複雑な通路を抜けると、隣り合う王宮庭園Burggarten Grazの薔薇園に出ます。

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美しく咲いた夏の名残のバラを愛でます。

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色とりどりのバラが咲いています。なかでもピンク色のバラが目を惹きます。

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小さな赤いバラ、ピンクのバラが綺麗です。

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バラ園を後にして、王宮庭園内の散策路を歩きます。

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樹木が茂り、緑が豊かな空間です。

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王宮庭園で緑を楽しんだ後、グラーツ大聖堂Domkirche zum Heiligen Ägydius in Grazに向かいます。庭園の高台を下ると、王宮横の城門Burgtorがあります。城門のアーチを抜けます。

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城門を抜けると、すぐ左手が大聖堂です。堂々たる姿で立っています。

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しかし、大聖堂は修復中で内部見学は不可。大聖堂前には赤いバラに囲まれたモダンな彫像があります。

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聖アエギディウスの彫像です。この大聖堂は聖アエギディウスに捧げられた教会です。

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大聖堂に隣り合って美しい姿の霊廟Mausoleumがあります。

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バロック様式の3つの丸い塔が印象的です。

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バロック様式の霊廟教会Mausoleumkircheの裏側に周ると、霊廟の正面に出ます。入口もあります。

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霊廟のファサードの上部には聖人の彫像が3体並んでいます。

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霊廟前の広場には大聖堂の側面が接していて、受難の十字架が立っています。

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ここまでの散策ルートを地図で確認しておきましょう。

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これから、このハプスブルク家の霊廟の内部に入ります。



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グラーツ散策:ハプスブルク家の霊廟~シュロスベルク

2019年9月11日水曜日@グラーツ/7回目

初めて訪れた街、グラーツGrazで世界文化遺産を巡る旧市街散策コースを歩いています。
旧市街にあるロマンティックな中庭巡りの後、王宮(城塞)Grazer Burgの二重螺旋階段Doppelwendeltreppe、王宮庭園Burggarten Grazを抜けて、工事中のグラーツ大聖堂Domkirche zum Heiligen Ägydius in Grazの代わりに隣り合う霊廟Mausoleumに足を踏み入れます。
内部はハプスブルク家の霊廟とは思えないような、豪華絢爛なバロック装飾に彩られた空間が広がっています。
それもその筈、今、入った内部は実際、カタリーネン教会Katharinenkircheなんです。地下礼拝堂を含むフェルディナンド2世とその家族たちの霊廟は右の翼廊の先にあります。この霊廟はカタリーネン教会と地下礼拝堂の2つの建物がつながった複合的な建物になっています。皇帝フェルディナンド2世の命で設計にあたったのはイタリア人宮廷建築家のジョバンニ・ピエトロ・デ・ポミスです。

正面にはカタリーネン教会の主祭壇があります。聖カタリナを祭っています。

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カタリーネン教会の十字架の形をかたどった身廊と翼廊が交わる中心の場所、すなわち、クロッシングから真上を見上げると高い塔の上の天井画が見えます。

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左の翼廊にはマリアの祭壇画があります。

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入ってきた扉のほうを振り返ります。これが小さな身廊です。

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後陣からメインの塔のあたりにかけての天井部分です。ルネッサンスからバロックにかかる時代、マニエリスムの美しい精華がここに見られますね。天井画も美しいですが、スタッコ(漆喰)の装飾も素晴らしいです。

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身廊のかまぼこ型の天井には聖カタリナの神秘の生涯が描かれているようです。

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もう一度、カタリーネン教会の主祭壇を眺めた後、右手の翼廊の先にあるフェルディナンド2世とその家族たちの霊廟に向かいます。

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右翼廊の一番奥まったところに死せるキリストのような足をこちらに向けた横たわって息絶えたキリスト像があります。

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その手前に地下霊廟(地下礼拝堂)Grabkapelleを覗ける窓があります。

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何とか地下の霊廟を覗き込むと、2つの石棺が見えます。これはフェルディナンド2世の両親の石棺ですが、カール2世の石棺は空で母親(マリア・フォン・バイエルン)だけが入っているようです。フェルディナンド2世の石棺は側壁に収められているので、上からは見ることができません。地下霊廟に直接降りることはできないようですね。

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再び、横たわるキリスト像を眺めます。周りを囲む使徒たちの像が派手ですね。

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もう一度、死せるキリストを見て、霊廟の見学を終了。

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再び、翼廊を通って、カタリーネン教会に戻ります。反対側の翼廊のマリアの祭壇が見えています。

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霊廟を出て、大聖堂の前の扉を見ると、今年の11月いっぱいは工事中で閉じている旨の張り紙があります。うーん、残念です。

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大聖堂、霊廟前の路地、ビュルガー通りBürgergasseを少し進み、右の路地に入ると、からくり時計台(グロッケンシュピール)Glockenspielのあるグロッケンシュピール広場Glockenspielplatzに出ます。建物の最上部にからくり時計が見えますね。

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さらにグラーツの旧市街の世界遺産を巡る散策コースは続きますが、ほぼ、見たいものは見たので、この辺りで最初の散策コースは終了。

次はシュロスベルクSchlossbergの丘に上るコースに移ります。眺めを楽しみながら、ランチでもいただきましょう。トラム乗り場のあるヤコミニ広場Jakominiplatzまで歩きます。ヤコミニ広場は色んな路線のトラムが発着する賑やかな広場です。

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シュロスベルクに上るケーブルカー乗り場はトラムの停留所シュロスベルクバーンSchlossbergbahnにあるので、4番か、5番のトラムに乗ります。トラム乗り場を探します。

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トラムに乗って、シュロスベルクバーンに移動します。トラムを下りると、すぐ目の前がケーブルカー乗り場Schlossbergbahn Talstationです。

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ここまでの散策ルートを地図で確認しておきましょう。

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さあ、ケーブルカーでシュロスベルクの丘に上りましょう。



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グラーツ散策:シュロスベルクの山頂でランチはならず!

2019年9月11日水曜日@グラーツ/8回目

初めて訪れた街、グラーツGrazで世界文化遺産を巡って散策しているところです。

旧市街散策コースで、ロマンティックな中庭巡り、王宮(城塞)Grazer Burgの二重螺旋階段Doppelwendeltreppe、王宮庭園Burggarten Graz、工事中のグラーツ大聖堂Domkirche zum Heiligen Ägydius in Grazに隣り合う霊廟Mausoleumなどを楽しみました。

次はシュロスベルクSchlossbergの丘に上るコースです。
シュロスベルクバーンSchlossbergbahnのケーブルカーに乗って、丘の上に上ります。ケーブルカー乗り場のチケット窓口で訊くと、24時間乗り放題チケットはこのケーブルカーにも有効だそうです。

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無料で楽ちんでシュロスベルクの上に上りましょう。到着しているケーブルカーに乗り込みます。

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全面ガラスでパノラマ仕様のピカピカの車両です。

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ケーブルカーに乗り込み、下の眺めがよさそうなところを確保します。

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ケーブルカーが発車して、乗り場を離れていきます。

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発車してすぐは建物に景色を遮られます。

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すぐに建物越しに街並みが見えてきます。

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だんだん、眺めがよくなってきます。

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左方は山の斜面が邪魔しますが、前方の視界は遮るものがありません。

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グラーツの街並みを眺めながら、シュロスベルクの丘の上に到着します。

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丘の上には、リースル"Liesl" という名で知られた鍾塔Glockenturmが立っています。1588年に建てられ、ナポレオン軍に丘の上の要塞が破壊された際も時計塔とともに無傷に残されました。軍事的な価値がなかったからでしょう。

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さて、山の上からの景色を眺めながら、美味しいランチにしましょう。でも、考えることは皆同じで、そこにある眺めのよいレストランの見晴らしの良い席は、埋まっています。(実はこれは失敗でした。このレストランはシュロスベルク・ビアガルテンSchlossberg Biergartenですが、本当に眺めの良いレストラン、レストラン シュロスベルグRestaurant SCHLOSSBERGはケーブルカーの山頂駅の反対側にあって、死角になって見えていなかったので、見落としたんです。しかし、これが後になって、別のレストランで美味しいランチをいただくことになった機縁になったんです。)
ならば、次善の策として、冊子で紹介されている、もう一つのレストランに行きましょう。ちょっと下った所にあるようです。山頂の散策路を歩いていきます。途中、堅固な砦が見えます。シュタールバスタイ(大砲の砦)Stallbastei mit Kanonenhütteです。

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シュタールバスタイを周り込んだところに下っていくと、目指すレストランのシュタルケ・ハウスStarcke Hausが見えてきます。宮廷俳優グスタフ・シュタルケが住んでいた家が今はレストランになっています。元々は火薬庫があったところです。

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眺めのよい道を歩いて、レストランに向かいます。

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シュタルケ・ハウスに着くと、ここは眺めのいいテラス席が空いています。やっと、ここで寛げます。

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ここからは山頂にある中国風パビリオンChinesischer Pavilionも見渡せます。

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しかし、ウェイターにランチメニューをお願いしたら、今日と明日はランチはできないとのこと。キッチンがクローズしているので、喫茶メニューのみだと言われます。残念! ここは料理が美味しいそうなので重ね重ね残念です。
このテラスの下にももう一つのテラスが見えます。テラスが2層になっているんですね。

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冷たいアイスコーヒーを飲みながら、一服して、眺めを楽しみます。

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と、隣の席の地元の青年が日本語で話しかけてきます。びっくりです。ボーイスカウトの大会で日本に行き、ハマったそうです。日本のことが好きになり、その後、2回、日本を訪れたそうです。奇遇ですね。彼もこんなところで日本人と遭ってびっくりしたでしょう。なにかと話に花が咲きます。まだまだ、日本語はたどたどしいですが、とっても日本がお気に入りのようで、次は桜の季節に行きたいとのことでした。ここからの絶景を眺めながらの歓談が続きます。

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休養も十分できたので、この好青年とお別れして、ぶらぶら歩きながら山を下りましょう。
ここまでの散策ルートを地図で確認しておきましょう。

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今度は別ルートで山を下ります。来たときはケーブルカーでしたが、下りるのは階段を下ります。そのほうが景色がよさそうですからね。



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グラーツ散策:シュロスベルクの時計塔からの絶景と美しいヘルベルトシュタイン庭園

2019年9月11日水曜日@グラーツ/9回目

初めて訪れた街、グラーツGrazで世界文化遺産を巡って散策しているところです。

旧市街散策コースで、ロマンティックな中庭巡り、王宮(城塞)Grazer Burgの二重螺旋階段Doppelwendeltreppe、王宮庭園Burggarten Graz、工事中のグラーツ大聖堂Domkirche zum Heiligen Ägydius in Grazに隣り合う霊廟Mausoleumなどを楽しみました。

