実はsaraiの父親が亡くなった年齢にsaraiが達したことで、ひとつの達成感を感じています。
で、熟慮を重ねて、やはり、ここは横浜で一番の老舗ホテル、ホテルニューグランドのフレンチレストランを予約。ゴールデンウィーク中ですから、早めにテーブルを予約しました。
ホテルニューグランドは1927年(昭和2年)に開業したホテルで、創業95年。横浜という土地柄から、昭和20年8月から昭和27年6月までの約7年間は駐留米軍により全館接収され、米軍将校宿舎となっていました。
当初は地上5階の《本館》で営業していましたが、平成3年7月に新館【ニューグランドタワー】の新築完成しました。地上18階・地下5階の大きな建物が加わりました。
今日のディナーをいただくのもこのタワー館5階にあるパノラミックレストラン ル・ノルマンディです。
生憎の強い雨の中、山下公園前のバス停から通りを渡って、タワー館に駆け込みます。もちろん、このホテルで食事をいただいたことはありますが、本館にあるイタリアンレストランとカフェレストランだけです。タワー館の様子は分からないので、ホテルのスタッフの方にフレンチレストランはどこかと訊いて、エレベーターで5階に上がります。エレベーターを出ると、すぐ、フレンチレストランのル・ノルマンディです。予約しているsaraiの名前を告げると、早速、テーブルに案内されます。予約の際に記念のディナーなので、眺めのよい席をリクエストしておきました。リクエスト通り、窓際の山下公園、大桟橋、みなとみらい地区が展望できるテーブルです。残念ながら、雨空ですが、それでも大桟橋に停泊している大型クルーズ船が見えます。

どうやら、郵船クルーズの飛鳥Ⅱのようです。飛鳥Ⅱは日本船籍最大のクルーズ客船で総トン数/50,444GT、乗客数/872名、客室数/436室という豪華クルーズ船です。
まずはドリンク。やはり、ここはシャンパンしかないでしょう。
シャンパーニュ・マンサール ブリュット プルミエ・クリュをいただくことにします。ここでシャンパンを捧げ持って、ソムリエの登場です。このシャンパンは黒葡萄を主体にしたもので、ホテルではここでしか、プルミエ・クリュはいただけないという貴重なものだそうです。

早速、配偶者とハッピー・バースデーの乾杯。あっさりとした美味しいシャンパンです。
シャンパンを飲みながら、メニューの届くのを待ちますが、なかなか、来ませんね。立派なお皿を眺めるしかありません。

配偶者が窓の外を眺めていて、船が動いていると言ってます。小型の湾内クルーズ船でしょうか。

ようやく、メニューが届きます。この歳ではフルコースもお腹に辛いので、メインディッシュ1品のコース料理を選択します。saraiは和牛フィレ肉のグリルにグレードアップ。配偶者は本日の魚料理にします。
まずはパンが届きます。

料理はまず、アミューズです。そら豆と魚介のテリーヌ。美味しくて、ぱくっといただきます。

次いで、アントレは様々な食感の野菜盛り合わせオマールの瞬間ポワレ。ここでメインの食材のようなオマール海老が出るかという感じ。食感が美味しいですね。

窓の外の景色に目を遣ると、飛鳥Ⅱに灯りが入り、とても綺麗です。

その左手にはみなとみらいが見えますが、ここはまだ、暗いですね。

次はホワイトアスパラガスのバヴァロワと冷製クリームスープ。

上部がスープ、下部がバヴァロワの2層になっています。ホワイトアスパラガス、美味しいですね。今はドイツあたりはシュパーゲルの旬の季節。ヨーロッパを思いながら、いただきます。ちなみに1週間前にフランスに旅立った友人とZOOMミーティングをしていたら、早速、シュパーゲルをいただいたそうです。羨ましい。

いよいよ、メインの登場。saraiは和牛フィレ肉のグリルマディラワインソース。食べるにつれて、フィレ肉の美味しさがしみ出してきます。

配偶者は本日のお魚料理シェフスタイル。平目のグリルです。美味しかったそうです。

夜の帳が下りてきて、飛鳥Ⅱが煌めいています。

ここでホテルのサービスでハッピーバースデー。デザートのオレンジのティアン、グレープフルーツのソルベ添えにイチゴのローソク立て。どちらのお誕生日ですかと問われ、二人ともと答えるとスタッフの女性はちょっと困って、このお皿を2人の間に置いて、いったん立ち去ります。

さすが、一流ホテル。すぐにもう一皿、同じハッピーバースデー仕様のデザート皿を持ってきてくれます。で、お決まりの写真サービス。お誕生日ディナーの記念写真をいただけました。saraiも配偶者もご機嫌んでニコニコ。
最後はコーヒーと小菓子。


楽しく、豪華なバースデー・ディナーでした。
おまけ・・・ディナーに出かける前に、友人からサプライズのバースデープレゼントが送られてきました。彼とはウィーンの音楽の旅で知り合って、以来、ウィーンでのみ交際していました。が、コロナ禍で今は日本のコンサートでご一緒する機会が多く、会わない月はありません。彼はもちろん、ウィーン好きのsaraiの好みを熟知していますから、送ってきたプレゼントはこの木箱の中のものです。

木箱を開けると、ウィーン1のお菓子工房、デーメルのザッハトルテ。ザッハトルテはカフェ・ザッハーのものもありますが、やはり、デーメルのものが一番美味しいというのがsaraiの結論です。

久し振りにウィーンのケーキの味を楽しみましょう。持つべきは友です。
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