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知床の旅:知床五湖巡りツアー出発

2022年7月7日(木)@知床/1回目

知床、2日目です。この旅のメインイベント、知床五湖巡りにでかけます。お天気は・・・大快晴! 見事に晴れ渡っています。配偶者も、自分の強運に怖れをなしています。

部屋の大きな窓から、ウトロの町の風景が見下ろせます。ホテルを中心に観光が中心の町のようです。町の向こうにはオホーツク海が広がっています。青い海、青い空、大いなる自然を感じます。

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saraiも8時半には起き出して身支度をし、レストランに行くと、朝食は、9時半までで、ラストオーダーは9時15分との表示。saraiはあまりにのんびりし過ぎていますね。ホテルのスタッフの方に迷惑をかけないよう、急いでいただきましょう。広々とした美しいレストランです。開放的で眺めも素晴らしいのですが、ゆっくり楽しんでいる場合ではありません。多くの料理が並んでいるのですが、じっくり選んでいる時間はありません。それでも、いろんなものをチョイスし、急いでいただきます。急ぎ過ぎて、こんなに取り過ぎて、食べ過ぎ状態になります。

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それでも、何とか、9時半には完食。ごちそうさまでした。

知床五湖巡りツアーの開始時間は11時。10時45分には集合場所に来てねとの確認の電話を、昨日頂いてます。遅れるわけにはいきません。ちゃっちゃと身支度をして出発です。気持ちの良い青空の下、知床峠を目指し、途中、知床自然センターの前で左に折れて、知床五湖に向かいます。森の中の綺麗な道路です。

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やがて、知床連山の姿が見えてきます。

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集合時間5分前には、集合場所の知床五湖フィールドハウスにつきました。

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隣には知床五湖パークサービスセンターという売店や簡易なレストランの建物があります。

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駐車場からは知床連山が望めます。

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知床五湖ツアーの案内板があります。有料のツアーと無料の高架木道があります。今日は張り切って、知床五湖をすべて巡るフルコースのツアーに参加します。料金は一人5300円。3時間のハイキングツアーです。歩き切れるか、若干、不安はあります。

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ツアーのガイドさんに挨拶をして、トイレを済ませ、飲料水を準備して、ツアースタートです。飲み物はジュース類は駄目でミネラルウォーターのみ。おやつ類も持ち込み不可です。トイレもなしで森の中での用足しももってのほかなんです。
まずは地上遊歩道入口からオリエンテーションの会場にはいります。

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6人の家族と2組の夫婦が、お仲間です。全部でツアー参加者は10名です。

最初に、ヒグマと遭遇した場合についての心がけのビデオを見て、出発です。ミネラルウォーターのみの意味はヒグマが匂いに敏感だからだそうです。オリエンテーション会場の外が出発点です。

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ガイドさんを先頭に手つかずの自然の森の中に分け入ります。

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道は木道に変わります。時折、ガイドさんが解説をしてくれますが、給水休憩とかはないそうです。頑張って歩き抜くしかありませんね。幸いsaraiの足の調子は上々です。

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周り中、木々に覆われた森です。

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植生は、広葉樹と針葉樹の混合林だそうです。

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時折、木々のない開けたところに出ます。木の赤ちゃんがこれから育って、大きな木に成長するそうです。


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ガイドさんが先頭で慎重にヒグマと遭遇しないか、確かめながら歩きます。基本、ヒグマと遭遇しないことが大切なんだそうです。ここはヒグマが森の主役です。そのヒグマの住まいにお邪魔させてもらっているという感覚なんだそうです。
まずは五湖をめざします。五湖から、四湖、三湖、二湖、一湖の順に巡ります。二湖が一番大きくて、眺めもよいそうです。さあ、頑張って、歩きましょう。



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テーマ : 国内、史跡・名勝巡り
ジャンル : 旅行

 

圧巻、鉄壁のアンサンブル!プロコフィエフ、ビゼー、ラフマニノフ アラン・ギルバート&東京都交響楽団@ミューザ川崎シンフォニーホール 2022.8.2

アラン・ギルバートが振ると東京都交響楽団がよく鳴ります。先月のモーツァルトの後期交響曲も鉄壁のアンサンブルでしたが、今日のプロコフィエフ、ビゼー、ラフマニノフは徐々に編成が大きくなりましたが、小編成はもちろん、大編成でも素晴らしく透明な響き。どこか、海外の超一流のオーケストラを思わせます。ブラインドで聴いていれば、間違いなく、世界のベスト10のオーケストラの一つだと思ったでしょう。

最初はプロコフィエフの古典交響曲。冒頭での不揃いがご愛嬌ですが、あとはこれぞ鉄壁のアンサンブル。実演でこんなに完璧な演奏を聴いたのは初めてです。何と言っても、コンマスの矢部達哉が仕切る弦楽アンサンブルは最高です。小編成での演奏はまるで室内オーケストラのような透明さを湛えた美しい響き。アラン・ギルバートの的確な指揮のもと、実にモダンで洒脱な演奏。すべての楽章があるべき姿で演奏されました。短い曲ですが、これを聴いただけでも、今日のコンサートに足を運んだ甲斐がありました。

続いて、ビゼーの「アルルの女」の第1組曲と第2組曲から抜粋した5曲。いっそのこと、残り3曲も加えて、全曲を演奏してほしかったところです。というほど、素晴らしいサウンドの演奏でした。編成は先ほどよりも大きくなりました。ここでも鉄壁のアンサンブルですが、透明感よりも厚みの加わった熟成したサウンドです。やはり、弦楽アンサンブルの美しさに魅了されますが、木管も美しい演奏です。特にフルートが美しいので、第2組曲のメヌエットを聴きたかったところ。saraiのかつての愛奏曲ですし・・・。今日の5曲は組曲からの抜粋ですが、演奏順は下の劇音楽「アルルの女」の順番で演奏されました。無論、全曲など聴いたことはないので、ふむふむということはありません。それでも、今日の4曲目のアダージェット(第1組曲)の異常に美し過ぎる抒情に満ちた演奏から、最後のファランドール(第2組曲)の圧倒的な盛り上がりに至る演奏効果には唸らされました。それにしても、第1ヴァイオリン群の美しい響きは見事でした。

休憩後、最後はラフマニノフの交響的舞曲。これは初聴きです。ラフマニノフがアメリカ時代に書いた生涯最後の作品です。ここに至り、都響は大編成になり、ステージに楽団員があふれるほどです。第1楽章、きびきびした演奏に始まり、中間部でラフマニノフらしい美しく、抒情味にあふれた音楽が弦楽、特に第1ヴァイオリンで奏されます。都響の見事な演奏にうっとりします。ギルバートの指揮もダイナミックです。第2楽章、第3楽章も同じく聴きどころ満載で、都響の鉄壁のアンサンブルが機能します。そして、大団円・・・圧倒的な音響で華やかな終わり。ラフマニノフは生涯の最後までラフマニノフであり続けたのですね。ただし、初期の作品、ロシア時代のときのようなやるせなさは影を潜めています。まあ、今日は都響の鉄壁のアンサンブル、そして、それを見事に引き出したアラン・ギルバートの素晴らしい指揮がすべてでした。次回、このコンビはどんな音楽を聴かせてくれるでしょうか。


今日のプログラムは以下です。

  指揮:アラン・ギルバート
  管弦楽:東京都交響楽団  コンサートマスター:矢部達哉(隣席は山本友重)

  プロコフィエフ:交響曲第1番 ニ長調 Op.25《古典交響曲》
  ビゼー:「アルルの女」からパストラール(第2組曲)、メヌエット(第1組曲)、カリヨン(第1組曲)、アダージェット(第1組曲)、ファランドール(第2組曲)

   《休憩》

  ラフマニノフ:交響的舞曲


最後に予習について、まとめておきます。

1曲目のプロコフィエフの交響曲第1番 《古典交響曲》を予習したCDは以下です。

 カルロ・マリア・ジュリーニ指揮シカゴ交響楽団 1976年4月 セッション録音

ジュリーニとシカゴ交響楽団のコンビによる一連の録音はいずれもsaraiの愛聴盤です。重厚でカンタービレのきいた演奏はシカゴ響の完璧なアンサンブルも相俟って聴き応えがあります。この曲に限っては、軽み(かろみ)の表現が見事です。


2曲目のビゼーの「アルルの女」を予習したCDは以下です。

 アンドレ・クリュイタンス指揮パリ音楽院管弦楽団 1964年 セッション録音

素晴らしい演奏です。


3曲目のラフマニノフの交響的舞曲を予習したCDは以下です。

 ヴラディーミル・アシュケナージ指揮アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団 1983-1974年、アムステルダム、コンセルトヘボウ セッション録音

指揮よし、オーケストラよし。一点の曇りもない名演です。



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テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

 

知床の旅:知床五湖巡り、まずは五湖に到着

2022年7月7日(木)@知床/2回目

知床、2日目です。この旅のメインイベント、知床五湖巡りをしているところです。手つかずの自然の中、知床五湖の内、まずは五湖を目指しています。
木漏れ日の美しい森の中を歩いていきます。

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木々をよく見ると、斜めに傾いた木や、ひどいものになると倒れた木まであります。

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今日はお天気も最高で、素晴らしいツアーです。ガイドさんからも、私たちは強運の持ち主で、雲一つない青空で、風もないこんな日は年に何日もないと言われます。
実はこの知床五湖のあたりは、もっと厳しい天候が多く、知床連山から吹き下ろす強風が森のなかを荒れ狂うんだそうです。しかも知床五湖は硫黄山の溶岩流でできた溶岩台地で、地表はその上に薄い土が堆積しているだけ。この森の木々はその薄い土の中に根を張っているだけで、強風ですぐになぎ倒されてしまうんだそうです。厳しい自然の中で息づく森なんですね。斜めに傾く木々を見ると、その説明もあながち誇張ではないことが分かります。

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根本から折れた木の根っこもありますが、その周りでは既に木の赤ちゃんが育っています。厳しい自然と対峙しながら、森はたくましく育っています。今日の好天で風ひとつない気候では想像もできません。

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木道が切れたあたりの地面にひぐまの足跡があることをガイドさんが指摘してくれます。つい最近の足跡だそうです。くわばらくわばら・・・。

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苔むした溶岩が地表に顔を出しています。こういう岩も途方もない年月のうちに土に覆われて、森になっていくんですね。

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森の中に続く木道の上を延々と歩いていきます。高低差があまりないので、足の悪いsaraiも比較的スムーズに気持ちよく、順調なペースで歩いて行けます。もっともガイドさんはゆっくり歩いているつもりかもしれませんが、saraiは限界に近いペースで頑張って歩いているんです。

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やがて、ガイドさんが一本の木の前に止まって、説明を始めます。右側の木の樹皮の上にヒグマの爪の痕が生々しく残っています。この木の上にヒグマが登ったようです。目的は木の葉っぱを食料として確保するためです。そういえば、軽井沢での野鳥ガイドツアーでも同じものを見ました。熊は木登りがお得意です。

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何だかんだ言っているうちに五湖の前に着きます。既に30分ほど歩きました。五湖の向こうには知床連山が青空を背景に美しく見えています。一番左の峰がこの知床五湖の生みの親、硫黄山です。

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右の方に目を転じると、知床連山の一番右の羅臼岳も見えています。

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五湖の看板がひっそりと立っています。

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湖面に知床連山の山影が映っています。風のないよい気象条件でないと、湖面に波が立ち、山影が映らないそうです。どうやら、最高のお天気のときに来てしまったようです。

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湖面をよく見ると、カモが泳いでいます。知床五湖で初めて見る生き物がカモだとは・・・。

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カルガモでしょうか。そう言えば、軽井沢の野鳥観察ツアーでもカルガモを見ました。

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水辺の草にヤゴの抜け殻があります。そう言えば、先ほどから小さなイトトンボが盛んに飛んでいます。

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ヤゴがいるのはこのあたりの水草です。イトトンボは・・・写っていませんね。

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もう一回チャレンジ。なんとか飛んでいるトンボが撮れました。

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さて、五湖を後にして、四湖に向かいます。



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知床の旅:知床五湖巡り、四湖から三湖へ

2022年7月7日(木)@知床/3回目

知床、2日目です。この旅のメインイベント、知床五湖巡りをしているところです。手つかずの自然の中、知床五湖の内、五湖から四湖に向かっているところです。
早くも木々の間から四湖が見えてきます。

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美しい湖面が遠見できます。

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木々を見上げると、その高さが実感できます。美しい森です。

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二つ目の湖、四湖の前に出ます。ここでも知床連山の山影が湖面に映り込んでいます。

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一本の立木が画面を2つに分けています。まるで浮世絵の構図みたいですね。

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湖の向こうには正面に硫黄山が眺められます。あんなに遠くの山の噴火での溶岩流がこの知床五湖を形成したとは自然の驚異ですね。

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知床連山のすべては見通せませんね。羅臼岳が見えません。

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硫黄山はよく見えています。ズームアップすると、まだ残っている雪渓も見えます。

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四湖の展望台です。

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ここからは硫黄山だけが見えています。

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再びズームアップして、雪渓の様子を眺めます。雪渓のまわりの緑の中に岩が点在しています。

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このあたりの道にも動物の足跡が残っています。水場を求める動物たちでしょう。