次にシュロスベルクSchlossbergの丘に上るコースを巡っています。レストランのシュタルケ・ハウスStarcke Hausで一服し、そろそろ、山を下ります。
眺めのよい展望台から街を見下ろします。グラーツの新しい顔、クンストハウス・グラーツKunsthaus Grazの奇抜な姿が目を惹きます。

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ズームアップしてみましょう。なんて奇妙奇天烈なんでしょう。

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ムーア川の流れも見えています。塔が見えますが、あれはフランツィスカーナー教会Franziskanerkirche Grazでしょう。

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展望台の一角には時計塔Uhrturmがあります。昔からのグラーツのシンボルです。シュロスベルクの丘の上に立つ時計塔はグラーツの町の至る所から望めます。28mの塔の上の時計は1712年以降、正確に時を刻んでいます。なぜか長針と短針が逆に取り付けられていますが、午後1時49分という時刻は正確です。

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時計塔に近づき、間近に眺めます。

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時計塔の真下には美しい庭園があります。ヘルベルトシュタイン庭園Herbersteingartenです。

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時計塔の長針と短針が逆になっている奇妙な時計を真下から見上げます。

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時計塔の前が絶好の展望台になっており、すぐ真下のヘルベルトシュタイン庭園やグラーツの街の風景が眺められます。

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ここからの眺めを楽しんだ後、ここから山を下りることにします。

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ヘルベルトシュタイン庭園へ続く階段に向かいます。

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階段の上からの素晴らしい眺めです。左端に市庁舎Rathaus der Stadt Grazとハウプト広場Hauputplatz、真ん中にフランツィスカーナー教会、右端にクンストハウス・グラーツというグラーツの新旧のシンボルが見えています。

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視線を左に移すと、市庁舎の奥に州庁舎Grazer Landhaus、左端にはグラーツ大聖堂Domkirche zum Heiligen Ägydius in Graz、手前の間近にはヘルベルトシュタイン庭園が見えています。

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階段はヘルベルトシュタイン庭園に続き、階段の周りは綺麗な花々で飾られています。

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眺めを楽しみながら、ゆっくりと階段を下りていきます。

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美しいヘルベルトシュタイン庭園に出ます。ありきたりの赤いベゴニアもここでは別の美しい花に思えます。

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ここまでの散策ルートを地図で確認しておきましょう。

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素晴らしい秋晴れにつられてか、大勢の人が散策しています。我々も素晴らしい絶景を楽しみます。



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グラーツ散策:シュロスベルクの眺めのよい階段。最後は美味しいランチを食べて、空港に向かうものの・・・トホホ

2019年9月11日水曜日@グラーツ/10回目

初めて訪れた街、グラーツGrazで世界文化遺産を巡って散策しているところです。

旧市街散策コースで、ロマンティックな中庭巡り、王宮(城塞)Grazer Burgの二重螺旋階段Doppelwendeltreppe、王宮庭園Burggarten Graz、工事中のグラーツ大聖堂Domkirche zum Heiligen Ägydius in Grazに隣り合う霊廟Mausoleumなどを楽しみました。

次にシュロスベルクSchlossbergの丘に上るコースを巡り、時計塔Uhrturmのある展望台から、階段を歩いて、山を下りているところです。
時計塔から一段下がったところにあるヘルベルトシュタイン庭園Herbersteingartenで美しい緑と花々を楽します。庭園からは直下の街並みが大きく見えています。街並みの向こう、ムーア川の先にはクンストハウス・グラーツKunsthaus Grazの独特の姿が見えます。

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左方に目を転じると、ハウプト広場Hauputplatzにある市庁舎Rathaus der Stadt Grazがよく見えています。

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さて、美しいヘルベルトシュタイン庭園から、260段のシュロスベルク階段Schlossbergsteigを下ります。眼前にはグラーツの旧市街の美しい眺めが広がります。散策の最後を締めくくるのにふさわしい絶景に出会えます。

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煉瓦造りのアーチのトンネルの中の階段を下りていきます。

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シュロスベルクの丘を下り終えます。シュロスベルク広場Schlossbergplatzから岩山を右に左に折れながら続いているシュロスベルク階段を眺めます。

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シュロスベルクを下りた後、トラムでグラーツ中央駅Graz Hauptbahnhofに戻ります。某ブログに紹介されていた駅前のレストラン、ツー・デン・ドライ・ゴールデネン・クーゲルンZu den 3 goldenen Kugelnに行くためです。《3》のマークが目印で、すぐにお店が見つかります。ガラス張りの明るいお店ですが、お世辞にも高級感はまったくありません。それほどの期待感もなく、ともかく、ランチを食べるために入店します。

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お昼時の時間を外したせいか、店内はがらがらです。ますます、不安感が高まります。

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喉が渇いていたので、冷たいコーラを飲んで、料理を待ちます。

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昨夜食べそこねたキノコのフライ(フライ・ド・シャンピニオン)と七面鳥のシュニッツェルを頂きます。

これがフライ・ド・シャンピニオン。キノコの量には度肝を抜かれますが、カキフライのような触感と味に満足して完食します。

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これは七面鳥のシュニッツェル。これも見栄えはともかく、素晴らしく美味しい!

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名物料理、フライ・ド・シャンピニオンと七面鳥のシュニッツェルは絶品でした。シュロスベルクのレストランでランチできなかった分を取り返した思いです。

さあ、少し早いですが、用心して、グラーツ空港Flughafen Grazに向かいましょう。今日は空路、チューリッヒに飛び、そこから電車でルツェルンに移動します。明日から早速、ルツェルン音楽祭でクルレンツィス指揮ムジカエテルナの演奏でモーツァルトのオペラ、ダ・ポンテ3部作を聴き始めます。

ホテルに預けてあった荷物を受け取って、グラーツ中央駅に向かいます。

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グラーツ中央駅からグラーツ空港はとっても近く10分程度の移動です。やはり、24時間チケットが使えます。ラッキー!
また、派手なデザインの駅の構内を抜けていきます。

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グラーツ中央駅からSバーンに乗ります。ホームに出ると、ちょうど電車が出るところ。車掌が、私たちの乗車を待って、ドアを閉めてくれます。結構混んでます。でも、空港はすぐの筈です。ところが、ここでsaraiがかん違い。ほんの10分だから立っていようかと思ったら、資料を読み違え、saraiが20分だと訂正します。ならばと、席を見つけて座ります。実は10分くらいで着くのが正解。てっきり、20分かかると思い込んでいたsaraiは、10分ほどで着いた空港の最寄り駅で電車を降り損ね、駅を出た途端、ここだった!と誤りに気が付きます。遅かりし・・・電車は出てしまい、どんどん加速します。仕方がないですね。次の駅から引き返してきましょう。3分ほどで次の駅に停車。次の駅が近くでよかったです。15分ほど待って逆方向の電車に乗り換えて、空港へ引き返します。今度はしっかり降りましょう。空港駅はがらーんとしています。

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念の為に余裕の時間に乗ったのが正解で、大事には至りません。空港駅の周りには、空港の管制塔が畑の中にスックと見えるだけです。

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駅から、畑の中を通路が伸びています。ここを歩いていくのね。

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ご親切に空港への案内図があります。ですが、こんなところで迷う筈もありません。通路の先には空港しかありません。

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一応、通路には屋根がついています。小雨のときには助かりますね。

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空港のターミナルビルに向かって、ゆっくりと歩を進めます。



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グラーツから空路、チューリッヒに向けて出発

2019年9月11日水曜日@グラーツ/11回目

初めて訪れた街、グラーツGrazで世界文化遺産を巡って散策しました。
旧市街散策コースとシュロスベルクSchlossbergの丘に上るコースを巡り、グラーツの街の美しさを満喫しました。
夕刻になり、グラーツを去る時間になり、グラーツ空港Flughafen Grazにやってきました。これからスイスのチューリッヒ空港経由でルツェルンに向かいます。
Sバーンで到着したグラーツ空港・フェルドキルヒェン駅Flughafen Graz-Feldkirchenから歩いて10分ほどでグラーツ空港の出発ラウンジに到着。新しく綺麗です。

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少し手続きカウンターには列ができていますね。

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出発ラウンジの外はこんな感じ。のんびりしたもんです。

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空港がコンパクトなので、手続きが簡単。ラウンジ内もゆったりと時間が流れます。

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それでも出発待ちの人が結構います。

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まだまだ搭乗までに時間がたっぷりあるので、PCを立ちあげてブログを仕上げてしまいましょう。
ブログを書いたり、孫への絵葉書を書いたりして、時間は経っていきます。

出発ラウンジの窓から滑走路の飛行機を眺めます。む・・・何か違和感があります。

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飛行機が中途半端に位置に駐機し、タラップが取り付けられています。そういえば、ボーディングブリッジが見当たりませんね。出発ラウンジ自体も平屋です。

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ようやく、搭乗時間になります。あれ、飛行機まで歩いていくようです。ボーディングブリッジが1つもありませんからね。これでいいんですよね。究極の簡素化した空港です。

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すぐに飛行機に乗り込みます。久しぶりに2列×2列の飛行機。ブラジル製のエンブラエル190という初めて乗る航空機です。総座席数は112席。航空会社はヘルヴェティック・エアウェイズというチューリッヒを拠点にするLCCです。ビジネスマン風の男性が多いです。窓から眺めていると、乗客が出発ラウンジから順次歩いてきます。不思議な光景です。

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のんびりした搭乗風景ですが、すぐにみなさんの搭乗は終わります。

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サッサと乗り込んで、さっさと飛び立ちます。

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綺麗な田園風景が眼下に広がります。グラーツよ、さようなら。

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すぐに雲の上に出ます。

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太陽は地平線の彼方で沈もうとしています。

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快晴だったので、アルプスが見えるかと思いますが、だんだん雲が増え、下は何も見えません。遠くの雲の上に山影がちょっと見えています。

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夕暮れの空をヘルヴェティック・エアウェイズ機はチューリッヒZürichに向けて飛んでいきます。

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たった5日間だけの短いオーストリア滞在でしたが、この旅の終わりにまた、ウィーンに戻ってきます。半月後です。喪失感のない旅立ちです。



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ルツェルンに無事到着するものの、深夜のホテル探し・・・現地の方の親切に感謝!

