旅館に戻って、チェックインしましょう。
天翠茶寮に着くと、先ほどと同様に玄関前で待つスタッフがすっと寄ってきて、チェックインの世話を焼いてくれます。最後は女性スタッフがコロナ時代にふさわしく、程よい対応でチェックイン完了。
3階の部屋に入ると、既に布団が敷いてあります。広い部屋ですから、布団が敷いてあっても居住性は損なわれません。

この旅館を選ぶにあたって、重視したポイントは露天風呂付の部屋だということです。バルコニーにお風呂があります。気兼ねなくお風呂に入れますね。

部屋でゆっくりしながら、お茶でもいただこうと思っていたら、何と期待していたお茶菓子が置いてありません。最近はそんなものかとがっかりしていたら、フロントから電話がかかってきます。チェックインの際、ロビーでウェルカムドリンクのサービスを受けようとしたら、生憎、席が空いていなかったので、空き次第、電話をもらうことにしていたんです。その電話がかかってきました。早速、ロビーに下りていきます。ウェルカムドリンクはカウンター席でいただきます。ドリンクのメニューから迷わずにスパークリングワインを選びます。

で、このカウンター席は何と足湯になっています。ジーンズの裾を上げて、ほっこりします。

ロビーは広々、ピカピカです。天井から吊るされている照明がお洒落ですね。

よく冷えたスパークリングワイン。配偶者とグラスをかちりと合わせていただきます。

そして、何とも美味しそうなプチケーキが出されます。これは驚き。だから、部屋にお茶菓子なんて無粋なものがなかったわけです。ケーキをつまみながら、足湯でほっこりしつつ、スパークリングワインを味わいます。何とも結構!

部屋に戻ると、今朝の早起きと箱根の坂道散策、そして、スパークリングワインの軽い酔いで眠気が襲ってきて、敷いてある布団にもぐりこみ、ぐっすり。1時間ほどで目を覚まし、部屋の露天風呂でほっこりします。温泉ではありませんが、酸化還元水で肌に効果があるとのことです。常時、沸いていて、お湯があふれて減ったら、自動的にまた満たされます。いつでも好きなときにすぐに入れて便利です。モデルがsaraiで申し訳ありません。

そうこうするうちにディナーの時間になります。予約した懐石料理レストラン、強羅花壇のメルセデス・ベンツがこの旅館まで迎えに来る時間です。旅館のロビーで少し待つと、レストランの運転手さんが呼びに来てくれます。旅館の玄関前に横づけしたベンツに乗り込み、レストランに案内されます。強羅花壇の由緒ある建物の前にベンツが横づけ。さっとテーブルに案内されます。1階フロアの奥のテーブルに落ち着きます。ゆったりしたテーブル配置です。

テーブルには杯だけが置かれ、すぐに食前酒のサービス。

これからいただくのは水仙という一番リーズナブルな懐石料理コース。もちろん、Go To Eatキャンペーンを利用します。
まず、先付と八寸。八寸だけで12品もあります。白ワインの肴にして、美味しくいただきます。いつもは食べない食材、唐墨、銀杏、むかごなどをぱくぱく食べます。

お椀は湯葉真丈、海老、松茸などがはいっています。薄葛仕立ての汁は松茸の香りが高く、絶品。

向付はお刺身三品盛り。これも白ワインに合います。一応、今月は結婚記念日なので、これも記念食事会・・・ということで、お赤飯のサービスがあります。(saraiはあと3年は是非とも生き抜いて、金婚式を迎えることを宣言しています。金婚式の食事はどこにしようかな。ぱーっとはり込みたいものです。この強羅花壇に泊まるというのもありかもね。)

焼き物は銀鱈西京焼き。あれっ、写真を撮り忘れ!
煮物は蕪、小芋、隠元に蟹の餡をかけたもの。

あとはご飯。筍ご飯と赤味噌仕立ての味噌汁と香の物。これも写真を撮り忘れそうになって、慌てて、食べかけの様子を撮りました。

甘味は洋梨のコンポート。これも撮り忘れて写真なし・・・。
以上、美味しく完食しました。
お会計を済ませ、テーブルで待っていると、ベンツの用意ができます。記念に強羅花壇前に横付けしたベンツを撮影。

これが夜の闇に浮かぶ強羅花壇の建物です。昭和5年に避暑用に建てられた旧閑院宮邸をそのまま利用した建物です。

うーん、また、贅沢しちゃいました。旅館に戻って、ちょっと休んで、今度は大浴場に行きます。これは正真正銘、温泉です。大涌谷と仙石原の温泉を混合した箱根温泉の湯です。
ほっこり温まって、箱根の夜、ゆっくりとやすみます。
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