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秋の京都:佛光寺~錦小路

2021年10月6日水曜日@京都/11回目

記念のランチを三条木屋町にある割烹料理のお店、なか川でいただいた後、今回の旅のテーマである源氏物語の町歩きをします。今日はあまり時間がないので、夕顔の墓のあるお宅の前に行ったところで源氏物語の町歩きはおしまい。

ちなみに夕顔は恋多き光源氏の愛人の一人。光源氏の正室である葵の上の兄、頭中将は光源氏のよき友人でしたが、彼が以前愛した女性が夕顔で二人の間には玉鬘という子までできていました。その後、二人は別れていました。ある日、光源氏が偶然に夕顔の花が咲くところを通りかかり、隣の家に住む夕顔と知り合い、すぐに夕顔のもとに通い始めます。そして、光源氏が夕顔にのめり込んでいくと、光源氏の愛人の一人、六条御息所から夕顔は嫉妬されて憎まれます。やがて、六条御息所の生霊である物怪が夕顔にとりつき、夕顔は19歳の若さで急死します。光源氏は大いに悲しみ、病の床につくほどでした。この夕顔の悲話がもとになって、今の夕顔町の町名があります。そして、夕顔町に夕顔の宿の想定地となっているのが夕顔の墓(宝篋印塔)を中庭に持つお宅なんです。宝篋印塔が作られたのは江戸時代のことでした。

源氏物語の町歩きの参考文献は「源氏物語を歩く」(楽学ブックス、JTBパブリッシング発行)です。興味のある方は眺めてみてはどうでしょう。写真や源氏物語のあらすじなどが詳しくまとめられています。

また、夕顔は地歌の名曲としても知られています。菊岡検校の作曲、八重崎検校の箏手付による京風手事物です。ちょうど、箏と三弦を趣味とする配偶者がおさらい中の曲です。もちろん、この地歌、夕顔は源氏物語の夕顔を主題にした曲です。歌詞は物語の筋や文句をそのままなぞるのではなく、物語の背景を前提として詩的に構成したものとなっています。(以下の歌詞の意味はウィキペディアを参照してください)

 すむは誰
 訪いてや見んとたそかれに
 寄する車のおとづれも
 絶えてゆかしき中垣の
 隙間もとめて垣間見や
 かざす扇にたきしめし
 空炷きものもほのぼのと
 ぬしは白露ひかりを添へて
 いとど栄えある夕顔の
 花に結びしかりねの夢も
 覚めて身に染む夜半の風


夕顔町から離れ、高辻通りに出ると、左手に大きなお寺が見えます。

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引き寄せられるようにそのお寺の前に出ます。親鸞上人ゆかりの佛光寺です。1212年に山科に親鸞上人が草庵を開いたのが始まりの真宗佛光寺派本山です。

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ちょっと、境内に入ってみましょう。美しく掃き清められた砂が境内を覆っているのが印象的です。

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御影堂の甍が美しいカーブを描いています。

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佛光寺を出て、四条通りに向かいます。四条通りのデパート、大丸京都店で用を足し、落ち着いたところでお馴染みの錦小路を歩きます。コロナ禍のため、いつもは賑やかな錦小路も閑散としています。シャッターが下りている店も多いですね。

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並ぶお店も様変わり。食べ歩きの品を売る店は激減。漬物屋やおばんざい屋も店頭に品物が並んでいません。すべて袋にパックされたものが置いてあるだけです。コロナ禍のせいなんでしょうね。工夫して商売しているようです。「まつたけ入荷」の看板がある八百屋にsaraiが関心を持つ。配偶者はよせばいいのにと離れたところから見ているだけです。松茸は傷みやすい品だということで店頭にはなく、わざわざ冷蔵庫から出してきてくれます。さすが、香りは素晴らしいです。が、値段は、手のひらサイズで7000円! 丹波産はこれからで、値は2倍はするらしいです。先ほど京料理のランチでご馳走になった松茸で、今年は終了ですっ。冷やかしだけで、ごめんなさい。
漬物屋さんで2品ほどお買い上げです。

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賑わっている界隈もありますね。

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でも、全体としては錦小路は閑散としています。

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いつも寄る湯葉屋さんを覗き、汲上湯葉を買います。京都で湯葉はどうしても食べたいものの一つです。

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錦天満宮にぶつかると、錦小路はおしまい。

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ここからは新京極を歩いて、三条に向かいます。

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贅沢ランチでお腹は空いていませんが、一応、夕食の食材を求めつつ、ホテルに向かいます。



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首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
たまには、旅ブログも書きます。

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最後までレビューありがとうございます。最後は時間の都合がつかず視聴できず、非常に残念でした。

アンコールも含め好評のレビューを見てますます残念ですが、お陰様でど

04/02 12:33 

michelangeloさん

saraiです。大変、ご無沙汰しています。
このたびは過分なご評価いただき、恐縮しています。

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03/31 01:42 sarai

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03/29 21:28 michelangelo

《あ》さん、saraiです。

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03/22 04:27 sarai

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03/21 08:03 

《あ》さん、再度のコメント、ありがとうございます。

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03/21 00:27 sarai

ブッフビンダーの音色は本当に美しいですね。このライブストリーミングは爪が鍵盤に当たる音まで捉えていて驚きました。会場ではどうでしょうか?

実は初めて聴いたのはブ

03/19 08:00 
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