軽井沢の3日目は南軽井沢を歩きます。軽井沢タリアセンの駐車場から発地市庭(ほっちいちば)を目指して南のほうに歩き、途中、大規模なスポーツ施設のある風越公園の奥にある軽井沢町植物園で思わぬ長居をしてしまいました。
再び、発地市庭に向かって歩き出します。風越公園前の十字路を直進し、上り坂を上っていくと、樹木の間から、浅間山が顔を出します。

今度は下り坂を下って、突き当たったところで、右折して、県道157号線を北に向かいます。すると、目の前が畑地になり、その先に邪魔するものもなく、浅間山の雄大な姿が見えます。今日の一番の目的は浅間山の美しい風景を眺めることですから、これで一応、目的は果たせました。

そして、右手、前方には目指していた発地市庭の大きな建物が見えています。

浅間山の風景を楽しみながら、歩いていきます。

発地市庭に到着します。なかなか大きくて立派な建物です。

まるでスーパーみたいです。建物の外には、植木が並んでいますが、これは買って帰るわけにはいきませんね。建物の中に入ります。果物や野菜が並んでいます。地元産の野菜は人気で売り切れているものも多いです。もう、2時過ぎですものね。む、隅っこに、ぶっといホワイトアスパラを発見。ちょっと他の物の陰になり見逃されていたようです。立派なものが3本で300円!残っていた2束を買い占めます。ここに来た甲斐がありました。後は落ち着いて見て周り、イチゴやチーズ、おはぎ、リンゴ牛のメンチカツ(夕食用)などをゲットして、買い物は終了。お蕎麦を食べようと、到着時より気になっていたお店に行くと、なんと売り切れ御免の閉店です。残念。それではと、お店の外のベンチに座り、雄大な浅間山を眺めながら、買ったばかりのおはぎを食べて、一服します。

いよいよ、これからが今日のメインの散策開始です。県道157号線を進み、すぐに右折します。右手には立派な建物があり、その前に黒い“跳ね馬”のフェラーリのエンブレムの描かれたトラックが停車しています。トラックの中にはフェラーリでも入っているのでしょうか? 謎のフェラーリのトラックでした。お金持ちの住む軽井沢にはフェラーリも似合いそうですけどね。実際、軽井沢とフェラーリは色んな縁があるようです。

やがて、先ほどの風越公園の前に戻ります。今度は十字路から東のほうに歩きます。この道は女街道と言って、女性の通行が難しかった江戸時代、碓氷の関所がある中山道を避けて、女性が利用したことが由来の旧街道です。もっとも現在は立派な自動車道路に変身しています。

鬱蒼とした林が道路の横に広がっています。その林の中は別荘地のようです。

雑木林の中のまっすぐに伸びる街道は美しいです。歩く人など誰もいません。時々車とすれ違うだけです。マスクもはずし、気分よく歩きます。道路の左に広い敷地の建物があります。軽井沢風越学園です。幼稚園から、小中一貫教育の学校のようです。素晴らしい環境ですね。

八風山方面分岐点に向かって歩きますが、これが遠いです。もう、30分ほど、女街道を歩いています。別荘地の入口にポツンと自転車店があります。このあたりはサイクリングが盛んなようですから、こういうお店のあるのかな。

何か標識が立っています。

サイクリングコース30番標識です。八風山方面分岐点はサイクリングコース31番標識ですから、まだ、この先ですね。頑張って歩きましょう。

と、道路の右側に“浅見光彦の家”が現れます。作家内田康夫の推理小説に登場する名探偵浅見光彦のファンクラブ「浅見光彦倶楽部」の会員専用の宿泊施設だそうです。(逆光でまるで幻の家のように見えていますね(笑い)) ちなみに内田康夫氏は3年前の2018年3月に亡くなりました。83歳だったそうです。

この先には、作家内田康夫、早坂真紀夫妻がオーナーの森の中のティーサロン、「軽井沢の芽衣」もあります。そこを通り過ぎると、また、雑木林の中の道が延々と続きます。

ここまでの散策ルートを地図で確認しておきましょう。

女街道を既に40分ほど歩いています。目印のサイクリングコース31番標識はまだ、現れません。
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