京都・奈良の旅の2日目です。山の辺の道を歩いています。大和川のほとり、仏教伝来の地からスタートし、海石榴市(つばいち)、金屋の石仏、平等寺、大神神社、大美和の杜の美しい枝垂れ桜、久延彦神社、狭井神社、素敵なカフェ・レストランを経て、玄賓庵(げんぴあん)に着いたところです。
何か由緒ありげな門ですね。玄賓庵は平安時代の高僧・玄賓僧都(げんぴんそうず)が修業した場所といわれ、現在の地には明治初年の廃仏毀釈で遷されたそうです。

玄賓庵は特に入場料などはありませんが、ささやかな志納で入ります。中に入ると、石垣の向こうに満開の桜が咲いています。

お庭にはささやかな祠もあります。八大龍王です。

お庭に関守石があります。関守石は茶庭の飛び石の岐路に据えた石で蕨縄わらびなわまたは棕櫚縄しゅろなわで十文字に結わえてあります。通り抜けを禁ずる意を示すものです。ここには、砂紋を崩さないでという看板が立っています。

ん?砂紋って思いながら、周り込んでみると、このように砂に模様が描かれています。この砂紋を守るための関守石なんですね。

弘法大師像が満開の桜に包まれています。素晴らしい風景です。

十三重塔がありますが、その前に鳥居があります。これも明治初期の神仏混交の一つでしょうか。

鄙びたというか、飾らぬお庭が印象的です。

玄賓庵の説明板があります。ここは謡曲で有名な「三輪」の舞台です。玄賓と女性に化けた三輪明神の交流がその謡曲で語られます。

玄賓庵を出て、山の辺の道に戻ります。

古を思わせる山の辺の道の風景の中を歩きます。

やがて、檜原神社(ひばらじんじゃ)に到着。

ここまでの山の辺の道を歩いたルートを地図でチェックしておきましょう。

当初の配偶者の予定では、ここが終点。が、悩ましいのは、この神社は三輪駅と巻向駅のどちらへも歩いて30分とのこと。タクシーも呼べそうにもない山の中。さあ、これから、どうしましょう。
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テーマ : 国内、史跡・名勝巡り
ジャンル : 旅行