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次は三湖に向かいます。木々の間を進んでいきます。

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木々の間から、三湖が顔を覗かせます。

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湖面がよく見えます。

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今までの2つの湖よりも大きな湖です。

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湖の周りを周り込んで、対岸のほうに向かいます。

途中、1本の木の前にガイドさんが止まって説明を始めます。何か様子がおかしい木ですね。

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実はこの木は幹の中心ががらんどうになっています。幹の穴からそのがらんどうを覗き込むと、木のてっぺんには空が見えています。

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この木はこれでも生きているんだそうです。木は周りの樹皮のあたりが生命活動を支えているので、真ん中が腐ってしまっても何ら問題がないんだそうです。あんまり、見たことはありませんね。

三湖の対岸に周り込んでいきますが、これが結構歩きます。もう、ツアーで歩き始めて、1時間は有に過ぎました。だんだん、疲れて、足も軽く痛み始めます。もう、折り返し点のあたりなので、頑張り抜きます。幸い、ヒグマとも遭遇していませんが、もし、遭遇したら、気が付かれないように後退するのだそうです。元来た道を戻るということです。それは勘弁してほしいものです。これから先、進めば進むほど、ヒグマと遭遇すると、痛手になります。



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知床の旅:知床五湖巡り、三湖の睡蓮やキビタキ

2022年7月7日(木)@知床/4回目

知床、2日目です。この旅のメインイベント、知床五湖巡りをしているところです。手つかずの自然の中、知床五湖の内、三湖の周りを対岸に周り込んでいるところです。
そして、歩くこと15分ほどで対岸に出ます。こちら側の湖岸からは知床連山が眺められます。

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さらにビューポイントに向かいます。
途中、ガイドさんが止まって、木を指さします。木の幹に綺麗にくり抜いた穴が開いています。

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クマゲラ、アカゲラやヤマゲラなどのキツツキ類が開けた穴です。軽井沢の野鳥観察ツアーでも見ました。このキツツキが開けた穴はほかの鳥の巣にもなるので、キツツキは森を育てると言われています。

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やがて、三湖のビューポイントに出ます。知床連山が望めます。

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山影が湖面に美しく映り込んでいます。

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知床連山の中央部と向かい合います。

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一番右の羅臼岳がよく見えています。

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三湖の看板です。

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三湖の湖面の端のほうには、美しい睡蓮が可憐な白い花を咲かせています。

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いかにも知床五湖らしいと感嘆します。が、この地の固有種ではないそうです。どういう経緯で睡蓮がここに群生しているのか、不明だそうです。いずれにせよ、ほかの地からのものだそうです。知床の固有種は、知床すみれのみとのこと。

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今、お昼の1時頃ですが、睡蓮の花は朝のほうがよく咲いているそうです。今でもそれなりに咲いていますけどね。

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と、野鳥が近くで泣いています。どこどこと探すと、木々の間にじっと留まっている姿が見えます。キビタキです。

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別の睡蓮の群落です。ここでは黄色い花を咲かせています。

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三湖のこのあたりには睡蓮の大群落が広がっています。

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その睡蓮の大群落を従えるように湖に小さな中の島がアクセントのような景色を作っています。

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さて、次は二湖に向かいます。二湖は知床五湖で一番大きく、景色も美しく、知床五湖の紹介では必ず、その景色が紹介される湖です。楽しみですね。知床五湖巡りツアーも終盤です。なんとかsaraiの足も持ちそうです。



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知床の旅:知床五湖巡り、二湖からの絶景、そして、最後の一湖へ到着

2022年7月7日(木)@知床/5回目

知床、2日目です。この旅のメインイベント、知床五湖巡りをしているところです。手つかずの自然の中、知床五湖の内、五湖、四湖、三湖を巡り、次はいよいよこのツアーの華、二湖です。
そして、歩くこと5分ちょっと二湖の北端に出ます。

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展望デッキには二湖の看板もあります。

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湖面には知床連山の山影がくっきりと映り込んでいます。

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知床連山の全体が望めます。最高のお天気に恵まれたようです。絶景です。

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とりわけ、連山の右に位置する羅臼岳がよく見えます。

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羅臼岳をズームアップしてみましょう。山頂の岩の山肌がよく見えています。いつでもこんなに見えるわけではなさそうです。事実、翌日は大変なことになるんです。

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少し南に移動すると、連山の南に位置する硫黄山もくっきりと望めます。

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夏の陽光に照らされた湖面が輝いています。それに無風状態なので、湖面には波も立っていません。

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知床連山は南北に長く連なっているので、なかなか、全体を写真に収めることができません。ここでは右の羅臼岳が収まっていません。

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二湖の南端近くまで来ると、また、看板が立っています。

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二湖を離れ、山道を10分ほど歩くと、最後の一湖に達します。

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一湖の岸辺はこれまでの4つの湖と異なり、美しい草原になっています。saraiはいかにも北海道らしい景色に思えたのですが、実はこのあたりは開拓の手が加わり、元の自然の姿が失われたそうです。元は深い森に覆われていたそうです。

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いよいよ、知床五湖巡りツアーも終わりに近づきます。対岸には電気柵のある高架木道が見えてきます。高架木道は自由に歩けるエリアなので、そこの出入口がこのツアーの解散場所なんだそうです。

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一湖の北側には手つかずの自然の森が広がっています。今後は開拓の手が入った草原を元の自然に戻す事業が計画されているそうです。一時はこの一湖周辺はリゾート開発の計画もあり、それに反対する住民や町が土地を買い戻したそうです。イギリスのナショナルトラストのような活動ですね。自然保護と開発・・・なんとも難しい選択です。

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一湖からも知床連山が美しく望めます。ここまでは無料で自由にお手軽に来ることができるので、知床五湖を十分に楽しめます。手つかずの自然を味わうためには有料のツアーに参加することになります。

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ツアーの解散ポイントが近づきます。ここでヒグマと遭遇したら、再び、元来た道を引き返すことになります。ここまででsaraiの足はいっぱいいっぱいですから、それだけは勘弁してほしいものです。何となく、足が早まります。


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ここはまだ、有料エリアです。そこから眺める最後の知床連山です。

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高架木道の出入り口に近づきます。

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もうすぐ、知床五湖巡りツアーは解散です。ほぼ2時間半、歩き切りました。



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知床の旅:知床五湖巡り完了。最後に高架木道からの美しい眺め。

2022年7月7日(木)@知床/6回目

知床、2日目です。この旅のメインイベント、知床五湖巡りを終えようとしているところです。手つかずの自然の中、知床五湖の内、五湖、四湖、三湖、二湖、一湖と巡ってきました。
ツアーの解散ポイントは高架木道の出入口の展望台です。出入口のロックを抜けて、展望台へ登ります。

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展望台でツアーの解散式です。ガイドさん、ご案内ありがとうございました!
ここで記念写真を撮ってもらいます。一湖の先に知床連山の羅臼岳がすっくと立っています。

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ツアー解散後もしばらく、この展望台での景色を楽しみます。ともかく、ここは開けた場所なので、360度、素晴らしい風景が広がっています。とりわけ、知床連山が丸見え状態です。こんなに知床連山が望める場所はありません。

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この湖畔展望台からは知床五湖フィールドハウスまで、誰でも無料で自由に通行できる高架木道が800m続いています。高架木道は電気柵で守られているので、ヒグマに襲われるリスクもありません。

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一湖の反対側にはオホーツク海が眺められます。知床五湖はこんなに海沿いにあったんですね。

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展望台の真下に高架木道と地上歩道の出入口があります。地上歩道はヒグマと遭遇する危険があるので、ガイドさんが案内するツアーでないと、歩けません。まるで人間世界と自然界の境目みたいですね。

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ここからの知床連山の景色を存分に楽しみます。というか、saraiはここまで歩いて来て、相当にへたっているんです。

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まあ、そうも言ってられないので、フィールドハウスに向かって出発しましょう。高架木道を歩き始めます。

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高架木道の周りには美しい草原が広がっています。もっともこれは開拓で森が切り拓けられた傷跡のようなものではあります。

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草原の上を高架木道が延々と続きます。フィールドハウスまで結構歩くことになりそうです。

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一湖のほうを振り返ります。先ほどの湖畔展望台は見えますが、一湖はほとんど見えません。向こうには知床連山の硫黄山が見えています。

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高架木道の右手にはオホーツク海がよく見えます。しかし、雲一つない晴天で北海道とは思えないくらい暑い! 特に高架木道の上は陰ひとつありません。森の中を歩いていると木々の陰もあって、それなりに涼しかったことが思い出されます。

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高架木道の途中には展望台があります。これはオコツク展望台。配偶者に呆れられながらも展望台に寄り道するsaraiです。もう2度と来る機会はありませんからね。

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高架木道の先に遠く最初の湖畔展望台が見え、左手にはオホーツク海。人工的な景色ですが、これはこれで綺麗です。

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知床連山の山の名前を紹介する案内板もあります。

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しばらく歩くと次の展望台。連山展望台です。名前の通り、知床連山がよく見えます。

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ここから森の中に建物の屋根が見えています。あれが出発地点のフィールドハウスでしょう。もう少しで知床五湖を一周できそうです。

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もう一度、知床連山を眺めましょう。右端が羅臼岳。左端の硫黄山は一枚の写真には収まりません。

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これが硫黄山。

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硫黄山のずっと向こうには知床岬がある筈です。残念ながら陸路では行けません。観光船に乗れば行けますが・・・。

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最後の頑張りでフィールドハウスに辿り着きます。
文句は言えませんが、北海道とは思えない暑さで、いっぱい歩いて、saraiはもうぐったりです。それでも、足がそれほど痛くならず、歩き通せたのはよかったです。3時間のウォーキングツアーは、なかなかハードです。フィールドハウスの隣のレストハウスで、ソフトクリームで疲れを癒します。まだ、お昼の2時半ですが、今日の知床観光はお終いにしましょう。無理はいけません。



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知床の旅:知床自然センターに立ち寄り、ウトロの宿ではまた、オホーツクの夕日と美味しい海鮮料理

2022年7月7日(木)@知床/7回目

知床、2日目です。この旅のメインイベント、知床五湖巡りを終え、知床五湖フィールドハウスを離れようとしています。駐車場に停めたプリウスに乗り込み、帰路に着きます。
レストハウスでのソフトクリームでちょっぴり元気を取り戻して、知床五湖を後にします。途中、知床自然センターに立ち寄ります。まだ、3時過ぎです。慌てて帰る時間ではありません。知床自然センターは知床観光の拠点で、とても綺麗な施設です。カフェも併設しています。

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ここは、フレペの滝や灯台への散策のスタート地点なのですが、とっても出かける元気はありません。冷たいものをいただき、休ませてもらいます。美しい景色を眺めながら過ごします。saraiは自家製レモネードのソーダ、配偶者はカフェラッテ。

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冷たいものを飲んでいると、知床の冒険とかいう映画が始まるというアナウンスが流れます。配偶者がチェックに行くと今から始まるそうです。飲み物も持ち込み可とのことで、慌てて、会場に入ります。会場は既に真っ暗。どこに座席があるのかも分かりません。saraiは夜目が効かないので、配偶者に誘われて、空いた席に急いで座ります。我々が座るのを待っていたかのようにすぐに映像が流れ始めます。大きなスクリーンに知床の自然の美しい映像が映し出されます。鑑賞したというか、ゆっくりできました。真っ暗な館内で綺麗な映像・・・疲れているsaraiは半分はうつらうつら。仕方がないでしょう。お陰で帰りのドライブの気力がよみがえります。
外に出ると、周りには美しい樹林が広がります。いつの間にか、日も傾いています。

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知床連山も樹林の上に見えています。

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さて、もう4時半。プリウスに乗って、オホーツク沿岸の道を気持ちよく走ります。

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今日は早めに宿に戻り、休息です。もう、無理できる年齢ではないようです。ホテルに戻ると、saraiはぐっすりお夕寝です。
寝ていると、配偶者から、日が沈むわよと声がかかります。慌てて起きると、今まさにオホーツク海に夕陽が沈みます。昨日以上に綺麗な夕陽です。

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どんどん海に夕陽が沈んでいきます。

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夕陽は残り少ない姿になります。

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かろうじて太陽の頭の一部だけが見えています。

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夕陽はほとんどオホーツク海に沈み、光の筋だけが見えています。

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夕陽が沈みました。大気に照らし出された赤い光の帯が太陽の沈んだ場所を示すのみです。

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オホーツク海の穏やかな残照です。空は美しい薔薇色に染まっています。

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たっぷり寝て、元気回復のsarai。夕食に出かけましょう。もちろん、今日も海鮮料理の番屋。お店の戸を開けてビックリ。満席のお客さんで賑わっています。今、7時半。夕食の時間帯のようです。昨日は、ちょっと遅めだったので、この賑わいが去った後だったようです。お姉さんが、店の奥の大きな6人用のテーブルに案内してくれます(まるで空けてあったよう)。ありがとうございます。今日のねらいは、ホッケ。北海道のホッケを食べたい!本当に、最高のホッケです。出された時の感動で、すぐに食べだし、写真を取り忘れます。慌てて、食べかけのホッケ定食を写真に収めます。大きいでしょう。お刺身定食もいただきました。写真にはその一部(笑い)が写っています。