2019年9月11日水曜日@グラーツ~ルツェルン/12回目

グラーツGrazから空路、チューリッヒZürichに向かっています。チューリッヒ到着後、電車で今日の目的地、と言うか、今回の旅の最大の目的地であるルツェルンLuzernに向かいます。
グラーツを発った飛行機は雲の上をスイスに向かって飛んでいきます。期待していたアルプスの風景は望めません。

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1時間ちょっとのあっという間のフライトですが、チーズを挟んだパンと、飲み物が提供されます。私たちは、お昼をしっかり頂いたので、お腹がいっぱい。明日の朝食にすることにして、食べないで持っていきましょう。最後に、スイスチョコも配られます。スイスに来た実感が湧きますね。
やがて、チューリッヒに近づき、飛行機は徐々に高度を落として、雲の下に出ていきます。

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薄暮の大地が見えます。

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地上の様子がくっきりと見えてきます。

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チューリッヒに向けて、最終着陸態勢にはいります。

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グラーツからチューリッヒへのヘルヴェティック・エアウェイズ機(スイス航空配下のLCC)は順調なフライトで予定通りに真っ暗なチューリッヒ空港Flughafen Zürichに到着。ここはグラーツと違って大きな空港です。ちんけな飛行機ですが、ちゃんとボーディングブリッジが接続され、ビシッと上着をきたおじさんたちは、機内持ち込みのカバンを持って、さっさと下りていきます。私たちは、荷物受け取りのターンテーブルへ向かいます。またまた無事に我々の預けた荷物にご対面です。
ここからは電車でルツェルンに移動ですが、余裕の1時間の乗り換え時間をとっていたので、問題なく、9時15分発のルツェルン行きの電車に乗ります。チケットはネットで購入済です。

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途中、チューリッヒ中央駅Zürich HBでルツェルン駅Luzern Bahnhof行きの電車に乗り換えて、夜の闇の中を走っていきます。やがて、チューリッヒ湖Zürichsee沿いに走ります。真っ黒な湖面の向こうに対岸の街の光が見えます。

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暗いチューリッヒ湖に沿って、走っていきます。タールヴィルThalwilを少し過ぎたあたりです。ルツェルンまであと40分ほどです。

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やがて、チューリッヒ湖から離れていきます。

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チューリッヒ湖を離れると、車掌さんが検札に周ってきます。ネットで購入したチケットを見せると、ちらっと見ただけで通過していきます。

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ルツェルン駅へ到着。もう、夜の10時半。真っ暗です。今日はアパートメントタイプの宿です。うまくたどり着けるでしょうか。乗るべきバスはすぐに見つかり、飛び乗ります。運転手からチケットを買い、すぐに出発。

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車内にバス停が表示されるので、ホテルの最寄りのバス停でちゃんと下車。が、ここからが大変。夜道が真っ暗なのに加えて、あたりにはお店もありません。さて、どちらに進んでよいのやら困り果てます。バス停の灯りを頼りに、プリントアウトした紙とにらっめっこ。暗闇の中、通りの名前を確認します。ようやく通りは見つかりますが、その先はずっと何もありません。アパートが建ち並んでいるだけです。その通りを往復しますが、それらしいホテルの看板は見つかりません。困り果てて、うろうろしていると、saraiの携帯が鳴り響きます。実は今日はホテルと言っても、アパートメントタイプの宿に泊まるので、レートチェックインになってしまったんです(もちろん、追加料金)。特別にスタッフが待っていてくれます。それでなかなか我々が到着しないので、しびれを切らしての電話でした。今、向かっているところだと答えると、話が通じて、待っていてくれるとのこと。また通りを歩き始めます。と、自転車を引いた現地の若者が寄ってきて声をかけてくれます。ホテルのアドレスを伝えると道案内してあげるよとのこと。感謝! 彼にどこから来たのか訊かれて、日本だと答えると、何と彼ももうすぐ日本に観光に出かけるそうです。沖縄、大阪、京都、東京を周るとのこと。これも奇遇です。今日はグラーツでもルツェルンでも日本贔屓の若者に会う日のようです。そんなおしゃべりをしながら歩いていると、人影が見えます。ホテルのスタッフがアパートメントの建物の前に迎えに出てくれています。これで、ようやくホテルを発見。ここで道案内してくれた親切な青年に大いに感謝して、別れます。何の表示もない、そっけない建物です。これでは分かる筈がありません。スタッフに誘導されて、エレベータで4階に上がり、お部屋に入ります。使い勝手の良さそうな部屋です。チェックインの手続きをすませ、鍵をもらって、ようやく落ち着きます。アパートメントタイプのホテルを借りるのは、これが大変。住み始めれば、気楽でいいんですけどね。
何とか、ルツェルンのアパートメントスタイルのホテルにチェックインできました。みなさんの親切に感謝です。旅慣れている筈のsaraiですが、こんなに苦労するようになりました。自分が情けない思いです。でも、何とか切り抜けられて、明日からのルツェルン音楽祭を無事に迎えられるようになりました。ふーっ・・・。
さて、部屋をチェックしましょう。さすがにアパートメントスタイルのホテルは広々としています。

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キッチンがあるのがいいですね。調理器具や食器も揃っています。

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浴室にはちゃんとバスタブもあります。

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このアパートメント、スター バケーション ホームズ ルツェルンStar Vacation Homes Lucerne に今日から5泊します。過ごしやすそうです。

長い1日で疲れました。もう、夜の11時過ぎです。早く休みましょう。



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ヴァイオリンの超新星、辻彩奈の外連味のない演奏に心躍る!@東京オペラシティコンサートホール 2020.8.15

いやあ、素晴らしい。久しぶりにこんな逸材に出会えました。辻彩奈を聴くのは2度目ですが、前回はヴィヴァルディの四季だったので、はっきりとは評価できなかったので、実質、今回が初聴きのようなものです。ヴァイオリニストでは庄司紗矢香以来の天才の出現です。実に清々しい演奏を聴かせてもらい、大きな感銘を覚えました。

今日は午前中にゲネプロを聴かせてもらい、午後は本番という贅沢な音楽鑑賞です。ゲネプロでも辻彩奈のヴァイオリンは輝いていました。ワクワクする気持ちを抱きながら、本番の演奏に臨みました。

前半はストラヴィンスキーのバレエ音楽「カルタ遊び」から始まります。この曲は初めて聴きます。面白い曲ではありますが、《春の祭典》のような先鋭さは影を潜め、優等生的に新古典主義に回帰したようなもどかしさを感じます。演奏自体は東響の素晴らしいオーケストラの響きで最高ではありますけどね。ラヴェルのラ・ヴァルスやロッシーニの《セヴィリアの理髪師》をパロディってて、そのあたりの弦楽パートや木管の響きの素晴らしさに酔いしれて聴いていたので、十分に楽しませてもらいましたが、やはり、《春の祭典》だったら、どんな演奏になったんだろうと、余計なことを考えてしまいます。

次はいよいよ、ブルッフのヴァイオリン協奏曲第1番です。ゲネプロのときと違って、辻彩奈はマスクを外して登場します。そう言えば、指揮者の沼尻竜典とコンサートマスターの水谷晃もゲネプロの時と違って、マスクを着けていません。これでいいんですよね。水谷晃の発案のようです。とりわけ、ソロ奏者はマスクを着けずに思いっきり、演奏してもらいたいものです。もちろん、客席の聴衆は全員マスク着用です。
冒頭のオーケストラのワクワク感たっぷりの序奏に乗って、辻彩奈の清冽な響きがホールの空間に満ちます。たちまち、saraiの心を持っていかれます。ヴァイオリンの音の響きも美しいし、音楽的な表現も見事ですが、それ以上に何か華というか、オーラに輝いています。第1楽章の主部に入り、その瑞々しい演奏に魅了されます。スケール感のある演奏を聴いていて、チョン・キュンファのことを想起します。あのレベルの演奏に達しています。その演奏に感銘を覚えているうちに第1楽章から第2楽章に移行していきます。第2楽章のまるでR.シュトラウスの音楽のような静謐な美しさを辻彩奈は弱音の響きを効果的に使って、歌い上げていきます。何という素晴らしい音楽なのでしょう。オーケストラもそれに呼応しながら、大きなうねりの音楽で高潮していきます。第1楽章以上の素晴らしさにただただ、うっとりと音楽に酔ってしまいます。後期ロマン派の精華を味わい尽くす思いです。第2楽章がいつまでも続いてほしいと念じますが、無情にも第3楽章に移行します。第3楽章は一転して、勢いのある音楽です。saraiの好みは第2楽章の静謐の美です。ところが期待していなかった第3楽章は冒頭から、辻彩奈の光り輝くような演奏で素晴らしいこと、この上なしという見事さです。パワーがありながらも音楽の美を歌い上げるという離れ業のような凄い演奏です。第3楽章は東響の最高の演奏と相俟って、辻彩奈の凄い演奏に感嘆しているうちに、終盤を迎えます。フィナーレは辻彩奈がぐんぐん加速して、圧倒的な高みに達します。

何という素晴らしいヴァイオリニストが出現したんでしょう。その演奏たるや、まさに恐いもの知らずで、弾きたい放題の感もありますが、ちゃんと音楽の枠におさまっています。もっといい楽器を手に入れれば、さらなる輝きも期待できそうな予感もあります。これから、彼女の音楽を楽しみに人生を過ごしていきたいとsaraiに思わしめるような素晴らしいコンサートでした。
そうそう、アンコールで弾いたバッハの無伴奏ですが、よい意味であっけらかんとした演奏。無理に難しく弾くことはありません。リラックスして聴けるバッハでした。選曲もこれでよかったでしょう。

後半はベートーヴェンの交響曲 第2番。沼尻竜典の指揮の下、東響の素晴らしいアンサンブルで堪能させてもらいました。何もコメントする必要のない演奏です。第1楽章の颯爽としたところ、第2楽章の一点の曇りのない美しさ、第4楽章の高揚。ベートーヴェンの交響曲の中で一番、聴いていない曲ですが、やはり、素晴らしいです。何故にフルトヴェングラーはこの曲をあまり演奏しなかったのか、不思議です。


今日のプログラムは以下です。

  指揮:沼尻竜典(ジョナサン・ノットの代演)
  ヴァイオリン:辻 彩奈
  管弦楽:東京交響楽団  コンサートマスター:水谷晃

  ストラヴィンスキー:バレエ音楽「カルタ遊び」
  ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番
   《アンコール》J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第3番 ホ長調 BWV.1006より第3曲《ロンド風のガボットGavotte en Rondeau》

   《休憩》

  ベートーヴェン:交響曲 第2番 ニ長調 Op.36


最後に予習について、まとめておきます。

1曲目のストラヴィンスキーのバレエ音楽「カルタ遊び」は以下のCDを聴きました。

 クラウディオ・アバド指揮ロンドン交響楽団 1974年10月 ロンドン、セッション録音

見事な演奏です。


2曲目のブルッフのヴァイオリン協奏曲第1番は以下のCDを聴きました。

 アンネ・ゾフィー・ムター、ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ベルリン・フィル 1980年 セッション録音
 
とても若干17歳の少女だったムターが天下のカラヤンを向こうに回して演奏したとは思えない素晴らしさ。やはり、ムターは凄い。


3曲目のベートーヴェンの交響曲 第2番は以下のCDを聴きました。

 ルドルフ・ケンペ指揮ミュンヘン・フィル 1971~73年、ミュンヘン、セッション録音
 
今まで聴いたことのない人の演奏を聴いてみようと思って、これを聴きましたが、全集のほかの曲も聴いてみたくなりました。立派な演奏で、活き活きした演奏です。



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テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

       辻彩奈,  

ピラトゥス山周遊:始めはツーリストインフォメーションから

2019年9月12日木曜日@ルツェルン

旅の9日目、ルツェルンLuzernの2日目です。

快晴を感じさせるアパートの窓から見える狭い空。今日は朝から雲一つない青空です。配偶者の「晴れ女」はまだまだ健在です。今日は、晴れたらピラトゥス山Pilatusへ上ってみようと計画していたのですが、この絶好の天気では行かない理由はありませんね。今日こそ、一昨年の借りを返すためにピラトゥス山に上ります。一昨年は厚い雲でピラトゥス山が覆われていたので、行くことを断念したんです。と言っても、今夜は大事なクルレンツィス指揮ムジカエテルナのモーツァルトのオペラが6時半からあるので、さっと行ってさっと帰ってきます。
昨日の飛行機でもらったパンと紅茶で、簡単に朝食を済ませます。

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さて、まずはルツェルン駅に向かいます。最寄りのバス停に歩いていくと、こんなに青空です。

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バス停はすぐそこに見えています。が、その前にバスのチケットを購入しておきましょう。

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チケットの自動販売機が手前のバス停に設置されています。クレジットカードで購入します。

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熟慮の末、1日券を買います。これがそのチケット。でも、実際は1回券をその都度買ったほうが安かったんです。4回以上乗車しないと駄目なんです。失敗!

