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ミディ運河クルーズ:ドゥース閘門を通過するも、すぐさま・・・

2019年9月19日木曜日@カルカソンヌ~ルルド/7回目

カルカソンヌCarcassonneでミディ運河Canal du Midiのクルーズを楽しんでいます。

クルーズ船は2番目の閘門、ドゥース閘門Écluse de la Douceに差し掛かったところです。そろりと閘門の中に入っていきます。

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閘門の中に納まります。行く手の水門はもちろん、閉じられています。

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船員さんはロープで船を固定しようと大忙しです。

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どうやら、ロープでの固定が終わり、船員さんは一段落。クルーズ客は何もすることがなく、落ち着いた様子です。

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注水が始まり、水が物凄い勢いで流れ込んできます。

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水位がどんどん上昇していきます。

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水位がさらに上昇し、向こう側の岸辺が見えてきます。

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もう少しで注水も終わります。

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横の岸辺と同じ高さまで上昇しました。ほぼ、注水完了です。

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注水完了です。水門の向こう側の運河と水面の高さが同じになりました。

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閘門の水門が開きました。さあ、出発です。待ち時間と注水時間、合わせて、15分ほど、閘門通過にかかりました。

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閘門を出ていきます。

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閘門を過ぎると、また、美しい運河風景が広がります。さすが、世界遺産のミディ運河ですね。

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実はここまででクルーズ時間が1時間を過ぎました。全クルーズ時間の予定が2時間ですから、もう、半分過ぎました。ということで、ここでクルーズ船は反転します。せっかく通り過ぎてばかりのドゥース閘門に戻っていきます。

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ドゥース閘門が間近に迫ります。

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再び、ドゥース閘門を逆方向に通過します。



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ミディ運河クルーズ:ドゥース閘門を再通過し、帰途へ

2019年9月19日木曜日@カルカソンヌ~ルルド/8回目

カルカソンヌCarcassonneでミディ運河Canal du Midiのクルーズを楽しんでいます。

クルーズ船は2番目の閘門、ドゥース閘門Écluse de la Douceをいったん通り過ぎたところですぐに反転して、また、ドゥース閘門に逆戻り。クルーズは全行程の前半を終え、カルカソンヌの駅前の船着き場に戻っていきます。先ほど抜けてきたドゥース閘門は我々のクルーズ船が抜けてきたときの状態のままです。そのまま、閘門の中に入っていきます。

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さっき通り抜けてばかりの閘門ですが、逆方向だと、ずい分、景色が異なって見えます。

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船を固定するロープを握る船員さんはさっきとは別の人に交代です。若くてイケメンですね(笑い)。

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閘門内の水の排水が始まります。

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閘門内の水が抜かれて、水位が下がり始めます。

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どんどん水位が下がっていきます。

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イケメン君がしっかりとロープを握っています。安心ですね。

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どんどんロープの位置が変わってきます。

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ほとんど排水が終わりました。

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クルーズ客のみなさんは何故か、うんざり顔ですね。あきちゃったのかな。saraiは運河の閘門通過ショーは大好きなので、大興奮なんですねどね。

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前方の水門が開き始めます。

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前方の運河の水路が見えてきます。

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水門が完全に開き、閘門が運河と直結します。

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閘門を出て、運河を再び、進み始めます。

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明るい陽光に照らされた美しいミディ運河です。これが世界遺産の風景です。

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クルーズが始まったのが午前10時。今は11時15分。クルーズ完了まであと45分ほどです。一路、カルカソンヌの駅前を目指します。



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ミディ運河クルーズは予定通り、完了

2019年9月19日木曜日@カルカソンヌ~ルルド/9回目

カルカソンヌCarcassonneでミディ運河Canal du Midiのクルーズを楽しんでいます。

クルーズ船は2番目の閘門、ドゥース閘門Écluse de la Douceをいったん通り過ぎ、反転して、また、ドゥース閘門を逆方向に通り抜けて、出発地点のカルカソンヌの駅前に戻っていきます。
クルーズ船は運河の水面にほとんど波も立てずに滑るように走っていきます。後方にはまだ、ドゥース閘門がちらっと見えています。

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やがて、前方から船がやってきて、すれ違います。運河を往来する船はそう多くはありません。物資の輸送路としての水運の役目は既に終わって、ミディ運河は世界遺産としての観光資源になっています。

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運河沿いの道を散歩している男女もいます。犬を連れていますね。

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美しいミディ運河が続きます。

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往路で通り過ぎた瀟洒な建物、レーパンショワール・ド・フコーL'Epanchoir de Foucaudの前にクルーズ船が横付けになっています。このホテル兼レストランで小休止しているようです。

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みなさん、ここで美味しい郷土料理のランチでもいただくのでしょうか。クルーズ客や運河沿いを歩くハイキング客に人気のレストランですから、羨ましいですね。

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我々のクルーズ船はさっと横を通り過ぎて、運河を進んでいきます。

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この後、ミディ運河を20分ほど走り、カルカソンヌの駅前の船溜まりまで戻ってきました。

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船溜まりの先にはカルカソンヌ閘門Écluse de Carcassonneがあります。おりしもそこから一艘のクルーズ船が抜けてきます。

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このクルーズ船はクルーズを終えたようで、船溜まりの船着き場に停泊しようとしています。

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入れ替わりでこちらのクルーズ船が閘門に近づきます。

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横の船も一緒に閘門を通過するようです。

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最後の閘門通過です。

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左手にはカルカソンヌの駅舎が見えています。

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右手にはカルカソンヌの下町、バスティード・サン・ルイbastide saint Louisが始まっています。

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カルカソンヌ閘門を無事通過して、船着き場に到着。閘門も2つ通過(往復)して、運河ならでは体験ができました。出発して、きっちり2時間後の12時にクルーズが完了です。岸に上がると、ミディ運河クルーズの案内板が立っています。次のクルーズは午後2時のようです。

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クルーズ船は船着き場に停泊中。既にクルーズ客は一人も残っていません。船員さんが船の清掃にかかっています。

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次は下町バスティード・サン・ルイをぶらぶら散策します。



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サン・ルイの街歩きの先には城塞都市ラ・シテの絶景!

2019年9月19日木曜日@カルカソンヌ~ルルド/10回目

カルカソンヌCarcassonneでミディ運河Canal du Midiのクルーズを楽しみました。

電車でルルドLourdesに移動するまで、まだ、3時間半あります。カルカソンヌの駅前から、下町バスティード・サン・ルイbastide saint Louisをぶらぶら散策しながら、オード川Audeまで行きましょう。
駅前からミディ運河に架かるマレンゴ橋Pont Marengoを渡ったところには、右手に緑の美しい公園があります。ペール・ノエル公園Parc du Père Noëlです。プラタナスの木が立ち並んでいます。

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公園にちょっと足を踏み入れると、奇妙な彫像が立っています。気味が悪いですね。

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早々に公園から退散し、橋の前に戻ります。お洒落なオープンテラスのカフェがあります。ブリストル・カフェLe Bristol Caféです。ホテル ブリストルHôtel Bristol付属のカフェです。カフェの赤いパラソルの向こうにカルカソンヌ駅の駅舎が見えています。

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さあ、街歩き開始です。駅からまっすぐ伸びるメインストリート、ジョルジュ・クレマンソー通りRue Georges Clemenceauを歩きます。

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車の通らない通りです。観光客で賑やかです。

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最初に目指すは、ツーリストインフォメーションOffice de Tourisme。街中の案内板に従って進みます。と、朝市がたっている広場があります。カルノ広場Place Carnotです。火・木・土曜に朝市が立つそうで、今日はちょうど木曜日。生産者が直接持ち込む生鮮な食料品が美味しそうです。配偶者はカリフラワーとインゲンの新鮮さに感動しています。見るだけというのがつらいところ。

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広場の中央には美しい噴水があります。

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さて、目指すツーリストインフォメーションはこのあたりにある筈です。しばし、探し回ります。

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何とかツーリストインフォメーションを見つけます。なかなか立派な建物ですが、メインストリート沿いにないので場所が分かりにくいんです。

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まずはシティ・マップをもらいます。そして、郵便局の場所を尋ねます。何と郵便局は目の前です。

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切手を購入して、無事に絵葉書を投函。

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街歩きを再開。再び、ツーリストインフォメーションの前のヴェルダン通りRue de Verdunに戻ります。綺麗に装飾された通りです。

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10分ほど歩いて、オード川に架かる旧橋ポン・ビューPont Vieux of Carcassonneに辿り着きます。ここで忽然と城塞都市ラ・シテcitéの眺めが現れます。この眺めを見たくて、オード川まで歩いてきたんです。

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橋の上から見下ろしたオード川です。

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旧橋からの城塞都市の眺めに感動! これぞ、世界遺産です。

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ここまでの散策ルートを地図で確認しておきましょう。

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しばし、外部からの城塞都市ラ・シテの眺めを楽しみます。



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旧橋からの城塞都市ラ・シテの絶景を堪能し、絶品の美味しいランチ

2019年9月19日木曜日@カルカソンヌ~ルルド/11回目

カルカソンヌCarcassonneでミディ運河Canal du Midiのクルーズを楽しんだ後、下町バスティード・サン・ルイbastide saint Louisを散策しながら、オード川Audeに架かる旧橋ポン・ビューPont Vieux of Carcassonneまでやってきたところです。
旧橋の上からオード川を眺めると、新しい橋、ポン・ヌフPont Neufが見えています。

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長い旧橋を歩いて、対岸のほうに向かっていきます。対岸には城塞都市ラ・シテcitéが見えています。

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橋を渡るにつれて、ラ・シテの姿がくっきりと視界にはいってきます。

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オード川の中洲の上を過ぎて、対岸近くまでやってきました。

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オード川を見下ろすと、中洲と対岸の間の狭いところを川の水が流れています。

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橋の対岸側まで来ました。城塞都市ラ・シテの絶景が望めます。

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橋の高みからの絶景をしばらく眺めています。

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うっとりと、この絶景に見入っていましたが、切りがありませんね。最後にこの風景を脳裏に刻み付けておきます。
この旧橋からの城塞都市ラ・シテの眺めは壮観です。丘の上一体に城壁が続く光景は驚異的です。昨日はラ・シテの内部を見ましたが、外部からの眺めは必見でした。

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さて、橋をサン・ルイ側のほうに戻りましょう。

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旧橋を下りて、その姿を眺めます。この旧橋は19世紀まで下町バスティード・サン・ルイと城塞都市ラ・シテをつなぐ唯一の手段でした。この橋の姿はその歴史を感じさせる重量感のある趣きです。

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旧橋に別れを告げて、また、サン・ルイの街歩きです。

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さて、次は下町散策中に見つけた美味しそうなレストラン、観光地の中では珍しいちょっと洗練されたお洒落なレストランに向かいます。ラ・タブル・ド・マリーLa Table de Marieというレストランです。

ここまでの散策ルートを地図で確認しておきましょう。

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レストランの中に入ると、既に4組ほどのお客さんがいます。静かで寛げそうです。

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メニューが店内の黒板に書かれています。

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3皿料理(前菜・メイン・デザート)で18ユーロ。スイスのお高さからは考えられなかった料金です。しかも、フランスは、パンはタダだし。水も水道水でよいならばタダです。3皿は多いので、メインのみをお願いします。13ユーロです。昼夜兼用のランチをいただきます。

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今日はお昼ですからワインは控えて、エビアンだけ。毎日、エビアンを飲み続けています。本場で飲むエビアンは一味違うような気がします。
まず、美味しそうなフランスパンが出てきます。実際、絶品のフランスパンでした。

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料理は昨日に続き、カスレ。同じカスレと言っても豆の煮込みという点は一緒ですが、今日はソーセージ乗せです。このソーセージが抜群に美味しいです。

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もう一品は豚ひれ肉のオーブン焼き。これが絶品です。添えられていたベビーリーフのドレッシングの美味しいこと。初体験の味です。ジャガイモのキッシュも一気に食べてしまう美味しさ。

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最後にカフェオレを頼むと、ノーマルかと訊かれます。まさかプティというのもおかしいので、そのまま頼みます。巨大なカフェオレが出ると思ったら、意外に普通サイズ。たしかにノーマルです。意外だったのは、ブラックコーヒーと泡立てたミルクが別に出てきて、自分で配合することです。

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ミルクを二人で分かち合い、全部投入すると、レストランのおばさんがミルクをもっと欲しい?と言いながら、また、お代わりを持ってきます。ミルクたっぷりの最高のカフェオレ。カフェオレが美味しいだろうと睨んで注文した甲斐がありました。

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気分よくレストランを出ます。ぶらぶら歩きながら、駅前に向かいましょう。先ほどとは別ルートの道を歩きます。



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カルカソンヌの下町サン・ルイを散策しながら、駅へ

2019年9月19日木曜日@カルカソンヌ~ルルド/12回目

カルカソンヌCarcassonneでミディ運河Canal du Midiのクルーズ、オード川Audeに架かる旧橋ポン・ビューPont Vieux of Carcassonneからの城塞都市ラ・シテcitéの眺め、美味しい郷土料理のランチを楽しみました。
下町バスティード・サン・ルイbastide saint Louisを散策しながら、カルカソンヌの駅に戻ります。レストランを出ると、すぐにガンベッタ広場Square Gambettaに出ます。

