fc2ブログ
 
  

智積院:大書院にはレプリカとは言え、絢爛豪華な等伯親子の楓図と桜図

2022年11月9日(水)@京都/11回目

京都、2日目です。
桂離宮の美しいお庭を巡りました。あり得ないような日本の美に圧倒された後、東山の智積院で長谷川等伯の描いた最高の日本の美に対峙しています。
宝物館で配偶者と二人だけで長谷川等伯と夭逝した息子の久蔵が描いたオリジナルの楓図と桜図を独占して鑑賞した後、利休好みの庭園に面した大書院で桜図と楓図の復元画に遭遇。復元された鮮やかな色彩美に感銘を受けます。

手前の楓図、その先に続くのが桜図です。等伯親子の不朽の名作です。

2022122201.jpg



等伯が子の久蔵の死後、渾身の力で描き上げた何とも悲愴さの漂う美の結晶です。

2022122202.jpg



その横には、何とも清らかさを湛えた久蔵の早逝前の傑作、桜図が光り輝きます。

2022122203.jpg



上段の間には、等伯の《松に立葵図》があります。これも宝物館にあるオリジナルのレプリカです。

2022122204.jpg



《松に立葵図》は上段の間の横の棚まで続いています。旧祥雲禅寺の障壁画そのままの再現です。

2022122205.jpg



今度は桜図を手前に、その先に楓図という配置で見てみます。このほうが実際の歴史の順ですね。

2022122206.jpg



大書院は実に大きな広間です。楓図の先に入ってきた入口(南側)があります。

2022122207.jpg



で、その南側の入口あたりから、再び、楓図、桜図を眺めます。いくら眺めても素晴らしいこと、この上ありません。次第にレプリカであることを忘れてしまいそうです。

2022122208.jpg



さらに楓図、桜図、上段の間の《松に立葵図》を合わせて眺めます。豪華な眺めです。

2022122209.jpg



いくら眺めて飽きませんが、このあたりで大書院の復元画を眺めるのを切り上げます。オリジナルと違って、写真撮影可だったので、みなさんに等伯親子の渾身の傑作をご紹介できて、ブロガーとしても満足です。

再び、大書院の東側の縁に出て、庭園を眺めます。正面に廬山を模した築山が聳えます。その頂から切り石を並べて、滝が造られています。滝を跨いで切石橋が設けられています。滝上部に石橋を渡す手法を玉澗流(ぎょっかんりゅう)と言うのだそうです。宋の有名な水画家・玉澗の山水画がモチーフとなっているからだそうです。

2022122210.jpg



揚子江を模した南北に長い池に石橋が渡してあります。石橋を渡って、築山側に渡り、隘路を登って、奥に進み、奥にある石橋を渡って散策できるようになっています。残念ながら、立ち入り禁止になっています。

2022122211.jpg



築山の滝、池に架かる2本の石橋が見渡せる絶景です。滝が流れ落ちる池の前には、水を左右に分ける「水分石」を配してあります。

2022122212.jpg



庭園も堪能し、大書院を後にします。去り際に南側の縁から中を眺めると、楓図、桜図が美しく輝いています。金箔障壁画の輝きです。

2022122213.jpg



智積院の境内は美しい秋色に染まっています。自然の美も素晴らしいですね。

2022122214.jpg



智積院の歴史を最後に勉強します。

2022122215.jpg



弘法大師の真言教学を学ぶ学問所だったのですね。その後、歴史に翻弄されながらも生き残り、現在は真言宗智山派の総本山として、全国に約3千もの末寺を従え、その中には成田山新勝寺、川崎大師平間、高尾山薬王院の大本山もあり、檀信徒数は約30万人に及ぶそうです。物凄く格の高いお寺なんですね。そして、それにふさわしい文化財を誇っています。京都の寺院の凄さに驚きながら、次の目的地に向かいます。



↓ saraiのブログを応援してくれるかたはポチっとクリックしてsaraiを元気づけてね

 いいね!







テーマ : 国内、史跡・名勝巡り
ジャンル : 旅行

人気ランキング投票、よろしくね
ページ移動
プロフィール

sarai

Author:sarai
首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
たまには、旅ブログも書きます。

来訪者カウンター
CalendArchive
最新記事
カテゴリ
指揮者

ソプラノ

ピアニスト

ヴァイオリン

室内楽

演奏団体

リンク
Comment Balloon

金婚式、おめでとうございます!!!
大学入学直後からの長いお付き合い、素晴らしい伴侶に巡り逢われて、幸せな人生ですね!
京都には年に2回もお越しでも、青春を過ごし

10/07 08:57 堀内えり

 ≪…長調のいきいきとした溌剌さ、短調の抒情性、バッハの音楽の奥深さ…≫を、長調と短調の振り子時計の割り振り」による十進法と音楽の1オクターブの12等分の割り付けに

08/04 21:31 G線上のアリア

じじいさん、コメントありがとうございます。saraiです。
思えば、もう10年前のコンサートです。
これがsaraiの聴いたハイティンク最高のコンサートでした。
その後、ザル

07/08 18:59 sarai

CDでしか聴いてはいません。
公演では小沢、ショルティだけ

ベーム、ケルテス、ショルティ、クーベリック、
クルト。ザンデルリング、ヴァント、ハイティンク
、チェリブ

07/08 15:53 じじい@

saraiです。
久々のコメント、ありがとうございます。
哀愁のヨーロッパ、懐かしく思い出してもらえたようで、記事の書き甲斐がありました。マイセンはやはりカップは高く

06/18 12:46 sarai

私も18年前にドレスデンでバームクーヘン食べました。マイセンではB級品でもコーヒー茶碗1客日本円で5万円程して庶民には高くて買えなかったですよ。奥様はもしかして◯良女

06/18 08:33 五十棲郁子

 ≪…明恵上人…≫の、仏眼仏母(ぶつげんぶつも)から、百人一首の本歌取りで数の言葉ヒフミヨ(1234)に、華厳の精神を・・・

もろともにあはれとおもへ山ざくら 花よりほか

月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR