アンコール・・・ムーティが聴衆の方に振り向きざま、一言、Verdi La Forza del Destino。いやはや、そのかっこよいこと、しびれました。そして、あの名曲です。これでは、まるでシュターツオーパーでヴェルディを聴いているようなものです。忽然と30年前の記憶が蘇ります。2回目のウィーン。1992年5月2日、シュターツオーパー。初めて、実演で《運命の力》を聴きました。冒頭、何故か、序曲なしでオペラが始まります。えっと思っていると、途中で、序曲が始まります。序曲が終わった後の大歓声。今でも忘れられません。因みにその翌日は《エレクトラ》。ヘッツェルとキュッヒルのダブルコンマスで素晴らしい演奏でした。ヘッツェルはその年の7月、ザンクト・ギルゲンのハイキング中に滑落事故で亡くなりました。そういうことが脳裏をよぎりながら、オペラさながらの『運命の力』序曲に聴き入っていました。それにしてもムーティはヴェルディが似合います。そう言えば、2000年のミラノ・スカラ座の引っ越し公演で《運命の力》を聴かせてくれたのはこのムーティでした。あれもグレギーナとリチートラが素晴らしい歌唱を聴かせてくれました。うーん、オペラが聴きたくなる! それもウィーンのシュターツオーパーで!
無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番 ホ長調 BWV 1006 I. プレリュード Preludio II. ルール Loure III. ロンド風ガヴォット Gavotte en rondeau IV. メヌエットI-II Menuett I-II V. ブーレ Bourree VI. ジーグ Gigue
無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第2番 イ短調 BWV 1003 I. グラーヴェ Grave II. フーガ Fuga III. アンダンテ Andante IV. アレグロ Allegro
無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番 ニ短調 BWV 1004 I. アルマンド Allemanda II. クーラント Corrente III. サラバンド Sarabanda IV. ジーグ Giga V. シャコンヌ Ciaccona