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白亜の裸婦像が目を惹きます。その後ろの建物はカルカソンヌ美術館Musée des Beaux-Arts de Carcassonneです。入場無料ですから、入ってみればよかったかな。

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これがカルカソンヌ美術館の前のガンベッタ広場です。こんもりとした緑に囲まれる大きな広場です。

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赤いバラもちらほら咲いています。

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広場の先の角に立派な建物があります。女子学校École De Fillesのようです。

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この先、プラタナスの並木の大通りが続いています。ジャン・ジョレス通りBoulevard Jean Jaurèsです。この道を歩いていきましょう。

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大きくて重厚な建物があります。司法裁判所Tribunal Judiciaireです。

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暑いので、なるべく、プラタナスや建物の日陰を選んで歩きます。

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おや、お寿司屋さんがありますね。

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珍しくもありませんが、お店の前に寄って、様子を見ましょう。色んな定食がありますが、おおむね、30ユーロくらいで高いですね。

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駅近くのホテル アストリアHôtel Astoriaに預けた荷物を引き取り、荷物を引きながら、歩きます。やがて、カルカソンヌ駅の前に出ます。

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気になるので、駅前広場のタクシー乗り場を見ると、タクシーが3台も客待ちをしています。昨日はTGVを降りた後、重い荷物を持って、階段を移動したので、どうやら遅れをとってしまったんですね。

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ここまでの散策ルートを地図で確認しておきましょう。

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カルカソンヌ駅の駅舎の中に入ります。

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ここでルルドLourdes行の電車を待ちます。

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まだ、TGVの到着まで30分ほどあります。ゆっくり、待ちましょう。しかし、この後、大変なことが・・・。



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カルカソンヌから聖地ルルドへの道は修行の道

2019年9月19日木曜日@カルカソンヌ~ルルド/13回目

カルカソンヌCarcassonneでミディ運河Canal du Midiのクルーズ、オード川Audeに架かる旧橋ポン・ビューPont Vieux of Carcassonneからの城塞都市ラ・シテcitéの眺め、美味しい郷土料理のランチを楽しみました。
今、カルカソンヌの駅でトゥールーズToulouse行のTGVを待っています。30分後の発車です。その筈でした・・・。

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昨日リヨンから乗ってきたTGVと同じ時刻のTGVに再び乗って、トゥールーズToulouseまで行き、そこから、アンタルシテIntercités(英語のインターシティIntercityに相当)でルルドLourdesに向かうんです。これが予約購入したチケットです。

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ところが、大変なことが・・・。発車時刻表示板にはTGVが20分遅れとの表示。

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トゥールーズ駅での次の電車、アンタルシテの乗り換え時間が16分ですから、この遅れでは間に合いません。じたばたしても仕方がないので、じっと待ちます。そして、重い荷物を持って、階段を下りて上がってホームへ。ますます遅れてやってきた電車に乗り込みます。ようやく、TGVはほぼ25分遅れくらいでカルカソンヌ駅を出て、走り出します。

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saraiは周りの風景も目に入らず、トゥールーズでの乗り換えのことばかりが気になります。
配偶者は泰然自若の態で車窓の景色を眺めています。

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車窓にはどこまでも実りの時を迎えた広大な畑が続きます。

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TGVは速度を上げて、疾走します。

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走っても走っても変わらぬ風景が続きます。

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何とか遅れを取り戻してほしいと願いながら、車窓の風景を眺めます。

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結局、遅れはそのままでTGVはようやくトゥールーズに近づきます。TGVのファーストクラスの様子です。豪華な内装です。

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トゥールーズに到着。ちょっとは大きな駅なので期待はしたのですが、この駅もエレベータはなし。またまた、階段を降りて上って、ホームに出ます。

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TGVが30分以上遅れて、トゥールーズでのアンタルシテへの接続失敗。このアンタルシテはルルドに行く今日最後のアンタルシテでした。結局、その1時間後に出発するテーウーエルTERを待ちます。

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結局、ルルドまで全体で1時間半の遅れになりそうです。仕方ありませんね。次の電車テーウーエルTERを待ちますが、その電車にはファーストクラスの車両は連結していません。当然混むに決まっています。緊張して、電車が到着するとすぐに乗り込みます。何んとか座席を確保。混雑するTERで座席を確保できたので、まあまあのリカバリでしょう。荷物は仕方がないので、その辺りの空間に置こうとしたら、向こうに荷物置き場があるよと親切な乗客に教えられ、遠くの置き場に運びます。ようやく席に落ち着きます。

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次から次へと乗客が乗り込んできて、立つ人が現れます。荷物は片付けておいてよかったかも。どうも、通勤時間と重なったようです。次の駅でも大勢乗り込んできて、満員御礼状態。

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これがサン-アニュSaint-Agneの駅のホームです。

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ホームは既にガランとしていますが、電車は満員のまま、サン-アニュSaint-Agneの駅を出ます。

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ここまでの鉄道ルートを地図で確認しておきましょう。

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聖地ルルドへの道は修行のようになりました。まだ、ルルド到着まで2時間ほど、かかります。うーん、我慢だ・・・。



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ルルド駅は旅人に優しい駅

2019年9月19日木曜日@カルカソンヌ~ルルド/14回目

カルカソンヌCarcassonneから30分遅れのTGVでトゥールーズToulouseに行きましたが、予定していたアンタルシテIntercitésには乗り損ねました。1時間後のテーウーエルTERで何とか座席を確保して、今日の目的地のルルドLourdesに向かっています。ルルドの到着時刻は当初よりも1時間以上遅れて、7時半過ぎになりそうです。それでも夜9時のロウソク行列には間に合いそうです。
トゥールーズを出たTERは最初の駅、サン-アニュSaint-Agneを出たところですが、車内は超満員です。鉄道線路と並行している自動車道路も混雑しています。

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上下線とも渋滞していますね。フランスの地方都市でも通勤時のラッシュがあるんですね。

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次の駅に到着します。

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この駅、ミュレMuretでどっと乗客が降りていきます。

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かなりの人が降りて空席が出来ます。ここまでが、トゥールーズの生活圏なのでしょうね。

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ミュレ駅を出ると、農村風景が広がります。麦畑ですね。

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30分ほど走って、次の駅、ブッサン Boussensに到着。

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ブッサンを出ると、のんびりと田舎の景色が続きます。ポツンと立つ教会の姿が印象的です。

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次の駅はサン= ゴーダンス Saint-Gaudensです。ここまででトゥールーズからルルドまでの行程の半分ほどです。

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閑散としたホームを電車は出ていきます。

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モンレジョ Montréjeau、ラヌムザン Lannemezan、カプヴェルヌ Capvernの各駅を過ぎ、トゥルネ Tournayの駅に着きます。駅付近では、豚さんが放牧されています。

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最後の駅、タルブ Tarbesを過ぎて、ルルドに向かって、TERはひた走ります。

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空はうっすらと夕焼けに染まっています。

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夕焼けを見ながら、なんとか明るいうちに、ルルドに到着しそうです。

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ルルドに到着。ここまでの鉄道ルートを地図で確認しておきましょう。

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当然、この駅も、荷物を持って、階段を上がって下りるのだろうと覚悟してたら、それが違うんです。架線橋なんてなくて、線路をまたいて歩けます。ラッキー! 中途半端に大きな駅がいけないのですね。

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いやいや、このルルド駅も結構大きくて立派です。

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ただ、ホームの端が低くなっていて、線路を横断できるんです。ほかの駅もこの方式にすればいいのにね。

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駅を出て、駅前のホテルに向かいます。まだ、夜の8時前です。それほどの遅れにならずによかった!



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聖地ルルドの感動的なロウソク行列

2019年9月19日木曜日@カルカソンヌ~ルルド/15回目

カルカソンヌCarcassonneから、思わぬTGVの遅れでルルドLourdesに1時間以上遅れて到着。なかなか立派な駅です。

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駅前に出ます。あまり、聖地ルルドを感じさせない駅舎の佇まいですね。

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今日の宿は駅前すぐです。ホテルはベスト ウェスタン ヴォーセジュールBest Western Beauséjour。リヨンでもお世話になったベスト ウェスタン グループです。

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中に入ると、ピカピカの廊下が続きます。

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早速、レセプションでチェックインします。

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居心地のよさそうなラウンジが見えます。

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奥には素敵なガーデンが見えています。

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配偶者はレセプション近くのスペースを偵察しています。

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ほどなくチェックイン完了。早速、上階の部屋にエレベーターで移動。難なく部屋に入れます。部屋からは駅が見えます。

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部屋には大きくて清潔なベッドがデーンと設えられています。

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ポットがあるので、熱いお茶がいただけそうです。

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広いデスクもあるので、PCの作業が楽そうです。

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一服する間もなく、出かけます。夜9時からのロウソク行列を見に行くのです。どんなものかは分からないのですけどね。ホテルからちょっと歩いて、右に折れると、そこは教会への参道って感じです。両脇に、お土産屋とお食事処がずっと軒を連ねています。だんだん教会が近くなり、様子が見えてきます。と、みんな手にロウソクを持っています。ロウソクはお土産屋さんにある筈なので、私達も購入しましょう。教会に一番近い、お土産屋に駆け込みます。が、ロウソクは1本しか箱に残っていません。お店の人に、2本欲しいのだけどというと、奥から追加のロウソクを出してきてくれます。なんだか、ロウソク行列の参加資格ができたような気分です。9時前に聖地ルルドのロザール大聖堂Basilique de Notre-Dame du Rosaireの前の広大な広場の入口に陣取ります。

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9時になると、みなさん、ロウソクに点火します。

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我々も周りの人に火をもらって、ロウソクに火をつけます。ロウソクは風除けの紙で周りを覆っています。

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やがて、ロウソク行列「Procession Mariale」(プロセッション・マリアル)が始まります。

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ロウソク行列の先頭は聖母マリアです。

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続いて、車椅子の人たちが続きます。膨大な数の車椅子です。それに付き添うボランティアの人たちも行列していきます。

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周りの人のまねをして、我々もロウソク行列に参加します。物凄い人の数に呆然とします。これまで、経験したことのない体験です。
キリスト教信者ではありませんが、風にゆらめくロウソクを闇の中にかざして、声を合わせて讃美歌を歌えば、いやでも高揚感に浸ります。アヴェ、アヴェ、アヴェ、マリア・・・(《ルルドのアヴェマリア》という讃美歌で、ルルドの奇跡を歌ったものです)。こういう経験を続けると、いつかキリスト教の洗礼を受けてしまうかもしれませんね。聖地ルルドのロザール大聖堂、無原罪のお宿り聖堂Basilique de l'Immaculée-Conception de Lourdesを仰ぎ見ながら、多分、1万人以上の大群衆が心に一つにして、祈りを捧げる光景は圧巻です。
聖地ルルドはキリスト教信者ならぬとも一度は訪れるべき場所かもしれません。風で消えたロウソクの火を皆で分かち合うとき、一体感はいやまします。こういうロウソク行列が毎晩続けられて、年間500万人が訪れるというのですから、凄い。ルルドにはそういう訪問者を収容する、パリに匹敵するだけのホテルがあるそうです。

感動の忘れ得ぬ体験になりました。高揚した気持ちを夜道で鎮めながら、ホテルに戻ります。

明日の午前中は再び、ルルドの聖域を見学します。その後、お昼の電車でスペイン・バスク地方Euskal Herriaの美食の町サン・セバスティアンSan Sebastián(バスク語では、ドノスティアDonostia)に移動して、バル巡りに挑戦します。毎日がバタバタ続きで疲れますが、だんだん、そのペースに慣れてきました。



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シューマンもいいけど、シューベルトは最高! 白井圭&伊藤恵 シューベルト&シューマンの夕べ@ハクジュホール(Hakuju Hall) 2021.2.10

先日は伊藤恵の見事なピアノにサポートされた今井信子の熟達したヴィオラが明快な調べを奏でたデュオ・コンサートを聴きましたが、今日も伊藤恵が得意にするシューマンとシューベルトの音楽を今、勢いのある白井圭のヴァイオリンとのアンサンブルでたっぷり、聴かせてもらいました。とても充実した演奏にすっかり魅了されました。

最初のシューベルトは若い頃の作品で素朴な味わいがとても好感を持てる演奏。白井圭のヴァイオリンは素直な表現で作曲家の音楽に奉仕するような明快な演奏です。伊藤恵のピアノはドイツ的な安定した表現で、細かいニュアンスを散りばめて、シューベルトの魅力を余すところなく聴かせてくれます。第2楽章の中間部の憧れを感じさせる美しい旋律を二人はパーフェクトに演奏してくれました。

