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青騎士のルーツを求めて、バイエルンの街々を彷徨

晴れてます!見事な青空です。
今日は、青騎士の人たちの活動の原点になったコッヘルとムルナウに出かけます。その後、ミュンヘンを後にして、ニュルンベルクに向かうので、荷物をミュンヘン駅のコインロッカーに預けることにします。

コッヘル行きは、一番はずれのホームのまだまだ先の方から出ます。2階建ての2等車の上の階の席を確保。車窓を楽しみながら行きましょう。
大きな湖が現れました。シュタルンベルク湖です。とっても大きな美しい湖です。ここでルートヴィッヒ2世は謎の死をとげます。その場所は、個人の所有なので行けません。思いがけず、彼の最後の湖まで見てしまいましたね。これで、ほんとうにルードヴィッヒを巡る旅も完結かもしれませんね。

さて、コッヘルには途中の駅で乗り換えです。乗り換え後30分ほどでコッヘル駅に到着です。コッヘルは、本当に小さな田舎の村で、ここでは青騎士の主要メンバーのフランツ・マルクの美術館を訪れます。駅前でフランツ・マルク美術館への標識を見つけたので、それを頼りに歩きます。1キロ以上も歩くようですが、上天気で歩くのも楽しいです。小高い丘の上に真っ白な瀟洒な建物が見えてきました。それが、フランツ・マルク美術館です。


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荷物を預けて中に入ると、フランツ・マルクの世界が広がります。短い36年の人生ですが、初期の作品からいわゆる青騎士の作品までを、こんなにまとめて見るのは初めてです。マルクって本当に絵がうまいんですね。初期には印象派のような絵を描いていたようです。突然絵が変化しますが、そのマルクらしい絵を描いていたのは晩年の2,3年なんですね。色彩から、激しい絵のような印象を持っていたのですが、よく見ると、なめらかな曲線や視点からは、とっても繊細で優しさを感じます。配偶者は、ますますマルクが好きになったようです。

ちょうどお昼になったので、美術館の脇のレストランでお昼を頂くことにしました。湖や山々が美しく眺められるテラス席をゲット。お店の入り口のメニューにシュパーゲルの文字があったので、シュパーゲルが食べられるかとお願いすると、了解とのことなのでお任せしました。生ハムの前菜とシュパーゲルの盛り合わせ。何とも美味しそうなシュパーゲルが6本です。周りの景色がさらに味を深めてくれ、実に美味しく頂きました。

さて、そろそろムルナウへのバスの出る時間です。電車でも行けますが、バスの方がショートカットでき早いのです。バスは、近隣の村々で地元の人たちを乗り降りさせ、途中でトレッカーを拾いながら進みます。途中の風景の美しさは比類ないものです。本当にバイエルン地方のアルプスの麓の風景は緑のなだらかな丘が続き、これ以上の風景を見たことがありません。やはり、バスでの旅は風景を満喫するには最高です。


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うっとりするうちにバスは30分ほどでムルナウに到着です。
ムルナウは、コッヘルに比べればずっと大きな街(村ですけど・・・)です。ここには、カンディンスキーのパートナーで、彼の作品をナチから守ったミュンター女史の家があるのです。この家ではカンディンスキーとミュンターが6年ほど夏を過ごし、楽しい時間を持ったようです。で、ここにも、しっかり標識があるので、それに従って歩きます。快晴のお天気で、暑いほどです。ムルナウの街を見下ろせる小高い山の方に上っていきます。そこに目的の家はありました。


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彼女の家がそのままのミュンターハウスという美術館になっていて、作品は彼女のものがほとんどです。でも、カンディンスキーの部屋があったり、彼が階段の手すりに絵を描いてたりしていて、生活の中に創作活動が感じられ面白かったです。家の周りは花畑でかわいいです。ムルナウの街や山々が美しく眺められ、素敵な住まいです。事実上、この地でインスピレーションを得たカンディンスキーがそれまでの作風からモダンで過激な作風に変貌を遂げ、青騎士の芸術運動が生まれました。この風光明媚な地から新しいものを作り上げるエネルギーを得たというのがなかなかぴんと来ませんが、それが芸術家というものかも知れません。この街をちょっと訪れただけで彼らの芸術活動を理解したという傲慢なことはとても言えません。ただ、同じ土地の空気を吸えただけでもよかったと思います。このミュンターハウスの広い庭でしばらく美しい風景を眺めて過ごしました。

さて、そろそろ帰りましょう。
ミュンヘンに帰ってきました。荷物をコインロッカーからとり出して、今度はニュルンベルク行に乗ります。この間、20分。だんだん列車にも慣れてきましたね。
今度の列車はケルン行のICEです。もちろん1等車が付いています。今度は北に向かいます。1時間少しでニュルンベルクに到着です。いきなり城門が見え、中世の雰囲気です。まずは、駅から 10分ほどケーニッヒ通りを歩いて、今夜のホテルにチェックイン。お部屋に案内され、ビックリ。今回の旅で、一番の立派な部屋です(まだ明日がありますけど)。

またまた食い気で、ここの名物のニュルンベルクソーセージを夕食に頂きに行きましょう。
ニュルンベルグソーセージの美味しいレストランを先ほどのホテルの受付のお兄さんに教えてもらいます。街の真ん中を流れるペグニッツ川の眺めのよいハインリヒ・ガイスト・シュピタールを推薦されました。では、それを目標に出かけましょう。ケーニッヒ通りをペグニッツ川の方に向かうと堂々たる教会が見えてきます。聖ローレンツ教会です。夕陽を浴びたその姿の美しいこと、驚嘆の声を上げてしまいました。


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さて、レストランの入口が分からず、川の周りを一周してしまいましたが何とかレストランに入館。川の見える窓に近いテーブルをなんとか確保。早速、飲み物に白ワインを注文しようとしたらワインリストを持ってきてくれました。何と白ワインは 5ページほどにわたって、大好きなフランケンワインのリストが並んでいます。これまでこのワインは随分飲んでいるのでそんなに迷わずにワインを選択。リースリンクのトロッケンを頼みました。かなり大きめのグラスになみなみと注がれたワインの美味しいこと。さて、肝心のニュルンベルグソーセージは6本セットにまた季節の旬のものとしてシュパーゲルとポテトが付いてきます。昨日から3回目のシュパーゲル、だんだん美味しいシュパーゲルが出てきます。ソーセージは日本で食べられるソーセージと似た感じ。ただ、この店は焼きソーセージの専門店ではないので、明日また別の店で試してみましょう。

美味しい食事と美味しいワインで気持ち良くなって、周りのお店の照明で明るい夜道をライトアップされた聖ローレンツ教会を眺めながらホテルに戻りました。

明日は午前中このニュルンベルグの街を見物し、午後からはロマンチック街道の街をまわる予定です。



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ジャンル : 海外情報

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オペラ・美術が大好きでヨーロッパの旅にはまっています。音楽の聖地ウィーンが中心で、イタリア、フランス、ドイツも巡っています。国内外のオペラ・コンサートの体験もレポートします。

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