イタリア半島を南下し、シチリアへ:列車がそのままフェリーに載り、シチリア島へ
今日はアマルフィからサレルノ経由でシチリア島のメッシーナまで大移動しています。行程を地図で確認しておきましょう。

サレルノSalernoからメッシーナMessinaまでの長い鉄道の旅のお供は「おせんにキャラメル」ですね。日本から持ってきた海苔巻せんべいやピーナッツをつまみながら旅は続きます。途中の大きな駅、ラメツィア・テルメ中央駅Lamezia Terme Centraleを過ぎます。まだ、メッシーナまでは2時間以上かかります。

やはり、10月は日が沈むのが早いですね。6時頃には薄暗くなり、ようやく海峡の対岸のシチリアのメッシーナの綺麗な街明かりも見えてきます。

ヴィッラ・サン・ジョバンニ駅Villa San Giovanniに到着です。

いよいよ列車を分断して、このまま列車ごとフェリーに乗るのです。この列車は8両編成なので、4両ずつに切り離してのフェリー乗り込みになります。フェリーの中には線路が3本あるので、最大12両を3分割して搭載可能です。我々の乗った車両の切り離し作業が始まります。

切り離し作業が完了です。

切り離した4両分の車両は接続した電車によって、フェリーに積み込まれます。もう、車両はフェリーの船内です。

車両を押してきた電車は切り離されて、次の車両を積むために戻っていきます。

電車はフェリーの外に出て行きます。

我々の車両が積み込まれたフェリーの船内の様子です。我々の車両の乗っている線路の右側にもう2本の線路が空いています。

やがて、分割されたもう一方の4両の車両がフェリーに乗り込んできます。

車両はほとんど船内に飲み込まれようとしています。

我々の車両と並行して、もう4両の車両が船内に収まりました。まだ、真ん中の線路が空いているので、もう4両分積み込める余裕があります。

やがて、役目を終えた電車がフェリーから出て行きます。

列車乗り込みが完了すると、フェリーは実に静かに出航します。乗客はそのまま車両に残ってもいいのですが、折角ですから、車両から降りてフェリーの上部デッキに出てみましょう。船内の階段を勝手に上ってもよいみたいです。

車両を格納した層の1つ上の層には自動車が乗り込んでいます。一番上のデッキに出ると、夜の暗闇のなかにイタリア本土とシチリアの両方の街灯りが見え、間の海峡は真っ暗闇です。

舳先を転回したフェリーはイタリア本土のサン・ジョバンニを離れて行きます。

ミラノに到着してから1週間ほどのイタリア本土滞在でした。よかったことも悪かったことも多々ありましたが、ずい分長居をしたような気がします。まだイタリア国内ではありますが、この後はシチリア島に渡り旅は続きます。もうトラブルは勘弁してほしいものです。何の根拠もなく、もうこれ以上は何も起きないような気がしていたのですが・・・。この後海峡を渡ります。
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