ブルックナーはウィーン・フィルで・・・
でも、実際に聴くつもりですから仕方ありません。
昨年のウィーン・フィルはすったもんだの指揮者交代劇で結局は落ち着くところに落ち着きました。そのときにヴェルザー=メストが指揮したのがブルックナーの交響曲第9番。saraiはこれは聴いていません。ブルックナーの9番もマーラーの9番同様に特別な曲ではありますが、saraiにはマーラーほどの思い入れは今のところ、ありません。
しかしながら、ブルックナーと言えば、saraiには交響曲第7番も9番同様に特別な曲なんです。ドイツ・オーストリアの深い精神性、そして、その人間を育んだ広大な自然・大地、それらがあいまって聴く我々が大自然に震撼するようなスケールの大きな音楽です。
この曲を大御所プレートルがウィーン・フィルと楽友協会で演奏するとなるといてもたってもいられません。きっとブルックナーの音楽がとてもスリリングな演奏になるのではないかと非常に期待しています。
そもそも、今年の秋の旅行を10月頃に計画すべく、ウィーンの音楽スケジュールを調べ始めたところからこのことが始まります。最初は国立歌劇場やフォルクスオーパーのスケジュールを調べ、10月前半あたりに狙いを絞っていました。で、次は楽友協会、ウィーン・フィルのスケジュールをその10月前半あたりでチェック。一通り、調べたので、ついでにウィーン・フィルの年間スケジュールを見ていました。すると、ツアーコンサートにプレートルが登場するのを発見。10月26日から連続で、レーゲンスブルク(ドイツ)、ローマ(イタリア)、ヴェローナ(イタリア)でミニツアーです。で、演奏曲目が
シューベルト:交響曲第7番(8番)「未完成」
ブルックナー:交響曲第7番
ああ、聴きたい!! そう思いました。昨年の来日公演でのこのコンビを聴いたときの高揚感はまだ体の芯に残っています。もう1度、叶うならば、プレートルを聴きたい、そう思ったことがまざまざと脳裏を横切ります。でも、外国ツアーじゃあねえ・・・・
ところが1日、休みを置いて、10月30日に同じ演奏曲目でウィーン楽友協会でコンサートがあるじゃありませんか!
夢は叶うもの、叶わせるもの。ウィーン・フィルを楽友協会でプレートルかハイティンクの指揮で聴くこと。それもできたら、なるべく、彼らにふさわしい曲でと念願してきました。これは何としても行きたい。
実は11月初めからの国内のコンサートのチケットを買い込んでいます。したがって、この日程って、結構無理なんです。でも、無理を承知で、夢に向かって、ただ、驀進あるのみ。幸い、10月30日のウィーン楽友協会のコンサートはソワレで朝11時からです。コンサートを聴いて、その足でその日のうちにウィーンを発てばいいでしょう。ただ、成田への直通便(オーストリア航空)は時間的に無理。であれば、フランクフルトまわりでANAの成田便に乗ればいいのではないか。早速調べると、まだ空席があります。
これですべてのストーリーが一貫性を持って完結できそうです。
まずはこのプレートルのコンサートのチケットを入手する段取りですが、これが難しい。一般発売がありません。会員のキャンセルしたチケットを入手するしか手だてがありません。コンサートの直前にしか、チケットが手にはいるかどうか、分からないそうです。もうリスク覚悟で進むしかありませんね。だめだったら、ウィーンのホイリゲでシュトルムを寂しく飲んでいるしかありません。幸運を信じましょう。
最悪の場合も想定して、10月26日からのツアーに先立って、楽友協会で行われるゲネプロのチケットも手配しています。運がよければ、ゲネプロとツアーで熟成された最終結果のコンサートを楽友協会で聴くことになります。ああ・・・
ところで、今年もウィーン・フィルの来日公演が10月にエッシェンバッハ指揮で予定されています。これはsaraiはもうヨーロッパに出かけるので入れ違いで聴けません。というか、今年はもともと聴く気がありませんでした。saraiがカラバッジョを尋ねてイタリアとマルタを訪問し、マルタからウィーンに向かう頃、ウィーン・フィルは長いツアーから帰ってくるようです。そうであれば、通常の定期演奏会も聴いておこうというのはもう自然な流れですね。やっぱり、エッシェンバッハがそのまま、タクトをとって、22日、23日と定期演奏会があります。プログラムは
マーラー:歌曲集「少年の不思議な角笛」(バリトン:ゲルネ)
ベートーヴェン:交響曲第8番
ベートーヴェンはさることながら、ゲルネのマーラーは聴きたいもの。年末にはゲルネも来日してマーラーの歌曲を歌うようですが、楽友協会でウィーン・フィルと一緒に演奏するのを聴きたいです。これもリスク承知のチケット手配。
これじゃ、
マーラーもウィーン・フィルで・・・
ですね。
また、この際ですから、昨年、ウィーン・フィルと来日したネルソンズも聴いておきましょう。これはやはり楽友協会ですが、オーケストラはウィーン交響楽団です。プログラムは
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番(ピアノ:アンスネス)
マーラー:交響曲第1番「巨人」
またまた、マーラーです。マーラーは楽友協会にふさわしい作曲家です。ピアノのアンスネスはちょうど9月の来日リサイタルを聴くので、縁があります。
ということで、ブルックナーをウィーン・フィルで聴ければいいなあという気持ちを書かせてもらいました。みなさんも是非、応援してくださいね。応援の気持ちは下のアイコンをクリックしてみてください。きっと、大きな後押しになるでしょう!
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この記事へのコメント
こんばんは(そちらは、おはようございます)
ウィーン・フィルのスケジュールで 10/26ドイツの前日は
ウィーンにいます。
10/25 10h00 Musikferein (Großer Saal)
Wiener Philharmoniker
Georges Prêtre
チケットは当然買えないのですが
チケット取り扱いは Jeunesse Wien Kartenbüro
あと sarai さんが予定している10/30
10/30 11h00 Musikferein (Großer Saal)
Wiener Philharmoniker
Georges Prêtre
チケット取り扱いは Wiener Philharmoniker Karten- und Ballbüro
順番待ちリストに登録できるとは書かれていますが。。
だれでもほしいわけで。。。。
10/25 10/30ともに 連絡先は公開されています。
2, saraiさん 2011/07/07 08:01
margareteさん、おはようございます。
そうですね。だれでもほしいところでしょうね・・・(汗)
一応、チケット入手の手だてはしています。詳細な情報、ありがとうございました。今後もよろしくお願いします。
そして、saraiの幸運も願ってください。
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