美食の町、スペイン・バスク地方のサン・セバスティアンSan Sebastián(バスク語: Donostia〔ドノスティア〕)で散策しているところです。
最初の目的地、ビーチに向かっています。コンチャ湾Bahia de La Conchaの海岸線に着くと、面白い桟橋があります。古い航海桟橋Antiguo Embarcadero del Náuticoです。ヨット倶楽部Donostiako Klub Nautikoaren eraikinaに付属する施設のようです。

コンチャ湾には多くのヨットが浮かんでいますね。

近くの丘、ウルグル山Monte Urgullの上には、像が立っています。高さ10メートルのイエス・キリスト像です。午前中、丘の上に登って、そこからの眺望を楽しもうと思っていましたが、もうそんな時間はありません。saraiの朝寝坊のせいです。丘に登るのはきっぱり諦めて、町を軽く散策するだけにします。

湾を挟んで、ウルグル山の向かいには、イゲルド山市立公園Monte Igeldo Parkeaが見えています(写真の右端)。山頂には展望台があります。展望台にはケーブルカーで登ることができます。その手前には大きなコンチャ湾が広がります。

湾を望むアルデルディ・エデル公園De Alderdi Eder Parkeaには多くの人が集っています。

そして、コンチャ湾の奥には美しいビーチ、ラ・コンチャ海岸Kontxa Hondartzaが広がっています。コンチャというのは、貝殻という意味です。かって、イサベル2世が皮膚病を癒すために、この海岸で海水浴をしたのが、このビーチの歴史の始まりだそうです。1845年のことです。

後ろを振り返ると、市庁舎Donostiako Udalaの美しい建物のファサードが見えます。カジノだった当時はこの市庁舎の大広間で舞踏会がひらかれていたそうです。さぞや華やかだったのでしょう。

再び、ラ・コンチャ海岸のビーチに目を凝らします。ビーチには、散歩している人、ランニングしている人、大勢の人がおのおののスタイルでビーチライフを楽しんでいます。おっ、泳いでいる人もいますね。綺麗な砂浜のビーチは、夏場はリゾート客で物凄く賑わうようです。右手には、ビーチ内に優美な建物が見えます。ラ・ペルラ・タラソ・スポーツセンターLa Perla Centro Talaso Sportです。かつては世界でも有数の湯治場のひとつでした。

アルデルディ・エデル公園の右端には波止場に接岸する船をイメージして建てられたヨット倶楽部があります。美味しいお酒が飲めるレストランもこの建物内にあります。

さて、これくらいでサン・セバスティアンのラ・コンチャ海岸の眺めを楽しむのを切り上げて、市庁舎の横を抜けて、ブレバル通りBoulevardのほうに戻りましょう。正面にはウルグル山が聳えています。

ここまでの散策ルートを地図で確認しておきましょう。

この後はブレバル通りを歩いて、旧市街の反対の方に向かいます。
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