ウィーンのオットー・ワーグナー畢生の大作アム・シュタインホフ教会
まず、コンサートのチケットのピックアップの用事は完了。ここは国立歌劇場の裏手でまわりを見ると、ちょうどアルベルティーナ美術館の高台が見えます。いつも気になってはいましたが、上がったことがありません。ちょっと上がってみましょう。ちょっと小高いだけですが意外に高い目線でこの付近の眺めが違いました。裏手のほうから見下ろす感じの国立歌劇場もなかなか面白い。

アルベルティーナ美術館のほうを見ると美術展の案内ポスターが目に着きました。何と青騎士展をやっているではありませんか。今回の旅のテーマの一つは青騎士です。青騎士というのはミュンヘンでカンジンスキー、マルク等が始めた美術運動のグループのことです。ミュンヘンでは青騎士が誕生するきっかけになった美しい街ムルナウ、コッヘルを訪問することにしています。その青騎士の美術展ですから、これからの旅のはずみにもなります。早速、美術館にはいってみます。青騎士はカンジンスキー、マルク、ミュンター、クレーなど盛り沢山な展示です。大作こそありませんでしたが、充実した展示で大満足。
思わぬ美術鑑賞でもう昼時になりました。すぐ近くには王宮庭園(ブルクガルテン)があり、そこの温室植物園がカフェになっています。このパルメンハウスでランチでもいただきましょう。

暑さに負けずに料理を完食し、時計を見ると、もう2時半。今日は建築家オットー・ワーグナーの代表作のアム・シュタインホフ教会を見に行かなければなりません。少し焦ります。48A系統のバス乗り場はフォルクスシアターにあります。20数個先の停留所まで20分ほど乗って、ぎりぎりの時間に精神病院前のバス停に到着。目的の教会はこの精神病院に付属した教会で病院の門をはいり、長い坂道の先の丘の上に黄金の丸いドームの美しい教会はありました。

息を切らせながら、教会にはいると、3時からの説明(ドイツ語)がまだ続いており、それが終わるまでははいれないとのことで教会を外から眺めながらしばらく待ちます。説明が終わり、教会内部が開放され、見放題、写真撮り放題で無料です。あまりに申し訳けないので少しですがお布施をさせてもらいました。で、教会内部ですが、こんなに美しい教会はめったにありません。アールヌーヴァオー様式のモダンな意匠で統一され、美しさの限りです。

ステンドグラスは同じ時期のアーティストのモーザーの傑作で素晴らしいものです。教会の内外の素晴らしさにすっかり魅了されました。

で、また、急いでバスに乗り、ホテルに戻り、今夜のコンサートに出かけました。
先ほど偵察したコンツェルトハウスです。初めて中にはいります。
コンサートの様子は別稿で報告します。
満足して、ホテルで夜食のお持ち帰り寿司をつまみながら、記事を書きました。
では、これでオヤスミナサイ。
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