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ルツェルン駅行のバス停の前に立ちます。

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バスの時刻表を確認します。1時間に4~6本走っています。次のバスはあと数分でやってきます。

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これがルツェルンの市内バスの路線図。市内をくまなく走っていますね。ルツェルンはトラムも地下鉄もないので、バスが唯一の公共交通機関です。

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バスに乗って、ルツェルン駅に到着。賑やかな駅前です。

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真っ青な空につられたのか、駅は山に出かける様子の人でいっぱいです。まずは、駅のツーリストインフォメーションにいって、ピラトゥス山に行く相談をしましょう。ツーリストツーリストの場所は熟知しているので、すぐに到着。

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早速、スタッフの女性をつかまえて、ピラトゥス山を周遊するコースの相談をします。

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saraiが相談している間、配偶者はツーリストツーリストで販売しているお土産物を眺めています。スイスらしい小さな人形などが並んでいます。

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でも、やはり、スイスは物価が高く、ちょっとしたものもいい値段です。

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さて、ピラトゥス山へのコースですが、湖船もいいわよと勧められますが、一昨年、フィアヴァルトシュテッテ湖Vierwaldstättersee(ルツェルン湖)のクルーズ船に乗ったし、早めに戻りコンサートに備えたいので、電車で行くことにします。その代わり、行きは登山電車、帰りはロープウェイの周遊コースにします。

行き: ルツェルン ⇒ 電車 ⇒ アルプナッハシュタットAlpnachstad ⇒ 登山電車 ⇒ ピラトゥス山頂(ピラトゥス・クルムPilatus-Kulm)
帰り: ピラトゥス山頂(ピラトゥス・クルムPilatus-Kulm) ⇒ ロープウェイ ⇒ リフト ⇒ クリエンスKriens ⇒ 市内バス ⇒ ルツェルン駅

以上の周遊コースに決定。

もちろん、案内ガイドのパンフレットもいただきます。

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これがそのパンフレットに記載されているピラトゥス山周遊コースです。女性スタッフがルートの乗換え点にマークしてくれます。

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ピラトゥス山周遊チケットは登山電車の駅で実際の乗車チケットに交換するんだそうです。ついでに今のピラトゥス山の山頂の様子をWEBカメラで見せてもらいます。素晴らしい天気です。楽しみですね。
ピラトゥス山周遊チケットはそれなりに高額です。クレジットカードで精算。これが購入した周遊チケット。一人85.2スイスフランもします。一昨年は半額カードを購入したので、もう少し安く購入できたんでしょうね。

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女性スタッフに楽しんできてねと笑顔で送り出されます。しかし、ここに大きなトラブルの種が潜んでいたんですが、そのときは知る由もありません。



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ピラトゥス山周遊:ルツェルン~アルプナッハシュタット

2019年9月12日木曜日@ルツェルン/2回目

ルツェルン駅のツーリストインフォメーションでピラトゥス山周遊チケットを購入して、ツェントラル鉄道Zentralbahnの電車が出発するホームへ向かいます。駅構内は大勢の人で賑わっています。

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電車は一番端っこのホームから出発しますが、まだ、出発までに20分ほどあります。ホームに向かう前に買い物をしておきましょう。

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見かけたパン屋さんに入ります。

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もう朝食はアパートメントで済ませたので、パンは買わずにコーヒーだけをゲット。

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ポストも見つけたので、キオスクで切手を買い、孫への絵葉書をポストに投函。

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構内にコインロッカーを見かけます。この駅では使う必要がありませんが、5日後にアルプスをハイキングする際にインターラーケン・オスト駅で大きな荷物をコインロッカーに預ける予定なので、スイス国鉄の駅のコインロッカーの様子が気にかかります。この駅のコインロッカーは混み合っているようですね。

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一番端の14番ホームに到着。SバーンのS5の電車はこのホームから出発します。

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ホームで電車の到着を待ちます。

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すると、1分も待たずに電車が入ってきます。ギスヴィールGiswil行のSバーン(S5)の電車です。ツェントラル鉄道のABe130形電車で山岳鉄道用部分低床式電車です。シュタッドラー社製の電車で通称SPATZ(Schmalspur Panorama Triebzug)と呼ばれています。

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入線してきた電車にすぐに乗り込みます。この電車はここが始発なのでガラガラです。電車は中間部分の高床部の車両で天井肩部にも窓のあるパノラマカーです。登山電車に乗り換えるアルプナッハシュタットAlpnachstadまでは15分ほどの旅です。この路線はインターラーケン・オストInterlaken Ostを経由してレマン湖Lac Léman地方のモントルーMontreuxまでをつなぐゴールデンパスラインGoldenPass Lineの一部です。この区間はツェントラル鉄道Zentralbahnの風光明媚な鉄道旅をしばし味わいましょう。

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旅のお供は、日本から持ってきたおせんべいと、昨日のグラーツのシュロスベルクSchlossbergの丘のレストランのシュタルケ・ハウスStarcke Hausで飲んだアイスコーヒーについていたウエハース。そして、さっき調達したコーヒーです。

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電車は10分ほどで出発します。2駅目のクリエンス・マッテンホーフ駅Kriens Mattenhofに着くと、車窓にピラトゥス山Pilatusが青空を背景にくっきりと見えています。

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やがて、車窓にフィアヴァルトシュテッテ湖Vierwaldstättersee(ルツェルン湖)が見えてきます。

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左手に湖を見ながら走っていきます。右側の車窓には青空のピラトゥス山が見えます。素晴らしい風景です。

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最後の停車駅、ヘルギスヴィルHergiswilを過ぎて、少しすると、また、フィアヴァルトシュテッテ湖(ルツェルン湖)が見えてきます。湖面は明るい陽光で光り輝いています。

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電車は湖に沿って走っていきます。青空を背景に、沿線の景色が映えます。

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この電車の走行ルートを地図で確認しておきましょう。

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フィアヴァルトシュテッテ湖(ルツェルン湖)の西端に登山鉄道の出発地のアルプナッハシュタットがあります。あと2分ほどで到着します。



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ピラトゥス山周遊:ピラトゥス登山鉄道のアルプナッハシュタット駅

2019年9月12日木曜日@ルツェルン/3回目

絶好の天気の中、ピラトゥス山Pilatusに向かっています。ルツェルン駅Luzern Bahnhofからツェントラル鉄道Zentralbahnの電車に乗って、登山電車の始発駅、アルプナッハシュタットAlpnachstadに向けて、走っています。フィアヴァルトシュテッテ湖Vierwaldstättersee(ルツェルン湖)の西端にあるアルプナッハシュタットが間近です。

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フィアヴァルトシュテッテ湖(ルツェルン湖)の湖岸に沿って、アルプナッハシュタット駅に近づいていきます。

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登山電車(ピラトゥス鉄道Pilatusbahn)の駅、アルプナッハシュタットAlpnachstadに到着。ホームに降り立ちます。

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大勢の観光客がこの駅で降ります。

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ホームの出口は斜路になっています。人の流れに乗って、そちらに向かいます。

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ぞろぞろと斜路を下って、地下通路に向かいます。

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地下通路を通って、登山電車の始発駅のほうに向かいます。

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駅前の広場に出ます。ここは観光の基地みたいなところで、チケット売り場や案内所など押しかけてくる観光客を待ち受ける準備はばっちりできています。

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これが地下通路からの出口です。次々と人がやってきます。

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ルツェルン駅のツーリストインフォメーションのスタッフのおばさんの丁寧な案内のお蔭でこの広場のパラソルの下のチケット交換所でいちはやく、登山電車のチケットを交換します。これが交換してもらった登山電車とロープウェイの共通チケットです。(右がチケットの表、左が裏、表にはバーコードがあります。)

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さっそく、登山電車の始発駅に向かいます。駅舎の裏に急角度で停車している真っ赤な登山電車の姿が見えています。

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一番でチケットを交換できたお陰で、次の登山電車を待つ行列の先頭に立ちます。次の登山電車はあと10分後の10時45分に乗車開始で10時55時に発車だと立札に書いてあります。

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行列の先頭に立って、登山電車の駅前の広場を眺めます。木立の向こうに鉄道駅があります。

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広場の真ん中に青いパラソルが見えていますが、あれがチケット交換所。左手に行列ができていますが、あれはここで登山電車のチケットを買う人の行列です。

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行列の先頭にsaraiが並んでいて、配偶者は行列を離れて、うろうろと駅前の様子を取材しています。既にsaraiの後ろの列が伸び始めています。

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急勾配のホームでは登山電車が出発の準備中です。

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配偶者がsaraiの近くに戻ってきます。行列は10人以上になっています。

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saraiが行列の先頭をキープしています。

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配偶者も行列に加わって、乗車開始を待ちます。



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ピラトゥス山周遊:ピラトゥス山山頂に向けて、登山電車が出発

2019年9月12日木曜日@ルツェルン/4回目

絶好の天気の中、ピラトゥス山Pilatusに向かっています。登山電車の始発駅、アルプナッハシュタットAlpnachstadで次の登山電車の出発を待っています。saraiは待ち行列の先頭にいます。

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だんだん行列は伸びていきます。既に駅前の広場には人影が少なくなっています。ほとんどの人はチケットを買って、行列に並んだようです。

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やがて、行列の前に張っているロープが外されて、改札口の前まで進みます。ここからは急勾配のホームに停車している登山電車の姿が見えます。

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改札口の前でまた、少し待たされます。よく見ると停車している登山電車はホームから離れた車線にいますね。あの電車に乗るわけではなさそうです。

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ホームの横の屋根の上を見ると、何やら変なものがあります。ドラゴンの飾りでしょうか。

