絶好の天気の中、ピラトゥス山Pilatusに向かっています。登山電車の始発駅、アルプナッハシュタットAlpnachstadで次の登山電車の出発を待っています。saraiは待ち行列の先頭にいます。

だんだん行列は伸びていきます。既に駅前の広場には人影が少なくなっています。ほとんどの人はチケットを買って、行列に並んだようです。

やがて、行列の前に張っているロープが外されて、改札口の前まで進みます。ここからは急勾配のホームに停車している登山電車の姿が見えます。

改札口の前でまた、少し待たされます。よく見ると停車している登山電車はホームから離れた車線にいますね。あの電車に乗るわけではなさそうです。

ホームの横の屋根の上を見ると、何やら変なものがあります。ドラゴンの飾りでしょうか。

やがて、上の方から真っ白い登山電車がやってくるのが見えます。

下りてくる登山電車がホームに近づいてきます。

駅のスタッフがその登山電車に向かって動き始めます。

登山電車がホームに到着します。

そして、ホーム上に完全停止。

登山電車から乗客が続々と降りてきます。もう、この時間にピラトゥス山から下山してきたようです。とても早い行動の人たちがいるものですね。線路の先を見ると、真っ赤な車両が近づいてきています。何でしょう。

あっという間に乗客たちが降りてきます。と同時にこの登山電車の前方に別の真っ赤な車両が増結されます。

車両のどのあたりに乗ろうかなどと相談しているうちに、改札が始まります。チケットのバーコードをスキャンして乗り場に入ります。行列の1番前だったのですが、ホームの中で足の速い若者に負けてしまいます。が、なんとか増結された先頭車両の最前部の前向きの席をゲット。

あっという間に前方の座席はいっぱいになります。

ほかの座席も乗客で埋め尽くされます。やはり、このピラトゥス鉄道Pilatusbahnは人気の登山鉄道です。

車窓からは岩山が見えています。あれがピラトゥス山かな。

車窓から駅前の広場を見下ろすとまた、次の乗客たちがやってきています。この登山電車の改札は既に終了しているので、あの人たちは次の登山電車に乗ることになります。

既にホームは無人です。全員、乗車済みです。いつでも発車OKです。

すぐに運転士が乗り込んできて、発車です。

登山電車はホームを離れ、下方にフィアヴァルトシュテッテ湖Vierwaldstättersee(ルツェルン湖)の西につながるアルプナッハ湖Alpnachseeの湖面が眺められます。

いよいよ、ピラトゥス山の山頂に向けての登山電車の旅がスタートしました。山頂のピラトゥス・クルムPilatus Kulm駅までは、距離4618m、高低差1635m、最大勾配480パーミルで所要時間は30分ほどです。世界一の急勾配のラックレール(歯車)の登山鉄道で、何と1889年、今から130年前に開業した最古の登山鉄道の一つです。途中までは牧草地を抜けていき、そこから先は岩肌をむきだした岩山を上っていくようです。これからの車窓が楽しみですね。
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