シラクーサからマルタ島へ:最後も粘って、オルティージャ島の地下探検へGO
オルティージャ島Isola di Ortigiaを一周完歩して歩き疲れたので、お茶でもして一休みしましょう。美しいドゥオーモ広場Piazza del Duomoは、昨日までとは打って変わって明るいシチリアの陽光に輝いています。妙な一人乗りコンパクトカーも広場にあります。そういえば、この広場では車は見かけません。乗り入れ禁止なんでしょう。とすると、このコンパクトカーは自動車ではなく電動椅子?

ドゥオーモDuomoの目の前のオープンテラスのカフェに陣取り、広場の眺めを楽しみましょう。木立の下からのドゥオーモは今日も綺麗です。

ところで、オルティージャ島を1周している間に何台かの20番の無料バスが私達を追い抜いて行きました。その間隔から、ホテル近くのバス停のバスの発車時間は、毎時10分と40分であることを突き止めました。ホテルからアレトゥーサの泉Fonte Aretusaまでは歩いて5分もかからないので、12時10分のバスに乗るためには、ホテルを12時に出れば十分のようです。それまでゆっくり過ごしましょう。ここには珍しくカプチーノがあります。それとシチリア名物のレモネードをいただきます。

オープンテラスのカフェにはゆっくりとした時間が流れています。広場ものどかそのもの。こういう時間が旅の楽しみですね。

それでも、ちょっと余裕を持って少し早目の11時50分にはカフェを出ます。この早めの行動が正解だったんです。
ドゥオーモ広場を歩き出すと、今までは見かけなかったものが目に飛び込んできます。ドゥオーモの脇の小さなドアが開いていて、数人の人が出入りしているのです。2人ともピンときて、顔を見合わせます。ずっと探していたドゥオーモの地下への入口です。どうも日曜はこの入口は休みだったらしく、月曜日の今日になって営業を開始したようです。もう時間もありませんが、saraiが楽しみにしていた地下探検なので、入場料1人4ユーロを払って急いで入ります。

すぐに地下への階段が深く潜っていきます。

一気に地下広場に出ます。

ここからは、何本ものトンネルが網の目のように伸びているようです。多くは通行禁止になっていますが、通行可能なトンネルを時間の許す限り進んでみましょう。壁に大きな写真が張ってあります。この地下トンネルは第2次世界大戦中は防空壕として利用されていたようで、その頃の写真です。

この地下トンネルは、ギリシャ時代に源を発するようです。
地下トンネルの地図が表示されていましたが、細かく吟味するような時間的余裕はありません。気持ちは焦っています。

ともかく適当に1本のトンネルを進んで行くと、すぐにトンネルの出口の明るい光が見えてきます。

何と先ほど歩いていた海岸沿いの道フォロ・ヴィットリオ・エマヌエーレ2世に出ます。しかもその出口には誰も門番はいません。分かっていれば、無料で入場できたんですっ!

いったん外に出ますが、地上を歩くとかえってホテルに戻るのに時間がかかりそうなので、トンネルに戻ってドゥオーモの脇の入口から出ます。門番のおじさんはにこやかに迎えてくれます。こちらが焦っているのは分かっているんでしょうか。

急いでホテルに戻り、預けてあった荷物を受取り、バス停に向かいます。
バス停には予定時間の5分ほど前に到着し、余裕で推定出発時刻通り来た20番の無料バスに乗車。シラクーサ駅まで無事に移動完了です。これから、カターニア空港行きのバスを探してバスに乗車できれば、予定通りのスケジュールになるんです・・・。
ところで、シラクーサで滞在したホテルは駅からは遠くて心配でしたが、慣れれば無料送迎バスの20番はとても便利です。ホテルのあるオルティージャ島には、ドゥオーモやカラヴァッジョの絵のあるサンタ・ルチア・アッラ・バディア教会もあり、美味しいシチリア料理のレストランもあり満足です。お蔭でカラヴァッジョの祭壇画は2度も見に行く余裕があり、saraiは大満足。ホテルのお兄さん達も英語が堪能で、しかも親切。建物は古いですが、屋上テラスの朝食レストランは眺めもよく気持ちが和やかになり、国際交流も図れます。それに何といっても料金が安い。絶対のお勧めホテルです。
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