次はシューマンのヴァイオリン・ソナタ 第2番。ファウストとメルニコフのコンビで聴いたばかりです。おそらく、現在、シューマンを弾かせたら、このコンビが世界で最高でしょう。そういう素晴らしい演奏を聴いたばかりでしたが、今日の白井圭&伊藤恵のコンビもそれに並び立つほどの素晴らしい演奏を聴かせてくれました。何と言っても、伊藤恵のピアノが素晴らしく、とても柔らかいタッチで繊細な表現を聴かせてくれます。シューマンの独奏曲を弾くときはもっと重厚な演奏を聴かせてくれますが、ヴァイオリンとのアンサンブルを意識した抑えた表現です。この伊藤恵の最高のピアノの演奏に乗って、白井圭は明快で伸びのあるヴァイオリンの響きを聴かせてくれます。大好きな第3楽章では、伊藤恵の名人芸の分散和音に乗って、白井圭が美しいコラールの旋律を歌い上げます。何とも素晴らしい音楽に魅惑されるだけです。

後半はシューマンのヴァイオリン・ソナタ 第1番。先ほどの第2番のソナタと同様の素晴らしい演奏です。とりわけ、第1楽章の暗い情念に満ちた音楽をパーフェクトに表現。シューマンの音楽の素晴らしさにただただ魅了されます。トータルには、この第1番のほうがよい出来だったかもしれません。シューマンの2つのソナタを聴いただけで大満足です。

しかし、今日の最高の演奏は最後のシューベルトの幻想曲でした。こういう素晴らしい音楽を聴いたのは久々です。シューベルトの晩年の名作を憧れに満ちたロマンあふれる表現で見事に演奏してくれました。特に緩徐パートでの美しさが最高で、ニュアンスに富んだピアノと明快なヴァイオリンの響きの醸し出すロマンの世界はシューベルトの天才ぶりを堪能させてくれました。大変な感動に襲われながら、二人の名演に聴き入っていました。曲も最高、演奏も最高で言うことなしです。

お二人の出会いは白井圭が藝大の学生で伊藤恵が藝大の教授の頃にさかのぼるそうですが、今や、素晴らしいコンビになりましたね。また、こういう演奏の機会があることを願うのみです。


今日のプログラムは以下です。

  白井圭 伊藤恵 シューベルト&シューマンの夕べ

  ヴァイオリン:白井圭
  ピアノ:伊藤恵

  シューベルト:ソナチネ 第1番 ニ長調 Op.137-1 D384
  シューマン:ヴァイオリン・ソナタ 第2番 ニ短調 Op.121

   《休憩》

  シューマン:ヴァイオリン・ソナタ 第1番 イ短調 Op.105
  シューベルト:幻想曲 ハ長調 Op.159 D934

   《アンコール》
   シューマン(ヴァイオリン版:アウアー編):森の情景 Op.82より、第7曲 予言の鳥


最後に予習について、まとめておきます。

1曲目、4曲目のシューベルトは以下のCDを聴きました。

  アリーナ・イブラギモヴァ、セドリック・ティベルギアン 2012年7月27-29日、8月3-4日 ロンドン、ヘンリー・ウッド・ホール セッション録音
 
イブラギモヴァは意外に抑えた演奏でシューベルトの音楽を主役に据えた演奏です。幻想曲は圧巻の出来栄えです。


2曲目、3曲目のシューマンの2つのソナタは以下のCDを聴きました。

 キャロリン・ヴィドマン、デネーシュ・ヴァーリョン 2007年8月25-27日 オーディトリオ・RTSI・ルガーノ,スイス セッション録音
 
キャロリン・ヴィドマンは作曲家でクラリネット奏者のイエルク・ヴィドマンを兄に持つ注目の若手ヴァイオリニスト。この演奏は悪くはないのですが、魅了されるほどでもないという演奏。



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       伊藤恵,  

聖地ルルドの聖域へ

2019年9月20日金曜日@ルルド~サン・セバスティアン

旅の17日目、聖地ルルドLourdesの2日目です。昨夜、この聖地に集う信徒たちのロウソク行列に参加して、感動の体験をしました。今日の午前中はその聖地の聖域を見学します。

今日も青空です。ありがたいことですが、この好天はいつまで続くのでしょうね。昨夜は、夜のミサに参加しましたが、聖域自体の見物はしていません。早起き(8時)して、出かけましょう。saraiの洋服を整理していて、アレ?ブレザーが1枚見当たりません。どこかに置いてきたのでしょうか。そういえば、一昨日、電車に乗って、暑くてブレザー脱いで洋服掛けにかけたのは思い出したのですが、それを片づけた記憶がありません。そこで忘れてきたのでしょう。ア~・・・。(その後、よくよくチェックすると、どうやらカルカソンヌのホテルに忘れてきたようです。あのブレザーはその後、どうなったんでしょう?) 荷物をまとめ、ホテルをチェックアウト。ともかく出かけます。雲一つない青空です。

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少し歩くと、建物の屋根越しに尖塔が見えます。聖域にある教会でしょうか。

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よくよく見ると、聖域にある教会ではなく、ルルド小教区教会(サクレ・クール教会)Église Paroissiale Du Sacre-Coeur de Lourdesのようです。この教会でルルドの奇跡の少女ベルナデットが1844年1月に洗礼を受けたそうです。

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昨夜歩いて知った道は早いです。すぐに聖域への参道、グロット通りBoulevard de la Grotteに出ます。道路には、青い線が引かれています。これに沿って歩けば、ルルドの奇跡のゆかりの場所に行けるらしいです。

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しばらく、この青い線に沿って歩きます。もっとも昨夜歩いたので、この青い線に頼らなくても聖域の場所は分かっています。

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聖域に近づくと、遠くに教会の3本の尖塔が見えてきます。

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左手の岩山の上には城塞Château Fortが見えています。現在はピレネー博物館Château Fort Musée Pyrénéenになっていて、この地方の民俗文化を伝える資料が展示されています。

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ポー川Gave de Pauに架かるサン・ミッシェル橋Pon Saint-Michelを渡ります。この先は聖域Sanctuaireの入口です。

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聖域の入り口、サン・ミッシェル門Porte Saint-Michelです。ホテルから坂道をぶらぶらと歩いて15分ほどでした。昨夜の真っ暗な中とは印象が異なります。

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ホテルからここまでの散策ルートを地図で確認しておきましょう。

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サン・ミッシェル門を抜けて、聖域に入ると、今日も朝から大勢の信者が詰めかけています。観光客とみられる人もちらほらいます。

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まず、目に入るのは、ブルトン人のカルバリーCalvaire des Bretonsです。十字架にかけられたイエスの像です。十字架の傍らには、聖母マリア、聖ヨハネ、マグダラのマリア、そしてキリストを突き刺したローマの兵士であるロンギヌスの4人が彫られています。

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そして、聖域の奥には、教会の3本の尖塔が聳え立っています。

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私たちは、教会へ向かいます。

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聖母マリアの像Statue de la Vierge couronnée de Lourdesが教会を仰ぎ見るような姿で立っています。

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教会に近づいていきます。

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聖域の概観を地図で確認しておきましょう。

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あちこちで、頻繁にミサが行われているようです。どこを通れば失礼にならないのか不安ですが、なるべく目障りにならないように進んで、教会を見て回ります。



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イザベル・ファウストのシマノフスキはミステリアスでありながら、チャーミング 熊倉 優&NHK交響楽団@東京芸術劇場コンサートホール 2021.2.12

イザベル・ファウストはコロナ禍の中、海外演奏家として入国制限の中、最後に入国し、1月から日本で演奏を続けています。とてもありがたいので、再び、その演奏を聴くために足を運びました。
先日聴いたシューマンとブラームスの室内楽はとても素晴らしかったのですが、今日のシマノフスキの協奏曲はまた、趣きが違って、とってもチャーミングな演奏。引き出しの多さに驚かされます。シマノフスキのヴァイオリン協奏曲第1番は独奏ヴァイオリンのパートがほぼ全曲にわたって、高音域の繊細でミステリアスな表現が続きますが、ファウストは驚くべき美音で聴き手を魅惑してくれました。特に左手の強めのヴィブラートは圧倒的。オリジナル演奏ではノンヴィブラートも得意なのに、彼女は多彩な表現力がありますね。若手の指揮者、熊倉 優率いるNHK交響楽団も色彩感あふれる響きで好サポートでした。ファウストは音楽だけでなく、シマノフスキにぴったりの奇妙なドレスもなかなかチャーミングでした。いつもは地味ないでたちなのに、今日は張り切っていますね。ともかく、日本に2か月も滞在して、日本の聴衆に音楽を聴かせてくれたことに感謝です。彼女がヨーロッパに戻ったら、しばらく、海外演奏家の演奏が聴けそうにありません。コロナがある程度収束して、何とか、海外からの演奏家が来日できることを願うばかりです。あるいは、ファウストがもうしばらく、日本で演奏活動を続けてくれないかな・・・。

後半のプログラム、ドヴォルザークの交響曲 第6番は熊倉 優の清新な指揮のもと、”MARO”こと篠崎史紀率いるNHK交響楽団の素晴らしい響きで魅了してくれました。一つだけ残念だったのは、ボヘミアの素朴な雰囲気が感じられなかったことですが、無理な要求かもしれません。


今日のプログラムは以下です。

  指揮:熊倉 優
  ヴァイオリン:イザベル・ファウスト
  管弦楽:NHK交響楽団  コンサートマスター:篠崎史紀

  スメタナ:歌劇「売られた花嫁」─ 3つの舞曲(ポルカ/フリアント/道化師の踊り)
  シマノフスキ:ヴァイオリン協奏曲 第1番 Op.35
   《アンコール》ニコラ・マタイス:ヴァイオリンのためのエアー集 前奏曲/パッサージオ・ロット/アンダメント・ヴェローチェ

   《休憩》

  ドヴォルザーク:交響曲 第6番 ニ長調 Op.60


最後に予習について、まとめておきます。

1曲目のスメタナの歌劇「売られた花嫁」からの 3つの舞曲は以下のCDを聴きました。

 ジョージ・セル指揮クリーヴランド管弦楽団 1963年 クリーヴランド セッション録音

セルのお国ものの演奏はさすがのレベルです。


2曲目のシマノフスキのヴァイオリン協奏曲 第1番は以下のCDを聴きました。

 バイバ・スクリデ、ワシーリー・ペトレンコ指揮オスロ・フィル 2013年2月14、15日 オスロ・コンサート・ホール セッション録音
 フランク・ペーター・ツィンマーマン、アントニ・ヴィト指揮ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団 2007年 セッション録音
 
いずれも熱演。スクリデのヴァイオリンは美しい高域の響きを聴かせてくれます。一方、ツィンマーマンは男性とは思えない繊細な美を表現してくれます。


3曲目のドヴォルザークの交響曲 第6番は以下のCDを聴きました。

 ズデニェック・コシュラー指揮スロヴァキア・フィル 1977年 セッション録音
 
弦セクションの美しさが際立ちます。見事な演奏です。



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       ファウスト,  

聖地ルルド:ロザール大聖堂の美しきモザイク

2019年9月20日金曜日@ルルド~サン・セバスティアン/2回目

聖地ルルドLourdesの聖域を訪れているところです。ルルドは何故、カトリック最大の聖地なのかということをまとめておきましょう。

1858年2月11日、ルルド村の14歳の少女ベルナデット・スビルーが郊外のマッサビエルの洞窟のそばで聖母マリアの姿を目撃しました。当初、ベルナデットは自分が見た若い婦人の姿を聖母と思っていたわけではなく、ただ、「あれ」(アケロ)と呼びました。しかし、その噂が広まるとともにその姿かたちから聖母ではないかと囁かれるようになりました。その後もベルナデットは「あれ」を目撃し、「あれ」がここに聖堂を建てるように命じたと伝えます。土地の神父はこのことを怪しんで、ベルナデットに「あれ」に名前を訊くように命じました。ベルナデットが「あれ」に名前を訊くと、自分は「無原罪の御宿り」であると答えました。これを聞いたペイラマール神父はただちに聖母が出現したことを信じるようになりました。何故なら、教育のない少女、ベルナデットが「無原罪の御宿り」などという言葉を知るわけがないからでした。そもそも、聖母が「無原罪の御宿り」であるというカトリックの教義は4年前に公認されたばかりでした。
以降、ベルナデットは計18回も聖母マリアの出現を目撃しました。聖母はまた、マッサビエルの洞窟から泉が湧き出るようにして、そのルルドの泉を飲めば、治癒不可能な病も治癒できるようになる奇跡を起こしました。
以来、ルルドのマッサビエルの洞窟の上に大きな聖堂が建設され、多くの巡礼者がルルドの奇跡を体験するために訪れるようになりました。
この奇跡、聖母の出現のことをルルドの聖母Notre Dame de Lourdes、奇跡の泉のことをルルドの泉Sanctuaires Notre-Dame de Lourdesと呼んでいます。
ベルナデットは1933年に聖女に列せられて、聖ベルナデットと呼ばれています。

さて、saraiの聖域巡礼に戻りましょう。ルルドの聖堂に近づいていきます。

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ルルドの聖堂は2層構造になっていて、下の聖堂はロザール大聖堂Basilique de Notre-Dame du Rosaire、上の聖堂は無原罪のお宿り聖堂Basilique de l'Immaculée-Conception de Lourdes。いずれもゴシック様式の厳かな教会です。
まず、ロザール大聖堂の中に入ります。ビザンチン様式の美しい聖堂です。

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聖母の描かれた大きなモザイクが見えています。

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ドームの天井の美しいこと!