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やがて、上の方から真っ白い登山電車がやってくるのが見えます。

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下りてくる登山電車がホームに近づいてきます。

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駅のスタッフがその登山電車に向かって動き始めます。

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登山電車がホームに到着します。

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そして、ホーム上に完全停止。

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登山電車から乗客が続々と降りてきます。もう、この時間にピラトゥス山から下山してきたようです。とても早い行動の人たちがいるものですね。線路の先を見ると、真っ赤な車両が近づいてきています。何でしょう。

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あっという間に乗客たちが降りてきます。と同時にこの登山電車の前方に別の真っ赤な車両が増結されます。

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車両のどのあたりに乗ろうかなどと相談しているうちに、改札が始まります。チケットのバーコードをスキャンして乗り場に入ります。行列の1番前だったのですが、ホームの中で足の速い若者に負けてしまいます。が、なんとか増結された先頭車両の最前部の前向きの席をゲット。

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あっという間に前方の座席はいっぱいになります。

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ほかの座席も乗客で埋め尽くされます。やはり、このピラトゥス鉄道Pilatusbahnは人気の登山鉄道です。

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車窓からは岩山が見えています。あれがピラトゥス山かな。

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車窓から駅前の広場を見下ろすとまた、次の乗客たちがやってきています。この登山電車の改札は既に終了しているので、あの人たちは次の登山電車に乗ることになります。

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既にホームは無人です。全員、乗車済みです。いつでも発車OKです。

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すぐに運転士が乗り込んできて、発車です。

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登山電車はホームを離れ、下方にフィアヴァルトシュテッテ湖Vierwaldstättersee(ルツェルン湖)の西につながるアルプナッハ湖Alpnachseeの湖面が眺められます。

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いよいよ、ピラトゥス山の山頂に向けての登山電車の旅がスタートしました。山頂のピラトゥス・クルムPilatus Kulm駅までは、距離4618m、高低差1635m、最大勾配480パーミルで所要時間は30分ほどです。世界一の急勾配のラックレール(歯車)の登山鉄道で、何と1889年、今から130年前に開業した最古の登山鉄道の一つです。途中までは牧草地を抜けていき、そこから先は岩肌をむきだした岩山を上っていくようです。これからの車窓が楽しみですね。



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ピラトゥス山周遊:草原の中を走るピラトゥス鉄道

2019年9月12日木曜日@ルツェルン/5回目

絶好の天気の中、ピラトゥス山Pilatusに向かっています。登山電車、ピラトゥス鉄道Pilatusbahnの始発駅、アルプナッハシュタットAlpnachstadからピラトゥス山頂のピラトゥス・クルムPilatus Kulm駅に向けて、登山電車が出発したところです。
駅から少しだけは複線区間になっていて、左側の線路は増結用の車両が停車しています。線路はラックレールになっていて、2本の線路の間にロッヒャー式のラックレールが敷設してあります。このラックレール(歯車)を登山電車に取り付けられた2枚の歯車が挟みつけるように嚙み合わせることによって、急勾配の坂を上ることができます。この方式のラックレールはこの路線のために19世紀の技術者ロッヒャーが開発したそうです。このロッヒャー式のラックレールは1889年のパリ万博に出展されて、評判を呼んだようです。

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停車している増結用の車両とすれ違います。

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右手にはフィアヴァルトシュテッテ湖Vierwaldstättersee(ルツェルン湖)の西につながるアルプナッハ湖Alpnachseeの美しい風景が眺められます。残念ながら、湖が見えるのはこのあたりだけです。

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線路は単線になります。基本、このピラトゥス鉄道Pilatusbahnはすれ違い用の途中駅、エムジーゲンÄmsigenを除き、単線です。

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美しい放牧地の草原の中を登山電車は走っていきます。

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草原の向こうに岩山が聳えたっています。あれがピラトゥス山のあたりでしょうか。

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やがて、登山電車は低い灌木の間に入っていきます。

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周りの眺望が悪くなり、線路もこの先、カーブが増えます。

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すぐに灌木地帯を抜けて、また、草原の中を走ります。しかし、凄い急勾配を上っていきます。既に湖は見えなくなっています。

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見上げると、真っ青な空が広がっています。素晴らしい好天です。

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また、灌木地帯を走り、大きなカーブに差し掛かります。時速10キロくらいのノロノロ運転です。

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周りには剝き出しの岩場もあります。

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しかし、まだ、このあたりは放牧地の草原で、岩は点在するだけです。

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前方にトンネルが見えてきます。

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トンネルと言っても、岩を手掘りでくり抜いたような感じの穴です。作ったのは今から130年前の1889年ですから、大変な工事だったのでしょう。

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トンネルに入ると、すぐに出口が見えます。とても短いトンネルです。これだったら、手掘りでも何とかなったのでしょう。

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トンネルを抜けると、また、灌木の間を走ります。

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また、すぐに前方にトンネルが見えてきます。

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ここで運転士が振り向いて、指差しながら何か言っています。運転士が指さす方を見ると、アルプスの動物、シュタインボックが電車の横を走っていきます。一瞬のことで写真は取り損ねます。残念。
すぐに登山電車はトンネルに差し掛かります。トンネルの岩山が邪魔しなければ、写真が撮れたのにね。でも、親切な運転士さんには感謝!

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ここまで、登山電車はまだ、全区間の3分の1ほど走っただけです。この先、ピラトゥス山に近づくと、パノラマ風景が見えるかもしれません。期待しましょう。



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ピラトゥス山周遊:ピラトゥス鉄道の途中駅で面白い線路の切り替え

2019年9月12日木曜日@ルツェルン/6回目

絶好の天気の中、ピラトゥス山Pilatusに向かっています。ピラトゥス鉄道Pilatusbahnの始発駅、アルプナッハシュタットAlpnachstadからピラトゥス山頂のピラトゥス・クルムPilatus Kulm駅に向けて、登山電車が急勾配の線路を登っていきます。
アルプスの動物をみかけたところからトンネルに入りました。これもそんなに長くないトンネルですぐに出口に出ます。

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と、また、すぐに次のトンネルです。

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トンネルを出ると、美しい放牧地の草原に出ます。

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草原にはハイキング用の道が続いています。このあたりをハイキングするのも楽しそうです。

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草原の中を真っすぐなレールが急勾配で続いています。

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レールは大きく左に曲がっていきます。この先の風景は・・・。

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美しい緑の急斜面の彼方先にアルプスの峰々が見えます。左側の座席に座って正解でした。

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峰々は夏とは言え、雪に輝いています。

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ピラトゥス山の麓の草原と木々の向こうにアルプスの峰々という最高の取り合わせに興奮を隠せません。

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やがて、中間点近くにある途中駅のエムジーゲンÄmsigen駅に到着します。

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この駅は上下方向の登山電車がすれ違うポイントになっており、通常は乗降しません。リクエストすれば降ろしてくれるようです。待避線に入り、下りの登山電車が通り過ぎるのを待ちます。

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黄色い登山電車が到着。何とその後ろから、また、真っ赤な登山電車が来るのが見えます。

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真っ赤な登山電車が降りてきます。ところで、上りの線路はこの先で途切れています。どうするんだろう?

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真っ赤な登山電車が到着。線路は途切れたままで先に進めません。

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真っ赤な登山電車が下っていきましたが、線路はまだ途切れたままです。

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えっ、また、真っ赤な登山電車が下ってきます。待つしかありませんね。

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真っ赤な登山電車が通り過ぎていきます。

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しかし、これで終わりではありません。また、次の真っ赤な登山電車が通り過ぎます。これで4台目の下りの登山電車です。よっぽど山頂駅に登山電車がたまっていたんですね。

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運転士が戻ってきます。ようやく出発のようですね。駅周辺は放牧地らしく、牛たちが草を食んでいます。

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途切れている線路はどうなるのかと思っていたら、何と線路全体が動き始めます。

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やがて、線路がつながりそうです。ロッヒャー式ラックレールを使用していることから、構造上通常の分岐器によるポイント切り替えができないので、トラバーサーという線路を平行移動する装置で線路の切り替えを行うのだそうです。驚きましたね。鉄道車両を移動させる遷車台みたいなものですね。

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下りの登山電車を4台も待って、5分以上も駅に停車していましたが、ようやく、駅を出発します。まあ、お陰でロッヒャー式ラックレールの線路の切り替えの珍しいシーンを堪能しました。駅を出ると、また、山の斜面の向こうにアルプスの雄大な峰々が見えてきます。山の斜面の小屋はチーズ小屋でしょうか。

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ピラトゥス山頂のピラトゥス・クルムPilatus Kulm駅まではあと10分少々です。



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若き日のモーツァルトのヴァイオリン作品・・・大谷康子&東京交響楽団:モーツァルト・マチネ 第42回@ミューザ川崎シンフォニーホール 2020.8.22

今日は朝11時からのミューザ川崎でのモーツァルト・マチネ。朝が弱いsaraiには毎回、結構きつい時間帯のコンサートです。今日のモーツァルト・マチネでも、一部、寝落ちしましたが、全体としては気持ちよく聴けました。いい意味でも悪い意味でも、すっきりしたモーツァルトらしい演奏でした。東響は相変わらず、美しいアンサンブルの響きを聴かせてくれました。

まず、2つのヴァイオリンのためのコンチェルトーネです。モーツァルトが18歳のときの作品です。若いころの作品ですが、ヴァイオリン協奏曲などもすべて10代の頃に書かれているので、若書きというほどのことはありません。実は初聴きですが、モーツァルトらしい馴染みやすい作品なので、気持ちよく聴けます。題名は《2つのヴァイオリンのための》となっていますが、協奏交響曲のような感じです。実際、ソロ楽器は2つのヴァイオリンのほかにオーボエとチェロが大活躍します。とりわけ、荒絵理子のメリハリがあって、気迫に満ちた演奏に聴き惚れました。演奏機会の少ない作品を聴けて満足でした。

最後は、ヴァイオリン協奏曲 第5番「トルコ風」です。この有名な作品が美しい演奏で聴けて、楽しめましたが、モーツァルトと言えば、クルレンツィスのようにもっと本質に切り込んで、新たな姿を見せてほしいものです。気持ちよく聴いて、少し寝落ちしてしまったことへの言い訳けめきますが、やはり、美しく演奏できるのは当たり前で、現代にモーツァルトを演奏するのなら、それもこんなにポピュラーな作品を演奏するのなら、何か聴くものにおっと思わせるものを提示してほしいものです。今や、日本の音楽界は世界的に高いレベルにあるので、そういう挑戦は必須だと思う、贅沢な聴衆からの高いレベルの注文です。演奏自体はパーフェクトでした。


