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カラヴァッジョを巡る旅:企画編(ミラノ、ローマ)

10月の旅の計画を連日、夢中で練っているところです。
今回のテーマはバロックのイタリア人画家カラヴァッジョに徹底的にこだわることにしました。彼の作品に強く惹かれたからです。
で、最初は彼の作品が一番多く残るローマから旅を開始するつもりでしたが、やはり、彼の生誕の地ミラノから旅を始め、彼の足跡を追いながら、彼の作品を鑑賞することにします。
なお、この旅の企画のベースとなるのは、宮下規久朗著《カラヴァッジョ巡礼》(新潮社:とんぼの本)です。パーフェクトにカラヴァッジョの足跡をまとめてくれた著者に感謝です。旅を思い立って、即購入しました。

生誕の地ミラノから、彼が活動の拠点として生活したローマに移動。カラヴァッジョが殺人を犯し、お尋ね人になり、逃避行したナポリ、シチリア、マルタ(実際はマルタが先でシチリアが後ですが、旅の都合上、順番を変えます)とイタリア半島を北から南まで縦断し、シチリア島からマルタ島まで巡る大旅行です。

まず、ミラノでは

 ブレラ美術館(エマオの晩餐)
 アンブロジアーナ絵画館(果物籠)

の2作品を鑑賞。エマオの晩餐は逃走中のナポリで描いた作品。《果物籠》はローマで描いた現存する唯一の静物画です。
これが果物籠です。


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次にローマでは

 ボルゲーゼ美術館(執筆する聖ヒエロニムス、蛇の聖母、果物籠を持つ少年、バッカスとしての自画像、洗礼者ヨハネ、ダヴィデとゴリアテ)
 パラッツォ・バルベリーニ国立古代美術館(ナルキッソス、ホロフェルネスの首を斬るユディト、瞑想の聖フランチェスコ)
 ドーリア・パンフィーリ美術館(悔悛するマグダラのマリア、エジプト逃避途上の休息、洗礼者ヨハネ)
 カピトリーノ美術館(洗礼者ヨハネ、女占い師)
 サンタゴスティーノ聖堂(ロレートの聖母)
 コルシーニ美術館(洗礼者ヨハネ)
 ヴァティカン美術館(キリストの埋葬)
 サン・ルイジ・デイ・フランチェージ聖堂(聖マタイの殉教、聖マタイの召命、聖マタイと天使)
 サンタ・マリア・デル・ポポロ聖堂(聖パウロの回心、聖ペテロの磔刑)

の22作品を鑑賞。もしかしたら、全部は無理かもしれませんね。でも、見逃せない作品ばかりです。
ボルゲーゼ美術館には、ボルゲーゼ枢機卿が集めた6枚ものカラヴァッジョの作品があります。なかでも、《ダヴィデとゴリアテ》はカラヴァッジョの絶筆ですし、絶対に見たい作品です。


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《蛇の聖母》も好きな作品です。


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なお、ボルゲーゼ美術館には、ベルニーニのアポロンとダフネ、ダヴィデ,プロセルピナの略奪,アエネアスとアンキセスという素晴らしい彫刻作品もあり、これも再度見たいと思っています。

パラッツォ・バルベリーニ国立古代美術館の3作品はいずれも名作揃いです。特に《ホロフェルネスの首を斬るユディト》は素晴らしい作品です。


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ドーリア・パンフィーリ美術館には3作品ありますが、《洗礼者ヨハネ》はカピトリーノ美術館にあるもののレプリカのようです。

カピトリーノ美術館には2作品。《女占い師》はほぼ同じ構図の絵がルーブル美術館にあります。4月に訪問した際、実はちゃんと見ませんでした。アチャ・・・
なお、この美術館には、三島由紀夫が《仮面の告白》の冒頭で記したグイド・レーニの《聖セバスティアヌスの殉教》があるので必見です。とても美しい作品です。

サンタゴスティーノ聖堂の《ロレートの聖母》、これは一番楽しみにしている大好きな絵です。何と美しく神々しい聖母でしょう。


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コルシーニ美術館では1作品。

ヴァティカン美術館の《キリストの埋葬》は大作です。ナポレオンが接収し、その後、返還され、ヴァティカン美術館に展示されるようになったそうです。これも必見ですね。


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サン・ルイジ・デイ・フランチェージ聖堂のマタイ3部作はおそらく、カラヴァッジョの最高傑作でしょう。ひどく混み合うらしいので、朝1番で見たいなと思っています。なかでも《聖マタイの召命》はしっかり見たい作品です。


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サンタ・マリア・デル・ポポロ聖堂の2作品もマタイ3部作同様に重要な作品。見逃せません。いずれの作品も素晴らしいですが、特に《聖ペテロの磔刑》がダイナミックで凄い迫力です。


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以上がローマで見る作品です。まさに綺羅星のごときカラヴァッジョ作品です。

ローマでは、さらに欲張って、ベルニーニの傑作中の大傑作の2作品を見たいと思っています。配偶者には、また、ローマに行けばいいじゃないの、無理はしないほうがいいわよって言われているんですが、ウーン・・・見たい!!

 サンフランシスコ・ア・リーパ教会(ベルニーニ:福者ルドヴィカ・アルベルトーニ)
 サンタ・マリア・デッラ・ヴィットリア教会(ベルニーニ:聖テレサの法悦)

カラヴァッジョは丸2日かけて見てまわり、3日目の午前中にベルニーニを何とか見られないかと思っています。

この後、ナポリに移動する計画です。



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テーマ : ヨーロッパ
ジャンル : 海外情報

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オペラ・美術が大好きでヨーロッパの旅にはまっています。音楽の聖地ウィーンが中心で、イタリア、フランス、ドイツも巡っています。国内外のオペラ・コンサートの体験もレポートします。

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ありがたいコメント、嬉しいです。マーラーのファンのかたにこそ、読んでいただきたかったので、気持ちを共有できた思いです。自然の中にこそ、マーラーの音楽の本質はあり

04/23 23:45 sarai

マーラーの作品を聴きながら、ブログを読ませていただいています。
読みながら画像を見て、マーラーの過ごした風景に想いを馳せて楽しんでいます。
素敵なブログをありがと

04/23 21:47 

マーラー6番ですか・・・ハンマー打撃は勘弁してほしいものです。あったとしても、3回目の打撃だけは・・・

04/11 18:10 sarai

まさにマーラー6番な状況です笑

04/11 17:51 kico

お互い、残念でしたね。今年でヨーロッパ遠征を終わりにする予定でしたが、悲劇的な状況になりました。天はまだ我に旅を続けよというご託宣を与えたのでしょうか。1年延期

04/11 03:13 sarai

以前にもコメントさせていただいた者です。来ましたね、楽友協会からのメール。私たちはとりあえず1年延期としましたが、どうでしょうね。困っている人が多い中贅沢な悩み

04/11 00:33 kico

お返事ありがとうございます。
本当に!私もレイルジェットや美術館の手配もしているので、祈るような気持ちです。

03/10 19:06 kico
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