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ルーブル美術館見て歩き:ルーブルの恋人、そして、必見ラ・トゥール

2011年4月1日金曜日@パリ/5回目

さて、ラ・トゥールを目指す途中でフランス絵画の回廊にはいってしまいました。

アングルの「グランド・オダリスク」です。新古典主義の旗手アングルを代表する1枚です。女性の背中の美しさが何ともね・・・。


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新古典主義といえば、ダヴィッドも忘れてはいけません。
「ナポレオン1世の戴冠式」です。ルーブル美術館でも必見の大作ですね。


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でも、ダヴィッドといえば、saraiのルーブルの恋人と言っていい「レカミエ夫人」が大事な存在。しっかりと再会を楽しみます。いやあ、本当にいつ見てもお美しい麗人です。ルーブル美術館での1枚を聞かれたら、saraiは迷わずこの「レカミエ夫人」を選びます。


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と、近くに、この絵を描いたダヴィッドの「自画像」を発見します。この絵はこんなところにあるんですね。


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このくらいの鑑賞で、フランス絵画の回廊は通過。ふと階下を見下ろすと、そこには「サモトラケのニケ」が見えました。いつもは階段の下から上って行くときにこの彫刻が見え感動しますが、こういう風に見下ろすのもいいですね。ズームアップして撮影してみましょう。


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さて、肝心のラ・トゥールですが、展示されているのは18世紀フランス絵画のコーナーで3階です。この3階に上る階段が容易に見つからず、かなりうろうろしてしますが、ようやく3階への階段を発見。増築を重ねたルーブル宮殿は、本当に迷宮です。


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ようやく見つけた階段を上がり3階に行くと、窓からはルーブル美術館の中庭が見えます。さすがに、そこを歩く人はまばらです。


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3階の18世紀フランス絵画の展示の一番奥のほうに、やっとラ・トゥールのコレクションがあります。
ラ・トゥールの残っている作品は極めて少ないのですが、ここには彼の最大のコレクションがあります。といっても、せいぜい10枚程度です。特に「聖ヨセフと少年」は、ろうそくの火にかざされた少年の炎の透き通った手と、老人のよく書き込まれた顔の表情の素晴らしさが相まって、これは名作中の名作です。このような名作を独り占めできるのが、ルーブル美術館の凄さですね。


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この「灯火の前の聖マドレーヌ」も繰り返し描かれた題材で、この他に3点現存します(いずれもアメリカ)。聖マドレーヌとはマグダラのマリアのことです。このルーブル美術館所蔵品が最後に描かれたものだと言われています。


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これは「聖イレネに介抱される聖セバスティアヌス」です。この題材となっている聖セバスティアヌスは先程のマンテーニャの絵画でも題材となっていましたが、いずれ劣らぬ傑作です。いずれも殉教者の痛みが伝わってきます。


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これは「羊飼いの礼拝」です。真ん中の赤ん坊はキリストです。左がマリアで、右が聖ヨセフで、真ん中の3人は羊飼い達です。この光の演出もラ・トゥールらしく秀逸です。


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これは「ダイヤのエースを持ついかさま師」です。ほかの宗教的な絵画と異なり、風俗画です。カードでいかさまをしている場面がドラマチックに描かれています。感動する絵ではありませんが、実に面白く鑑賞できます。


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これは「聖トマス(槍を持った聖人)」です。ラ・トゥールの「聖トマス」と言えば、東京西洋美術館が最近購入したことで話題になりました。ご覧になったかたもいらっしゃるでしょう。あの絵は初期の絵で、猜疑心のある聖人の姿を見事に表現したものでした。このルーブル美術館の同一題材の絵は趣きを異にして、峻厳な聖人の姿になっています。東京のものよりもずっと後の作品です。


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それにしてもルーブル美術館のラ・トゥールのコレクションは素晴らしいです。しかも、まだまだ順次コレクションを増やしているようです。

あとはやはり2枚のフェルメールは欠かせないということでそちらに向かいます。


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オペラ・美術が大好きでヨーロッパの旅にはまっています。音楽の聖地ウィーンが中心で、イタリア、フランス、ドイツも巡っています。国内外のオペラ・コンサートの体験もレポートします。

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ありがたいコメント、嬉しいです。マーラーのファンのかたにこそ、読んでいただきたかったので、気持ちを共有できた思いです。自然の中にこそ、マーラーの音楽の本質はあり

04/23 23:45 sarai

マーラーの作品を聴きながら、ブログを読ませていただいています。
読みながら画像を見て、マーラーの過ごした風景に想いを馳せて楽しんでいます。
素敵なブログをありがと

04/23 21:47 

マーラー6番ですか・・・ハンマー打撃は勘弁してほしいものです。あったとしても、3回目の打撃だけは・・・

04/11 18:10 sarai

まさにマーラー6番な状況です笑

04/11 17:51 kico

お互い、残念でしたね。今年でヨーロッパ遠征を終わりにする予定でしたが、悲劇的な状況になりました。天はまだ我に旅を続けよというご託宣を与えたのでしょうか。1年延期

04/11 03:13 sarai

以前にもコメントさせていただいた者です。来ましたね、楽友協会からのメール。私たちはとりあえず1年延期としましたが、どうでしょうね。困っている人が多い中贅沢な悩み

04/11 00:33 kico

お返事ありがとうございます。
本当に!私もレイルジェットや美術館の手配もしているので、祈るような気持ちです。

03/10 19:06 kico
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