ミュンヘン郊外の美しいお城と庭園
で、早速出かけますが、マリエンプラッツ駅からオーバーシュライスハイム駅までは24分のSバーンでの移動で市内の密集した建物のあるところから緑あふれるところに脱出です。ここに今日の訪問先のお城があります。シュライスハイム城とルストハイム城です。シュライスハイム城には古い城のアルテス・シュロスと新しい城のノイエス・シュロスの2つがあります。主たるお城はノイエス・シュロスでマックス・エマヌエル選帝侯の美しいバロックのお城です。
駅からお城へはバスも出ていますが、お天気もよく、歩いて15分という表示が出ていたのでぶらぶら歩くことに。駅からお城までは1本道で、道沿いはきれいな住宅街です。どの家もとてもよくお庭が手入れされていて、花々が美しい。イースターも近いので、色とりどりの卵が吊り下げられている木もあります。

配偶者は大喜びで、パチパチ写真を撮っていると、あっという間にお城に着きました。アルテス・シュロスとノイエス・シュロスは向かい合って立っていて、アルテス・シュロスは可愛いお城で前庭は花々が植えられており、ノイエス・シュロスは巨大なお館です。まずはこのノイエス・シュロスを見学。内部はだだっ広い空間が広がっています。そこは美術館にもなっていて膨大な絵が展示されていました。見ものは2階への巨大な階段です。大理石と白い漆喰の彫刻で飾られた空間に1歩足を踏み入れると、思わず驚嘆の叫びが口を出ます。大きくて美しく圧倒される・・・そうとしか表現できません。はるか上方のドームには美しい天井画も描かれています。

選帝侯というのは国王にも匹敵する権力と財力を持っていたんでしょう。あとはお城につきものの執務室や天蓋付のベッドが並ぶ回廊が続きます。
お城の裏庭はまるでベルサイユ宮殿を思わせる延々と続く水路がどこまでもどこまでも伸びていて、その遥か彼方にまたお城が見えます。これがルストハイム城でしょう。お天気も良いので、ピクニック気分でこの水路脇の森の中の小道を歩きルストハイム城を目指します。水路には鴨や白鳥が浮かび、長閑です。それに何と言っても観光客がすくなく、森林浴の気分です。やがて、ルストハイム城に到着します。ここから後ろを振り向くと水路の向こうのはるか先にさきほどのノイエス・シュロスが美しく見えています。

さてルストハイム城は、とっても小さなお城で内部ではマイセン陶磁器コレクションを展示していました。美しい陶磁器に目を奪われます。
で、また、別の水路沿いの道を散歩しながら戻ります。
また、駅からSバーンでマリエンプラッツ駅に戻ります。夜食のお弁当(モロ日本のコンビニ弁当です!)を買って、ホテルに帰着です。1時間ほど仮眠して、またオペラ。バイエルン国立歌劇場です。コロラトゥーラソプラノの第1人者グルベローヴァの出演するベルリーニのオペラ《ノルマ》です。尻上がりに調子を上げた彼女の思いのこもった歌声にsaraiは感動の涙。これが彼女のオペラの聴き納めになることでしょう。引退ももうすぐでしょうからね。このオペラは別稿で記事を書いていますので詳細はそちらをご覧くださいね。
ホテルに戻って(歩いて5分もかからないほど)、夜食とブログ書きの毎日になりました。
早く寝ましょう。明日はいよいよヨーロッパ最後のコンサートです。
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