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追加でメバルの塩焼きもオーダー。500円なので、2匹もでてきたのにびっくり。これも新鮮で美味。

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大満足で、明日も開店していることを確認して、お店を出ます。
今日は、七夕です。ホテルのお姉さんは天の川が見れるかも・・・と言ったのですが、やはり見えません。横浜よりは多めの星が輝いていましたが、残念です。
今日も超広い温泉に入り、ほっこりします。

明日は羅臼のほうにでも出かけましょう。羅臼は同じ知床でもオホーツク海に面するウトロとは異なり、知床半島の太平洋側にあります。それがとんでもないことになるんです。



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知床の旅:プユニ岬からフレペの滝へ

2022年7月8日(金)@知床/1回目

知床、3日目です。今日も快晴のようです。

昨日は朝食が終了間際になってしまった反省から、今日はちょっと早めに起きて、朝食に向かいます。終了までに、まだ1時間はあるのに、食堂はがらんとしています。皆さん、早く朝食を済ませて、観光に出かけたのでしょう。

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ほとんど私達だけですが、まだ時間はたっぷりあるので、ゆったり食事を楽しませてもらいます。昨日は慌てて、おかずを取り過ぎましたが、今日はきちんとおかずを取り揃えます。

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人気のない朝食ルームでゆったりと食事。たっぷり、そして食後のコーヒーまでいただきます。

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今日は、羅臼の方面に出かけ、露天風呂を楽しむ予定です。横浜から準備してきた立ち寄り湯グッズ(タオル類)を持って、昨日も立ち寄った知床自然センターに向かいます。そこが、知床五湖方面と羅臼方面との分岐点なのです。
途中、プユニ岬で停車します。

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道路際からオホーツク海を眺めます。残念ながら、それほどの眺望ではありませんね。

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再び、プリウスに乗って、知床自然センターに到着。
と、saraiが、昨日のリベンジで、フレペの滝や灯台を見てこようと提案。配偶者はそれもよいでしょうとsaraiの提案を受け入れます。駐車場にプリウスを停めて、フレペの滝に向けて歩き出します。
フレペの滝への散策路が一部閉鎖しているので、しばらくは自動車道路を行きます。

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自動車道路の脇は高台になっていて、美しい林が広がっています。

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すぐに自動車道路からそれて、森の中の道が始まります。

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そこにある立て看板が目を引きます。ヒグマの出没状況です。2日に1回くらいの割合で目撃されているようです。結構な確率ですね。気を付けましょう。

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森の中の道を歩き始めます。まっすぐ灯台に向かう道は、なんとも美しいです。

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と、ばったり、同じホテルに宿泊し、昨夜天の川を見ようとした方と出会います。一緒に灯台をめざします。高原の中に灯台が見えてきます。

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フレペの滝と書かれた案内板の所で、まっすぐ進む道があります。どちらでもよいはずなので、分かれて進んでみることにします。我々はフレペの滝へ、ご一緒していたご夫婦はまっすぐの道を灯台へといったんお別れです。いずれ、この先でばったり出会うはずです。

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草原の向こうに灯台を眺めながら、フレペの滝に向かいます。

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美しい草原の中の道が続きます。

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日陰の少ない道で、今日も暑い!

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草原の向こうに知床連山が見えてきます。昨日と違って、少し雲がかかっています。羅臼岳の頂は見えていますが、雲がどんどん流れてきています。昨日、絶好の晴天で知床五湖を巡って、よかったと思います。

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草原の彼方に立つ白い灯台をながめながら、フレペの滝をめざします。

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知床の旅:感動的なフレペの滝・・・いきなり、ヒグマに遭遇!

2022年7月8日(金)@知床/2回目

知床、3日目です。今日は羅臼に向かう予定ですが、途中、知床自然センターに寄り、フレペの滝に向かって、美しい草原の道を歩いているところです。
やがて、フレペの滝に到着。

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分かれ道でいったん、お別れしたご夫婦とも無事に合流できました。灯台への道は近くまでは行けなかったそうです。フレペの滝は、断崖の入り江にあるようです。

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断崖に流れ落ちる滝を覗き込みます。

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フレペの滝は断崖絶壁に流れ落ちる滝で、想像以上に感動です。

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鳥も飛び交っています。海鳥コロニーだそうで、オオセグロカモメ、ウミウなどが飛んでいるようですが、断崖の下を飛び交っているので、その姿は遠くて、はっきりと視認できません。

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風景に見とれていると・・・いきなりヒグマだ!とヒグマを発見したsaraiが配偶者にささやきます。遭遇すべきでない存在に出会ってしまいます。ヒグマは下の斜面をゆっくりと歩いています。

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すぐに、見晴らし台にいる人たちに知らせ、慌てず騒がずじっと動きを見守ります。

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昨日、知床五湖巡りツアーで学んだことが活きます。こちらは静かに存在を隠して、そっとヒグマの行動を見守るのみです。

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ヒグマは、のろりのろりと草は食べながら歩き回っています。そろりとフレペの滝のほうに向かっていきます。

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やって来る人にも伝え、ヒグマを見守りますが、なかなか去っていってくれません。幸い、見晴台にいるので、周りの風景を楽しみながら、ゆったりとヒグマの危険が去るのを待ちます。

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フレペの滝と遠くに見える知床連山、そして、ヒグマと知床の自然に関わるものには事欠かない風景です。

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ヒグマは斜面を登り始めます。このままでは散策道に登ってきそうです。危ないですね。

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でも、登りそうで登らずに草を食んでいます。

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沖合に目をやると、すっかり有名になった知床観光船が近づいてきます。小さな観光船なので、結構、陸地近くまで寄ってきます。

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しかし、それ以上は近づかずにウトロ方面に走り去っていきます。

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配偶者の意向で観光船には乗らないことになっています。saraiは大きな観光船ならば、乗ってもよかったんですけどね。

断崖絶壁を見下ろします。知床の雄大な自然です。

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ヒグマが現れて、15分ほど経過したところで覚悟を決めて、ヒグマから離れる方向に進むことにします。ということで、私たちは、もと来た道を戻ることになってしまいます。まあ、それも仕方ないですね。草原の彼方に灯台が見えています。結局、灯台に近づくことはできませんでした。

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知床連山の全体が望めます。一番左が硫黄山(1562m)、それから右に知円別岳(1544m)、オッカバケ岳(1462m)、サシルイ岳(1564m)、三つ峰(1509m)、一番右が最高峰の羅臼岳(1660m)です。羅臼岳の中腹には雲がかかっています。

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灯台がすこしずつ遠ざかっていきます。

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知床連山のほうに向かって帰り道を歩いていきます。

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フレペの滝からはずい分離れました。もう、ヒグマの危険はないでしょう。でも、カンカン照りで暑い!

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ひたすら、知床自然センターに向かいます。



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フェスタサマーミューザKAWASAKI2022 閉幕! 原田慶太楼&東京交響楽団@ミューザ川崎シンフォニーホール 2022.8.11

今日のコンサートはフェスタサマーミューザKAWASAKI2022のフィナーレコンサートです。去年のフィナーレコンサートに引き続き、原田慶太楼が東響を振ります。このコンビの演奏に期待して、コンサートに足を運びました。

今年のフィナーレコンサートのテーマはシェークスピアと映画音楽だそうです。前半はハリウッドの映画音楽に大きな功績を残したコルンゴルトの作品二つ。組曲「から騒ぎ」はコルンゴルトの若い頃、まだ、アメリカに渡るずっと前の作品です。室内オーケストラとハーモニウム(フリーリードを用いて足で空気を送って発音するタイプのオルガン)という珍しい楽器で演奏される軽い作品です。
続くコルンゴルトのヴァイオリン協奏曲は後期ロマン派の濃厚な作品です。第1楽章はヴァイオリンの響きに濃密さがあまり感じられなくて、ちょっと残念。第2楽章は岡本誠司のヴァイオリンがしみじみとした抒情を湛えた見事な演奏で魅了させられます。第3楽章はヴァイオリンもオーケストラも素晴らしい響きで音楽を堪能します。岡本誠司はこの曲を弾くのが初めてだそうで、今後、弾きこなしてくれるのを期待しましょう。

後半は武満徹とプロコフィエフ。いずれも素晴らしい演奏でした。
まず、武満徹は3つの映画音楽。東響の弦楽奏者たちだけが登場して、素晴らしい響きの演奏を聴かせてくれました。3曲ともその素晴らしいサウンドに魅了されました。美しい音楽でありながら、底流に哀しみを湛えた武満の渾身の映画音楽です。こういう武満の音楽もあるのね。原田慶太楼の指揮も最高でした。
最後はプロコフィエフのバレエ音楽「ロメオとジュリエット」組曲から7曲の抜粋です。うーん、抜粋した曲の構成もよく考え抜かれた見事なものです。原田慶太楼のセンスの卓抜さが光ります。演奏は先ほどの弦楽オーケストラに管楽器、打楽器が加わって、東響の素晴らしいアンサンブルが耳を楽しませてくれます。曲よし、演奏よし。2曲目の少女ジュリエットの愛らしさに惹き付けられていると、3曲目のモンタギュー家とキャピュレット家の有名なメロディーが炸裂します。素晴らしい演奏に圧倒されます。最後はジュリエットの死でしっとりと曲を閉じます。原田慶太楼と東響は最高の仕事をしてくれました。フェスタサマーミューザKAWASAKI2022の閉幕にふさわしい演奏でした。ただ、最後は盛り上げたかったのか、アンコールの「朝の踊り」をサービスしてくれました。お気持ちは分かりますが、saraiとしては別にアンコールはいらなかったかな。どうせなら、もう一度、モンタギュー家とキャピュレット家の堂々とした演奏を聴かせてもらったほうがよかったかも・・・。

これで今年のフェスタサマーミューザKAWASAKI2022はお終い。saraiはノット&東響とアラン・ギルバート&都響とこのコンサートの3つを聴きました。もう、来年の企画が始動するのでしょう。楽しみです。


今日のプログラムは以下です。

  指揮:原田慶太楼
  ヴァイオリン:岡本誠司
  管弦楽:東京交響楽団  コンサートマスター:水谷 晃

  コルンゴルト:組曲「から騒ぎ」Op.11から
   序曲
   花嫁の部屋の乙女
   ドグベリーとヴァージェス
   間奏曲:庭の情景
   仮面舞踏会(ホーンパイプ)

  コルンゴルト:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.35
   《アンコール》クライスラー:レチタティーヴォとスケルツォ・カプリース

   《休憩》

  武満徹:3つの映画音楽
   第1曲映画「ホゼー・トレス」から「訓練と休息の音楽」
   第2曲映画「黒い雨」から「葬送の音楽」
   第3曲映画「他人の顔」から「ワルツ」

  プロコフィエフ:バレエ音楽「ロメオとジュリエット」組曲から
   情景
   少女ジュリエット
   モンタギュー家とキャピュレット家
   仮面
   ロメオとジュリエット
   タイボルトの死
   ジュリエットの死

   《アンコール》
    プロコフィエフ:「ロメオとジュリエット」組曲から「朝の踊り」(第3組曲)


最後に予習について、まとめておきます。

1曲目のコルンゴルトの組曲「から騒ぎ」を予習したCDは以下です。

 マルク・アルブレヒト指揮ストラスブール・フィルハーモニー管弦楽団 2010年3月、ストラスブール、パレ・ド・ラ・ミュジック セッション録音
 ギル・シャハム、アンドレ・プレヴィン 1993年12月 ニューヨーク、アメリカ文芸アカデミー セッション録音

序曲のみ、アルブレヒト指揮ストラスブール・フィルで聴きました。残りはシャハムのヴァイオリン独奏、プレヴィンのピアノ伴奏で聴きました。シャハムのヴァイオリンの美しいこと!