今日のプログラムは以下です。

  指揮/ヴァイオリン:大谷康子
  管弦楽:東京交響楽団 コンサートマスター:水谷晃

  <オール・モーツァルト・プログラム>

  2つのヴァイオリンのためのコンチェルトーネ ハ長調 K.190(186E)
  ヴァイオリン協奏曲 第5番 イ長調 「トルコ風」 K.219

   休憩なし


最後に予習について、まとめておきます。

1曲目の2つのヴァイオリンのためのコンチェルトーネを予習したCDは以下です。

 ユリア・フィッシャー、ゴルダン・ニコリッチ、ヤコフ・クライツベルク指揮オランダ室内管弦楽団 2007年2月、メノナイト教会、ハーレム、オランダ セッション録音

特に個性が前に出た演奏ではありませんが、水準以上の演奏ではあります。


2曲目のヴァイオリン協奏曲 第5番「トルコ風」を予習したCDは以下です。

 アンネ=ゾフィー・ムター、ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ベルリン・フィル 1978年2月 ベルリン、フィルハーモニー セッション録音

ムターが14歳で録音した記念すべきデビュー盤です。後年、2005年にロンドン・フィルを弾き振りしたCDは実は秘かに愛聴している個性的な演奏ですが、このデビュー盤ではとても素直に清純な演奏を聴かせてくれます。カラヤンもそっと包み込みように優しく伴奏しています。こういう演奏も好きですが、繰り返し聴きたいのは姉御のムターのやりたい放題の演奏のほうです。何と言っても聴いていて楽しめますからね。でも、ちゃんとモーツァルトからは逸脱していません。以前、今年亡くなった母に演奏者名を伏せて、2005年のムターの弾き振り盤を聴いてもらいましたが、好きな演奏だと言ってくれました。何か嬉しかった思い出です。



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テーマ : クラシック
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ピラトゥス山周遊:登山電車は美しい景色の中、草原から岩山へ

2019年9月12日木曜日@ルツェルン/7回目

絶好の天気の中、ピラトゥス山Pilatusに向かっています。ピラトゥス鉄道Pilatusbahnの始発駅、アルプナッハシュタットAlpnachstadからピラトゥス山頂のピラトゥス・クルムPilatus Kulm駅に向けて、登山電車が急勾配の線路を登っていき、途中駅のエムジーゲンÄmsigen駅を通り過ぎるところです。
傍らには、アルプスの絶景が見えています。

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この駅のあたりをハイキングしている人たちの姿も見えます。ハイキングには絶好の日和でしょう。

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駅の周辺は放牧地になっていて、ちょうど、牛たちが草原で草を食べています。

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駅を過ぎると、また、登山電車は急峻な斜面を登っていきます。

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この登山鉄道は世界一急な勾配を登るそうですが、このあたりの急勾配は驚くほどです。以前は蒸気機関車が牽引していたそうですが、よくまあ、こんな急勾配を登ったものです。

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ロッヒャー式ラックレールを使って、ゆっくりとですが、着実に急勾配を上っていきます。

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右手の車窓には急峻な山の斜面、というよりも崖が見えています。緑に覆われているので、厳しい自然もその表情を和らげています。

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急な斜面には凛とした針葉樹の木々がしっかりと根を張って茂っています。

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登山電車はなおもラックレールの歯車をがちがちと嚙み合わせながら、ぐんぐんと急角度で斜面を登っていきます。

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左手の岩山の迫る狭い草原の中を重そうなリュックを背負ったハイカーが山道を登っていきます。自分の足でピラトゥス山に登るようですね。ハイキングではなく、登山ですね。

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このあたりは草原と岩山の境界のようです。

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青空に向かって、急峻な岩山がすっくと聳えています。

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登山電車の前方にも岩山が迫ってきます。

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草原の周りにも大きな岩塊が目立っています。

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やがて、左手の車窓に岩山の前に広がる岩の点在する草原が見えます。このあたりが放牧地の最高地点のようです。

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岩場と草原の入り混じる絶景です。

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やがて、草原の先に岩山の山頂が見えてきます。あれがピラトゥス山の山頂でしょうか。山頂には何かマストのようなものが立っています。

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ピラトゥス山の山頂駅、ピラトゥス・クルムへも残り僅かです。登山電車は喘ぎながら、急勾配を元気よく、ラックの歯車の音を響かせながら、登っていきます。



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ピラトゥス山周遊:岩山のトンネルを通り抜け、ピラトゥス山頂のピラトゥス・クルム駅に到着

2019年9月12日木曜日@ルツェルン/8回目

絶好の天気の中、ピラトゥス山Pilatusに向かっています。ピラトゥス鉄道Pilatusbahnの始発駅、アルプナッハシュタットAlpnachstadからピラトゥス山頂のピラトゥス・クルムPilatus Kulm駅に向けて、最後のアプローチにかかるところです。
ピラトゥス山の山頂が見えてきます。岩山の中腹には岩を穿ったトンネル(片側がオープンになっています)が見えます。

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最後の草原の線路を走って、岩山のトンネルに向かっていきます。

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左手にはまだ草原と岩山が見えています。

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草原のラックレール式の線路を登っていきます。

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岩山のトンネルがだんだん、大きく見えてきます。

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草原の急な坂を登り切り、トンネルに突入します。最初は普通のトンネル(両側が閉じています)です。

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すぐにトンネルの左側がオープンになり、今まで走ってきた草原とその向こうのアルプスの峰々が眺められます。

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これは絶景です。左側の座席に座っていてよかった! ピラトゥス鉄道の登山電車に乗るのなら、左側の座席に座るのが鉄則ですよ。

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岩山のトンネル内を登っていき、どんどん、眺めが美しくなります。トンネルの左側をオープンにしてくれたお陰で大パノラマが眺められます。

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ふと草原に続く線路に目をやると、こちらに上ってくる2両の登山電車が見えます。あれっ、あれはさっきの途中駅ですれ違った車両じゃないでしょうか。どうやら、車両のやりくり上、途中駅で車両の入れ替えをしたのかな。多分、山頂駅には余分な車両の停車場所がないのでしょう。

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ともあれ、後続の車両を眺めながらも、大パノラマに目を奪われます。

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山々が幾重にも重なって、彼方にはアルプスの連山が明るい陽光に輝いています。この風景を眺めただけでも、今日、ピラトゥス山にやってきた甲斐がありました。

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やがて、前方にピラトゥス・クルムの大きな建物が見えてきます。既に岩山の中腹にくり抜かれたトンネルは出ました。

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先ほど下の草原から見えていた岩山も既に眼下に見えています。草原の中の登山道もよく見えます。

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ピラトゥス山の山頂はまだまだ高く聳えています。

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登山道を下りていく人影が見えます。登るのは大変ですが、登山電車で山頂駅まで行き、帰りは歩いて下りるというのも楽しそうです。今日のような好天ならね。

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いよいよ、前方に山頂のピラトゥス・クルムPilatus Kulm駅が見えてきます。

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どんどん、駅の姿が大きくなってきます。

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駅の階段式ホームに滑り込んでいきます。山頂駅は大きなホテルの建物に直結していますね。ホテルはその名もホテル ピラトゥス クルムHotel Pilatus-Kulmです。

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山頂のピラトゥス クルム駅にほぼ到着。ほぼ30分の絶景の鉄道旅でした。

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素晴らしい青空の下、ピラトゥス山頂ではきっと美しい風景が眺められるでしょう。



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ピラトゥス山周遊:思わぬトラブルにもめげずにアルプスの絶景を堪能

2019年9月12日木曜日@ルツェルン/9回目

絶好の天気の中、ピラトゥス鉄道Pilatusbahnでピラトゥス山Pilatusの山頂のピラトゥス・クルムPilatus Kulm駅に登りました。
登山電車の先頭の席で素晴らしい眺めを楽しみながらの登山でした。最高の席に乗って、移り変わる景色を楽しむこと30分、素晴らしい体験になりました。
山頂駅に着き、快晴の空の下に立ちます。もう素晴らしい景色です。

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山頂駅の反対側にはロープウェイがルツェルンLuzern方面に伸びています。帰りはこのロープウェイを利用します。このロープウェイもピラトゥス鉄道の一部です。

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ここでsaraiは帽子(前年にハイデルベルク大学で買った野球帽)をホテルに置いてきてしまい、帽子を被っていないことに気が付きます。配偶者からピラトゥス山登山記念にまた帽子を買えばいいじゃないと言われ、その気になって、お土産品屋を覗くと、ちょっとお高いですが、なかなかおしゃれな帽子を見つけます。これにしましょう。その帽子がこれです。

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キャッシャーに行き、クレジットカードでお願いしますと言って、財布を出すと、先ほど、ツーリストインフォメーションで周遊チケットを買ったときに使ったクレジットカードが見つかりません。その場は配偶者のクレジットカードを使いますが、これはまずい! カバン中探しますがクレジットカードが出てきません。またもやトラブル発生。どこかで落としたのかな。周遊チケットを買った後は、どこでもクレジットカードを使った覚えはありません。周遊チケットを買ったときになくしたとしか考えられません。後でルツェルン駅のツーリストインフォメーションに寄って、クレジットカードがなかったか訊いてみましょう。なければ、すぐに日本のカード会社に電話して、利用停止の手続きをとりましょう。嫌な気分になりますが、この件は帰りに確認することにして、まずは、ピラトゥス山を楽しみましょう。

気を取り直して、山頂駅前の広場に出ると、アルプスではお馴染みのものに出会います。アルペンホルンです。

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傍らでアルペンホルン2本の演奏が始まります。大サービスですね。

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アルプスを背景にのんびりした朴訥な響きが木霊します。ちゃんと生の音を聴くのは初めてかもしれません。

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山頂駅前の広場は山の上とは思えないような広々とした空間です。休憩用のベンチやテーブルも並んでいます。聳え立つ岩山はエーゼル峰Esel(標高:2119m)です。丸い建物はホテル ベルヴューHotel Bellevueです。

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この広場からはピラトゥス山頂に上る登山道も続いています。この登山道が続く先の峰はオーバーハウプト峰Oberhaupt(標高:2106m)です。ピラトゥス山で一番高い峰は左手の奥にあるトムリスホルン峰Tomlishorn(標高:2132m)です。

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周囲を眺めます。これは先ほど登山電車で登ってきた方向です。登山道が山の麓のほうに伸びています。遠方にはアルプスの峰々が眺められます。

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これは広場の展望台です。広場の奥にある建物はホテル ピラトゥス クルムHotel Pilatus-Kulmです。ホテルの前から続く道を進むと、トムリスホルン峰に至ります。

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展望台から再び、アルプスの峰々を眺めます。実はこの右端に見えている山はアイガーEiger(標高:3970m)、メンヒMönch(標高:4099m)、ユングフラウ(標高:4158m)の3山ですが、このときはまさか、そんなものが見えるとは思っていません。ただただ、雪を抱いた山々の美しさに魅了されています。

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アイガーの少し左のほうを眺めると、真ん中に尖った山が見えます。ヴェッターホルンWetterhorn(標高:3701m)だったようです。アイガーと並んで、グリンデルワルトGrindelwaldからすぐ近くに見える山です。ということはこのヴェッターホルンの手前がグリンデルワルトなんですね。

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広場の山頂駅の方を眺めると、岩山の峰が見えます。エーゼル峰Esel(標高:2119m)です。ピラトゥス山でトムリスホルン峰に次いで高い峰です。

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右に左に折れ曲がった階段道がエーゼル峰の山頂まで続いています。

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エーゼル峰の山頂までは10分ほどで登れるようです。ピラトゥス山の峰の一つですから、登ってみましょう。

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周りの風景を眺めながら、エーゼル峰に近づいていきます。遥か下方にはフィアヴァルトシュテッテ湖Vierwaldstättersee(ルツェルン湖)が見えています。

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ピラトゥス山の山頂の様子を地図で確認しておきましょう。

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さあ、頑張って、エーゼル峰に登りましょう。



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ピラトゥス山周遊:エーゼル峰からの絶景!

