今日はパリで朝晩芸術三昧:ルーブル美術館、パリオペラ座
まずはルーブル美術館です。
今日は本当に久しぶりのルーブル美術館訪問です。10年以上経っているかもしれません。
メトロを乗り継いで行こうとしましたが、乗り換え駅がコンコルド広場だったので、久しぶりのパリの中心地を少し歩いてみようと思い、コンコルド広場に出ました。大通りを歩いてもつまらないので、チェイルリー公園の芽吹きお始めた木々の間の道を歩きます。
かなり歩いて、やっとルーブル美術館の端に到着。ここからも広大なルーブル美術館の敷地・建物をかなり進まないと入館入口のガラスのピラミッドに着きません。
今日はダ・ヴィンチの絵を見るのがメインテーマなので、ともかくモナリザの案内指示に従って、館内をひたすら進みます。モナリザは黒山の人だかりに囲まれています。しかもしっかりとガラスケースにおさまっていました。そんなにモナリザに思い入れはないので見るだけ見て、他のダ・ヴィンチ作品を探します。が、ラファエロとかのイタリア作品はありますが、ダ・ヴィンチは見つかりません。で、配偶者が粘って、館内案内の男の子からダ・ヴィンチ作品の展示場所を聞きだしました。
で、教えられた場所に行くとありました。特に「岩窟の聖母」のマリアのよく書きこまれた美しい顔は素晴らしいものでした。あとは好きな作品を見て行きましょう。ラ・トゥールが見たいということで迷路のような館内をうろうろしながら、何とか到達しました。
そののラ・トゥールですが、彼の残っている作品は極めて少なく、ここには彼の最大のコレクションがあります。といってもせいぜい10枚程度です。彼の名作が独り占めできるのがルーブル美術館の凄さです。
あとはやはり2枚のフェルメールは欠かせないということでそこに向かうと、先着の団体が取り囲んでいて、長々と説明員の話が続き、待たされます。迷惑な話です。ようやく、場所が空き、ゆっくりと鑑賞です。
こんなところで鑑賞は終わりそうになりましたが、ここにはsaraiのルーブルの恋人と言っていいダヴィッドの「レカミエ夫人」があり、しっかりと再会を楽しみました。
こんなところでもう心身ともに疲れ果て、もう今日の予定はすべてキャンセル。それでも満足できる充実した美術鑑賞でした。
ランチだけはちゃんと食べようと予定していたシャンゼリゼのレストランにメトロで向かいます。ムール貝だけのレストランですが、実に堪能しました。アルザスの白ワインも美味しかったし。

夜はオペラでえす。今日の演目はチェコの作曲家ヤナーチェクの「カーチャ・カバノヴァ」。オペラとしてメジャーな作品ではなく、saraiも生で聴くのは初めて。
今夜の公演の目玉は主役のカーチャを歌うアンゲラ・デノケ。彼女に惹かれて、このチケットを買いました。ところが開演直前にステージに人があらわれ、フランス語でマダム・デノケがどうのこうのと言っています。実は以前もデノケは直前キャンセルがあって、まだ一度も生の舞台を見ていなかったので、またかとがっかりです。ところが、その人の説明の最後で拍手が沸きました。きっと、喉か体調が悪いが、彼女は歌いますということだったんでしょう。
で、肝心のオペラですが、オーケストラの色彩感あふれるデリカシーに満ちた演奏と主役のデノケのリリシズムあふれる抒情と繊細な女性の心のひだをめんめんとした表現で歌い上げる歌唱力にsaraiはいたく感動しました。演出は10数年前のザルツブルグ音楽祭とまったく同じでしたが、公演のレベルは甲乙つけがたし。saraiとしてはオーケストラの出来とデノケの歌手としての熟成が素晴らしかった今夜の公演のほうを評価します。
今回の旅は計10回のオペラ・コンサートを聴きますが、多分、今夜の公演がベストになるだろうと思うほどの素晴らしさでした。パリ・オペラ座恐るべしです。
興奮さめやらずの中、オペラ座の前にある超有名カフェのカフェ・ドラペで夕食がわりのスイーツをいただきます。
とても美味しくいただきました。流石にパリは食事・カフェが美味しいですね。
明日はゆっくりして夜アヴィニョンに出発です。いよいよプロヴァンスにはいります。
では、お休みなさい・・・・
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