アヴィニョン散策:プティ・パレ美術館で呆然・・・
法王庁広場Place du Palaisでの散策を続けます。
法王庁宮殿Palais des Papesは外側から見物することでお終いにします。内部には、これという所蔵品・調度類があまりなさそうなので、パスするんです。時間もあまり残っていませんからね。
で、その先にあるプティ・パレ美術館Musée Du Petit Palaisに向かいます。ここには美しいボッティチェリの「聖母子」の絵があります。ボッティチェリの大ファンのsaraiとしては見逃せません。
法王庁広場の奥の高台に上がると、プティ・パレ美術館です。これも重厚な石造りの建物です。

まず、入場の際にアヴィニョン・パッシオンAvignon Passionのカードにスタンプを押してもらいます。これ1枚で今後5人分の割引が受けられます。
入館すると、とても地味な展示が続きます。素朴な造りの壁に、やはり素朴な天使像。名もない作家の名もない作品って感じです。

早くボッティチェリの「聖母子」の絵が見たくて、先を急ぎます。ところがその絵の前に立つと、絵はなくて、1枚の小さな白い張り紙が・・・「現在修復中」という無情のお知らせです。

正直、6ユーロもした入場料を返してほしいと思います。だって、ほかにはたいして興味を誘う絵は1枚もありませんからね。それでも、最後に見たクルベルリの作品は、抑えた色調が印象的な作品だったのが慰めです。

美術館の窓から見えるローヌ川Le Rhôneの眺めは素晴らしいです。皮肉なものです。美術館で景色を楽しむとは・・・。

また、美術館の建物もとても美しい。これも皮肉なものです。美術館で建物そのものを楽しむとは・・・。

とてもこのまま美術館を出る気になれず、せめてもの気持ちでボッティチェリの「聖母子」の絵をミュージアム・ショップで求めます。

とても美しい聖母子ですね。あ~、残念!!
美術館を出て、法王庁の隣のノートルダム・デ・ドン大聖堂Cathédrale Notre-Dame des Domsに向かいます。

大聖堂の正面下に出ます。ここからは、十字架のキリスト像と鐘楼高くの聖母像が重なって見えて、とっても美しく感じます。

キリスト像も美しいですね。

このあたりは法王庁広場を見下ろす高台に位置しています。広場の全景が見渡せます。

ノートルダム・デ・ドン大聖堂のなかに入ってみます。豪華ではありせんが、ドームの上から差す夕日の輝きが印象的です。

なかなか充実した美しいマリア像もあります。先ほどの美術館でのがっかりした気分も少しよくなります。

ここまでのルートを地図で確認しておきましょう。

まだまだ、アヴィニョン散策は続きます。
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この記事へのコメント
8/26にプティ・パレ美術館に行きました。その時ボッティチェリの「聖母子」はありました。私は色々な受胎告知を楽しみました。
2, saraiさん 2011/09/14 18:34
galaxyさん、saraiです。
もう、ボッティチェリの「聖母子」は公開されているんですね。情報、ありがとうございました。
3, galaxyさん 2011/09/15 18:59
アヴィニヨンでは、同じホテルに宿泊しました。1階(日本の2階)で朝食のレストランの上の部屋でしたが、傍にサロン、ミネラルウォーターがあり自分の部屋の様に使っていました。またまえにトイレもあり、大変便利でした。
裏のサンタグリコル教会のミサにも行きました。入口の上に受胎告知の彫刻がありびっくりしました。
4, saraiさん 2011/09/16 00:42
galaxyさん、saraiです。再度のコメントありがとうございます。
ホテル、自分の使い勝手に合わせられて、よかったですね。
ホテルの立地、観光には最適ですね。裏に教会があったんですね。
また、南仏の旅の情報をお寄せください。
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