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15もの付属礼拝堂が並ぶ様は厳かとしか、言えません。信者の邪魔にならないように慎重に行動します。幸い、教会内でのミサは行われていなかったので、すべて見ることができます。中央にはキリスト昇天のモザイクが見えています。

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ドーム内にアーチ状の柱が連なる様も見事です。

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何と静謐で美しい空間なのでしょう。配偶者と言葉を交わすこともためらわれます。

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パイプオルガンです。1897年に造られました。

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素晴らしいモザイクが並んでいます。 19 世紀のベネチア様式のモザイクはジアンドメニコ ファッチーナが長い年月をかけてデザインした作品です。

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ただただ、信者でないsaraiも敬虔な気持ちでこの厳粛な空間に立ちすくんでしまいます。

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仄暗い聖堂内でモザイクだけが明るく輝いています。

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ルルドの聖母の像ですね。「白い服、青い帯、ロザリオ」という服装がルルドの聖母です。

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聖堂を出て、階上に上がり、聖域の大きな広場を眺めます。昨夜はここがロウソク行列の大群衆でぎっしりと埋まっていました。

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正面から眺めます。広場の手前は赤い布で十字架の形に仕切られています。ミサを行うようですね。広大な広場全体が見渡せます。右奥には岩山の上に城塞Château Fortも見えています。

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聖域の概観を地図で確認しておきましょう。

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次は無原罪のお宿り聖堂を見学しましょう。



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聖地ルルド:無原罪のお宿り聖堂の美しきステンドグラス

2019年9月20日金曜日@ルルド~サン・セバスティアン/3回目

聖地ルルドLourdesの聖域を訪れているところです。
ロザール大聖堂Basilique de Notre-Dame du Rosaireの屋根の上に上がって、無原罪のお宿り聖堂Basilique de l'Immaculée-Conception de Lourdesの威容を眺めています。
ところで、ロザール大聖堂の名称を正式に言うと、ノートルダム・デュ・ロゼール大聖堂ということになります。ロザリオのノートルダム大聖堂というバシリカです。saraiは2015年にフランスのノートルダム大聖堂を巡る旅をしました。ノートルダム大聖堂には、カテドラル(大聖堂、司教座聖堂)とバシリカ (Basilique)がありますが、このルルドのノートルダム・デュ・ロゼール大聖堂だけを訪問し損ねていました。これで全制覇できました。以下が訪れたノートルダム大聖堂の一覧です。当ブログで紹介した訪問記へのリンクも付けておきます。

ノートルダムに献堂された主なカテドラル(大聖堂、司教座聖堂)

ノートルダム大聖堂 (パリ) - 1163年着工、1225年完成。2019年一部焼損[2]。
 https://sarai2551.blog.fc2.com/blog-entry-2229.html
ノートルダム大聖堂 (ランス) - 1211年着工、1475年完成。
 https://sarai2551.blog.fc2.com/blog-entry-2250.html
ノートルダム大聖堂 (シャルトル) - 1145年着工、1220年完成。
 https://sarai2551.blog.fc2.com/blog-entry-2217.html
ノートルダム大聖堂 (アミアン) - 1220年着工、1288年完成。
 https://sarai2551.blog.fc2.com/blog-entry-2282.html
ノートルダム大聖堂 (ルーアン) - 1145年頃着工、1544年完成。
 https://sarai2551.blog.fc2.com/blog-entry-2242.html
ノートルダム大聖堂 (ストラスブール) - 1253年着工、1439年完成。
 https://sarai2551.blog.fc2.com/blog-entry-720.html
ノートルダム・デ・ドン大聖堂(アヴィニョン、ドンのノートルダム大聖堂)
 https://sarai2551.blog.fc2.com/blog-entry-1293.html
ノートルダム大聖堂 (ル・ピュイ)
 https://sarai2551.blog.fc2.com/blog-entry-2304.html

聖母に献堂された主なバシリカ (Basilique)

ノートルダム大聖堂_(リヨン、フルヴィエール)
 https://sarai2551.blog.fc2.com/blog-entry-2308.html
ノートルダム大寺院(レピーヌ、マルヌ県)
 https://sarai2551.blog.fc2.com/blog-entry-2261.html
ノートルダム・デュ・ロゼール大聖堂(ルルド)
 https://sarai2551.blog.fc2.com/blog-entry-3900.html
ノートルダム・ド・ラ・ガルド大聖堂(マルセイユ)
 https://sarai2551.blog.fc2.com/blog-entry-1332.html

ノートルダムに献堂された主な教会 (église)

ノートルダム=デュ=ポール教会(クレルモン=フェラン) これだけは未訪問
ノートルダム=アン=ヴォー教会(シャロン=アン=シャンパーニュ)
 https://sarai2551.blog.fc2.com/blog-entry-2266.html


話を戻して、無原罪のお宿り聖堂の威容です。目の前には、ロザール大聖堂のドームの頂点があります。

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ロザール大聖堂の屋根の上はちょっとした広場のようになっています。

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尖塔が青空に映えますね。

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ポー川Gave de Pauが間近に見下ろせます。ポー川の向かいには聖ベルナデット教会Église de Sainte-Bernadetteが見えています。川のこちら側、左に行ったところがルルドの泉Sanctuaires Notre-Dame de Lourdesです。

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さて、階段を上って、無原罪のお宿り聖堂に向かいます。

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階段の上から、、ロザール大聖堂のドームを見下ろします。

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階段を上がって、無原罪のお宿り聖堂に向かいます。無原罪のお宿り聖堂は2階建て構造になっています。まず、下の聖堂に向かいます。

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地下聖堂Crypte de la Basilique de l’Immaculee Conceptionの中に入ります。信心深そうな人たちが集い、厳かな雰囲気に満ちています。

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主祭壇には、幼きイエズスを抱く聖母マリア の像があります。後ろから黄金の光に包まれています。

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いったん、地下聖堂の外に出ます。

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階段を上がって、無原罪のお宿り聖堂に向かいます。

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聖堂内に入ります。天井の高いゴシック様式の空間が広がっています。

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主祭壇に向かって進みます。

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主祭壇の奥のステンドグラスが美しいです。

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側廊の上のステンドグラスも見事です。

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主祭壇の前から振り返ると、パイプオルガンが見えます。

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ステンドグラスの美しさに魅了されます。

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荘厳な聖堂です。建物の美しさはもとより、静謐な雰囲気に圧倒されます。

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そっと聖堂を出ます。

聖域の概観を地図で確認しておきましょう。

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この後、ルルドの泉に向かいます。



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聖地ルルド:奇跡の泉

2019年9月20日金曜日@ルルド~サン・セバスティアン/4回目

聖地ルルドLourdesの聖域を訪れています。
ロザール大聖堂Basilique de Notre-Dame du Rosaireと無原罪のお宿り聖堂Basilique de l'Immaculée-Conception de Lourdesの内部を訪問し終えたところです。無原罪のお宿り聖堂を出て、ロザール大聖堂の屋根の上の斜路を下っています。

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無原罪のお宿り聖堂の威容を振り返ります。美しい尖塔が青空にくっきりと映えています。

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ロザール大聖堂の屋根の上の端はバルコニーのようになっていて、下の広場を見下ろせます。

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広場には信者が集まっています。ミサが昨夜のロウソク行列のミサと同様に教会前の広場で行われるようです。大勢の信者に対応するためには野外のほうがいいのでしょうか。

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聖堂の見学に引き続いて、1858年に14歳の少女ベルナデットの前に聖母マリアが現れたという奇跡が起こったマッサビル洞窟Grotte de Massabielleに向かいます。その手前に洞窟の泉から引かれた奇跡の水が蛇口から飲める場所がポー川Gave de Pau沿いにあります。その場所が広くて、信者さんがポットに入れたり飲んだりしています。

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膨大な数の蛇口が並びます。

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さあ、聖堂の下にあるマッサビル洞窟に向かいます。

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とても多くの人々がこの聖域に集まっています。

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マッサビル洞窟の前に行くと、折悪しく、この洞窟前でミサが行われており、洞窟をすぐ近くで見ることはできません。

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フェンスの先に行くことはできませんが、洞窟の様子は見て取れます。この洞窟のある岩盤上に教会が建設されています。

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洞窟の先にも奇跡の水が飲める場所Geste de l'eauがあります。岩の割れ目から泉の水が湧き出ているイメージです。

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洞窟内の奇跡の泉から引かれた水は自由に飲むことができます。saraiと配偶者もこの聖水をいただきましょう。

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ボタンを押すと、聖水が流れ出ます。

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saraiはこのルルドの奇跡の水Eau de Lourdesを口に入れますが、すすぐだけに留めます。ここ1週間ほど歯茎が腫れているsaraiはこの霊験新たかな聖水で治癒することを願うと配偶者に揶揄されます。信ぜよ、さらば救われん・・・。(この奇跡の水の効用ですが、歯茎の腫れはお陰で治まったような気もしますが、自然治癒だったかもしれません・・・。信者ではありませんからね。)

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この水飲み場の上には聖堂が聳えています。聖堂はマッサビル洞窟の岩山の上に築かれています。

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聖域の概観を地図で確認しておきましょう。

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この後、聖堂前の芝生の地下にある聖ピオ10世地下聖堂Basilique souterraine St. Pie.Xに向かいます。



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聖地ルルド:聖ピオ10世地下聖堂~少女ベルナデットの生家(水車小屋)

2019年9月20日金曜日@ルルド~サン・セバスティアン/5回目

聖地ルルドLourdesの聖域を訪れています。
ロザール大聖堂Basilique de Notre-Dame du Rosaireと無原罪のお宿り聖堂Basilique de l'Immaculée-Conception de Lourdes、さらにルルドの泉Sanctuaires Notre-Dame de Lourdesを巡りました。最後に聖堂前の芝生の地下にある聖ピオ10世地下聖堂Basilique souterraine St. Pie.Xに向かいます。
ポー川Gave de Pau沿いに岩山の上に聳える聖堂のほうに戻っていきます。

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聖域は物凄く賑わっています。という言い方はおかしいかな?

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聖堂前の広場に戻り、聖堂の3本の尖塔を眺めます。青空に白亜の建物が映えています。

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教会前の芝生の地下には2万人以上の信者を収容する聖ピオ10世地下聖堂があります。その規模の大きさには度肝を抜かれます。ミサを行うことができる聖堂としては世界で3番目に大きな聖堂だそうです。

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多くの人が信者席に座っていますが、規模が大きいので、人の姿はまばらに見えてしまいますね。

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これでルルドの聖域の見学は完了。

聖域を出て、最後に、奇跡を体験した少女ベルナデットの生家Maison natale de Bernadetteを見学します。聖域を出て、ほんの数分歩くと、狭い路地の先に水車小屋Moulin de Bolyだったという生家が見えてきます。

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水車小屋らしく、水路が家の中に続いています。ここが入口です。

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家の中には、いきなりベッドがあります。ベルナデットの家族、スビルー一家と母方のカステロー家が生活していたスペースです。

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幼子のためのゆりかごも置いてあります。

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ベルナデットはこの部屋で1844年1月7日に誕生しました。

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家の外側には水車のための水路が見えます。

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水車の動力軸が見えます。

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ベルナデットの父親、フランソワ・スビルーは水車で小麦の粉を挽いて、一家の生計を立てていました。

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ここにも一家の生活スペースがあります。

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台所、居間など、すべてはこの部屋で兼ねていました。夕べの祈りももちろん、この部屋で行われました。

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生家の水車小屋は想像以上に大きな家です。しかし、少女ベルナデットがここで暮らしたのは10歳まででその後は極端な貧困から元牢獄だった極小の家に移ったそうです。奇跡を体験するためには試練が必要だったのでしょう。清貧の少女の前にだけ、聖母が出現したんです。

これでルルドの見学は終了。

落ち着いて、朝食をいただきましょう。参道沿いのレストランは、なんとなく落ち着かないので、駅前のホテルに戻り、ホテルのカフェで朝食にしましょう。が、戻ってみると、ブレックファーストは終了、そして、ランチはまだということで、大外れ。確かに中途半端な時間ですよね。ルルドの駅前には、開いているお店はありません。駅舎の横を見ると、簡素なカフェがあり、座って食事している人がいます。そこにしましょう。普通にパン、サラダ、飲み物はあります。クロワッサンもあります。やはりフランスのクロワッサンは絶品ですね。美味しい朝食を頂きます。

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サン・セバスティアンSan Sebastiánに向かう電車(2回の乗り換えはあります)の時間まで、あと1時間。ホテルで荷物を受け取り、ロビーでゆっくりさせてもらいましょう。



