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ヴュルツブルグはやはりフランケンワインの街

今日でこの旅も終了。夕方にはフランクフルトに移動して、夜には日本に向けて飛び立ちます。最後の観光を楽しみましょう。

それにふさわしく、見事な青空です。昨日からグングン気温が上がり、コートはカバンにしまいましたが、途中からセーターも脱いでいました。今日は半袖の上にジャケットで十分でしょう。

まずは、フランケンワインショップに一目散です。何故ヴュルツブルクに来たかというと、もちろんフランケンワインの産地だからです。それ以外の理由は何もないと、saraiはキッパリです。強いて言えば、さらに世界遺産のレジデンツがあるからです。
日本にワインを送ってくれるワインショップ・ヴュルガーシュピタールがあるとのことで、そのワインショップを発見。入口には日本語で日本に送ってくれると書いてあります。お店に入って聞くと、6本で宅配料は48ユーロとのこと。で、早速、リースリンクのワインの試飲を4本ほどして、そのなかで気に入ったものを3種類、6本(1本+1本+4本)選択します。


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1本当たり免税で1000円くらい。1本だけ高い2000円強のものを選択。これはかなり甘口です(配偶者用)。満足して店を出ました。

お次はレジデンツに行きましょう。このワインショップからはそう遠くありません。大きな通りテアターシュトラーセをまっすぐに行くと壮大なレジデンツの建物に出ます。


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とりあえず、入場です。最初に入った大きな部屋(庭園の間)にはアントニオ・ボッシの素晴らしい漆喰装飾にびっくり。すごく豪華で立派です。レジデンツですが、一番重要な部分は中央にある部分で、そこは奇跡的に戦災にあわなかったそうで、オリジナルの素晴らしいものが見られます。先程の庭園の間の隣はとても天井の高い玄関ホールで、そこから2階へ続く階段の間がレジデンツで最も有名なものです。この階段の間はドイツバロックの天才建築家バルタザール・ノイマンの傑作で、さらに天井に描かれたベネチア派の巨匠ティエポロのフレスコ画は世界で一番大きいフレスコ天井1枚画です。4辺にそれぞれヨーロッパ、アメリカ、アフリカ、アジアという4大陸を描いています。アジアの端は中国、日本だということですが、残念ながら日本を思わせる部分は見いだせません。まあ、ティエポロは見てもいない世界を想像で描いているので仕方ありませんが、それで芸術性を損なっているわけではなく、素晴らしく見事な芸術作品に仕上がっています。階段を上がった2階にはまず、白の間があります。天井と壁面は恐ろしく手間のかかったスタッコ(漆喰)飾りで覆い尽くされ、それは見事で感嘆します。ここを作り上げたのも1階の庭園の間を漆喰で飾ったアントニオ・ボッシです。続く皇帝の間は一番豪華な部屋でふんだんに黄金が使われ、ノイマン、ティエポロ、ボッシの3人トリオが力を合わせて作り上げたものです。続く先の鏡の間は鏡がきらきらと輝き、美しい部屋です。ここは戦災で崩れ落ちたものを修復したそうです。鏡を始め、家具調度は事前に地下に運び出していたそうで、それらはオリジナルとのことですが、いずれにせよ、ドイツ人の文化財の修復にかける執念と粘り強さには感服するのみです。ミュンヘンにしかり、ニュルンベルグにしかり、以前訪れたドレスデンにしかりです。いずれベルリンも再訪して、どんなに変わったか、あるいは変わらないようにしたかをこの目で確かめたいと思います。

さて、次にドームとそのドームに隣り合うノイミュンスター教会に向かいます。裏側から見る形にはなりましたが、時間もないので外側から建物だけを見せてもらい、そこからはマイン川の向こうの丘の上にたつマリエンベルク要塞に向かいます。楽をしてタクシーを使うことにしました。丘の上のマリエンベルク要塞まで横付けしてくれました。マリエンベルク要塞に行った本当の目的は丘の上からヴュルツブルグの街とフランケンのワイン畑を眺めることです。まずは要塞のなかを見て回ります。何の役に立つのか分からない巨大な石造りの塔や丘の上まで水をくみ上げるものすごく深い井戸、それにもちろん礼拝堂。要塞の内部の見学はパス。要塞といってもレジデンツができるまでは大司教の住まいだったそうですから、宮殿みたいなものでしょう。次に目的の眺めのよい場所を探しましょう。要塞の入口まで戻ったところで、城壁の左側に沿って進むと要塞の前面に出ることができ、真下にマイン川と旧市街の素晴らしい眺めが広がります。これは気持ちがいいですね。少し右手に回り込むとアルテ・マイン橋も見えました。


