絶好の天気の中、ピラトゥス山Pilatusに向かっています。ピラトゥス鉄道Pilatusbahnの始発駅、アルプナッハシュタットAlpnachstadからピラトゥス山頂のピラトゥス・クルムPilatus Kulm駅に向けて、登山電車が急勾配の線路を登っていき、途中駅のエムジーゲンÄmsigen駅を通り過ぎるところです。
傍らには、アルプスの絶景が見えています。

この駅のあたりをハイキングしている人たちの姿も見えます。ハイキングには絶好の日和でしょう。

駅の周辺は放牧地になっていて、ちょうど、牛たちが草原で草を食べています。

駅を過ぎると、また、登山電車は急峻な斜面を登っていきます。

この登山鉄道は世界一急な勾配を登るそうですが、このあたりの急勾配は驚くほどです。以前は蒸気機関車が牽引していたそうですが、よくまあ、こんな急勾配を登ったものです。

ロッヒャー式ラックレールを使って、ゆっくりとですが、着実に急勾配を上っていきます。

右手の車窓には急峻な山の斜面、というよりも崖が見えています。緑に覆われているので、厳しい自然もその表情を和らげています。

急な斜面には凛とした針葉樹の木々がしっかりと根を張って茂っています。

登山電車はなおもラックレールの歯車をがちがちと嚙み合わせながら、ぐんぐんと急角度で斜面を登っていきます。

左手の岩山の迫る狭い草原の中を重そうなリュックを背負ったハイカーが山道を登っていきます。自分の足でピラトゥス山に登るようですね。ハイキングではなく、登山ですね。

このあたりは草原と岩山の境界のようです。

青空に向かって、急峻な岩山がすっくと聳えています。

登山電車の前方にも岩山が迫ってきます。

草原の周りにも大きな岩塊が目立っています。

やがて、左手の車窓に岩山の前に広がる岩の点在する草原が見えます。このあたりが放牧地の最高地点のようです。

岩場と草原の入り混じる絶景です。

やがて、草原の先に岩山の山頂が見えてきます。あれがピラトゥス山の山頂でしょうか。山頂には何かマストのようなものが立っています。

ピラトゥス山の山頂駅、ピラトゥス・クルムへも残り僅かです。登山電車は喘ぎながら、急勾配を元気よく、ラックの歯車の音を響かせながら、登っていきます。
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