2019年9月12日木曜日@ルツェルン/10回目

絶好の天気の中、ピラトゥス鉄道Pilatusbahnでピラトゥス山Pilatusの山頂のピラトゥス・クルムPilatus Kulm駅に着きました。
これから、ピラトゥス山の2番目に高い峰、エーゼル峰Esel(標高:2119m)に登ります。ジグザグに続く階段道をゆっくりと登り始めます。
眼下には、ルツェルンLuzernの街とフィアヴァルトシュテッテ湖Vierwaldstättersee(ルツェルン湖)がくっきりと見えています。

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さらに登ると、ピラトゥス山の尾根が見下ろせて、その下にはフィアヴァルトシュテッテ湖が広がります。絶景です。

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ピラトゥス山の麓に広がるルツェルンの街とフィアヴァルトシュテッテ湖を眺めながら、一歩一歩、エーゼル峰の頂上を目指します。

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階段道の途中でちょっと休憩しながら、アルプスの峰々を眺めます。

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さらに登ると、アルプスの峰々の手前にフィアヴァルトシュテッテ湖も一緒に見えています。素晴らしい眺めです。

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今度はアルプスの手前にアルプナッハ湖Alpnachseeが見えてきます。アルプナッハ湖の右端、すなわち、西端にあるアルプナッハシュタットAlpnachstadからピラトゥス鉄道の登山電車で登ってきました。標高差1,600メートル以上です。

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遂にエーゼル峰の頂上に辿り着きます。ピラトゥス・クルムから15分ほどの軽い登山でした。真下にはピラトゥス鉄道の始発駅のあるアルプナッハシュタットのあたりが見えています。遥か彼方にはアルプス連山が続いています。

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このエーゼル峰の頂上に上がると、まさに360度パノラマです。感動です。とりわけ、アルプスの峰々が快晴のもと、はっきりとした姿で見えています。

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もしかしたら、ユングフラウJungfrauも見えるのかなと軽い気持ちで探してみます。

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似たような峰々が続いているのでよく分かりません。(実はこのとき既にユングフラウ3山がはっきりと視界にはいっていたんです。後で気が付くことになります。)

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ズームアップしてみると、雪に覆われたアルプスの山々がくっきりと見えています。氷河らしきものも見えています。

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大迫力のアルプスを興奮しながら眺めます。

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素晴らしい眺めです。絶景を飽きずに眺めます。

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フィアヴァルトシュテッテ湖とその先に見えるアルプスです。

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登山道を続々と観光客はエーゼル峰に登ってきます。その向こうにはフィアヴァルトシュテッテ湖、右手にはアルプナッハ湖が広がります。

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一段低いところの展望台でも絶景を楽しんでいる人たちがいますね。正面はアルプナッハ湖です。

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その左手にはフィアヴァルトシュテッテ湖が広がります。ルツェルンの町はさらにその左手でここからはほとんど見えません。

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エーゼル峰の山頂を巡りながら、周囲の絶景を楽しみましょう。
こちらからは今登ってきたピラトゥス・クルムの山頂駅の広場が見下ろせます。手前の丸い屋根がホテル ベルヴューHotel Bellevue、広場の奥の建物がホテル ピラトゥス クルムHotel Pilatus-Kulmですね。

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ピラトゥス山の山頂付近を地図で確認しておきましょう。

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ピラトゥス・クルムの広場の先に続く尾根の一番奥の峰がピラトゥス山の最高峰のトムリスホルン峰Tomlishorn(標高:2132m)のようです。このエーゼル峰よりも13メートル、標高が高い峰です。なんだか、悔しいね。でもあそこまでは歩くとかなりかかりそうですから、あきらめましょう。せめて、ここに20メートルほどの展望台を作って欲しいものです。→ スイス観光局殿

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さらにエーゼル峰の頂上からの眺めを楽しみます。



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ピラトゥス山周遊:エーゼル峰から見たメンヒ、アイガー、ユングフラウの3山

2019年9月12日木曜日@ルツェルン/11回目

絶好の天気の中、ピラトゥス鉄道Pilatusbahnでピラトゥス山Pilatusの山頂のピラトゥス・クルムPilatus Kulm駅に着き、ピラトゥス山の2番目に高い峰、エーゼル峰Esel(標高:2119m)に15分ほどかけて登ったところです。
エーゼル峰の山頂を巡ると、眼下には、ルツェルンLuzernの街とフィアヴァルトシュテッテ湖Vierwaldstättersee(ルツェルン湖)がくっきりと見えています。

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さて、ユングフラウJungfrau3山を再び、探してみましょう。幸い、山頂には、アルプスの山の名前を書いた説明板があります。

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説明板でユングフラウ3山を探していると、あります! メンヒMönch、アイガーEiger、ユングフラウJungfrauの3山が並んでいます。これではっきりと探す場所が分かります。

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実際に探してみると、すぐに見つけられます。遠くにアイガーEiger、メンヒMönch、ユングフラウの3山の美しい姿がはっきりと見えています。やったね!

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そのあたりに焦点を合わせて、ズームアップしてみます。メンヒはアイガーの奥に重なっていますね。ユングフラウはすっかり全容が見えています。

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もう1枚。いやはや、素晴らしい! 4日後には実際に近くに行くつもりですが、そのときに見えなくても、今日、既に見ちゃいましたから、ある意味、安心です。

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エーゼル峰の山頂にいる間、ずっとユングフラウの姿ははっきりと見えています。
saraiが夢中でユングフラウを追い求めているとき、配偶者は可愛い高山植物の写真を撮っています。

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これはホタルブクロですね。

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夏の名残のように少しだけの花があります。

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白い花・・・

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紫の花・・・

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配偶者の探索は続きます。これはリンドウ?

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山頂の花探しはこれで終了。

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さて、アルプスも花も堪能したので、エーゼル峰の山頂から下ります。また、階段道を歩きますが、下りは楽ちんです。

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配偶者が少し遅れて下りてきます。

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saraiはピラトゥス・クルムまで下りてきました。配偶者ももう少しです。下りてくる観光客、登っていく観光客、引きも切りません。

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ユングフラウの姿を眺めながら、ランチをいただきます。アルプスに乾杯!

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しばらく、休息をとりながら、ランチを楽しみます。



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ピラトゥス山周遊:ランチを食べて、帰りのロープウェイへ

2019年9月12日木曜日@ルツェルン/12回目

絶好の天気の中、ピラトゥス鉄道Pilatusbahnでピラトゥス山Pilatusの山頂のピラトゥス・クルムPilatus Kulm駅に登り、ピラトゥス山の2番目に高い峰、エーゼル峰Esel(標高:2119m)からユングフラウJungfrau3山の美しい眺めを楽しんだところです。
エーゼル峰の山頂からピラトゥス・クルムに下りて、休息がてら、ランチをいただきます。ランチのお供はもちろん、メンヒMönch、アイガーEiger、ユングフラウJungfrauの3山です。おや、ユングフラウの山頂に少し雲がかかっていますね。

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アルプスに何度も乾杯!

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物価の高いスイス、とりわけ、ピラトゥス山の山頂です。そこそこのランチのメニューを選択します。

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展望台の下の草原でタコを上げている人がいますね。何か妙な感じ・・・

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おおっ、アルプスの鳥が飛来!

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ヨーロッパ中にいるブラックバードでした。でも、アルプスも似合うね。

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帽子と一緒に買った絵葉書を書き、出す準備をします。
山頂駅のツーリストインフォメーションにお願いすると、投函してくれるそうです。

最後にもう一度、ユングフラウを眺めます。少し雲が出てきましたね。

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雲の間にくっきりとユングフラウ3山が見えています。

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欲を言えば、ユングフラウヨッホJungfraujochやアレッチ氷河Aletsch Gletscherも見たいところですが、ちょうど、アイガーの裏にあるようです。

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さて、ピラトゥス山頂から下りましょう。
帰りはロープウェイで下りることにします。チケット窓口がありますが、既に周遊チケットを持っています。窓口をパスして、乗り場に向かいます。

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ロープウェイ乗り場の入り口です。閑散としていますね。

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ゴンドラを待つ列は数名がいるだけです。

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やがて、我々の乗るゴンドラが下から上がってきます。

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ゴンドラ乗り場から左に目をやると、先ほど登頂したエーゼル峰が見えています。

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下から上がってくるゴンドラの姿が大きくなってきます。

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ゴンドラが間近に迫ってきます。

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ゴンドラが到着するところです。

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ゴンドラが到着。ロープウェイのロープは真っすぐ下に伸びています。あっという間に下りそうです。

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早速、ゴンドラに乗り込みます。大きなゴンドラ(55人乗り)の先頭席に陣取り、眼下の風景を眺めます。

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ピラトゥス山の周遊ルートを地図で確認しておきましょう。

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まず、このゴンドラでピラトゥス・クルムPilatus Kulm (標高:2068m)からフレックミュンテックFräkmuntegg (標高:1421m)まで一気に下降します。このロープウェイはピラトゥス・ロープウェイ「ドラゴン・ライド」Luftseilbahn Pilatus «Dragon Ride»と呼ばれています。フレックミュンテックからは小型のゴンドラに乗り換えて、ルツェルン市内のクリエンスKriensに戻ります。



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ピラトゥス山周遊:ピラトゥス・ロープウェイ「ドラゴン・ライド」で一気に下降

2019年9月12日木曜日@ルツェルン/13回目

絶好の天気の中、ピラトゥス山Pilatusの山頂のピラトゥス・クルムPilatus Kulm駅で素晴らしい眺めを十分に堪能しました。
ピラトゥス・ロープウェイ「ドラゴン・ライド」Luftseilbahn Pilatus «Dragon Ride»に乗って、ピラトゥス・クルムPilatus Kulm (標高:2068m)からフレックミュンテックFräkmuntegg (標高:1421m)まで一気に下降します。フレックミュンテックからは小型のゴンドラに乗り換えて、ルツェルン市内のクリエンスKriensに戻ります。
ゴンドラの最前列に座って、フレックミュンテックを見下ろしています。

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ルツェルンLuzernの町、さらにはその先のスイスの大平原が眼下に眺められます。