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聖地ルルドを出発して、サン・セバスティアンへ

2019年9月20日金曜日@ルルド~サン・セバスティアン/6回目

聖地ルルドLourdesの訪問を終えて、電車での移動開始です。スペイン・バスク地方のサン・セバスティアンSan Sebastián(バスク語: Donostia〔ドノスティア〕)まで行きます。ホテルのロビーで電車の発車時間まで休んでいましたが、発車時刻が近づき、駅のホームに出ます。フラットに移動できるので、階段の上り下りがなくて楽です。

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ホームの上に大きな鉄傘のある立派な駅です。

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あと10分ほどで電車がやってくる筈です。まず、ルルドからアンタルシテIntercitésに乗って、フランス・バスク地方の町バイヨンヌBayonneまで移動します。

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これがネットで購入済のチケットです。バイヨンヌで乗り換えて、スペイン国境の町、アンダイエHendaye(バスク語: Hendaia〔ヘンダヤ〕)まで行きます。そこまではフランス国鉄SNCFです。そこからは私鉄のバスク鉄道に乗って、サン・セバスティアンに行きます。

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時間になってもアンタルシテが来ません。少し遅れています。

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約10分遅れでアンタルシテが到着します。

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ルルドを出た電車は町の中を抜けていきます。建物の屋根の上に無原罪のお宿り聖堂Basilique de l'Immaculée-Conception de Lourdesの尖塔が見えています。

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手前に聖ベルナデット教会Église de Sainte-Bernadetteの尖塔が見え、その奥に無原罪のお宿り聖堂の尖塔が見えています。聖地ルルドに最後のお別れを告げます。

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と思っていたら、また、木立の向こうにルルドの聖堂の姿が小さく見えます。

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やがて、木立の向こうに見えなくなります。聖地ルルドへの本当の別れです。

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アンタルシテはポー川Gave de Pauに沿って走っていきます。

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変化のない穏やかな風景が続きます。狭い畑地と緑の林と山と空です。

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時折、ポー川に沿って走ります。

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最初の停車駅です。ポーPauの町です。

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ポーを出ると、また、ポー川に沿って走ります。

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鉄道ルートを地図で確認しておきましょう。

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バイヨンヌまではまだ、1時間半ほどかかります。



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サン・セバスティアンへ、まずはフランス・バスクのバイヨンヌ

2019年9月20日金曜日@ルルド~サン・セバスティアン/7回目

聖地ルルドLourdesの訪問を終えて、スペイン・バスク地方のサン・セバスティアンSan Sebastián(バスク語: Donostia〔ドノスティア〕)に向けて、鉄道で移動中です。まず、ルルドからアンタルシテIntercitésに乗って、フランス・バスク地方の町バイヨンヌBayonneまで移動しています。
現在、最初の停車駅、ポーPauを出て、ポー川Gave de Pauに沿って走っています。

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やがて、広大な畑地の中を走ります。遠くにうっすらと見える山はピレネー山脈Les Pyrénéesでしょうか。スペインとの国境は近いです。


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次の停車駅、オルテスOrthezに到着。もう次はバイヨンヌBayonneです。ルルドからバイヨンヌまで2時間も走るのに途中の停車駅はたったの2つです。まあ、それほど何もないフランスの片田舎です。

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さすがにこの駅では結構、多くの乗客が降りていきます。

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オルテスの駅を出るとすぐに歴史的な橋の前を過ぎます。「古い橋」Le Pont Vieuxです。中世に造られた趣きのある橋です。オルテスのシンボルだそうです。ポー川に架かっています。

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「古い橋」の先にはポー川の美しい流れが見えます。途中下車したい気分です。

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ポー川の周りに広がる畑地の中を走っていきます。

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オルテスからバイヨンヌまで1時間ほどはノンストップで走ります。その頃合いをはかったように車掌さんが検札に周ってきます。

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アンタルシテのファーストクラスの車内の様子です。フランスらしくカラフルなシートが並んでいます。

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バイヨンヌまで2時間も走るのに、途中の停車駅は2つだけと思っていました。ですから、次はバイヨンヌだと思っていると、車内アナウンスが入り、大きな町の中で減速していきます。あれっ・・・。

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やがて、アンタルシテはどこかの駅に停まります。

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エッ、もうバイヨンヌに着いたのかと慌てますが、誰も動きません。ドアも開きません。ホームを眺めると、駅名はダクスDaxと表示されています。

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臨時停車かなと思っていると、いきなり反対方向に走り出しビックリ。何かのトラブルで逆方向に戻るのかと焦り、外の景色を見ていると、これまでとは全く違う景色です。その後、40分ほど走り、ほぼ定刻にバイヨンヌに到着。

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これでよかったのか謎でした。後で調べると、予定通りの運行だったようで、停車して逆行したのは、ダクス駅Gare de Daxでした。何らかの理由で迂回ルートを走ったようです。
これがここまで乗ってきたアンタルシテです。

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バイヨンヌ駅は時計台のある古い駅です。

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このバイヨンヌで1回目の乗り換えです。ここでスペインとの国境の町アンダイエHendaye(バスク語: Hendaia〔ヘンダヤ〕)へ向かうテー・ウー・エルTERに乗り換えます。

鉄道ルートを地図で確認しておきましょう。

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最終目的地のサン・セバスティアンまで残り1時間半ほどです。



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バッハ・コレギウム・ジャパン、創立30周年を締めくくる入魂のヨハネ受難曲@サントリーホール 2021.2.19

創立30周年を迎えたバッハ・コレギウム・ジャパン(以下、BCJと略称で書きます)ですが、コロナ禍でコンサートが危ぶまれましたが、無事にバッハの3大宗教曲を本日のヨハネ受難曲の演奏を持って、やり終えました。
聖金曜日から真夏に延期になった《マタイ受難曲》の最高の名演に続き、ロ短調ミサ曲もポリフォニーの極致を極める清冽で迫力のある音楽を聴かせてくれました。この2つはバッハと言うよりも、西欧音楽の頂点に立つ作品です。今日のヨハネ受難曲はその2曲に比べると、曲の構成、オーケストラと合唱隊の構成が小さくて、地味な印象ですが、BCJは創立以来、この曲を得意にしており、世界的にも最高水準の演奏を続けています。そういう意味でとても期待が持てます。それに白状するとsaraiは実演でこの曲を聴くのは初めてなんです。
で、結論を先に述べると、マタイ受難曲、ロ短調ミサ曲に並び立つ素晴らしい演奏でした。演奏自体だけで言うと、まさにBCJの名人たちがその持てる力を出し尽くしたとも言える入魂の演奏でした。

BCJの総力を挙げた演奏でしたが、その演奏の素晴らしさの原動力を3つ、挙げるとすると、第一にエヴァンゲリストを歌った櫻田 亮の美声とテクニックの巧みさ、さらには気魄の凄さに驚嘆しました。これはマタイ受難曲のとき以上と言えます。これだけ歌える人は世界中探してもいないでしょう。
2番目は合唱隊の素晴らしさです。特にコラールの美しさは例えようもありません。このコラールを聴くだけでもヨハネ受難曲を聴く甲斐がありました。バッハの音楽の最高峰はマタイとヨハネの2つの受難曲のコラールではないかと思ってしまいます。どんなささくれた気持ちも癒されてしまいます。BCJの合唱隊のコラールは西洋音楽の原点を衝くものです。
3番目は指揮者の鈴木雅明のバッハへの情熱です。それがBCJの全員に伝わっての名演につながっています。

以上が今日の演奏の総括ですが、どうしても書きたいところに絞って何点かを挙げます。

第30曲のアルトのアリア、成し遂げられた!Es ist vollbracht !
ヴィオラ・ダ・ガンバの美しい響きに乗って、CTの久保法之があり得ないような歌唱を聴かせてくれました。失礼ながら、持てる実力の150%くらいの美し過ぎる歌唱でした。これなら、海外のCTに引けをとりませんし、BCJのCDで聴ける米良の歌唱にも優るとも劣らないという絶唱でした。

この第30曲に続く10曲は素晴らし過ぎる演奏ばかりです。

第32曲のアリアとコラール、尊い救い主よ、お尋ねしてよろしいでしょうかMein teurer Heiland,lass dich fragen
今日、好調の加耒 徹の張りのある歌唱は素晴らしいです。そのバックで合唱隊が低い音量で歌うコラールの何とも美しいことに感銘を覚えます。この味わいは実演ならではでしょう。

第35曲のソプラノのアリア、わが心よ、涙となって融け流れよZerfließe, mein Herze, in Fluten der Zähren
これは今日の最高の演奏でした。BCJの達人たちが総結集した名演です。弱音器を付けたヴァイオリンの若松夏美、フラウト・トラヴェルソの菅きよみ、オーボエ・ダ・カッチャの三宮正満、オルガンの鈴木優人、チェロの山本徹の素晴らしいアンサンブルをバックにソプラノの松井亜希が畢生の歌唱を聴かせてくれました。正直言って、彼女がこんな素晴らしい歌唱を聴かせてくれるとは衝撃でした。ピュアーな声と素晴らしい節回し、それに完璧とも思える曲の理解。ここまで歌えるソプラノだったとは・・・絶句です。


第39曲の合唱、安らかに眠ってください、聖なる骸よRuht wohl, ihr heiligen Gebeine
マタイ受難曲の終曲と類似した音楽が素晴らしい合唱で聴けます。聴き惚れるだけです。

第40曲のコラール、ああ 主よ、あなたの愛する天使を遣わされAch Herr, las dein lieb Engelein
BCJの合唱隊が持てる喉の最後の力を振り絞ったような感銘あふれる終曲です。

コロナ禍で海外からの独唱者が来日できず、日本人メンバーだけでの演奏になりましたが、そういうことを払拭するような最高の演奏でした。


今日のプログラムは以下です。


  指揮:鈴木雅明
  エヴァンゲリスト:櫻田 亮
  イエス/バス:加耒 徹
  ソプラノ:松井亜希
  アルト:久保法之
  テノール:谷口洋介
  オルガン/チェンバロ:鈴木優人
  フラウト・トラヴェルソ:菅きよみ
  オーボエ:三宮正満
  ヴァイオリン(コンサートマスター):若松夏美
  チェロ:山本徹
  合唱・管弦楽:バッハ・コレギウム・ジャパン


J. S. バッハ

《ヨハネ受難曲》 BWV 245

第1部

 《休憩》

第2部


最後に予習について、まとめておきます。

以下のCDを聴きました。

 鈴木雅明指揮バッハ・コレギウム・ジャパン
  ゲルト・テュルク(福音史家)、浦野智行(イエス)
  イングリット・シュミットヒューゼン、米良美一、桜田亮、ペーター・コーイ
   1998年4月、神戸松蔭女子学院大学チャペル セッション録音

バッハ・コレギウム・ジャパンのデビュー録音もヨハネ受難曲でしたが、これはその3年後のBIS録音です。さらにこの2年後には映像版も収録されています。昨年、2020年、コロナ禍のヨーロッパで演奏旅行中に演奏会を断念したケルンでこの曲の3回目のCD録音も行っています。今回は名演の誉れ高い1998年のCDを聴きましたが、昨年の新録音は所蔵するもまだ聴いていません。ヨハネ受難曲はBCJの十八番です。楽しみはとっておきましょう。



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テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

       バッハ・コレギウム・ジャパン,  

サン・セバスティアンへ、次はスペイン国境の町、アンダイエ

2019年9月20日金曜日@ルルド~サン・セバスティアン/8回目

聖地ルルドLourdesの訪問を終えて、スペイン・バスク地方のサン・セバスティアンSan Sebastián(バスク語: Donostia〔ドノスティア〕)に向けて、鉄道で移動中です。まず、ルルドからアンタルシテIntercitésに乗って、フランス・バスク地方の町バイヨンヌBayonneまで移動しました。
このバイヨンヌでスペインとの国境の町アンダイエHendaye(バスク語: Hendaia〔ヘンダヤ〕)へ向かうテー・ウー・エルTERに乗り換えます。
テー・ウー・エルの車両編成の案内がないので、ホームの適当な位置で電車の到着を待ちます。やがて、テー・ウー・エルが到着します。入ってきた車両を見ながらファーストクラスの場所を確認して移動、ドアの前で待ちます。

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ドアが開くと、中に大きな車いすが・・・。手伝うにもどうしたら良いか分からないほど大きくて、それにやや高床なので無理です。駅員さんはいないかと見渡すと、多分、車椅子に対応しようと探していると思われる駅員さんを発見。配偶者が大きく手を振ると、駅員さんと目が合い、分かった感じで、こちらにやってきます。着くなり、メルシーと言われてしまいます。貢献! 大きなリフトで無事に下車。交代で我々が車両に乗り込みます。
ファーストクラスの車両が少なく、車内はそこそこ混んでいます。向かい合わせの2人掛けしか空いていませんが、すぐに下車した人がいて、見晴らしの良い4人掛けに移動。
電車は出発するとすぐにアドゥール川Adourを渡ります。