2曲目のコルンゴルトのヴァイオリン協奏曲を予習したCDは以下です。

 アンネ=ゾフィー・ムター、アンドレ・プレヴィン指揮ロンドン交響楽団 2003年10月 ロンドン セッション録音

ムターの実に妖艶とも言える演奏です。これにはまったら、ほかは聴けません。


3曲目の武満徹の3つの映画音楽を予習したCDは以下です。

 ジョン・クーリッジ・アダムズ指揮ロンドン・シンフォニエッタ 1997年 セッション録音

美しい演奏です。武満徹・自撰 映画音楽集というアルバムに含まれています。


4曲目のプロコフィエフのバレエ音楽「ロメオとジュリエット」組曲を予習したCDは以下です。

 クラウディオ・アバド指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 1996年4月、ベルリン、フィルハーモニー セッション録音

これは文句なしに素晴らしい演奏。アバドの手で全曲と3つの組曲から20曲を抜粋した、いわば、アバド版組曲。sarai的には、これが決定盤と言っていいでしょう。



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知床の旅:熊の湯はお休み中・・・深い霧の中を抜けた先が間歇泉

2022年7月8日(金)@知床/3回目

知床、3日目です。今日は羅臼に向かう予定ですが、途中、知床自然センターに寄りました。フレペの滝でヒグマに遭遇し、慎重に撤退し、知床自然センターに戻っているところです。
さえぎる日陰のない草原の道を歩いていきます。

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戻る途中で、次に目指す熊の湯は、何かの事情でお休み中との情報をゲット。旅仲間は、情報共有が大切、ありがたいです。鳥の声も聞こえ、それは楽しい散策でした。
知床自然センターに戻り、熊の湯の件を確認します。機械の故障とのこと。今日の最大の目的なので、困りました。センターの人といろいろ検討した結果、知床羅臼ビジターセンター近くの間歇泉を見に行くことにします。そのまま羅臼の街にいってもよいのですが、あまりお天気が良くないので、景色を楽しめないのではということです。ここはこんなに晴れ渡っているのにね。知床半島のオホーツク海側は晴天ですが、太平洋側の羅臼はずっとお天気が悪いようです。不思議ですね。
羅臼ビジターセンターに向かい出発します。知床峠を越えていくのです。素晴らしいドライブコースです。

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ところが、しばらく走っていくと、周りの山々、そして、行く手にもガスがかかり始めます。

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あんなに目の前に大きく聳えていた羅臼岳が霞んできます。だんだん道路にもガスが降りてきて、視界が悪くなります。

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スピードを落とし、前をしっかり見て、慎重に進みます。山の天気は怖いですね。真っ白なガスの中をそろそろと進みます。と、知床峠らしき所に差し掛かり、車を停めている人もいますが、こんな所で停まっても仕方ありません。引き返すことも考えますが、もう少し進んでみましょう。

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と、だんだんガスが薄くなっていき、ようやく視界が開けます。ガスがかかっていたのは山の上だけだったようです。でも、空は曇り空で、青空なんて見えません。山を挟んで、こんなにもお天気が違うのですね。
ようやく、羅臼ビジターセンターに到着です。真っ先に、間歇泉の吹き上がる時間を確認します。だいたい39分くらい後のようです。それまで、館内を見物しましょう。

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知床に住む色んな動物の剝製や骨が展示されています。なかなか見どころもあります。

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ここにも熊の湯の情報があります。運悪く、昨日から利用できなくなったようです。10日ほどは利用できません。

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間歇泉についても書かれています。ここから歩いて5分です。

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見逃してはいけないので、早めに間歇泉に向かいます。ちゃんと道案内もあります。

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草原の中を抜けて、森の方に向かいます。

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やがて、木立の中を抜けています。この道は羅臼岳への登山道に向かう道のようです。

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せせらぎに出ます。

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お花がいっぱい咲いています。特に観光地という感じでもないので、見逃さないようにしなければ。あ、看板があります。

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林の中に、ちょっと石が積んであります。小川が流れ、なかなか雰囲気がよい場所です。

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小川を越えることはできなので、小川越しに間歇泉が噴き出す石積みを観察します。

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間歇泉が噴き出すのはほんの数秒のことらしいので見逃してはなりません。カメラを構えて、待ちます。白い煙がフワフワ上がり始めます。と、ド~ン、といきなり高々とお湯が吹き上がります。しょぼいものを想像していたので、エ~!と焦ります。あまりに予想以上の高さなので、構えたカメラの画面からはずれてしまいます。

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慌てて、カメラを縦にしたり、ズームを解除したりして、カメラに納めます。

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これが全景、ようやく、画面にしっかり納まります。噴き出す高さは有に10mは超えています。

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すぐに噴出が終わり始めます。

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もうすぐ終わりますね。

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終わります。

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確かに、数秒の出来事です。が、とっても面白い体験でした。ちなみにこの光景を見物していたのは我々二人だけでした。



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知床の旅:知床峠からは奇跡的に霧が晴れて、羅臼岳の絶景

2022年7月8日(金)@知床/4回目

知床、3日目です。今日は羅臼に向かう予定でしたが、知床の太平洋岸は天気がよくなくて、とりあえず、羅臼に行く途中の知床羅臼ビジターセンター近くの間歇泉だけを見ることにしました。間歇泉はなかなかのものでした。
大満足で、花々の写真を取りながら羅臼ビジターセンターに戻ります。

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センターの方に、予想以上の迫力だったと告げるその横に、液晶モニターに間歇泉の様子が映し出されています。これで、確認していけば、予想以上に噴き上がるのに焦らずに済みましたね。でも、驚きと感動はなかったかも。
さて、このまま羅臼の街に下りていくことも考えますが、寒いほどの曇り空です。ウトロの晴れ渡った青空と暑さが恋しくなります。羅臼観光は諦めて、ウトロに戻ることにします。また、あのガスの中を車で走るかと思うとゾッとしますが、慎重に進めば大丈夫でしょう。
すぐそこが、熊の湯ですから、様子を見ていきましょう。熊の湯がありました。

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この道路から、古びた橋で川を超えた先にあるようです。森の中にそれらしい建物が見えます。なかなか面白そうなので、残念です。

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橋の前にはお知らせが貼ってあります。橋には立ち入れないようになっています。

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前に進みましょう。このあたりの道にはまったくガスがかかっていません。空はどんより曇っています。

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先に進んでも、ちょっとガスはありますが大したことはありません。

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それでも慎重に車を走らせます。

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知床峠に到着です。広い駐車場に車を停めます。

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知床峠の看板です。

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ここは標高738m地点にある人気のビュースポットで展望台があります。先ほどはガスの中で何にも見えなかったのに、いまや少しだけですが、周りの山々も見えています。やはり、遠くの風景は霧の中です。

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カメラマンが三脚立てて、撮影の準備をしています。こんなガスの中でねと思いながらも、私たちも山々の写真を撮ります。

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さてと、車を出したところ、す~っと雲が抜け、羅臼岳が見え始めます。青空まで見えてきます。慌てて車をもう一度駐車場に停めて、写真を撮りまくりです。

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みるみるうちに雲が流れていき、羅臼岳が目の前に聳え立ちます。本当に山の天気はわかりませんね。

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しばらくすると、まったく雲が晴れて、青空をバックに羅臼岳が美しく望めます。

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後で調べると、ここは霧が多いところで羅臼岳が見えるのはラッキーだったそうです。絶好のタイミングでした。



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知床の旅:カムイワッカの滝

2022年7月8日(金)@知床/5回目

知床、3日目です。今日はフレペの滝でヒグマに遭遇し、間歇泉の噴出を見て、知床峠で奇跡的に羅臼岳を見ました。
結果的に羅臼に行かなかったので、まだ、時間があります。予定にはなかったワムイワッカの滝に行ってみましょう。知床五湖の先にある筈です。知床峠を出発します。すっかり、霧は晴れています。

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カーブの多い道を下っていくと、突如、羅臼岳が姿を現します。もちろん、霧は晴れたままです。

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青空をバックに羅臼岳がすっくと聳えています。間近に見る羅臼岳とはこれでお別れです。

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国道334号(通称:知床横断道路)をまっしぐらに下っていきます。行く先、遠くにはオホーツク海もちらっと見えています。

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知床自然センターで右に折れて、少し走り、やがて、知床五湖に差し掛かります。

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すると、突然、ワムイワッカの滝の看板があります。道路案内ではないのですが、右手に分岐する道があるので曲がってみます。と、いきなり、砂利道です。

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最近はほとんど未体験に近い砂利道です。やはり、この道ではないのかと心配になりますが、道幅はしっかりあり、単なる山道ではなさそうです。対向車もやってきます。この道でよさそうです。それからは延々と砂利道が続きます。たいしてスピードも出していませんが、お尻が痛くなるほど、車がバウンドします。土煙で、車の周りは真っ白です。レンタカーでよかった!(レンタカー屋さん、ゴメンナサイ。車体の隙間にはびっしりと砂が詰まりました。)
木々が生い茂る森の中の道を走っていきます。木漏れ日の美しい道です。

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やがて、森の中の道はオホーツク海に近づき、明るさを増します。

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くねくねした道を慎重に対向車とすれ違いながら進み、ようやく、ワムイワッカ湯の滝に到着。狭い駐車場しかありませんが、来ている人も少ないので、空いたところに車を停めます。

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これは思ったよりは立派な滝です。森の奥から水が流れ落ちてきます。

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それほどの落差はありませんが、森の中で岩肌を流れ落ちる滝はなかなかの光景です。

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滝が流れていく方向を眺めると、山の狭間にオホーツク海が見えます。滝を流れ落ちた水はそのまま海に流れ込むのでしょう。

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このカムイワッカ湯の滝では、岩盤を流れ落ちる滝の中を歩くのが楽しみ方らしいのですが、我々にはとても無理です。それでも、少しだけ、滝の近くまで登っていき、間近に滝を眺めます。若い人は滝の中を歩いています。

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次々と滝の中を登って行く人がいます。もう少し若ければねー・・・。

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saraiは水をチャプチャプして、湯温を確認して完了。

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苦労した割には、あっという間の観光でした。またまた、砂利道を走って戻ります。ウトロに向かいます。



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知床の旅:1日の〆はオホーツクの夕日と番屋の海鮮料理

2022年7月8日(金)@知床/6回目

知床、3日目です。今日はフレペの滝でヒグマに遭遇し、間歇泉の噴出を見て、知床峠で奇跡的に羅臼岳を見て、残りの時間でワムイワッカの滝に行きました。
さて、ウトロに戻りましょう。不思議なことに、オホーツク海側は、真っ青に晴れ渡り、暑い。海も美しいです。

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大きな岩が見えてきます。ウトロに着きます。

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まだ、ウトロの街を歩いていないので、ちょっと港を見て帰りましょう。コンビニに車を入れ、北海道らしい商品はないか探しますが、日本全国全く同じというのが、コンビニのよさなのでしょう。何にもご当地商品はありません。無理無理、北海道野菜スープカレーと北海道ジャガイモポテトチップを購入。そのまま、ちょっと港を見に行きます。港は、この時間は、人気もなく静かです。漁港に出ます。

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港はうららかな日和です。漁船もすでに漁を終えたようで、港にずらっと停泊しています。

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ウトロ温泉のリゾートホテル 北こぶし 知床 ホテル&リゾートが見えます。昨年も知床への旅を計画し、そのときに予約したのがこのホテル。そのときはコロナ禍の真っただ中で計画をキャンセル。ようやく、今年、再チャレンジして、知床への旅を実現したんです。

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それほど、見るものもないので、車を停めているコンビニにすぐに戻ります。
ホテルに戻り、スープカレーを食べて一服です。

また、今日もオホーツクの夕日が見えます。3日連続の美しい夕日です。

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太陽がオホーツク海に沈んでいきます。水平線に沈む完璧な夕日ですね。

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何とも見事な落日です。

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絵に描いたように美しく太陽が海に沈んでいきます。

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今まさに太陽が海に没しようとしています。

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太陽の頭の先だけが見えています。まさに日没ですね。

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光りの粒だけが残り、空は薔薇色に輝いています。

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そして、日が沈み、空は残照で美しく夕映えになっています。

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今夜も、夕食は海鮮料理の番屋のお世話になりましょう。金曜日の夜で混みそうなので、時間をずらして、8時過ぎに番屋にお邪魔します。暗い夜道の先に番屋の灯りがぼーっと灯っています。

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店内に入ります。狙い通り、もう混み合っていません。

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今日で三夜連続。お店の方々(家族経営らしく、家族全員で)に、盛大に出迎えられます。お座敷ではなく、馴染み客のようにカウンター席に座ります。

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今日は、三色丼をいただきます。三種類は自由に選んでよいとのことなので、カニ・イクラ・ホタテをお願いします。いずれも知床の名物です。すると、女将さんが気を利かせてくれて、知床エビをおまけに四色丼になります。もちろん美味です。ご馳走様!

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美味しく頂いた後、レジ横で、楽しく歓談。配偶者が横浜からやってきたと言うと、お店の方は横浜の中華街で肉まんを食べたい!とのこと。ここでは肉まんは、コンビニの肉まんしかないらしいです。是非、食べに来てねと言いながらお別れします。
ぶらぶら歩き、ホテルに戻ります。今日も立派なお風呂に入り、ほっこりします。

明日は夜の便で帰ります。空港に向かいながら、最後の観光を楽しみます。



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知床の旅:オシンコシンの滝

2022年7月9日(土)@知床/1回目

知床、4日目です。知床の最終日。今夜の飛行機で帰ります。
昨夜のホテルのお姉さん情報では、朝は曇りで、午後からは降り出すとのことでしたが、カーテンを開けると、見事に快晴です。雲一つないということではなく、青空に白い雲が気持ちよく浮かぶ夏空です。大きな流れでは、天候は下り坂ですが、今日は雨は降らないでしょう。

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今日は最終日で、チェックアウトをしなければいけません。相変わらず遅い朝の行動で、朝食のレストランを出たのは、最後の客です(三日連続)。美味しく、いっぱい頂きました。
荷物をまとめてチェックアウトします。レセプションの窓口がずらっと並んでいます。コロナ前にはきっと賑わっていたのでしょうね。

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チェックアウト後もsaraiは相変わらずコンサートのチケット取りで、ロビーをお借りします。

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ここのロビーは、書斎の感じです。たくさんの本が並べられています。自由に読んでよいようです。日本の観光地としては珍しいですね。

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さあ、網走に向けて出発です。ホテルを出ると、すぐに三日連続で夕食をいただいた海鮮料理の番屋の前を通過。お世話になりました。

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ウトロの町の大通りに出て、道の駅 うとろ・シリエトクの前を過ぎます。最初の日に間違えて入ってしまったところです。

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まずは、オシンコシンの滝を目指します。ウトロの町を出て、オホーツク海に沿って網走方面に走っていきます。

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美しい海岸線を15分ほど走ると、案内が出てきます。スムーズにオシンコシンの滝の駐車場に入ります。

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広い駐車場の中を滝のほうに向かいます。

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駐車場の先に階段があります。早くも物凄い勢いで水が流れ落ちる滝がその階段の上に見えています。

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階段の前にオシンコシンの滝の看板があります。

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滝に向かって、一心に階段を登っていきます。早くも涼しい空気に包まれます。

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お~、これは凄い。素晴らしい滝です。階段を上がり降りしながら、写真を撮りまくります。滝から飛んでくる水しぶきが天然のクーラーとなり、涼しくて最高です。

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滝の正面に立つと、凄い迫力です。水量が凄まじいです。それに滝のお陰でめちゃくちゃ涼しい!

