プラハで音楽・美術三昧:ピヴニッツェ&ホスポダの美味しく、安いチェコ料理
ピヴニッツェ&ホスポダの元祖ウ・ピンカスーU Pinkasůで、チェコで生まれたピルスナービール、それも有名ブランドのプルゼニュスキー・プラズドロイPlzeňský Prazdroj(ピルスナー・ウルケルPilsner Urquell)を味わっています。
ようやく、料理が運ばれてきます。
これはマスのグリル。キノコと野菜も付け合わせてあります。海のないチェコでは魚の養殖が盛んで、川魚料理は定番です。こんがりと焼かれた川マスは臭みやくせもなく、食べやすいんです。

サイドディッシュのボイルドポテトも定番の一品です。

これはグーラッシュ。クネドリーキ添えです。クネドリーキは蒸しパンみたいなものですが、もちもちしていてsaraiの好物なんです。このハヤシライス風のグーラッシュは、スタロムニェストスキー・グーラッシュと呼ばれるプラハの伝統料理です。

これはソーセージの黒ビール煮込み。ちょっとすっぱくてスパイシーです。これもこのお店の名物料理です。

料理を頂きながらビールを飲んでいると、一族のお楽しみ会なのか20人程の団体がやってきて、たちまち店内は満席状態。一挙に賑やかになりました。

ボヘミアの家庭料理も味わって、満足の夕食となります。たっぷりと料理とビールを頂いたのに、朝食の料金よりも安い! クレジットカードで支払うときに、1割のチップをもらって良いかとちゃんと聞かれます。チップとしては常識的な範囲なので、もちろんOK。カード払いでチップも払います。
部屋から出ようとすると、ちょうど部屋の入り口でジョッキにビールを注いでいるところです。見事な腕前で、ほどよく泡立つビールを注いでいます。このビールは麦芽糖度が12°で470mlで45コルナでした。ジョッキ1杯で200円くらいですから、安いですね。

ほろ酔い気分で階段を下りてくると、壁にはズラリとこのお店を訪れた有名人の写真が飾ってあります。例えば、右の写真はラディスラフ・ペセックLadislav Pešek(1906年10月4日-1986年7月13日)で、彼は有名なチェコの俳優で国民劇場Národní divadlo Prahaの長年のメンバーでした。

こちらの壁には、もっと写真が並んでいます。一番右の写真はヤロスラフ・サイフェルトJaroslav Seifert(1901年9月23日-1986年1月10日)で、彼はチェコスロバキアのノーベル賞作家、詩人、ジャーナリストでした。その左下はパヴェル・ランドフスキーPavel Landovsky(1936年9月11日生まれ)で、彼はチェコの俳優、劇作家、演出家です。彼は、旧チェコスロバキアの共産主義政権下での著名な反体制派でもありました。

ここにも見知った顔を見つけました。オペラ歌手(ソプラノ)のガブリエラ・ベニャチコヴァーGabriela Beňačkováです。実際に生の舞台で聴いたことはありませんが、CDではアバードがウィーン・フィルを指揮したベートーヴェンの交響曲第9番とかヴァーツラフ・ノイマンの指揮したマーラーの交響曲で、その美声を聴いています。

入り口付近のカウンターのある席は、地元の人と思われる人達の立ち飲みで賑やかです。本来ならこんなとこに同席させてもらうと楽しいでしょうね。

1階のテーブル席も賑わっています。

お店の外に出ますが、テラス席でもビールを飲んでいる人達がいます。お店は中も外も混み合ってきたようです。

先ほどまでsaraiと配偶者がビールを飲んでいた2階の窓際も見えます。右から2番目の窓のテーブル席です。テラス席の上を覆っている日除けには、ビールの銘柄ピルスナー・ウルケルPilsner Urquellが大きく描かれています。

通りに出ると、特設ステージが設けられ、ジャズの演奏が始まっています。音楽を聴こうと大勢の人が集まっています。そういえば、今日は日曜日です。賑やかな夜になりそうです。

saraiたちは早々にホテルに戻って、今夜は余裕でブログを仕上げます。が、暑い。エアコンが効かないのです。昨夜も、窓を開けた方が涼しそうなので窓を開けたのですが、窓を開けたとたんにエアコンが切れました。その時はあまり気にならなかったのですが、今朝になってエアコンを入れようとしても入りません。レセプションのお姉さんに訊くと、窓を開けてるのではと訊き返されました。どうやら、窓を開けるとエアコンが切れるシステムのようです。
エアコンからはちょっとは涼しい風が出ているようなのですが、全く部屋は涼しくならないのです。今夜も、窓を開けた方が涼しそうです。窓を開けると、予想通りエアコンが切れます。
明日からは2日間、プラハでオペラを見て、その後はウィーンに移動します。
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