ザルツカンマーグートへ小旅行:リッツルベルガー・ケラーでザルツカンマーグート料理を満喫
クリムトもこのリッツルベルガー・ケラーLitzlberger Kellerで舟遊びに興じていたそうです。そのリッツルベルガー・ケラーの現在の船着き場を見学して満足し、リッツルベルガー・ケラーの建物の前に戻ります。

リッツルベルガー・ケラーの前を通り過ぎて、アッター湖の湖畔を散策します。

近くに村落があり、数軒の店舗が並んでいます。これは魚屋さんですね。アッター湖の魚を取り扱っているのかな。お店の前にテーブルもあるので、レストランにもなっているのでしょう。

こちらは正真正銘、魚料理レストランです。アッター湖の魚料理も魅力ですが、これからホテルのレストランで夕食なので残念ですがパス。

散策もこの辺りで切り上げて、ホテルに戻ります。少し歩くとまた、ホテルが見えてきました。

ホテル近くに戻ってきました。ザルツカンマーグートらしい綺麗な建物です。

ホテルのロビーの壁にクリムトの描いたこの宿(リッツルベルガー・ケラー)の絵の複製画がかかっていました。

クリムトは1900年から1916年にかけて定期的にアッター湖をエミリー・フレーゲとともに訪れて、数多くの風景画を描きました。1900年というと、マーラーがアッター湖を訪れていた4年後です。と言うことは、マーラーとクリムトがアッター湖畔でばったりという夢のような機会はなかったようですね。しかし、ほぼ同じ時期にウィーンを代表する大芸術家の2人がこのアッター湖を訪れていたのは偶然ではないでしょう。ザルツカンマーグートでも、あまり観光客の入り込まない閑静な地で落ち着いた芸術活動を展開したのでしょうし、鋭い感性の2人が選択した地はそれなりに芸術創造の糧になる何かがあったのでしょう。
宿のレストランで夕食をいただきましょう。

まずはオーストリアのドナウ河畔、クレムス産の白ワインをいただきます。とても美味しいワインです。

素晴らしく眺めの良いテラスには、地元の人がたくさん食事を楽しみに来てます。

大人数で会食している人達もいます。アジア系の人と現地の方が会食しているようで、大声で英語で会話していました。

テラスの中央には緑豊かな大木があり、とてもよい雰囲気です。

料理が運ばれてきました。
まずはトマトスープ。

これはオーストリア名物のクリアスープ。

次第に夜が更けて、お客さんが減っていきます。温度も下がり、寒くなっていきます。毛布を借りて暖をとります。

メインはアッター湖のお魚のグリルです。ようやく食べることができます。美味しくないはずがありません。

もう一品は、saraiの大好きなシュパーゲル。シュパーゲルをメニューに発見し、即シュパーゲルをお願いしたのです。これまた美味しい。

ますます冷え込んできて室内に移動するお客もいますが、私達は毛布で体を暖めながらテラスで頑張ります。ご馳走様・・・。

夕食後、saraiは宿の窓から見える真っ暗なアッター湖をじっと眺めながら、敬愛する2人の芸術家に思いを馳せていました。

無理してもアッター湖を訪れてよかったと心底思いました。生涯、このアッター湖の夜景を忘れることはないでしょう。

明日はまたウィーンに戻って、ウィーン・フィルのコンサートです。この旅も大詰めになりました。
次回を読む:21日目:美しきアッターガウ鉄道~ウィーン (7)
前回を読む:20日目-2:マーラー@アッター湖 (4)
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