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しばし、滝の前に立ち、絶景と涼しさを楽しみます。

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滝の展望台からはオホーツク海も見渡せます。

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再び、オシンコシンの滝と対峙します。いや、素晴らしいです。

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滝を堪能したところで、展望台を離れて、階段を下りていきます。目の前に広がるオホーツクの青さに目が沁みます。

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階段の途中からも迫力ある滝の姿は眺められます。

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車に戻り、また、海沿いの道を網走のほうに向かって走っていきます。



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知床の旅:絵になる風景・・・天に続く道

2022年7月9日(土)@知床/2回目

知床、4日目です。知床の最終日。網走に向かって車で走りながら、来るときには見なかったものを見物していきます。まず、知床最大のオシンコシンの滝の絶景を堪能。
そこから、また、車でオホーツク海に沿って走り出します。

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やがて、オホーツク海から離れて内陸の道に入ります。

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次は、天に続く道を目指します。3日前に知床に向かっているときも、一生懸命探したのですが、ここだ!とは思ったのですが、道路から分岐して入っていく形だったようで行きそびれてしまいました。しかも、案内板は全く出ていませんでした。2度目はもう大丈夫です。しっかり場所を把握しています。しっかり地図で確認しながら進みます。今や人気の撮影スポットですから、絶対に案内があるはずなんですけどね。注意しながら進んでいくと、ありました。でも、控えめな案内板です。

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控えめながら、入口が明確にわかるのでありがたいです。迷わずに、目的地に向かいます。すぐに2度目の案内板があります。安心ですね。

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目的地は観光客がいるので、すぐにわかります。が、10組くらいかしらね。ここが天に続く道の展望台のようです。駐車場に車を停めて、周りを見渡します。畑が広がっています。

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高原の雰囲気の景色が広がっている長閑な風景です。

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そして、これが天に続く道です。まっすぐな道が下っていって、その後、平坦な道がどこまでもまっすぐに続いています。道の両脇は木々に覆われていて、道の存在が強調されています。

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実はここには写真を撮るスポットの木製のデッキがあります。みなさん、順番にお行儀よく写真撮影しています。saraiたちもその順番に加わりましょう。

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saraiたちの順になります。ここからがベストショットです。天に続く道はここからスタートして、まっすぐ直線の道が28.1kmも続くようです。

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道を車が通らないほうが綺麗だと思っていたら、車が走っているほうがいいのだという意見の方がいます。それではと、車が上ってくるショットも撮ってみます。

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この辺りは、のんびりしていて、いいですね。みんな仲間意識が芽生え、写真を撮りあいながら、和やかな雰囲気です。写真を撮るデッキをほかのかたたちに譲って、横に出ます。確かに、天に通じているかのように真っすぐに道が伸びています。高原の中の道です。

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ほかの人のカメラのシャッターを押すことを頼まれて、次々と奉仕活動。いい加減のところで切り上げて、車に戻ります。と、ちょっと会話していた方がsaraiの同郷(南九州)の方と分かり、会話が弾みます。キャンピングカーで北海道まで走ってきたそうです。それはご苦労様。
さあ、車で天に続く道、28.1kmを走りましょう。スタートします。

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木々に囲まれた道に入ります。素晴らしい景色が続きます。

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どんどん下っていくと先に続く道が見えづらくなってきます。やはり、坂の上からはずっと先まで一直線の道が見渡せたんですね。誰かがそのことに気づいて、観光名所になったんでしょう。

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周囲に木々がなくなります。と、右手の視界が開けます。オホーツク海の青い海もなかなか素晴らしい。すべてが合わさって、平和なのどかな景色を作り上げています。

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また、先に続く道が見えてきます。場所によって、風景が変わります。

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右側からの道の合流点に差し掛かります。3日前に逆方向から来たときにはそちらの道に入りました。知床方面はそちらが主要道路なんです。ですから、その時には天に続く道に行けなかったんです。

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合流点を過ぎると平坦な道が続き、先を見通すことができません。

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北海道らしい雄大な風景の中を一路、網走に向かって、制限速度を守って、安全運転を心掛けて、走ります。

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このあたりはウトロの隣町、斜里町です。来るときには見つけ損なって、休憩できなかった斜里の道の駅に寄っていきましょう。



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知床の旅:再び、小清水原生花園に立ち寄り

2022年7月9日(土)@知床/3回目

知床、4日目です。知床の最終日。網走に向かって車で走りながら、来るときには見なかったものを見物していきます。知床最大のオシンコシンの滝の絶景を堪能し、天に続く道という変わった風景を鑑賞。
そこから、斜里町を走っています。周りにはいかにも北海道らしい緑の風景が広がっています。

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網走への幹線道路から、いったん外れて、斜里の道の駅で、お土産をゲット。レジで清算しようとしていたら、見知った顔に出会います。さっき天に続く道で知り合った同郷の人です。彼もこのあたりをうろうろしているようです。
お土産も買えて、これ問題なく横浜に帰れます。
あとは、網走に向かうだけです。再び、幹線道路に戻り、制限速度を守りながら走ります。

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まわりには広大な畑が広がっています。

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途中で、小清水原生花園で休憩しながら網走に向かいましょう。
小清水原生花園に近づいてきました。左手に涛沸湖(とうふつこ)の湖面が見えてきます。

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東屋のような雰囲気の建物が草原にポツンと建っています。展望牧舎です。この草原は夏季を中心に馬が放牧されています。

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実際、近くに数頭の馬が草を食んでいます。

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原生花園にちょっと立ち寄り、もう一度エゾキスゲを愛でていきましょう。駅舎の前の駐車場に車を停めます。

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JR釧網(せんもう)本線の踏切を渡って、原生花園に入ります。

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三日前に駅舎に寄らなかったので、ちょっと覗いてみましょう。

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中は駅舎というより、売店になっています。

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ここで、冷たいものでも頂いて休んでいきましょう。この駅には、夏の間だけ電車が停まるそうです。時刻表が貼ってあります。停まる電車は両方向合わせても1日に10本くらいですね。

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確かに、ここには小清水原生花園しかありませんから、今の観光シーズンが終われば、乗降客は皆無かもね。
駅舎の先にはホームがあります。別に駅舎を抜けてホームに上るわけではなく、無人駅の状態です。駅舎はあくまでも売店みたいです。

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ほらね。駅舎はホームにつながっていません。

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駅舎の横からは原生花園の風景が眺められます。

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冷たいイチゴ入りの飲み物をいただきます。今日も暑いので、冷たくて美味しい。

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駅舎を出て、原生花園を眺めます。
アレ~、エゾキスゲはもう枯れている花のほうが目につきます。3日前は、咲き誇っていたような気がするのですが・・・。

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花の盛りに訪れるのは難しいですね。三日前に美しいエゾキスゲがみられて、よかったです。
それでも無理無理、綺麗に咲いている一輪の花を写真に収めます。

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花は終わりでも、せめて、美しい風景だけでも眺めていきましょう。もうしばらく、展望台からの眺めを楽しみます。



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知床の旅:小清水原生花園から天都山のオホーツク流氷館へ

2022年7月9日(土)@知床~網走/4回目

知床、4日目です。知床の最終日。網走に向かって車で走りながら、来るときには見なかったものを見物していきます。オシンコシンの滝、天に続く道、斜里の道の駅に寄り、今は小清水原生花園に来ています。
原生花園の天覧ヶ丘展望台に上がります。線路、道路越しに涛沸湖(とうふつこ)の湖面が見えています。

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反対側は原生花園越しにオホーツク海が見えています。

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原生花園の中には散策路が張り巡らされています。三々五々、歩いている人たちがいますね。

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我々も散策しようかと配偶者に相談しますが、配偶者はsaraiの足の具合を気遣ってくれて、この展望台から眺めるだけにします。

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確かに海の前に広がる原生花園の遠くまで散策路が続いています。歩き回るのは大変そうです。それに結構、高低差もあります。

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涛沸湖の方を見ると、小清水原生花園 インフォメーションセンターHanaが見えています。帰りに寄ってもいいかな。

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さて、そろそろ、駐車場のほうに戻りましょう。

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JR釧網(せんもう)本線の踏切の上に立ちます。電車は滅多に来ませんから、大丈夫です。北海道は道路だけなく、線路もまっすぐですね。

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反対方向を見ると、さっき訪れた原生花園駅が見えます。こっちの線路もまっすぐ続いています。

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いよいよ、網走に向かいます。saraiは評判の良いオホーツク流氷館に行くことを提案。カーナビの誘導で30分ほどで到着。しかし、2台の観光バスと同時到着になってしまいます。混雑を避けて、建物の周りを散策してから入ることにします。流氷館は網走の街を一望できる標高207mの名勝天都山にあります。

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眼下を見下ろすと、網走の市街地の先にオホーツク海が広がり、そのずっと先には知床もあるようです。後で流氷館の屋上の展望台から眺めてみましょう。

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天都山はパノラマ風景が眺められる美しい公園になっています。

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美しく花々が咲いています。ただ、これはタンポポではなく、ブタナですね。こんなにブタナが咲き乱れているのは見たことがありません。

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おっ、Photospotがありますね。

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これがそのフォトスポット。もちろん、テーブルにsaraiも配偶者も着いたのですよ・・・。

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ここも結構なフォトスポットでしょう。

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天都山公園をぐるりと一周。観光バスの乗客ももう見えません。流氷館にそろそろ入りましょう。



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森谷真理、ヴォツェックを熱唱! ラフマニノフの交響的舞曲は前進力と美しさのバランスのとれた見事な演奏 ペトル・ポペルカ&東京交響楽団@サントリーホール 2022.8.20

当初、予定されていた指揮者ピンチャーの降板で、ベルクの歌劇「ヴォツェック」から3つの断章がプログラムに加わり、前半が新ウィーン楽派Neue Wiener Schuleで固まり、後半がラフマニノフ最後の曲と、20世紀前半の音楽プログラムになりました。と言っても、尖鋭的な作品は2番目のベルクだけで、比較的、聴きやすいプログラムです。

当初の指揮者から交代して登場したのは若手指揮者ペトル・ポペルカ。なかなか見事な指揮で東響の美しい響きを引き出していました。
最初のウェーベルンの大管弦楽のための牧歌《夏風の中で》はさほど取り上げられない曲で多分、saraiは初聴きです。前から聴きたかったので、いい機会になりました。ウェーベルンが学生時代に習作として作曲したもので、とてもウェーベルンの音楽には聴こえません。後期ロマン派の作風で自然の美しさを表現したものです。東響の美しい弦に聴き惚れているうちに短い曲が終わりました。

次はベルクの歌劇「ヴォツェック」から3つの断章。今年5月の読響のコンサートで聴いたばかりです。独唱ソプラノはそのときと同じ森谷真理。大きな違いは第3曲で少年合唱が登場しないこと。それに読響ではオーケストラの後ろで歌った森谷真理が今日はステージの前で歌います。第1曲はどろどろと暗い音楽がオーケストラで奏でられ、その暗い色調のまま、マーチに移行します。そこでソプラノの森谷真理が歌い始めます。今日は前で歌うので、明晰に声が響きます。前回同様、彼女は見事なマリーを表現します。その硬質な声の響きは暗い運命に落ちていく女を演じ切ります。圧巻だったのは第2曲。聖書にすがるマリーのはかない望みは最後は哀切な絶叫にしかなりません。森谷真理の素晴らしい歌唱力と高域の声の響きに魅了されます。第3曲はオーケストラだけで救いようもない暗い音楽が奏されます。ベルクの管弦楽曲の素晴らしい演奏です。ポペルカの指揮も見事、東響のアンサンブルも見事。前回聴いた読響と甲乙つけがたいところですが、ステージ前で歌った森谷真理の歌の迫力で全体的には今日のほうが聴き応えがありました。

休憩後、ラフマニノフの交響的舞曲です。これも今月、アラン・ギルバート指揮の都響で聴いたばかりです。都響の鉄壁のアンサンブルが光る演奏でした。今日は熱い前進力が最初から際立ちます。弦の刻むざっざっというリズミカルで迫力のある響きが印象的です。それは強音でも少し弱い響きでも心を沸き立たせます。清新とも思える演奏で迫力と美しさのバランスのよい音楽を表現していきます。弦のアンサンブルに関する限り、非常に好感の持てる演奏が最後まで続きました。そして、最後のエンディングは銅鑼(ドラ)の響きだけが長く続きます。オーケストラはもう皆手を上げて固まっていますが、実に銅鑼の響きは減衰せずに残ります。かなり弱まったところで指揮者が手を降ろします。まだ、銅鑼の響きは残っていますが、それは拍手の音でかき消されます。うーん、こういう終わり方もあるのね。エンディングの高潮した音響で終わるのが普通でしょうが、これはこれで面白いですね。
オーケストラ全体のアンサンブルでは都響の鉄壁のアンサンブルのほうが素晴らしかったのですが、東響は清新な弦のアンサンブルに魅了されました。コンマスの独奏は都響の矢部達哉と東響の小林壱成はいずれも見事で五分五分でした。

若手の指揮者ペトル・ポペルカはまた、優秀なチェコ人指揮者の仲間入りという感じです。フルシャ、ネトピルというsaraiのお気に入りに続け!


今日のプログラムは以下のとおりでした。

  指揮:ペトル・ポペルカ
  ソプラノ:森谷真理
  管弦楽:東京交響楽団 コンサートマスター:小林壱成

  ウェーベルン:大管弦楽のための牧歌《夏風の中で》
  ベルク:歌劇「ヴォツェック」から3つの断章

  《休憩》

  ラフマニノフ:交響的舞曲 Op.45


最後に予習について、まとめておきます。

1曲目のウェーベルンの大管弦楽のための牧歌《夏風の中で》を予習したCDは以下です。

  ベルナルド・ハイティンク指揮シカゴ交響楽団 2009年4月23,24,25,28日 シカゴ、シンフォニーセンター、オーケストラ・ホール ライヴ録音

R.シュトラウスの交響詩『英雄の生涯』の素晴らしい演奏とカップリングされたアルバムで、これも丁寧で美しい演奏です。


2曲目のベルクの歌劇「ヴォツェック」から3つの断章を予習したCDは以下です。

  アレッサンドラ・マーク、ジュゼッペ・シノーポリ指揮シュターツカペレ・ドレスデン 1997年7月 ゼンパーオーパー、ドレスデン ライヴ録音
 
シノーポリが新ウィーン楽派の音楽を8枚のCDにまとめたライヴ録音は貴重な遺産になりました。シノーポリは2001年4月20日、ベルリン・ドイツ・オペラにおいて、歌劇「アイーダ」を指揮している最中に心筋梗塞で倒れ死去。晩年にいいものを残してくれました。


3曲目のラフマニノフの交響的舞曲を予習したCDは以下です。

  キリル・コンドラシン指揮モスクワ・フィル  1963年 セッション録音

圧倒的な勢いの演奏です。美しさも秘めていますが、実に前進力のある演奏に感銘を受けます。



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テーマ : クラシック
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知床の旅:オホーツク流氷館のクリオネとー15℃の流氷体感

2022年7月9日(土)@知床/5回目

知床、4日目です。知床の最終日。網走に向かって車で走りながら、来るときには見なかったものを見物していきます。オシンコシンの滝、天に続く道、斜里の道の駅、小清水原生花園に寄り、天都山のオホーツク流氷館にやってきました。
流氷館の周囲の天都山公園を一周した後、流氷館の中に入場します。建物の中はお土産物屋さんや休憩場になっていて、そこは無料ですが、流氷を体験するエリアは有料です。せっかくですから、体験していきましょう。
まずは流氷に関する展示を見て回ります。すると館内のスタッフの方から映像の上映が始まるとのお誘いがあります。折角ですから見てみましょう。大きなスクリーンで流氷の自然の美しい映像が流れます。しかし、ただそれだけです。何の演出もありませんが、それも潔いでしょう。心と体の休養になります。流氷幻想シアターと言う映像上映でした。
再び、展示室に戻ると、ガラス張りの水槽の中に小さな生き物が泳いでいます。クリオネです。

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テレビではよく見ますが、実際に見るのは初めてかも知れません。たくさん泳いでいます。

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流氷の天使と言われるだけのことはあり、なかなか綺麗です。じっくりと見てしまいます。それに意外に見物人も少ないんです。きっとみなさん、さっと見て、通り過ぎていくようです。

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近くの壁面に映像が映し出されています。それもクリオネ。まるで壁面の模様みたいです。

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壁面の映像をしばらく眺めていると、また、スタッフの方から、流氷体感室へのお誘いがあります。ー15℃を体感するのだそうです。寒そうですね。意を決して、体感室に入ります。何故か、タオルを一枚渡されます。
中には氷の塊が並んでいます。

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どうやら、実際に流氷の季節に運び入れた流氷のようです。ー15℃で溶けずにそのままの状態になっているのかな。それにしても膨大な量です。凄いですね。

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入った当座はそれほどの寒さは感じません。配偶者はほかのかたの動作を見習って、少し濡れたタオルを振り回し始めます。コチンコチンに固まるらしい・・・。

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流氷の間を歩き回ります。

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流氷の間からキタキツネが現れます。といってももちろん生きているわけではありません。

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流氷の上のキタキツネ、なかなか絵になりますね。

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ところでぶんぶん振り回したタオルは見事コチンコチンになります。saraiと配偶者の2本のタオルが棒のように固くなっています。

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入って数分経つと、急激に寒さを感じ始めます。真夏の恰好ですからね。さすがにー15℃は猛烈に寒いです。凍死する前に早く出ましょう。

次は屋上の展望台からの景色を楽しみましょう。



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ジャンル : 旅行

 

知床の旅:オホーツク流氷館からの絶景パノラマ

2022年7月9日(土)@知床/6回目

知床、4日目です。知床の最終日。網走に向かって車で走りながら、来るときには見なかったものを見物していきます。オシンコシンの滝、天に続く道、斜里の道の駅、小清水原生花園に寄り、今はオホーツク流氷館を見ています。
ー15℃を体感する流氷体感室ですっかり体が冷えた後、屋上の展望台にエレベーターで上がります。
網走で一番高いところからは周囲360度のパノラマ眺望が素晴らしいです。

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網走の市街地の先にはオホーツク海が広がっています。

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流氷館の駐車場には1台のトラックが走り回っています。運転練習中のようです。思わず、そのトラックの動きに目を奪われます(笑い)。

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反対側を眺めると、網走湖が間近に広がり、その先には能取湖が見えます。

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網走湖の右手に目を転じると、そのあたりが網走刑務所。これは現役の刑務所。後で訪れる歴史的な網走監獄とは別物です。いずれも網走番外地シリーズで有名になりました。

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今度は網走港のあたりを眺めます。長い防波堤が伸びています。冬にはこのあたりには流氷が押し寄せるのですね。

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次は小清水原生花園のあたりを眺めます。オホーツク海と涛沸湖(とうふつこ)に挟まれたところが原生花園です。

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ズームアップしてみましょう。この画面の一番左端あたりが原生花園でしょうか。

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屋上の手すりのガラス面に案内地図が書かれています。オホーツク海の沿岸が湾曲した先は雲がかかっていますが、あのあたりが知床のようです。

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間近には網走一番の高台なので、アンテナが何本も立っています。北側は北海道放送のアンテナ。

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南側の一段と立派なアンテナはNHKのテレビ送信用です。

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眺望を楽しんだ後、下に下りて、名物の流氷ソフトクリームをいただきましょう。オホーツク海の青い塩を使ったキャラメル味の名物ソフトです。

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saraiが無類のソフトクリーム好きであることを熟知している配偶者がそそくさと買ってきてくれます。今回の旅で最後に味わうソフトクリームです。美味しい!

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意外に楽しめた流氷館でした。
次に向かうのは今回の旅の最後の訪問先、網走監獄。そんなに興味があるわけではないのですが、すぐ近くにあるので、寄ってみましょう。



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アンヌ・ケフェレックの優雅なモーツァルト そして、感動のマーラー交響曲第9番 ユライ・ヴァルチュハ&読売日本交響楽団@サントリーホール 2022.8.23

今日はモーツァルトのピアノ協奏曲第27番、マーラーの交響曲第9番、いずれも素晴らしい演奏で超大満足。あまりの感動のせいか、帰り、足が激痛に見舞われて、足を引き擦りながらの悲惨な帰宅になりました。

前半のモーツァルトのピアノ協奏曲第27番。生粋のパリジャンヌにして、ウィーンで薫陶を受けたアンヌ・ケフェレックが実に趣味のよいピアノ演奏を聴かせてくれました。彼女のこれまでの演奏の印象からは力の入り過ぎた演奏になるのではないかと心配しましたが杞憂でした。適度の肩の力が抜けた美しい演奏を聴かせてくれました。と言っても、決して叙情に流されるモーツァルトではなく、芯のある強い音でしかもペダルを多用した異色とも言えるモーツァルトですが、さすがだったのは音階を弾いても決して音が濁らないことです。最近の傾向である小編成のオーケストラではなかったのですが、彼女のモーツァルトはやわな演奏ではないので、オーケストラとバランスのとれた響きを聴かせてくれました。そして、細かい動きのパッセージでもきちんと手が回っていたのも特筆すべきところ。いわゆる透明感のあるピュアーな響きではありませんが、十分満足できる美しい響きでした。
アンコールは彼女自身がヘンデル、メヌエットと強い声で宣言して弾き始めます。何とも美しいヘンデルのメロディーが流れ、構築性も高い演奏です。後で調べたら、以前、彼女の演奏で聴いたことがありました。あのときもよかったのですが、今日はさらに出来が良かった感じです。以前聴いたのはもう10年前です。そのときのブログ記事は以下です。
 アンヌ・ケフェレック・ピアノ・リサイタル@上大岡ひまわりの郷 2012.12.1

後半はマーラーの交響曲第9番。saraiにとって、特別な曲です。ユライ・ヴァルチュハという若い指揮者がどんな演奏をするのかと、実のところ、あまり、期待もせずに聴き始めました。第1楽章は読響のアンサンブルがあまりよくありません。とりわけ、核になるべき弦のアンサンブル、それも第1ヴァイオリンのセクションが今一つ。長原幸太、林悠介というダブルコンマスの構成なのに指揮者の棒とのコンタクトもよくなく、突っ込みぶりも物足りません。それでもアンサンブルの響きはともかく、音楽的には、金管の好演もあり、そう悪いわけではありません。少しずつ、アンサンブルは良くなっていきますが、劇的に変化したのは第3楽章の終盤。素晴らしく音楽が高潮し、saraiの集中力も高くなっていきます。第4楽章、冒頭から弦のアンサンブルが素晴らしいです。それもヴァイオリンのセクションの素晴らしいこと。結局、第4楽章はアンサンブル的にも音楽的にも完璧で最高の演奏。saraiがこれまでに聴いてきた中でも最上級のひとつと言えます。中間部で弦のアンサンブルが対位法的に展開し、響きの厚みが高まるところでは大いなる感銘を受けます。もう、その後は素晴らし過ぎて、saraiは音楽との一体感を味わい続けました。木管が音楽を構成するところで弦がさりげなくサポートする見事な表現、長原幸太の美し過ぎるヴァイオリンのソロ、独奏チェロが愛のフレーズを演奏した後の薄明の世界の高い緊張感。聴きどころだらけでした。静かに音楽が消え去るフィナーレではヴァルチュハの丁寧な指揮に読響の弦楽セクションが見事に呼応して幽玄な音楽を現出させました。saraiは息もできないくらいの感銘を受けながら聴き入りました。長い静寂の後の拍手。サントリーホールの聴衆のレベルの高さが示されました。

ユライ・ヴァルチュハも初めて聴くスロヴァキアの若き指揮者。1週間後にも読響のコンサートで今度はメンデルスゾーンを聴かせてもらいます。どんな音楽を聴かせてくれるでしょう。楽しみです。


今日のプログラムは以下です。

  指揮:ユライ・ヴァルチュハ
  ピアノ:アンヌ・ケフェレック
  管弦楽:読売日本交響楽団  コンサートマスター:長原幸太

  モーツァルト:ピアノ協奏曲第27番 変ロ長調 K.595
   《アンコール》ヘンデル/ ヴィルヘルム・ケンプ編:クラヴサン組曲 変ロ長調 HWV 434より 第4曲 メヌエット ト短調

   《休憩》

  マーラー:交響曲第9番 ニ長調



最後に予習について、まとめておきます。

1曲目のモーツァルトのピアノ協奏曲第27番は以下のCDを聴きました。

 クリフォード・カーゾン、ベンジャミン・ブリテン指揮イギリス室内管弦楽団 1970年9月 スネイプ セッション録音
 
カーゾンの美しいピアノの響きはもちろん素晴らしいですが、何と言ってもブリテンの指揮が秀逸です。


2曲目のマーラーの交響曲第9番は以下のCDを聴きました。

 ガリー・ベルティーニ指揮ケルン放送交響楽団 1991年2月20日、東京、サントリーホール ライヴ録音
 
ベルティーニならではの細部の徹底した磨き上げた表現は見事です。みなとみらいホールで聴いた都響とのラスト公演を思い出しました。



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尾瀬散策(速報):鳩待山荘に到着

知床の旅(詳細編)がもうすぐ終わるところですが、早くも次の旅、尾瀬散策に今日、出発しました。
東京駅から上越新幹線に乗り、上毛高原駅で下車。そこから、バスを延々と乗り継いで、2時間半かけて、車で行ける尾瀬に一番近い鳩待峠に2時過ぎに到着。そこから歩いてすぐの鳩待山荘に投宿。