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それにしても、鉄橋は落書きだらけですね。

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川を渡ったと思ったとたんに、また、別の川を渡ります。

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ニーヴ川Niveです。ニーヴ川はアドゥール川の支流です。川の向こうにバイヨンヌの街並みが見えています。教会の尖塔も見えます。バイヨンヌ・サント・マリー大聖堂Cathédrale Sainte-Marie de Bayonneのようです。

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ニーヴ川を渡った後、しばらくはニーヴ川沿いに走ります。

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やがて、隣町に到着。

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駅に停車します。ゲタリー駅Gare de Guétharyです。駅名は2段に表示されています。上段はフランス語、下段はバスク語表示です。バスク語ではゲタリアGetariaなんですね。

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パシャパシャ写真を撮っていると、お隣のおばさまから声がかかります。ワ~、海です。大西洋です。正確に言うとビスケー湾Bay of Biscay(英語表記、フランス語ではガスコーニュ湾Golfe de Gascogne)です。青空と合わせて、とっても素晴らしい景色です。

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こちらの席へと言ってくださいますが、他の空いた席へ移動して、写真を撮ります。親切ですね、感謝。ゲタリー駅からは海がよく見えます。

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一昨日は地中海を見ていたのに今は大西洋を見ています。ずい分、大移動したものです。

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遠くに見える山影はピレネー山脈Les Pyrénéesでしょうか。

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やがて、どこかの町中を抜けていきます。サン=ジャン=ド=リュズSaint-Jean-de-Luzでしょうか。

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最後の停車駅、デュー=ジュモーGare des Deux-Jumeauxに着きます。

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駅の周りには建物がまばらですね。

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スペイン国境の町、アンダイエの町の中に入っていきます。

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テー・ウー・エルはアンダイエの駅に到着します。バイヨンヌから40分ほどでした。

ここまでの鉄道ルートを地図で確認しておきましょう。

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このアンダイエでの乗換え時間はわずか5分です。しかも駅舎も別でバスク鉄道(バスク語: Eusko Trenbideak, スペイン語: Ferrocarriles Vascos)のチケットも購入しないといけません。テー・ウー・エルを降りて、ダッシュです。



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サン・セバスティアンへ、バスク鉄道でアマラ駅に到着

2019年9月20日金曜日@ルルド~サン・セバスティアン/9回目

聖地ルルドLourdesの訪問を終えて、スペイン・バスク地方のサン・セバスティアンSan Sebastián(バスク語: Donostia〔ドノスティア〕)に向けて、鉄道で移動中です。ルルドからアンタルシテIntercitésに乗って、フランス・バスク地方の町バイヨンヌBayonneまで移動し、そこからスペインとの国境の町アンダイエHendaye(バスク語: Hendaia〔ヘンダヤ〕)へテー・ウー・エルTERに乗り換えて、無事、アンダイエに到着しました。
このアンダイエでわずか5分でバスク鉄道euskotren(バスク語: Eusko Trenbideak, スペイン語: Ferrocarriles Vascos)に乗り換えて、サン・セバスティアンに向かいます。

実はサン・セバスティアンにはスペイン国鉄RENFEの駅と私鉄のバスク鉄道euskotrenの駅の二つがあり、スペイン国鉄もバスク鉄道もフランスとの国境までの路線があります。で、便利なのはバスク鉄道のほうで、1時間に2本、最新鋭の電車、と言ってもトラムの延長線上の車両ですが、それが走っています。ややこしいのは、バスク鉄道のサン・セバスティアンの駅の駅名がサン・セバスティアン駅(これはスペイン国鉄の駅の名前)ではなく、アマラAmara駅だと言うことです。しかも、スペイン国鉄とバスク鉄道のサン・セバスティアンの駅は離れたところにあります。サン・セバスティアンの旧市街に近いのはスペイン国鉄の駅ですが、バスク鉄道のアマラ駅もそう遠いわけではありません。
ともあれ、バスク鉄道はアマラ駅からスペイン側の国境の町イルンIrunを経て、フランス側の国境の町ヘンダヤHendaia(バスク語)、アンダイエHendaye(フランス語)まで走っています。バスク鉄道のヘンダヤ駅とフランス国鉄SNCFのアンダイエ駅は徒歩1分の至近距離にあります。
バスク鉄道のアマラ駅とヘンダヤ駅をつなぐメトロ・ドノスティアルデア線Metro Donostialdeaを地図で確認しておきましょう。

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青い太線がバスク鉄道でこれはさらに西側に続き、ビルバオまで行けます。バスク鉄道とほとんど並行して走るグレイの細線がスペイン国鉄RENFEです。東側のフランスでイルン駅と
アンダイエ駅から先に延びる茶色の細線はフランス国鉄SNCFです。バスク鉄道は1000mmの線路幅で日本の在来線の1067mmとほぼ同じの狭軌。フランス国鉄SNCFは1435mmの標準軌で日本の新幹線の1435mmと同じ(日本では広軌と呼ばれていますが、国際的には標準軌です。)。スペイン国鉄RENFEは1668 mmの広軌です。ですから、そのままでは相互乗り入れはできず、接続駅で乗り換えるしかありません。ちなみにスペインの高速鉄道は新たに標準軌の1435mmを採用しています。面白いことに世界の高速鉄道は1435mmの標準軌に統一されていますね。

さて、フランス国鉄SNCFのアンダイエ駅からバスク鉄道のヘンダヤ駅のわずか5分の乗り換えです。下車前に2人分の運賃の小銭を用意して手に握りしめ、念のためクレジットカードを胸のポケットに入れ、出来る限りの時間短縮を図ります。重い荷物を引っ張って、バスク鉄道の駅にダッシュ。2分でバスク鉄道のヘンダヤ駅に到着。

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駅舎内のチケット自動販売機に突進します。

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手に握りしめた6ユーロのコインを自動販売機に投入し、無事チケットを購入。5分の乗換えは無理と思っていましたが、しっかり下調べをしていたので、ここまでスムーズに進みます。窓口でチケットを購入している人もいます。乗り込もうと走っている人もいます。焦ります。焦ると自動改札でチケットを入れるのもドギマギ。一度目は向きが反対で失敗。正しく入れて進もうとしますが、改札が開きません。と、後ろから切符売り場のおばさんの大きな声。言った内容は分かりませんが、挿入したチケットを取ることに気づき、無事改札を抜けます。バスク鉄道の電車に乗り込んだのは発車1~2分前。ぎりぎりセーフでした。

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30分後の電車になることも覚悟していましたがラッキー! バスク鉄道は新型のメトロのような車両です。車内は空いています。

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駅の周囲にはアパートメントの建物が並びます。ここはスペイン側の国境の町、イルンです。国境らしきものは何もなく、スペインというよりもバスク地方に入ります。

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バスク地方に入ると、車内のアナウンスも何だか変です。駅名もかなり読み方が違います。乗客同士で読み方の違いを説明しています。線路の沿線には中層のアパートメントが建ち並びます。

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ガルツァラボルダ‐エレンテリアGaltzaraborda-errenteriaの駅です。サン・セバスティアンまで10分ほどです。駅は低い位置にあり、駅前にはアパートメントの建物があります。

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このあたりでは電車は地下を走行します。アマラ駅(サン・セバスティアン)の3つ手前の駅、インチャウロンド‐ドノスティア駅Intxaurrondo-donostiaは地下駅です。

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電車はヘンダヤ駅から40分ほどでアマラ駅に到着。一つ手前の駅で近くの乗客から、どこで降りるのかと訊かれて、アマラと答えると、次の駅だと親切に教えてくれます。さらにアマラがサン・セバスティアンであることも付け加えてくれます。saraiは事前調査で知っていますが、こういう親切はありがたいものです。この旅では、現地のみなさんの親切さに触れることが多いです。

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無事、アマラ駅で降車。ここまで来れば、もう安心です。これが乗ってきたバスク鉄道の電車です。

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アマラ駅に到着し、saraiが電車の写真を撮ろうと、電車の先頭の方に移動すると、同乗していたおばさんが、降りるのはそっちではないよと教えてくれます。皆さん、本当に親切です。写真を撮りに行ったのだというと、今度は駅の表は右だからね(多分そんなこと)と教えてくれます。

ここまでの鉄道での移動ルートを地図で確認しておきましょう。

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さて、次はアマラ駅からバスに乗って、サン・セバスティアンの旧市街にあるホテルに移動します。土地の様子が分からないので、この移動もなかなかの難関です。



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久々のマーラー、久々の中村恵理 大野和士&東京都交響楽団@東京文化会館 2021.2.22

久しぶりに中村恵理の歌声を聴いて、ただただ満足。一昨年の12月に聴いて以来です。コロナ禍で聴けませんでした。マーラーの歌唱としてはまあ、及第点でしょうが、彼女なら、もっと歌えた筈です。
マーラーを聴くのも久しぶりです。コロナ禍でマーラーのような大規模なオーケストラ作品は演奏機会がありませんでした。これも一昨年の12月に聴いて以来です。そのときも都響でした。アラン・ギルバートの指揮で素晴らしい交響曲第6番でした。
 https://sarai2551.blog.fc2.com/blog-entry-3402.html
今回の都響の演奏とは比べ物にならないレベルの見事な演奏でした。指揮者が変われば、こうも変わるものでしょうか。オーケストラは美しい音響でしたが、内容に乏しい演奏に終始しました。第3楽章だけは美しい演奏でうっとりと聴けたのが救いです。それに第4楽章は中村恵理の美しい声が聴けたので、後半はよかったんです。

冒頭の武満 徹の《夢の時》はとても素晴らしい演奏でした。パースペクティヴとも言える音響の広がりがまるで夜空の星のきらめきを感じさせます。こんな閉鎖空間のコンサートホールではなく、自然の雄大な野原の中で聴きたい音楽です。ホールの屋根が開けばいいのになあと思いながら聴いていました。武満の幽玄な音響の音楽もよいですが、こういう方向性の音楽もいいですね。大野和士の音楽作りも見事でしたし、都響の美しいアンサンブルも素晴らしかったです。

ブラームスのアルト・ラプソディは藤村実穂子の美声をたっぷりと聴かせてもらいました。とりわけ、後半の男声合唱をバックに従えた歌唱が冴え渡りました。オペラの勇壮な場面を聴く思いでした。
そう言えば、藤村実穂子を聴くのも久しぶりです。一昨年の4月以来ですから、ほぼ2年ですね。そのときも大野和士指揮の都響との共演でシェーンベルクの《グレの歌》で素晴らしい森鳩の歌を聴かせてくれました。
 https://sarai2551.blog.fc2.com/blog-entry-3107.html

久しぶり尽くしのコンサートでした。今日は本来ならば、マーラーの交響曲第2番《復活》が演奏される筈でしたが、さすがにコロナ禍が続く現在、あのような大規模の合唱を伴う作品の演奏は無理のようです。まだ、コロナ禍からの《復活》は無理ですね。座席配置も市松模様で50%の聴衆だけでのコンサートです。でも、こうして、徐々にコンサートも復活していくでしょう。いつの日か、本当にマーラーの交響曲第2番《復活》でコロナからの復活を祝いたいものです。ちょうど10年前、saraiが仕事をリタイアした直後に聴いたのがマーラーの交響曲第2番《復活》でした。インバル指揮の都響で素晴らしい演奏でした。
 https://sarai2551.blog.fc2.com/blog-entry-150.html


今日のプログラムは以下のとおりでした。

  指揮:大野和士
  ソプラノ:中村恵理**
  メゾソプラノ:藤村実穂子*
  男声合唱:新国立劇場合唱団* 合唱指揮:富平恭平
  管弦楽:東京都交響楽団 コンサートマスター:矢部達哉

  武満 徹:夢の時(1981)
  ブラームス:アルト・ラプソディ ゲーテ「冬のハルツの旅」による Op.53*

   《休憩》

  マーラー:交響曲第4番 ト長調**


最後に予習について、まとめておきます。

武満 徹の《夢の時》を予習したCDは以下です。

  山田和樹指揮日本フィルハーモニー交響楽団 2017年5月14日 東京・Bunkamuraオーチャードホール ライヴ録音

美しい演奏です。ちょっと外面的な表現に思えます。


ブラームスのアルト・ラプソディを予習したCDは以下です。

  オットー・クレンペラー指揮フィルハーモニア管弦楽団、クリスタ・ルートヴィヒ 1962年 セッション録音

安定した演奏です。ちょっと面白味に欠けるでしょうか。


マーラーの交響曲第4番を予習したCDは以下です。

  マイケル・ティルソン=トーマス指揮サンフランシスコ交響楽団、ラウラ・クレイコム 2003年9月24日-28日、サンフランシスコ、デイヴィス・シンフォニー・ホール ライヴ録音