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左手にはピラトゥス山の尾根が続いています。

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右手にはルツェルンの町とそこから続くフィアヴァルトシュテッテ湖Vierwaldstättersee(ルツェルン湖)がくっきりと見えています。

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最前列に座って、ゴンドラの下降開始を待ちます。

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今まさに下降が始まります。ちょうど右側正面に見えているのがリギ山Rigiでしょうか。好天が続けば、リギ山にも行こうと思っています。

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尾根に向かって下降していきます。

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尾根に迫っていきます。

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このゴンドラは4年前の2015年にガラヴェンタ社Garaventaのキャビンから、世界各国で採用されているCWA社の新型モデルのキャビンにリニューアルし、パノラマシートからの眺めは最高です。

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間もなく、尾根を通り過ぎます。

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尾根を過ぎると、フレックミュンテックのロープウェイ駅がよく見えてきます。下からゴンドラも上がってきますね。

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下から上がってきたゴンドラとすれ違います。ここが中間点なのかな。

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ロープウェイ駅の姿が大きくなってきます。

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ロープウェイ駅が間近に迫ります。

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もうすぐ到着します。

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わずか3分半で空中ゴンドラの旅が終了。フレックミュンテックに到着です。ここで小型のゴンドラに乗り換えます。4人乗りゴンドラリフト(フレックミュンテックFräkmuntegg (標高:1419m)⇒クリエンザーエックKrienseregg (標高:1033m)⇒クリエンスKriens (標高:520m))です。次々と空のゴンドラがやってきます。どれでも選び放題です。2人で1台のゴンドラを占拠します。

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ピラトゥス山の周遊ルートを地図で確認しておきましょう。

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クリエンスまでは乗り換えなしで30分の空中ゴンドラの旅です。



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ピラトゥス山周遊:ゴンドラリフトの終点、クリエンスに到着

2019年9月12日木曜日@ルツェルン/14回目

絶好の天気の中、ピラトゥス山Pilatusの山頂で素晴らしい眺めを十分に堪能しました。
その後、ピラトゥス・ロープウェイ「ドラゴン・ライド」Luftseilbahn Pilatus «Dragon Ride»でフレックミュンテックFräkmuntegg (標高:1421m)まで一気に下降し、そこで小型のゴンドラリフトに乗り換えて、ルツェルンLuzern市内のクリエンスKriens (標高:520m)に向かいます。4人乗りのゴンドラはsaraiと配偶者の二人で独占しています。

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木々に囲まれた狭い空間を数珠繋ぎになったゴンドラはゆっくりとルツェルンに向かって下りていきます。

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周りの木々越しになだらかな丘陵が広がっています。

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美しい草原の上を気持ちよくゴンドラは進みます。

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草原の中にはハイキング道が続いていますが、歩く人はいませんね。

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草原の先にははるか遠くにルツェルンの町が見えてきます。

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おや、草原の中をハイカーが歩いていますね。

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ハイキング道は草原を横切って、どこかにつながっているようです。

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草原の先に見えている山はどうやらリギ山Rigiのようですね。ピラトゥス山よりもずっと低い山ですが、ルツェルンからはピラトゥス山と並んで格好のお手軽登山コースの一つです。

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リギ山を木々越しに眺めながら、ゴンドラは進みます。

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後ろを振り返ると、ピラトゥス山がずい分、遠くになっています。

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ゴンドラは高い木々に囲まれたところを進んでいきます。

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ピラトゥス山はギラギラした陽光に照り付けられておぼろげな黒い影のように見えます。

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ピラトゥス山が次第に遠くなっていきます。

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途中のリフト駅、クリエンザーエックKrienseregg (標高:1033m)で小学校の低学年の子らがゴンドラを待っています。このクリエンザーエックには長い滑り台などの遊び場やハイキングコースなどがあり、子供やファミリーの憩いの場になっています。小さな女の子二人を私たちのゴンドラに乗せてあげます。彼女らにとっては珍しい外国人、それもアジア人の我々に興味津々のようです。子供たちは英語が分からないので、会話とまではいきませんが、配偶者は何とか苦心して交流しています。クリエンスのリフト駅に着いて、ゴンドラを降りると、日本人とお話したよと先生に嬉しそうに報告していました(そんな身振りだった)。

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さて、クリエンスのリフト駅を出ます。

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振り返ると、雄大なピラトゥス山が見えています。

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ここまでの周遊ルートを地図で確認しておきましょう。

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ここからは市内バスの停留所まで歩きます。



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何故か、ひそやかに・・・京都探訪

コロナ禍の長期化する中、いかに生きるか・・・なんて言う難しい話ではなく、あえて旅に出ました。
でも、やはり、コロナを警戒して、密にならないように配慮します。外国人観光客の激減したという京都を選びます。
新幹線の車両はsaraiと配偶者のほかにはたった一人だけの乗客。宿は会員制のリゾートマンションで他の宿泊者とは出会いません。京都の街中も海外からの観光客は一人も見かけません。明日からも密を避けて、行動する予定です。

お昼過ぎに京都駅に着き、隣の奈良線のホームに移動し、一駅隣の東福寺駅に行きます。東福寺に行くわけではありません。駅前にある京寿司のお店、いづ松に行きます。

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このお店の絶品の鯖寿司を食べるのが、この旅の目的の一つなんです。お店のご主人に配偶者がその旨を話すと、とても喜んでくれます。
早速、鯖寿司と京寿司を注文し、持ち帰りの竹皮包みの鯖寿司も合わせて注文。
やがて、絶品の鯖寿司が運ばれてきます。ふっくらした鯖と酢の強いごはんの絶妙なバランスの最高の美味しさです。

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京寿司にはひとつだけ鯖寿司がはいっています。以前、これを食べて、鯖寿司のとりこになってしまったんです。

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お店は終始、貸し切り状態。客は我々二人だけです。京都は本当に観光客が激減しています。コロナ恐るべし!

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旅の目的の一つを達成し、お店のご主人に見送られて、お店を出ます。また、京都駅にとんぼ返り。
駅の観光案内所で明日からの行動の相談と交通チケットを購入。いつもは大混雑の観光案内所も相談者は我々だけで、ガラガラです。こんな京都の夏は2度とないでしょう。駅のデパ地下で明日からの食材を調達し、重い食材を抱えて、バス乗り場へ。いつもは超混雑の人気路線の100番のバス乗り場も誰もバス待ちをしていません。列の先頭でバスを待っていると、数人が列を作りますが、バスはガラガラのまま、出発します。驚いたことに道も空いており、スイスイと平安神宮前のバス停に到着。少し雨がぱらつく中をリゾートマンションに到着。ゆっくりと腰を落ち着けます。
しばらくすると、外は驟雨で平安神宮の赤い鳥居も煙っています。やがて、うそのように雨が上がり、空は晴れ上がります。

夕刻の散策に出かけましょう。
南禅寺前の参道は人影も少なく、風情があります。

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南禅寺の中門に到着。

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三門の横に出ますが、ここも誰もいません。滅多にないことです。

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正面から見ます。どこにも人影すらありません。絶景かな~。

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西日を浴びる境内は森閑としています。

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有名な南禅寺の湯豆腐の店、奥丹の前に出ます。

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臨時休業中です。このお店はsaraiが学生時代に初めて、京都の湯豆腐を食べたお店。その頃も超満員で列をなしていました。コロナ恐るべし!

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鹿ヶ谷通りを歩き、永観堂の前に出ると、この時間は既に閉門。コロナ警戒の札だけが目立っています。

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そろそろ戻りましょう。途中、素敵な路地を見つけます。路地歩きが大好きなsaraiですから、歩かずにはいられません。

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路地沿いの溝には清々しい水が流れています。疎水ゆかりの水とみました。路地が終わり、また、道なりに歩いていると、綺麗なお庭の横に出ます。

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思わず、そのお庭の正面に周ると、これは私邸のようです。ただの私邸ではなく、野村碧雲荘とのこと。地図で見ると、広大な敷地です。

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ここは日本の実業家である二代目野村徳七(のむらとくしち)が、大正時代から昭和時代にかけて築造した数寄屋造りの別邸。南禅寺界隈別荘の一つだそうです。二代目野村徳七は野村財閥の創設者だそうで、この別邸も野村證券が所有しているそうです。隣には野村美術館もあります。富の偏在にびっくりです。
碧雲荘の前の道を進むと、疎水道にぶつかります。疎水沿いの道があります。

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この疎水道は驚いたことに舗装されていない立派な道です。興味に駆られて、この疎水道を歩きます。

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この道の両側には立派な邸宅が続きます。ますます、富の偏在に驚かされます。でも、素晴らしい通りです。路地歩きの好きなsaraiにはたまりません。

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やがて、疎水は暗渠の中に消えます。

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暗渠には別の方向からの疎水も流れ込んでいます。

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やがて、暗渠の先にある建物にぶつかります。琵琶湖疏水記念館です。それは道理ですね。

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もと来た道に戻ります。インクライン跡の先に噴水が見えます。あれは疎水記念館の前でしょう。

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無鄰菴の前の閑静な道です。

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その先には、高級懐石料理の瓢亭があります。一生、saraiには縁がありません。というか、手が出ません。

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この先には、南禅寺 総門があります。ここら一帯は南禅寺の境内だったんですね。今は高級住宅地です。

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今日の散策はこれでお終い。歩いたところはすべて、南禅寺の旧境内の中だった次第です。

明日は涼しい筈の三尾(さんび)を歩きます。



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首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
たまには、旅ブログも書きます。

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08/04 21:31 G線上のアリア

じじいさん、コメントありがとうございます。saraiです。
思えば、もう10年前のコンサートです。
これがsaraiの聴いたハイティンク最高のコンサートでした。
その後、ザル

07/08 18:59 sarai

CDでしか聴いてはいません。
公演では小沢、ショルティだけ

ベーム、ケルテス、ショルティ、クーベリック、
クルト。ザンデルリング、ヴァント、ハイティンク
、チェリブ

07/08 15:53 じじい@

saraiです。
久々のコメント、ありがとうございます。
哀愁のヨーロッパ、懐かしく思い出してもらえたようで、記事の書き甲斐がありました。マイセンはやはりカップは高く

06/18 12:46 sarai

私も18年前にドレスデンでバームクーヘン食べました。マイセンではB級品でもコーヒー茶碗1客日本円で5万円程して庶民には高くて買えなかったですよ。奥様はもしかして◯良女

06/18 08:33 五十棲郁子

 ≪…明恵上人…≫の、仏眼仏母(ぶつげんぶつも)から、百人一首の本歌取りで数の言葉ヒフミヨ(1234)に、華厳の精神を・・・

もろともにあはれとおもへ山ざくら 花よりほか

通りすがりさん

コメント、ありがとうございます。正直、もう2年ほど前のコンサートなので、詳細は覚えておらず、自分の文章を信じるしかないのですが、生演奏とテレビで

05/13 23:47 sarai
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