聖地ルルドLourdesの訪問を終えて、スペイン・バスク地方のサン・セバスティアンSan Sebastián(バスク語: Donostia〔ドノスティア〕)に向けて、鉄道で移動中です。まず、ルルドからアンタルシテIntercitésに乗って、フランス・バスク地方の町バイヨンヌBayonneまで移動しています。
現在、最初の停車駅、ポーPauを出て、ポー川Gave de Pauに沿って走っています。

やがて、広大な畑地の中を走ります。遠くにうっすらと見える山はピレネー山脈Les Pyrénéesでしょうか。スペインとの国境は近いです。

次の停車駅、オルテスOrthezに到着。もう次はバイヨンヌBayonneです。ルルドからバイヨンヌまで2時間も走るのに途中の停車駅はたったの2つです。まあ、それほど何もないフランスの片田舎です。

さすがにこの駅では結構、多くの乗客が降りていきます。

オルテスの駅を出るとすぐに歴史的な橋の前を過ぎます。「古い橋」Le Pont Vieuxです。中世に造られた趣きのある橋です。オルテスのシンボルだそうです。ポー川に架かっています。

「古い橋」の先にはポー川の美しい流れが見えます。途中下車したい気分です。

ポー川の周りに広がる畑地の中を走っていきます。

オルテスからバイヨンヌまで1時間ほどはノンストップで走ります。その頃合いをはかったように車掌さんが検札に周ってきます。

アンタルシテのファーストクラスの車内の様子です。フランスらしくカラフルなシートが並んでいます。

バイヨンヌまで2時間も走るのに、途中の停車駅は2つだけと思っていました。ですから、次はバイヨンヌだと思っていると、車内アナウンスが入り、大きな町の中で減速していきます。あれっ・・・。

やがて、アンタルシテはどこかの駅に停まります。

エッ、もうバイヨンヌに着いたのかと慌てますが、誰も動きません。ドアも開きません。ホームを眺めると、駅名はダクスDaxと表示されています。

臨時停車かなと思っていると、いきなり反対方向に走り出しビックリ。何かのトラブルで逆方向に戻るのかと焦り、外の景色を見ていると、これまでとは全く違う景色です。その後、40分ほど走り、ほぼ定刻にバイヨンヌに到着。

これでよかったのか謎でした。後で調べると、予定通りの運行だったようで、停車して逆行したのは、ダクス駅Gare de Daxでした。何らかの理由で迂回ルートを走ったようです。
これがここまで乗ってきたアンタルシテです。

バイヨンヌ駅は時計台のある古い駅です。

このバイヨンヌで1回目の乗り換えです。ここでスペインとの国境の町アンダイエHendaye(バスク語: Hendaia〔ヘンダヤ〕)へ向かうテー・ウー・エルTERに乗り換えます。
鉄道ルートを地図で確認しておきましょう。

最終目的地のサン・セバスティアンまで残り1時間半ほどです。
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