マイケル・ティルソン=トーマスらしい精密な演奏です。聴き応え十分。



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       中村恵理,  

サン・セバスティアンに到着、早速、バル巡りに出発

2019年9月20日金曜日@ルルド~サン・セバスティアン/10回目

聖地ルルドLourdesの訪問を終えて、スペイン・バスク地方のサン・セバスティアンSan Sebastián(バスク語: Donostia〔ドノスティア〕)に向けて、鉄道で移動。最後はスペインとの国境の町アンダイエHendaye(バスク語: Hendaia〔ヘンダヤ〕)へからバスク鉄道euskotren(バスク語: Eusko Trenbideak, スペイン語: Ferrocarriles Vascos)に乗って、アマラAmara駅に到着。アマラはサン・セバスティアン市内にある駅の一つです。

駅舎を出て、駅前に出ます。アマラ駅前は、緑豊かな広場になっています。広々とした広場でバス乗り場がどこか判然としません。地図を検討して、右前方と見極めて歩いていると、その道路の反対側を乗るべきバスの28番が通り過ぎます。お蔭でバス停の場所が分かります。そのバス停に移動し、次に来た28番のバスに乗車。チケットは運転手から購入。二人で3.5ユーロ。安いですね。サン・セバスティアンはとても大きな町です。バスが頻繁に走っているので、町の移動は楽です。3つ目のバス停、ブールバード9Boulevard 9で下車。降りたバス停は旧市街の入り口です。旧市街の狭い路地、サン・フアン・カレアSan Juan Kalea、アランデギ・カレアArrandegi Kaleaを進むと、奇跡的にホテル、セントラル ルームスCentral Roomssの場所を迷わずに発見。入り口のブザーを押すと、ホテルのスタッフがドアを解錠してくれます。コンスティトゥシオン広場Constitución Plazaに面した古い建物の一部が今日のホテルになっています。が、昔のままの超古い建物。建物の中に入り、目の前の階段を見て、エレベータなし!と思ったとたん、横にエレベータを発見。ほっとします。上に上がると、レセプションの女性が待っています。ホテルは狭いですが、清潔感があります。部屋に案内され、ドアを開けると、明るくて真っ白な部屋が見えたので、まあ綺麗と言うとホテルの女性が苦笑い。

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サッパリと綺麗な部屋なのですが、ベッドでいっぱいの極小部屋。机もありません。でも、広場に面したバルコニーが付いていて、賑やかな広場や建物が見渡せます。

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このホテル一番の部屋でしょう。狭い部屋ですが、旧市街のど真ん中にある便利なホテルです。今日はバル巡りが目当てなので、狭くても泊まれれば十分。
部屋が狭いので、しばらく、荷物はドアの前に置きっぱなし。

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水回りはもちろん、シャワーのみ。

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壁にはサン・セバスティアンのポスターが飾られています。

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部屋でちょっと休息した後、早めにバル巡りに出かけます。ホテルの建物を出ると、コンスティトゥシオン広場に出ます。

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早めに出かけたのは、遅くなるとバルが混み合うので、面倒だからです。狙いは人気のバルですからね。狙いをつけた人気バルは次の4つ。

 ボルダ ベッリBorda Berri 
   牛ほほ肉の赤ワイン煮込み、タコのグリル、羊チーズのリゾット、スイートクラブのラビオリ、サルモレッホ(サーモンとトマトのスープ)
 バル スポーツBar Sport 
   フォアグラ、いかのバルサミコ酢ソース、いかのから揚げ
 ゴイスアルギGoiz Argi 
   日本語メニューあり エビの串焼き、いかのガーリック焼き、酢漬けの青唐辛子とアンチョビの串刺し、青唐辛子の素揚げ
 チェペチャTxepetxa 
   カラフル野菜のマリネのせのイワシ、ヒルダ(アンチョビと青唐辛子とオリーブの串)


広場から路地、イニゴ・カレアIñigo Kaleaに入ります。旧市街の雰囲気たっぷりです。

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ちょっとしたミニスーパーがあります。野菜が豊富です。

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路地、アランデギ・カレアArrandegi Kaleaを歩き、バルのチェペチャTxepetxaの前に行きますが、まだ、お店は閉まっています。

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この路地のオープンテラスのカフェは混み合っています。ですが、目指すはあくまでもバルです。

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残りの3つのバルが並ぶ路地、フェルミン・カルベトン・カレアFermin Calbeton Kaleaにやってきました。

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お店をチェックに行くと、ボルダ ベッリBorda Berriはまだ、閉まっています。閉まってはいますが、いかにも美味しそうな雰囲気が漂っています。このバルには後で絶対に寄ってみましょう。

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ゴイスアルギGoiz Argiもまだ閉まっていますが、バル スポーツBar Sportは開店しています。やったね。

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サン・セバスティアンのバルを地図で確認しておきましょう。実に狭いエリアに密集しています。

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とりあえず、バル スポーツBar Sportに入店することにします。記念すべき1店目です。



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サン・セバスティアンのバル巡り:最初のバルはバル スポーツ、絶品のフォアグラ。次のバルはガンダリアス、これまた絶品のソロミージョ

2019年9月20日金曜日@ルルド~サン・セバスティアン/11回目

聖地ルルドLourdesの訪問を終えて、スペイン・バスク地方のサン・セバスティアンSan Sebastián(バスク語: Donostia〔ドノスティア〕)に鉄道で移動しました。
到着後、ホテルに投宿後、早速、念願のバル巡りに出かけました。
狙いは人気のバルです。狙いをつけた人気バルは次の4つ。

 ボルダ ベッリBorda Berri 
 バル スポーツBar Sport 
 ゴイスアルギGoiz Argi 
 チェペチャTxepetxa 

まだ、早い時間なので、ほとんどのバルは閉まっています。幸い、バル スポーツBar Sportは開店しています。このバルに入店しましょう。

スペインのバルは初めてではありませんが、カウンター前に立って食べるのは初体験。緊張します。まずは店のスタッフにチャコリを注文。白ワインを高いところからグラスに注ぎ入れてくれます。泡立つワインが美味しいです。

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次いでピンチョスを注文しましょう。カウンターには美味しそうなピンチョスが並んでいます。

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うーん、選ぶのが難しい。事前にチェックしたこのバルの名物料理は、
 フォアグラ、いかのバルサミコ酢ソース、いかのから揚げ
なので、それらしいものを探します。すると、何とさきほどのお店のスタッフがほらとメニューを渡してくれます。そのメニューにはスペイン語のほかに日本語も併記してあります。で、スタッフが日本語で挨拶してくれます。こちらの名前も訊かれ、saraiだと言うと、あとはすぐsaraiさん、ティッシュはカウンターの下にあるよとか、いろいろと世話を焼いてくれます。バルの実質初体験はこうして順調にスタート。
メニューをじっくりと検討します。

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メニューの先頭にあるフォアグラ焼きはもちろん、選びます。それにエビの串焼きとバカラウ(タラ)のフリット(メニューではたら焼き)を注文し、しばし、待ちます。

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このバルの名物のフォアグラ焼きの何と美味しいことか。こんなに美味しいフォアグラは初めて食べました。それでいて、たった3.7ユーロ。

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エビの串焼きも絶品。

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バカラウ(タラ)のフリットも身がふわふわで美味しいです。

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このお店で食べ続けたい欲望にかられますが、今日のミッションは4店食べ歩きです。このあたりで清算します。よく覚えているもんだと感心するくらい、すぐに料金を言ってくれます。13ユーロほどでした。安っ!! このお店には次々と日本人観光客がやってきます。saraiも先輩面して、この日本語メニューをどうぞとか、フォアグラが絶品だったとか吹聴。ほとんどが男女のカップルか、女性の二人連れ。楽しい会話も弾みました。皆に別れを告げて、次のお店へ向かいます。と言っても、当初の候補のうちの3店はまだ閉店中か、開店準備中。リストアップしていた別のお店の中から次の2店にしぼり、お店を探します。

 ガンバラGanbara ポルチーニのソテーと卵の黄身、チャングロ蟹のタルト
 ガンダリアスGandarias ソロミージョ(ヒレのステーキ)、羊のチーズ(イディアサバル)、イベリコの生ハム、サーロインステーキ

ガンバラGanbaraは閉店中ですが、ガンダリアスGandariasは開店しています。即、入店。今度はアルコール抜きのモストを注文。ウィーンのモストと同じでただのブドウジュースではあります。

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ピンチョスはソロミージョとウニのはいったすり身のようなものをいただきます。ソロミージョは本格的なヒレのステーキでこぶりですが、最高に美味しい。

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これがウニです。

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このバルはここで清算。綺麗なお姉さんが対応してくれます。

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これで2店目制覇。

サン・セバスティアンのバルを地図で確認しておきましょう。実に狭いエリアに密集しています。

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次はまた、先ほどの界隈、フェルミン・カルベトン・カレアFermin Calbeton Kaleaに戻ります。



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辻彩奈のオーラを発散するような香り高いチャイコフスキー、そして、シューリヒトの見事なブラームス 読売日本交響楽団@サントリーホール 2021.2.25

このところ、新鋭ヴァイオリニスト、辻彩奈の登場するコンサートが目白押しで俄かファンのsaraiとしては嬉しいところです。今日は遂にチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲という大演目なので、聴き逃がせません。慌ててチケットを何とかゲットして会場に駆けつけました。
辻彩奈はもう既に堂々たる姿でオーケストラの前に立ち、実に落ち着いた演奏を聴かせてくれます。有名曲のチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲だからと言って、意気込むこともなく、自然体での演奏です。彼女の魅力は実におおらかでスケールの大きい演奏スタイルです。ささいな問題もありますが、それよりもオーラを放つ魅力のほうが優っています。チャイコフスキー的かと言われるとそうでもないような気がしますが、どんな曲を弾いても辻彩奈は自分のスタイルを貫いているところが魅力ではあります。若いのだから、それでいいでしょう。
第1楽章、真っ白な紙に爽やかな書を書き込むようにくせのない表現で音楽を表現していきます。聴いていて、気持ちの良い音楽が流れます。勢いのよいところではバリバリと弾き、それでいて、やり過ぎにはなりません。素直な音楽表現ですが、どことなくスケールの大きさを感じます。長いカデンツァも落ち着いた印象で見事なソロを弾き切ります。コーダでは大変な盛り上がりでこの楽章を締めくくります。圧巻の演奏に誰か、禁断の拍手でも出るような気がしますが、ここは上品なサントリーホールですから、そんなことは起こり得ません。
第2楽章、弱音器を付けて、抒情的なメロディーを奏でていきます。終盤に入り、木管と絡み合うあうパートの美しいことに胸がぞくぞくします。そのまま、美しい抒情を秘めて、この楽章を閉じて、そのまま、オーケストラは切れ目なしに次の楽章に入っていきます。
第3楽章、激しく高揚したヴァイオリンを聴かせてくれます。ここに至り、オーケストラの前に仁王立ちして、独壇場の雰囲気で辻彩奈が音楽を支配するかごとくです。天賦の才に恵まれたミューズがその力をすべて発揮して、オーケストラをインスパイアしながら、突き進みます。素晴らしいフィナーレでした。
素晴らしい演奏でしたが、辻彩奈はまだまだ、余力を残しています。さらに響きを磨き上げて、白熱の音楽を披露してくれる日がくるでしょう。さらなる精進を見届けましょう。

シューリヒト、こと松本宗利音は今回が読響に初登場。かなり、粗削りながら、よい音楽を聴かせてくれました。冒頭のウェーバーの歌劇「オベロン」序曲は読響の美しい弦楽アンサンブルを活かした演奏で真正のドイツ音楽の妙を味わわせてくれました。
後半のブラームスの交響曲第2番はブラームスらしいブラームスをたっぷり聴かせてくれました。日本人指揮者が日本のオーケストラを振って、ブラームスの真髄に迫るのは稀有なことです。彼はブラームスの音楽の何たるかをきっちりと把握しています。ヴェルター湖の明るい日差し、仄暗い情念、憧れに満ちたロマン、ゆるぎなく強烈な感情の爆発、すべてが表現されていました。第1楽章、第2楽章の冒頭の低弦をたっぷり歌わせる指揮も見事なものでした。全体に厚みのある低弦をベースに抑え気味の高弦を加えるバランス感のよさが印象的でした。魅力にあふれるブラームスをたっぷりと味わわせてもらいました。だてに“シューリヒト”の名前をもらっていませんね。ドイツ・オーストリア音楽の本流、ベートーヴェンやブルックナーもいつか聴かせてもらいましょう。