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今日は近場の偵察。尾瀬ヶ原方面に出かけます。3.3㎞で尾瀬ヶ原ですが、半分くらいで引き返します。明日が本番なので、今日はあくまでも偵察。それでも緑あふれる木道を歩き、とてもいい気持ちでした。

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今日は早く寝て、明日は朝から早い行動の予定。オヤスミナサイ・・・

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尾瀬散策(速報):美しき尾瀬ヶ原

昨日から、尾瀬に来ています。
昨夜の夜半、鳩待山荘の外は土砂降りの気配。朝、起きてみると、窓の外は朝霧に包まれています。まだ、軽く雨が降っている気配もします。
今日は尾瀬散策のメイン、尾瀬ヶ原を歩く予定なので、どうなることでしょう。
山小屋の早い朝食(なんと早朝6時から)を食べ終え、チェックアウトを済ませ、外に出ると、まだ、朝霧は晴れていませんが、雨はあがったようです。8時前には尾瀬ヶ原に向かって、鳩待峠から急坂を下っていきます。雨に濡れた岩の上を恐る恐る歩いていきます。昨日の偵察が功を奏し、慣れた道が途中まで続きます。1時間半ほどかけて、山ノ鼻ビジターセンターに到着。この頃になると天候は急回復。配偶者の晴れ女ぶりはまだまだ健在です。
山ノ鼻を過ぎると、尾瀬ヶ原の木道が大湿原の中をどこまでも続いています。1時間ほど木道を歩き、目標の牛首分岐までは辿り着けませんでしたが、美しい尾瀬ヶ原は十分満喫しました。前に聳える燧ケ岳の雄姿と雲間に見え始めた青空、はるかに続く湿原の美しさに魅了されました。

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山荘で用意してもらったお弁当をほうばった後、元来た道を帰ります。小さな池塘にはヒツジグサが群生し、行くときには閉じていた花が帰りには可憐な花を咲かせています。物知りの友人の話ではヒツジグサという名称は未の刻に花が開くことから生まれたとのこと。まさにそのとおりのヒツジグサでした。

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帰りの鳩待峠への最後の急こう配は足を痛めているsaraiにとって、過酷な試練でしたが、最後の体力を振り絞って、登り切りました。

その後はバスタクシーと宿の出迎えサービスの車を乗り継いで、岩鞍リゾートホテルに投宿。温泉と美味しい夕食で疲れを癒しました。

明日はこのあたりを軽く観光して、横浜の自宅に帰ります。あー疲れた! 山道を2万3千歩も歩きましたからね。

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尾瀬散策(速報):清冽にして豪快な吹割の滝

早くも尾瀬の最終日。昨日はメインの美しき尾瀬ヶ原の木道散策を楽しみました。そして、尾瀬エリアのスキーリゾートのメッカ、岩鞍リゾートホテルで温泉で疲れを癒しました。

朝、岩鞍スキー場の夏のゲレンデの下を散策。このゲレンデはもちろん、初心者コースですが、山の上の頂上ゴンドラからは上級者コースが何本もあるようです。冬はスキーヤーで賑わうのでしょう。

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saraiたちは温泉が目的でここに立ち寄りました。

さあ、総仕上げの観光に出かけましょう。ホテルの車で途中まで送ってもらい、路線バスに乗り換えて、吹割の滝に移動。この滝が凄かったんです。
片品川(その先は利根川に合流)の水流が岩の割れ目に流れ落ちて、轟々たる滝になっています。

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まるでラインの滝みたいです。川岸からたっぷりとその雄姿を眺めた後、対岸の山の中腹の道をハイキングします。
その道の途中に吹割の滝 第1観瀑台があり、木々の隙間から滝の全容を見下ろせます。雄大な自然の驚異を味わうことができました。

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これでこの旅もオシマイ。結局、今日も吹割の滝の周りを上り下りして、1万歩を超えるハイキングになりました。あー疲れた!

よくぞ、saraiの痛む足が持ちました。実は出かける前日の夜、サントリーホールを出ようとすると足が痛くて、1歩1歩が激痛で崩れ落ちそうになっていたんです。
旅の間中、鎮痛薬(ロキソニン)を飲みながらの歩行でした。鎮痛薬のせいか、3日間、足はほとんど痛みませんでした。奇跡的でした。奇跡と言えば、前日まで雨続きだった尾瀬の天候がこの3日間、好転したのも僥倖でした。

無事、横浜の自宅に帰りましたが、途中、東京駅に降り立ち、あまりの暑さに眩暈がします。やはり、高原の尾瀬は涼しかったんですね。

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明日からはいったん、知床の旅のしめをして、早々にこの尾瀬散策の詳細編を開始します。その後、ドレスデン・プラハの旅を再開する予定です。



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知床の旅:網走監獄を見学して、旅も完結。

2022年7月9日(土)@知床/7回目

尾瀬散策の速報版で一時、中断していましたが、再び、知床の旅に戻り、ラストスパートします。

知床、4日目です。知床の最終日。網走に向かって車で走りながら、来るときには見なかったものを見物していきます。オシンコシンの滝、天に続く道、斜里の道の駅、小清水原生花園、オホーツク流氷館と見てきました。
ー15℃を体感する流氷体感室、屋上の展望台からの周囲360度のパノラマ眺望が素晴らしかったオホーツク流氷館を後にして、歴史のある網走監獄に向かいます。
流氷館から少し走ると、監獄らしい門に迎えられます。

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網走監獄はこの旅で一番にぎわっています。大勢の人です。入場料も高いのにね。その高い入場券を買って、入口を抜けます。

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まずは煉瓦造りの正門に向かいます。

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正門を抜けると、旧網走監獄の庁舎があります。刑務所の管理部門の建物です。

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広い敷地の中にはいろんな建物があります。これは監獄歴史館。博物館ですね。北海道開拓時代にここに集められた囚人たちがロシア帝国の南下を防ぐために、過酷な開拓労働に駆り立てられた悲惨な歴史が展示されています。

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網走から旭川につながる中央道路の開削は163kmの道路をわずか8か月で完成させた突貫作業で多くの犠牲者を出しました。

その囚人たちが収監されていた旧網走監獄舎房が見えてきます。もちろん、木造の建物です。この舎房は1912年から1984年まで、72年間使われていました。

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これは左翼の舎房で、全部で5棟の舎房が放射状に配置されています。

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内部はこんな感じ。まっすぐな通路を挟んで独居房、雑居房が整然と並んでいます。

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雑居房はこんな感じ。

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厳寒の網走ですから、さすがに暖房は完備。当初は薪ストーブでした。

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放射状に広がる5棟の舎房を1カ所で監視できるように舎房の基部に中央見張り所があります。非常に合理的な構造ですね。

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舎房の先に浴場もあります。後ろから順番に並んで効率的に入浴したそうです。

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これは煉瓦造りの独居房。問題を起こした囚人のお仕置き用です。恐ろしい!

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同様に木造の独立型独居房です。

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広い敷地を見学して、どっと疲れました。ちょっと休もうとしますが、監獄食堂はランチタイムのわずかな時間だけオープンしていて、既にクローズしています。

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もう、帰りましょう。
女満別空港に向かう途中、美しいメルヘンの丘が車窓に見えます。

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そのすぐ先にある道の駅 メルヘンの丘めまんべつ にちょっと立ち寄り。裏に回ると、美しい風景が広がっています。

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ただし、これはメルヘンの丘ではないという注意書きがあります。紛らわしいですね。道の駅の名前がメルヘンの丘ですからね。

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空港までプリウスを走らせて、レンタカーもスムーズに返却。
女満別空港では、北海道スープカレーを食べます。実に本格的な味で、写真を撮り忘れ、残り少ないところで何とか撮影。スープカレー恐るべし!

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機上の人になったときには、あたりはもう薄暗くなっています。

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帰りは羽田空港への直行便。うとうとしているうちに無事に帰り着きます。

これで知床の旅は完結。世界遺産の知床を満喫する旅になりました。



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河村尚子、ブラームスの瑞々しいロマンを成熟した感性で弾き、その極美の音楽に感動! ヴァルチュハ&読売日本交響楽団@東京芸術劇場 2022.8.28

河村尚子が読響と共演するというので、これは聴き逃がせません。河村尚子は先月、ロト指揮ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団との共演でモーツァルトのピアノ協奏曲第20番を聴いたばかり。あれは優し気なタッチの演奏でもう一つ、しっくりきませんでした。河村尚子は一昨年、この芸術劇場で読響と共演したラフマニノフのパガニーニの主題による狂詩曲の硬質なタッチの素晴らしかった演奏が思い出されます。さて、今日はどうなるでしょう。

先週、初めて聴いたユライ・ヴァルチュハが読響をドライブして、シンフォニックなオーケストラの演奏を繰り広げます。まあ、普通の演奏でしょうか。そして、河村尚子のピアノが入ってきます。綺麗な重音を響かせながら、ブラームスの瑞々しいロマンを歌い上げるような見事な演奏にぐっと惹き付けられます。実はsaraiは昔から、ブラームスの音楽の中でピアノ協奏曲は苦手。それも第1番は第2番よりも苦手だったんです。今日は河村尚子の演奏がすっと心に入ってきます。この曲はこんなにロマンに満ちた曲だったんでしょうか。実にブラームスの本質を突いたような素晴らしい演奏が続きます。抒情に満ちたパートはもとより、豪快なダイナミズムも素晴らしい演奏です。長大な第1楽章は終始、河村尚子のピアノの魅力に魅了されながら、聴き入りました。そもそも、河村尚子のピアノの演奏が始まってからは、読響の演奏も河村尚子のピアノに支配されたかのごとく、見事にシンクロしていました。最高に素晴らしかったのは第2楽章の演奏です。冒頭のオーケストラパートは既に河村尚子モード。そして、河村尚子の宗教的でかつ夢見るような美しいピアノの演奏が繰り広げられて、まさに法悦の境地です。特に高域の印象的なパートの演奏には魅惑されます。最高の美音です。ある意味、不思議な魅力に満ちた音楽ですが、完璧を超えたような河村尚子の演奏でした。そして、第3楽章。河村尚子の決然としたピアノで瞑想的な気分を払いのけて、音楽は突進していきます。抒情的なロマンと若々しい勢いの高潮が交錯しながら、音楽は高みに上り詰めていきます。素晴らしいフィナーレ。あまりの感動にsaraiはもう泣き出したいような気分になりました。
河村尚子のこれまで聴いた演奏の中で最高の演奏でした。彼女も成熟の域に上り詰めてきたようです。今後も彼女のピアノは聴き逃がせませんね。そうそう、実は明日も聴くんです。明日は読響の精鋭メンバーによる弦楽五重奏とシューマンのピアノ協奏曲の室内楽版を聴きます。今日のブラームスの第2楽章は恩人であるシューマンへの追悼の曲だと言われています。シューマンとブラームス、切っても切り離されない2人。その代表作を連日、絶好調の河村尚子で聴けます。さらに来月はロマン派の音楽を切りひらいたシューベルトの最後の2つのピアノ・ソナタを河村尚子のリサイタルで聴きます。ロマン派の音楽に傾倒していく河村尚子・・・とってもいいです!
あー、今日のアンコール曲はブラームスの最後のピアノ曲、作品119の美し過ぎる間奏曲でした。なんと魅惑的な演奏だったんでしょう。

うー、後半のメンデルスゾーンについて書く気分ではありません。美しい読響のアンサンブルは明るい響きでメンデルスゾーンにぴったり。若き指揮者ユライ・ヴァルチュハの瑞々しい感性で実に郷愁あふれる「スコットランド」でしたが、それ以上は触れないでおきましょう。何と言っても前半のブラームスが素晴らし過ぎました。


今日のプログラムは以下です。

  指揮:ユライ・ヴァルチュハ
  ピアノ:河村尚子
  管弦楽:読売日本交響楽団  コンサートマスター:林 悠介(ダブルコンマス、長原幸太)

  ブラームス:ピアノ協奏曲第1番 ニ短調 Op.15
   《アンコール》ブラームス:4つのピアノ小品 Op.119から、 第1曲 間奏曲 ロ短調

   《休憩》

  メンデルスゾーン:交響曲第3番 イ短調 Op.56「スコットランド」



最後に予習について、まとめておきます。

1曲目のブラームスのピアノ協奏曲第1番は以下のCDを聴きました。

  アンドラーシュ・シフ(ピアノ:ブリュートナー c.1859、指揮)、エイジ・オブ・インライトゥメント管弦楽団 2019年12月19-21日、ロンドン、アビー・ロード・スタジオ セッション録音
  エレーヌ・グリモー、クルト・ザンデルリンク指揮ベルリン・シュターツカペレ 1997年 ベルリン、シャウシュピールハウス ライヴ録音

シフの最新録音、期待しましたが、音楽的には文句なしですが、何分にも、いつものベーゼンドルファーの美しい響きが聴けずに、1859年のブリュートナーの痩せた響きでは、シフの大ファンであるsaraiもお手上げ。耳直しにグリモーの旧盤を聴きました。これは素晴らしいピアノの響きのブラームスに満足。


2曲目のメンデルスゾーンの交響曲第3番「スコットランド」は以下のCDを聴きました。

 オットー・クレンペラー指揮フィルハーモニア管弦楽団 1960年1月22,25,27,28日、アビー・ロード・スタジオ セッション録音
 
クレンペラーの指揮なので、さぞや重厚感のある演奏と思いきや、女性的とも言っていい抒情に満ちた美しい演奏に魅了されました。さすがに巨匠は引き出しが多いですね。この曲の決定盤でしょう。