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しばらく眺めを楽しみ、すっかり満足。そろそろ丘をおりて、アルテ・マイン橋を間近に見ましょう。途中から急な階段をおりていきます。下からは苦しそうに上ってくる人とすれ違います。ご苦労さま。やがて、街中の道にはいるとマイン川岸に出ました。すぐにアルテ・マイン橋もありました。この石造りの橋はちょうどプラハのカレル橋みたいなもので、橋の欄干沿いに石像が左右6人ずつ立っています。橋を真ん中ほどまで渡ると、先程のマリエンベルク要塞やその要塞の斜面にあるワイン畑も見え、マイン川の流れや旧市街も美しく、プラハと似た風景です。


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川を除くとザルツブルグのホーヘンザルツブルグ城の雰囲気にも似ています。どこにも似ていないのは、斜面に大規模なフランケンのワイン畑があることです。やはり、ヴュルツブルグは何といってもフランケンワインの街です。saraiとしてはきっぱりと言いたいところです。
これでヴュルツブルグの街も満喫です。

橋を渡って、ホテルの方に向かいます。荷物をピックアップして、まだ少し電車の時間には早いですが、最後の行程なので早めの行動をとります。昨日と逆の経路でトラムの2番に乗って、ヴュルツブルグ中央駅です。予定を少し遅れてICEが到着。今回はセカンドクラスです。1時間半で順調にフランクフルト空港駅にICEは滑り込みました。電車からおりるときは近くにいた車掌さんが親切に荷物を下ろすのを手伝ってくれ、空港への通路まで教えてくれました。ダンケ・シェーン!!

さて、ターミナル2に入って少し探すと JALのカウンター。WEBチェックインは済んでいるので荷物を預けるだけです。まだ時間が早いせいかカウンターもがらがらで、すぐに荷物を預けます。ただ、今回はウィーンでRIMOWAのスーツケースを免税で買ったので、いったんスーツケースを持って、出国審査の外側の税関のスタンプをもらう必要があります。JALのお姉さんに場所をよく聞いて税関に行き、免税書類にスタンプをもらって、そこでスーツケースも預けます。これですっかり身軽になりました。

そろそろ時間なので、出国審査を受け、手持ちの免税品の書類の税関スタンプをもらい、横にあったリファンドのカウンターで免税金をいただきました。もちろん、ユーロのキャッシュです。また、すぐにヨーロッパに戻ってきたいですからね。
これですべて終わり。で、手荷物検査を受け、搭乗口に。まだ、搭乗までの時間が1時間はあったので、PCを立ち上げ、空港のホットスポット(TELECOM)に1時間だけのアクセス権でネットに接続し、それまで書いたブログ記事のアップと帰国メールを何通か出して、ちょうど搭乗時間になりました。
で、無事搭乗し、またまた最後尾の2人席に落ち着き、帰国の途につきました。

現在は自宅に帰り着き、この最後の記事の編集・投稿を行っています。

一応、オンタイムでの旅の記事もこれで終了です。これらは速報版の記事だったので、これからゆっくりと記事も写真も大幅に増量した詳細版の記事をアップしていく予定です。楽しみにお待ちくださいね。


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テーマ : ヨーロッパ
ジャンル : 海外情報

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オペラ・美術が大好きでヨーロッパの旅にはまっています。音楽の聖地ウィーンが中心で、イタリア、フランス、ドイツも巡っています。国内外のオペラ・コンサートの体験もレポートします。

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ありがたいコメント、嬉しいです。マーラーのファンのかたにこそ、読んでいただきたかったので、気持ちを共有できた思いです。自然の中にこそ、マーラーの音楽の本質はあり

04/23 23:45 sarai

マーラーの作品を聴きながら、ブログを読ませていただいています。
読みながら画像を見て、マーラーの過ごした風景に想いを馳せて楽しんでいます。
素敵なブログをありがと

04/23 21:47 

マーラー6番ですか・・・ハンマー打撃は勘弁してほしいものです。あったとしても、3回目の打撃だけは・・・

04/11 18:10 sarai

まさにマーラー6番な状況です笑

04/11 17:51 kico

お互い、残念でしたね。今年でヨーロッパ遠征を終わりにする予定でしたが、悲劇的な状況になりました。天はまだ我に旅を続けよというご託宣を与えたのでしょうか。1年延期

04/11 03:13 sarai

以前にもコメントさせていただいた者です。来ましたね、楽友協会からのメール。私たちはとりあえず1年延期としましたが、どうでしょうね。困っている人が多い中贅沢な悩み

04/11 00:33 kico

お返事ありがとうございます。
本当に!私もレイルジェットや美術館の手配もしているので、祈るような気持ちです。

03/10 19:06 kico
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