ミラノで芸術三昧:ガレッリア、ドゥオーモ、そして、絶品の揚げピザ
アンブロジアーナ美術館Pinacoteca Ambrosiana にカラヴァッジョを見に行きましょう。アンブロジアーナ美術館はドゥオーモの近くですから、ミラノの街も見物しながら向かいます。もう一度マンゾーニ通りVia Manzoniを戻り、スカラ座Teatro alla Scalaの前を通り、街の中心に向かいます。途中でヴィットリオ・エマヌエーレ2世のガッレリアGalleria Vittorio Emanuele IIに寄って行きます。通りを左に入るとガッレリアが見えてきます。

エマヌエーレ2世のガッレリアの形状はアーケード商店街なのですが、そんな表現では表せませんよね。さすが世界一です。素晴らしい! メインの四つ角は、ルイ・ヴィトン、プラダですからね。鉄鋼とガラスの屋根組は美しいとしか言えません。

これがガレッリアの中心の天井のアーチです。

ガレッリアの中心の床には名物があります。牛のモザイクです。この牛の生殖器に踵を置いて1回転すると子宝に恵まれるということです。とはいえ、子宝とは関係のなさそうな男性や小さな子供も回転しています。単純に、1回転すると幸運に恵まれるというように変質しているのかも知れません。この若い男性も子宝とは無縁ですね。

ガレッリアの中央から4方に伸びるアーケードはそれぞれ形状が異なり、工夫が見られます。アーケードの1本を抜けて、ドゥオーモに向かいます。

ドゥオーモDuomoはすぐ近くです。ドゥオーモに対峙してみると、ドゥオーモはやはり凄い建築物です。久しぶりに見ましたが圧倒的にスケールが大きく、それに美しい。西欧教会建築を代表するものです。

でも、そのドゥオーモを横目に見ながら、気になっていたお店に向かいます。

ドゥオーモの左側面から左の通りに折れると、人が大勢集まっているお店が見えてきます。

これがミラノで人気の包み揚げピザ屋さんルイーニです。いつも行列とのことですが、やはり近くに行くとこの店の前は凄い人だかり。若者が多いですが、その辺りに座り込んでパクついています。saraiもおとなしく行列に並び、順番を待ちます。

我々の番になって、2種類の違うピザをゲットし、道々食べながらドゥオーモに戻ります。

このピザは揚げパンみたいなものですが、実にふわっとして美味しい。小腹の空いたときには最高です。
ドゥオーモの周りを1周しながら王宮Palazzo Realeに立ち寄り、そこにある王宮美術館をチェック。カラヴァッジョに似た絵の展覧会のポスターを見たからです。入口でパンフレットを入手して、分かりました。アルテミジア・ジェンティレスキというナポリの女流画家の展覧会です。

彼女はカラヴァッジョに大きな影響を受け、カラヴァッジョと同一題材の絵を似た描き方で作成していて、これから行くナポリのカポディモンティ美術館で彼女の作品を見る予定です。ということで、わざわざここで見るというほどのことはないので王宮美術館はパス。
王宮の前では何組ものカップルが結婚式イベントをやっていて、華やかです。

王宮からドゥオーモの右側面に戻ります。これでドゥオーモ1周です。初めての経験です。

ここまでのルートを地図で確認しておきましょう。

この後、久しぶりにドゥオーモの中も見て、それから、アンブロジアーナ美術館にカラヴァッジョを見に行きます。
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