ウィーンの文化を満喫:ブルク劇場のクリムト
カフェ・ラントマンCafé Landtmannでランチをいただき、ケーキは別のカフェで頂くことにします。
昔、王室御用達でエリザベートも愛用していたカフェ・ゲルストナーCafé Gerstnerです。

店内は意外に簡素な雰囲気です。お客さんもほどほどに入っています。

2人でチェコレートトルテ1つを分け合って頂きます。saraiはアインシュペナー、配偶者は紅茶をいただきます。
紅茶はこんな感じ。ウィーンのカフェで、ティーバッグでないのは珍しいかも。

アインシュペナーとホイップクリーム添えのチェコレートトルテです。

美味しいけれど、ウィーンではコーヒーに必ず付く水も付かないし、ケーキに沿えるホイップクリームも別料金。お店の方針なのでしょうから仕方ないですが、何だかビジネスライクでせちがらいですね。今度からはお隣のお気に入りのカフェ・L.ハイナーCafé-Konditorei L. Heinerにしましょう。
こんなにゆっくりしていたら、ブルク劇場Burgtheaterのガイドツアーの時間が迫ってきました。急いで地下鉄とトラムを乗り継ぎ、最速でブルク劇場に急行。やれやれ、間に合いました。
ここまでのルートを地図で確認しておきましょう。

ガイドツアーが始まったのは3時を少し過ぎた頃です。案内はすべてドイツ語でさっぱり分かりません。事前に配布してくれた英語の紙を参考にします。いずれにせよ、見たいのはクリムトの天井画だけです。案内を生半可に聴きながら、左右の大階段上の遥か高いところにある天井画に目を凝らします。

天井のいろんな部分にクリムトの絵がありますが、遠くて見えにくく探すのが大変。ここに1枚。「タオルミナの劇場」です。

ここにも1枚。「テスピスの凱旋車」です。

また、ここにクリムト。「ディオニソスの祭壇」です。

宝物探しみたいですね。クリムトはここに3枚の絵を残しました。
これで、ウィーンにあるクリムトの重要作品はほとんど見たことになりました。結局、20年以上かけて見たことになります。満足です。
この大階段を上ると、2階のギャラリーに出ます。ここから、劇場の観客席に入れます。大きな窓と窓の間にはモダンな絵や古典的な絵が飾られています。

窓から外を見ると、正面に市庁舎(ラートハウス)が見えます。

劇場内を上から下まで歩き回る一通りのガイドツアーが終わり、ブルク劇場を出ます。劇場を仰ぎ見ると、重厚なネオ・ゴシックの建物が威容を誇っています。

この後ワルツで預かっていてもらったRIMOWAのスーツケースを受取り、ホテルで休息。たいして午睡できる時間はありませんでしたが、ちょっと休んで今夜のオペレッタを聴きにフォルクスオーパーVolksoperに向かいます。
今日の演目はヨハン・シュトラウスの《こうもり》。有名なオペレッタですから、気楽に聴きましょう。

とても楽しい公演でした。公演の詳細内容はここです。
ここでもブログでお付き合いのある方と初対面。ウィーンも狭いですね。
今日も夜遅くなってのホテル帰還です。明日も朝寝坊パターンですね。
明日はウィーン最後の夜でまたまたフォルクスオーパーでオペレッタ《チャルダッシュの女王》です。
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