今日はヴヴェイVeveyを出て、途中、ローザンヌLausanneで散策し、スイスでの全日程を完了。今はフランス、リヨンLyonのホテルの部屋で一休みしているところです。時間となり、予約していたブション(リヨンの地方独特の郷土料理店Bouchon)のダニエル・エ・デニーズDaniel et Denise Saint-Jeanへディナーに出かけます。歩いてすぐなので、ぶらぶらと散策していきます。夕暮のソーヌ川の向こうの丘の上にはフラヴィエールのノートルダム大聖堂La Basilique Notre Dame de Fourvièreが見えています。この町のランドマークですね。前回訪れたので、今回は行きません。

ソーヌ川の河畔には遊覧船が停泊中です。

ソーヌ川の河畔に沿って歩いていきます。薄暮の暗い川面が夏の終わりを感じさせます。

丘の向こうに沈んだ夕日の残照でノートルダム大聖堂が暖かい色に染まっています。

ソーヌ川に架かるボナパルト橋Pont Bonaparteの上からの眺めです。彼方に見える丘はまだ夕日に輝いています。

アドルフ・マクス通りAvenue Adolphe Max、ジャン・カリ通りRue Jean Carriesを進んでいくと、真正面に目的のブション、ダニエル・エ・デニーズが見えてきます。

ダニエル・エ・デニーズの入り口に向かいます。

入店すると、まだ、開店早々という感じです。

まだ、テーブルはがらがら・・・何とsaraiたちが今夜の一番乗りのようです。

予約確認の上、テーブルに案内されます。お店はブションらしく簡素な作りです。しかし、テーブルはきちんとセッティングされていて、さすが有名店だけのことはあります。
まずはブションのお作法通り、アペリティフをお願いしますが、なぜかオーダーは通ったのにアペリティフは出てきませんでした。まあ、いいか・・・。

さて、料理のオーダーをしましょう。
オーダーはまず、ワイン。料理はメインだけ注文します。saraiは鴨が食べたかったので、訊いてみるとないとのこと。代わりに七面鳥をローストして、色んな食材のソースをかけたものを勧められます。それにしましょう。それに定番のカワカマスのクネルを注文。

料理を待つ間、お通しをいただきます。そのお通しの美味しかったこと。カリカリに焼いたラスクのようなパンにクリームチーズを塗って食べますが、そのクリームチーズの美味しいこと、この上なし。

次いで、パンを持ってきてくれます。

フランスですから、ワインはブルゴーニュのシャブリをいただきます。もちろん、文句のない美味しさ。ミネラルウォーターはもちろん、エヴィアンです。

料理がいよいよ運ばれてきます。皿の上に大きな丸いかたまりがあり、その上に濃いソースがかかっていて、見ただけでは何なのか、分かりません。お蔭でsaraiと配偶者の料理を最初は取り違えてしまいました。
これは七面鳥のロースト。

これはカワカマスのクネル。魚をすりぶつして固めたもので、はんぺんみたいなものに凝ったソースがかけてあります。

これはつきあわせのサイドメニューのポテトとペンネ。

どちらの料理も濃厚で深い味のソースで今まで味わったことのないもの。リヨンのブションの料理はソースが決め手のようです。

正直言って、美味しいとかなんとか、判断はつきかねますが、これがリヨン料理なのですね。二人とも完食しました。

つきあわせのポテトとペンネももちろん、美味しかったのですが、量的に多く、少し残してしまいます。
料理を待っている間、次々と客が入店。予約のない客は断られています。最後は予約客で全席が埋まります。ほとんど、地元の常連さんたちのようです。リヨンのブションの人気店、恐るべし。

1時間半ほどかけて、リヨンの美食を堪能しました。これで二人分の総額が80ユーロですから、とてもリーズナブルです。チップは10ユーロ。ようやく、前回、突然の高熱で食べ損ねたリヨンの美食を食べ、リベンジを果たせました。
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