辻彩奈にシューリヒト、素晴らしいコンサートを堪能しました。


今日のプログラムは以下です。

  指揮:松本宗利音(シューリヒト)
  ヴァイオリン:辻彩奈
  管弦楽:読売日本交響楽団  コンサートマスター:小森谷巧

  ウェーバー:歌劇「オベロン」序曲
  チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.35

   《休憩》

  ブラームス:交響曲第2番 ニ長調 Op.73


最後に予習について、まとめておきます。

1曲目のウェーバーの歌劇「オベロン」序曲は以下のCDを聴きました。

 ジョージ・セル指揮クリーヴランド管弦楽団 1970年5月22日 東京文化会館大ホール ライヴ録音
 
もちろん、素晴らしい演奏です。ジョージ・セル指揮クリーヴランド管弦楽団は大阪万博のために唯一の来日を果たしましたが、この後、セルは急逝しました。


2曲目のチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲は以下のCDを聴きました。

 アンネ・ゾフィー・ムター、アンドレ・プレヴィン指揮ウィーン・フィル 2003年9月、ムジークフェライン ライヴ録音
 
ムターの見事な演奏です。ただ、弱音器を付けた第2楽章の響きがちょっと変なのが残念です。


3曲目のブラームスの交響曲第2番は以下のCDを聴きました。

 ベルナルド・ハイティンク指揮ロンドン交響楽団 2003年5月17&18日、ロンドン、バービカン・センター ライヴ録音

ハイティンク指揮のロンドン交響楽団のブラームス交響曲全集はそれほど世評に高くはありませんが、saraiにとってはベストの演奏です。実演では第1番しか聴いていませんが、素晴らしい演奏でした。



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       辻彩奈,  

サン・セバスティアンのバル巡り:3番目のバルはゴイスアルギ、絶品尽くしの青唐辛子とアンチョビ、チャングロ蟹、いかのガーリック焼き

2019年9月20日金曜日@ルルド~サン・セバスティアン/12回目

スペイン・バスク地方のサン・セバスティアンSan Sebastián(バスク語: Donostia〔ドノスティア〕)に到着後、念願のバル巡りに出かけたところです。
狙いは人気のバルです。狙いをつけた人気バルは次の4つ。

 ボルダ ベッリBorda Berri 
   牛ほほ肉の赤ワイン煮込み、タコのグリル、羊チーズのリゾット、スイートクラブのラビオリ、サルモレッホ(サーモンとトマトのスープ)
 バル スポーツBar Sport 
   フォアグラ、いかのバルサミコ酢ソース、いかのから揚げ
 ゴイスアルギGoiz Argi 
   日本語メニューあり エビの串焼き、いかのガーリック焼き、酢漬けの青唐辛子とアンチョビの串刺し、青唐辛子の素揚げ
 チェペチャTxepetxa 
   カラフル野菜のマリネのせのイワシ、ヒルダ(アンチョビと青唐辛子とオリーブの串)

まだ、早い時間なので、ほとんどのバルは閉まっており、まず、バル スポーツBar Sportを制覇。

次はリストアップしていた別のお店の中からガンダリアスGandariasを制覇。

今日のミッションは4店食べ歩きです。残りはあと2つのバル。再び、先ほどの界隈、フェルミン・カルベトン・カレアFermin Calbeton Kaleaに戻り、当初の狙いの4つの人気バルの開店状況をチェックします。
すると、ゴイスアルギGoiz Argiが開いており、既に満員の盛況ぶりです。

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混雑には構わずにお店の中に入り込み、カウンターの隙間が空くのを窺います。

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すぐにカウンターの一角を確保。また、モストを注文します。

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どうやら、このバルにバルツアーの一団が来ており、ツアーガイドが英語で説明しています。saraiはカウンターに並べてあるピンチョスを眺めます。

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事前情報でこのお店には日本語メニューがあるようなので、配偶者がお店のスタッフに日本語メニューはあるのって訊くと、後ろを指さされます。壁に大きなメニュー表があり、日本語も書かれています。驚いたね。

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二人で入念にチェックし、まずはイカのガーリック焼きを注文。次いで、チャングロ蟹のタルトを注文。そして、目の前に置かれていたアンチョビとツナと青唐辛子の酢漬けが気になり、これも注文。

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まずはこのアンチョビとツナと青唐辛子の酢漬けが皿に取り分けられます。アンチョビはさすがにスペインの誇る絶品食材です。とっても美味しい!

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チャングロ蟹のタルトは蟹のみそと身がないまぜになった蟹、蟹、蟹の美味しさ!

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そして、最後に出てきたイカのガーリック焼きはオリーブオイルがたっぷりで頬のとろけるような美味しさ。こんなに美味しいイカは滅多に食べられません。

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ここで配偶者はもうお腹いっぱい状態だそうです。でも、これはまだ3店目ですよ。ここで脱落してもらっては困ります。配偶者を鼓舞して、次の店に向かいます。

もう一度、サン・セバスティアンのバルを地図で確認しておきましょう。

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お目当てのバルはこのあたりの路地、フェルミン・カルベトン・カレアFermin Calbeton Kaleaの実に狭いエリアに密集しています。最後の狙いは超有名バル、ボルダ ベッリBorda Berriです。ここだけは外すわけにはいきません。どうしても牛ほほ肉の赤ワイン煮込みが食べたいんです。



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サン・セバスティアンのバル巡り:4番目のバルはボルダ ベッリ、超目玉の牛ほほ肉の赤ワイン煮込み

2019年9月20日金曜日@ルルド~サン・セバスティアン/13回目

スペイン・バスク地方のサン・セバスティアンSan Sebastián(バスク語: Donostia〔ドノスティア〕)に到着後、念願のバル巡り中です。
狙いは人気のバルです。狙いをつけた人気バルは次の4つ。

 ボルダ ベッリBorda Berri 
   牛ほほ肉の赤ワイン煮込み、タコのグリル、羊チーズのリゾット、スイートクラブのラビオリ、サルモレッホ(サーモンとトマトのスープ)
 バル スポーツBar Sport 
   フォアグラ、いかのバルサミコ酢ソース、いかのから揚げ
 ゴイスアルギGoiz Argi 
   日本語メニューあり エビの串焼き、いかのガーリック焼き、酢漬けの青唐辛子とアンチョビの串刺し、青唐辛子の素揚げ
 チェペチャTxepetxa 
   カラフル野菜のマリネのせのイワシ、ヒルダ(アンチョビと青唐辛子とオリーブの串)

このうち、バル スポーツBar SportとゴイスアルギGoiz Argiは既に制覇。

ほかにリストアップしていた別のお店の中からガンダリアスGandariasを制覇。

今日のミッションは4店食べ歩きです。これで既に3店制覇。残りは1店です。

次は一番のお目当てだったボルダ ベッリBorda Berriの開店を待ちます。このバルの超目玉の牛ほほ肉の赤ワイン煮込みを食べないと、この地を去れません。このバルはシャッターが半開き状態で開店準備中です。女性客が一人、表のテーブルでワインを飲んでいます。

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この地のバルは開店前は必ず、シャッターが半開き状態になります。開店予告みたいなものですね。有名バルが集結している路地、フェルミン・カルベトン・カレアFermin Calbeton Kaleaはバル目当ての観光客で賑わっています。

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saraiもこのバルの店先のテーブルで開店を待つことにします。右側の女性の対面です。

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狭い路地をどんどん、バル客が行き交います。

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ボルダ ベッリのお店先で待つことしばし。やがて、店先のライトが点灯し、シャッターが開けられます。saraiと配偶者が一番客で入店。saraiがセルベッサ・コン・リモンCerveza con Limonというビールをレモンソーダで割ったものを注文するとお店のスタッフがすぐさま、カウンターの蛇口からビールをグラスに注ぎ入れてくれます。

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配偶者はモストを注文。カウンターにセルベッサ・コン・リモンとモストのグラスが並びます。

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ピンチョスは牛ほほ肉の赤ワイン煮込みとタコのグリルを注文。残念ながら、タコのグリルはないそうです。もうsaraiもお腹が満杯なので、ピンチョスは1品にしておきましょう。ほろほろの牛肉が満腹の状態でも舌を楽しませてくれます。

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カウンター席はたちまち満席状態。後から来た日本人の男女に席を詰めて、カウンター前に入れてあげます。美人の女性はビジネスでやってきている社長さん。美女との楽しい会話が弾みます。

その後、我々はピンチョス1品だけで早々にお暇します。これで目標のバル4店巡りのミッションを達成。噂に違わず、サン・セバスティアンは美食の町でした。それにこんなに日本人が押しかけているのとはね。それにそれが団体ツアーではなく、皆、個人旅行とは驚きです。日本人も変わりましたね。

もう一度、サン・セバスティアンのバルを地図で確認しておきましょう。

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ホテルにふらふらしながら戻ります。旧市街の中心のホテルを選んだので、バルからすぐ近くなので助かります。部屋に戻ると、酔っぱらってすぐにバタンキューで寝ます。

明日の午前中はサン・セバスティアンの市内を散策し、その後、ボルドーに移動します。束の間のスペインを出て、再び、フランス旅を再開します。



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サン・セバスティアン散策:ビーチに向かって

2019年9月21日土曜日@サン・セバスティアン~ボルドー

旅の18日目、美食の町、スペイン・バスク地方のサン・セバスティアンSan Sebastián(バスク語: Donostia〔ドノスティア〕)の2日目です。昨夜はバル巡りで絶品のピンチョスを堪能しました。

朝、配偶者が目覚めたとき、saraiはもちろん、まだ寝ています。八時半です。
配偶者がバルコニーに出てみると、夜に雨が降ったのか広場が濡れています。まだ、コンスティトゥシオン広場Plaza de la Constitucionはし~んとしています。夜遅くまでの喧騒が嘘のようです。

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広場は夜賑わいをみせていたテーブルもすべて片付けられて、静寂に満ちています。街中が寝静まっている感じです。

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今日が土曜日だからでしょうか。サン・セバスティアンは夜の街で、みんな朝が遅いのでしょうか。朝の早い観光客の姿もありません。空には真っ白な雲が漂っていますが、雨の心配はないようです。ありがたいことです。

saraiはだんだんと旅の疲れが溜まってきて、朝もそう早くには起きられません。でもいい加減に起きないと、今日は12時半の電車でサン・セバスティアンを発つので、サン・セバスティアンの街歩きする時間がなくなり、サン・セバスティアンはバル巡りでのピンチョスだけのイメージしか残りそうにありません。saraiは何とか9時には起き出して、10時前にはホテルをチェックアウトします。

ホテルの建物を出ると、コンスティトゥシオン広場の美しいアーチの連なりに魅了されます。

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10時になっても広場には人っ子一人いませんね。

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いや、正確には車で何かを運搬している人がいます。ようやく、1日の生活の営みが始まろうとしています。

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ブラブラと街歩きをしましょう。広場から路地、イニゴ・カレアIñigo Kaleaに入ります。

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おや、もう、ミニスーパーが店を開けていますね。

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ブレチャ広場La Brechaを抜けていきます。

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ブレバル通りBoulevardに出ます。この通りは城壁を取り壊してできた通りで、旧市街と新市街の境目になっています。

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ブレバル通りはとても広くて緑豊かな通りです。

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さて、初めての町で道に不案内なsaraiはベンチに腰掛けて、これからの戦略を練ります。

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まず、ビーチに行ってみましょう。配偶者はサン・セバスティアンが海辺の町であることを知らなかったそうです。昨夜はサン・セバスティアンの旧市街の狭いエリアのバル巡りをしていたので、海辺の町であることは想像できなかったんでしょう。ブレバル通りを西に進んでいきます。

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やがて、市庁舎Donostiako Udalaが見えてきます。スペインで最も美しい建造物の一つと言われているそうです。かってはカジノだったそうです。

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市庁舎を過ぎると、海が見えてきます。通りには何か変なオブジェが置いてありますね。

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周り込んでみると、こんなオブジェでした。何でしょうね。

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さて、海の前に出ます。コンチャ湾Bahia de La Conchaです。

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ここまでの散策ルートを地図で確認しておきましょう。

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これから、念願のサン・セバスティアンの美しいビーチを眺めてみましょう。



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首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
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 ≪…長調のいきいきとした溌剌さ、短調の抒情性、バッハの音楽の奥深さ…≫を、長調と短調の振り子時計の割り振り」による十進法と音楽の1オクターブの12等分の割り付けに

08/04 21:31 G線上のアリア

じじいさん、コメントありがとうございます。saraiです。
思えば、もう10年前のコンサートです。
これがsaraiの聴いたハイティンク最高のコンサートでした。
その後、ザル

07/08 18:59 sarai

CDでしか聴いてはいません。
公演では小沢、ショルティだけ

ベーム、ケルテス、ショルティ、クーベリック、
クルト。ザンデルリング、ヴァント、ハイティンク
、チェリブ

07/08 15:53 じじい@

saraiです。
久々のコメント、ありがとうございます。
哀愁のヨーロッパ、懐かしく思い出してもらえたようで、記事の書き甲斐がありました。マイセンはやはりカップは高く

06/18 12:46 sarai

私も18年前にドレスデンでバームクーヘン食べました。マイセンではB級品でもコーヒー茶碗1客日本円で5万円程して庶民には高くて買えなかったですよ。奥様はもしかして◯良女

06/18 08:33 五十棲郁子

 ≪…明恵上人…≫の、仏眼仏母(ぶつげんぶつも)から、百人一首の本歌取りで数の言葉ヒフミヨ(1234)に、華厳の精神を・・・

もろともにあはれとおもへ山ざくら 花よりほか

通りすがりさん

コメント、ありがとうございます。正直、もう2年ほど前のコンサートなので、詳細は覚えておらず、自分の文章を信じるしかないのですが、生演奏とテレビで

05/13 23:47 sarai
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