シラクーサの休日:オルティージャ島の街歩き、出会ったのは日本!!
ランチの帰りはオルティージャ島Isola di Ortigiaの街歩きを楽しみます。
港からサヴォイア通りVia Savoiaを歩いて、パンカリ広場に出ます。ここはオルティージャ島とシチリア本島を結ぶ橋の近くです。この広場の一角には、アポロ神殿跡Tempio di Apolloがあります。

このアポロ神殿は紀元前6世紀末に建てられたドーリア式神殿で、ギリシャ世界で最も古い石造りの神殿と言われています。シチリアはその頃はギリシャに属していたのですね。この遺跡は各時代に教会として利用されていましたが、1693年の大地震で崩壊後埋もれていましたが、1860年に発掘されたそうです。といっても、現在見られるのはちょっとした石壁くらいです。

オルティージャ島の真ん中を貫くマッテオッティ通りCorso Giacomo Matteottiを歩きます。

通りの途中から、路地とも思えるカヴール通りVia Cavourに入ります。

オルティージャ島の名高い通りというわりには何もない感じです。途中で通りをそれて、アルキメデス広場Piazza Archimedeに向かいます。

アルキメデス広場(アルキメーデ広場)に出ました。アルキメデスは紀元前3世紀のシラクーサ生まれです。広場の中心には噴水があります。

ディアナの噴水(アルテミスの噴水Fontana di Artemide)です。ギリシャ神話の「アレトゥーサの伝説」を表したものだとのこと。

噴水の一番上に立っているのが狩りの女神ディアナ(アルテミス)で、その下にいるのがニンフのアレトゥーサです。
この広場の先の路地を歩いていると、意外なものを発見します。日本の建築家の隈研吾の「oribe pavilion」(織部の茶室?)です。ポリカーボネイトで造られた真っ白で美しい作品です。シチリアで出会った日本です。伝統的であり、かつモダンな不思議なものでした。

またまたドゥオーモの横までやってきます。

ここからホテルはすぐ近くです。ホテルが旧市街の便のいい場所にあるので助かります。
今日は休養の1日なので、ホテルに戻りのんびり過ごしましょう。配偶者がブログの記事を書いてくれている間に、saraiは絵葉書を買いに行き、そのついでに明日のカターニア空港へ行くバスの乗り場をホテルの人に確認です。帰ってくると、選手交代でsaraiがブログ記事を書き、配偶者は孫への絵葉書書きです。
せっかくキッチンが付いているので、紅茶でも煎れてもらいましょう。なかなかいい感じの時間が流れます。

夕方になり、折角だからもう1度カラヴァッジョを見に行こうということになり出かけます。《聖ルチアの埋葬》は何度見ても素晴らしいです。2度目なので、ますます細部まで見分けられるようになります。例えば、人物の中にカラヴァッジョの自画像も発見。見れば見るほど、この絵は深みのある絵です。
教会を出て、美しい広場をもう1度鑑賞します。この広場も何度見ても美しい広場です。左の建物がギリシャ風のドゥオーモDuomoで、正面奥の建物がカラヴァッジョの祭壇画のある聖ルチア教会(サンタ・ルチア・アッラ・バディア教会Chiesa di Santa Lucia alla badia)です。全体が白い石で統一されているのが美しさの根源でしょうか。

広場をブラブラしていると、焼き栗屋を発見。栗を焼いている窯の暖かさが嬉しいほど、今日は冷えています。

楽しげなおじさんで、購入を決定。よく焼けていて、香ばしくて美味しい。栗を頬張りながら、ぶらぶらホテルに戻ります。

ここまでのルートを地図で確認しておきましょう。

↓ saraiのブログを応援してくれるかたはポチっとクリックしてsaraiを元気づけてね
いいね!

- 関連記事
-
- シラクーサの休日:シチリア・シラクーサの最後のディナー
- シラクーサの休日:オルティージャ島の街歩き、出会ったのは日本!!
- シラクーサの休日:和食のランチ、そして、お熱いのはお好き・・・