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       河村尚子,  

河村尚子、充実したシューマンのピアノ協奏曲 with 読売日本交響楽団メンバー@都筑公会堂 2022.8.29

横浜みなとみらいホールは現在、改修工事のため、長期休館期間中(~2022年10月)ですが、その間、横浜市内各区のホールや公会堂等の文化施設を巡り、豪華ソリストとホールにゆかりあるオーケストラメンバーと共に贈る「横浜18区コンサート」を開催しています。 なかなか、面白そうな企画が続いているため、saraiも横浜市民の一人として、聴いてみることにして、今日がその3回目です。

今日は第Ⅱ期で、センター南にある都筑公会堂に初見参。604名収容の中規模のホールです。横浜のほかの区と同様に立派な施設です。横浜市営地下鉄のセンター南駅から6分ほど歩いて、都築区総合庁舎の建物の1階にあります。

今日の演奏ですが、無論、ピアノの河村尚子がお目当てで、昨日の読響とのブラームスのピアノ協奏曲第2番に引き続いて、素晴らしいシューマンのピアノ協奏曲を聴かせてくれました。

そのシューマンのピアノ協奏曲は今日のコンサートの最後に演奏されました。
初演では妻のクララがピアノを弾いたそうです。そして、シューマンは作曲にあたり、クララの助言をかなり取り入れたそうです。シューマンの死後もクララはヨーロッパ中のコンサートでこの曲を弾き続けて、その普及に務めたと言われています。だからというわけではありませんが、この曲は女性ピアニストに似合うような気がします。古い録音ですが、saraiはクララ・ハスキルの演奏を好んでいます。今日の河村尚子はクララ・ハスキル・ピアノコンクールで優勝した経歴を持ちます。

冒頭、弦楽五重奏とピアノの劇的な演奏の後、通常はオーボエで第1主題が奏されますが、今日は代わりにヴィオラが演奏します。クララの名前に由来するC-H-A(ド-シ-ラ)の音型に基づく第1主題です。この主題は全楽章を貫き、循環形式のような構成になっています。河村尚子がその主題を美しい響きで歌い上げます。昨日のブラームスのような緊張感はなく、室内楽のサポートを受けて、余裕の演奏です。安定感のあるピアノは終始、美しい響きに包まれています。時折、シューマンのピアノ独奏曲を聴いているようなパートがあり、何故か、嬉しくなります。読響のメンバーは第1ヴァイオリンの長原幸太とヴィオラの鈴木康浩が中心になって、読響のオーケストラのようなアンサンブルを聴かせてくれます。管楽器がないことの違和感はまったく感じさせない充実の演奏です。最後、激しく燃え上がって、第1楽章が終わります。
第2楽章は単調なメロディーが続きますが、室内楽版はオーケストラ版に比べて、その単調さがかえってしみじみとした響きに思えます。まるで最初からピアノ六重奏曲だったように思える充実の演奏です。
そのまま、切れ目なく第3楽章に入っていきますが、そのつなぎの演奏の見事なこと。そして、勢いのある音楽が祝典的に奏でられます。ヘミオラの印象的な演奏やオブリガートの演奏など、聴きどころ満載で河村尚子のピアノを存分に味わわせてもらいました。
正直、ピアノが前面に置かれたオーケストラ版のほうが河村尚子の緊張感ある演奏を聴けたような気がしますが、こういう演奏でリラックスできるのもまあ一興です。

次に河村尚子の演奏を聴くのは来月の紀尾井ホールでのリサイタルです。シューベルトの最晩年のピアノ独奏曲の傑作を聴かせてもらいます。物凄く期待しているリサイタルなんです。

アンコールはバッハの狩りのカンタータを独奏ピアノに編曲したもの。NHK-FM放送の長寿番組『あさのバロック』のオープニング曲ですね。静謐でありながら、どこか楽し気な印象の美しい演奏でした。

前半の読売日本交響楽団メンバー(弦楽五重奏)のモーツァルトとドヴォルザークの美しい演奏。長原幸太の流石のヴァイオリンの美音が響きました。


今日のプログラムは以下です。

 横浜みなとみらいホール出張公演 横浜18区コンサート 第Ⅱ期

  ピアノ:河村尚子
  読売日本交響楽団メンバー(弦楽五重奏)
   ヴァイオリン:長原幸太[コンサートマスター]、川口尭史[首席代行]
   ヴィオラ:鈴木康浩[ソロ・ヴィオラ]
   チェロ:室野良史
   コントラバス:瀬 泰幸


   モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハトムジーク K.525より 第1楽章(弦楽五重奏)
   ドヴォルザーク:弦楽五重奏曲 第2番 ト長調 Op.77より 第3楽章、第4楽章
   シューマン(編曲:木村裕):ピアノ協奏曲 イ短調 Op.54(ピアノと弦楽五重奏)

   《アンコール》
    バッハ(ペトリ編):カンタータBWV 208(狩りのカンタータ)第9曲 アリア「羊は安らかに草を食み」


最後に予習について、まとめておきます。

1曲目のモーツァルトのアイネ・クライネ・ナハトムジークは以下のCDを聴きました。

 ハーゲン四重奏団、アロイス・ポッシュ(cb) 1994年4月 セッション録音

小編成ながら、清明な演奏を聴かせてくれます。


2曲目のドヴォルザークの弦楽五重奏曲第2番は以下のCDを聴きました。

 パノハ四重奏団、パヴェル・ネイテク(cb) 1992年3月2-4日 プラハ、ドモヴィナ・スタジオ セッション録音

本場チェコの精鋭による充実の演奏です。


3曲目のシューマンのピアノ協奏曲は以下のCDを聴きました。

 マリア・ジョアオ・ピリス、クラウディオ・アバド指揮ヨーロッパ室内管弦楽団 1997年9月 ベルリン セッション録音

ピリスらしい美しい響きの演奏です。なお、室内楽版の録音は見当たりませんでした。



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       河村尚子,  

尾瀬散策:新幹線で尾瀬に向かって出発

2022年8月24日(水)@横浜~尾瀬

尾瀬散策の詳細なレポートを開始します。

今日は尾瀬に出かける朝です。八時に起床。顔を洗っただけで出かける予定です。でも、昨夜のコンサート帰りに足の激痛に襲われたsaraiは、この旅に参加できるか心配です。何とか歩けるようにロキソニンを服用して出かけます。自宅から最寄りの駅まではそろそろと歩きます。通常の倍の時間がかかりましたが何とか予定の電車に乗車。電車に乗ってしまえば、あとは東京駅につけるでしょう。乗換駅で、新幹線の中で朝昼兼用で食べるシウマイ弁当を買おうとしたら、まだ、朝早いために販売しているのは夏のお弁当のみ。「マグロの漬け焼」が「サケの塩焼き」になったという話題のシウマイ弁当はゲットできず。仕方がないので夏のお弁当に追加してシュウマイを単独で購入。通勤時間を少し過ぎたせいか、電車に座ることもでき、楽ちんで無事に東京駅に到着です。今回の旅は、saraiたちを含めて、日ごろからお付き合いのある3組の夫婦が旅に参加します。東京駅の新幹線ホームで無事に合流します。ホームの待合所は結構、混んでいます。コロナ禍はどうなった・・・

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我々が乗る新幹線は既に入線していますが、只今、清掃作業中。待ちましょう。saraiの足の激痛はロキソニンが効いたのか、収まっています。

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既に乗車口に並んでいる人もいますが、指定席券があるので、ドアが開いてから、ゆっくりと乗ればいいでしょう。

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ようやく、清掃作業も終わり、ドアが開きます。今日は、なんとグリーン車。コロナ禍が収まらない中、老人六人の旅なので、密を避けました。東京駅は驚くほど、かなりの人出だったので、グリーン車にしてよかったです。

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大きなリュックを担いで車内に乗り込みます。この旅のためにsaraiと配偶者はお揃いのリュックを購入しました。これまでまともなリュックは持っていなかったので、最新のリュックの至れり尽くせりの装備にびっくり。

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グリーン車なので、がらがらだと思っていたら、結構、混んでいます。旅ブームが到来したのでしょうか。

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席に着き、ペアリュックを足元に置きます。グリーン車は余裕で荷物が置けていいですね。

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皆、席に着いたところで新幹線とき315号は発車します。この上越新幹線で東京駅から上毛高原駅まで行きます。

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尾瀬に向かって、新幹線とバスを乗り継いでいく長旅ですが、ご飯を食べれられるのはこの新幹線の車内だけなので、早めのお昼を頂きます。

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早速、お弁当を開けます。シュウマイは二人でシェアしていただきます。

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夏のお弁当はこれですが、どこが夏なんでしょう? ご飯の上に「枝豆とちりめんじゃこの炒り煮」がトッピングされています。

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30分ほど走ると、窓外は郊外の風景になります。空は何やら雲行きが怪しくなってきます。

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緑濃い田園地帯の中を走っていきます。

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ますます、空が曇ってきます。

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そして、いきなり、視界もなくなるほどの土砂降りです。

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うーん、このところ、天候不順なので、先行き不安です。



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尾瀬散策:上毛高原駅からバスで尾瀬に向けて出発

2022年8月24日(水)@横浜~尾瀬/2回目

東京駅から上越新幹線で尾瀬への入口の上毛高原駅に向かっているところです。30分ほど過ぎたところで、激しい土砂降りに見舞われます。

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前途多難な印象です。まあ、ここは落ち着いて、車内販売のコーヒーを頂き、ゆったりしましょう。

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この土砂降りは数分走ると、突如にして、終わります。その後も不安定なお天気ですが、青空も見え、日差しもあります。

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無事、一時間で、上毛高原駅到着。駅の構内に谷川連峰の豊かな自然を感じられる施設「tanigawa hanare」があります。“小さな谷川岳”を感じさせるものですね。

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ここから約二時間のバス旅です。座れないと大変なので、駅前のバス乗り場に急ぎますが、誰も待っている人はなし。一安心。

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新幹線の駅前とは思えないような長閑な雰囲気が漂います。

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これが上毛高原駅の駅舎です。

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駅舎の正面玄関には陶板の壁画があります。月夜野焼を起こした二代目の福田祐太郎が製作した陶壁画の「赤い城山」です。谷川岳ではないのですね。

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待つこと数分で、既に駅前に待機していたバスが乗り場に向かってきます。尾瀬戸倉行きのバスです。ここが始発で、我々は終点まで延々と1時間50分も乗っていきます。

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早速、バスに乗り込みます。我々6人が一番乗りです。バス代は、一人2500円。二人で5000円なので万札は崩してありますが、運転手さんによると、1000円札しかダメとのことで焦りますが、みんな、なんとかありそうとのことで、出発です。車内は我々以外は数人が乗った程度でガラガラです。

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いきなり、大きな川を渡ります。利根川です。この利根川の上流に尾瀬があります(正確には支流の片品川の上流)。

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10分弱で在来線の上越線の後閑駅に到着。

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ここでびっくり! バスは何故か、駅前広場のどん詰まりに向かっていき、そこで停車。運転手さんが窓から手を出して、外にぶらさがっている紐を引っ張ると、バスは回転を始めます。仰天します。電車の転車台みたいです。長い人生で初体験です。

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180度回転したところで、バスは駅のバス停に移動。そこから後ろを見ると、丸い回転台が見えます。

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後閑駅を出たバスは田舎町を走り抜けていきます。上毛高原駅から25分で沼田駅のバスターミナルに到着。

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天空の城下町、真田の里、上州沼田という旗が立っています。あまり、ピンときません。

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在来線の上越線で来ると、沼田駅が尾瀬への最寄り駅なのですが、さほどに乗車する客もいなくて、観光客は0。

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沼田駅は、沼田市の下町にあるようで、沼田駅を出たバスはいきなり急な坂道を登っていきます。

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そして、登りつくと、高台に立派な街がありました。沼田市の上町です。

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しばらく、この沼田の市街地を通り抜けていきます。尾瀬はまだまだ遠いです。



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首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
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金婚式、おめでとうございます!!!
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10/07 08:57 堀内えり

 ≪…長調のいきいきとした溌剌さ、短調の抒情性、バッハの音楽の奥深さ…≫を、長調と短調の振り子時計の割り振り」による十進法と音楽の1オクターブの12等分の割り付けに

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じじいさん、コメントありがとうございます。saraiです。
思えば、もう10年前のコンサートです。
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その後、ザル

07/08 18:59 sarai

CDでしか聴いてはいません。
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07/08 15:53 じじい@

saraiです。
久々のコメント、ありがとうございます。
哀愁のヨーロッパ、懐かしく思い出してもらえたようで、記事の書き甲斐がありました。マイセンはやはりカップは高く

06/18 12:46 sarai

私も18年前にドレスデンでバームクーヘン食べました。マイセンではB級品でもコーヒー茶碗1客日本円で5万円程して庶民には高くて買えなかったですよ。奥様はもしかして◯良女

06/18 08:33 五十棲郁子

 ≪…明恵上人…≫の、仏眼仏母(ぶつげんぶつも)から、百人一首の本歌取りで数の言葉ヒフミヨ(1234)に、華厳の精神を・・・

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