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プラハで音楽・美術三昧:キュビズム建築探訪の続きはヴルタヴァ河岸の3世帯住宅

2013年6月17日月曜日@プラハ/2回目

ヴィシェフラドVyšehradの丘の麓には、キュビズム建築を代表する建築家ヨゼフ・ホホルJosef Chocholの代表作が3つ集まっています。
まず、ヴルタヴァ川Vltava沿いにあるリブシナ通りLibušina uliciの邸宅を見ました。残りの2つも見ましょう。地図で場所を確認します。リブシナ通りの邸宅からヴルタヴァ川沿いにちょっと進んだところにヴルタヴァ河岸の3世帯住宅があります。そこから、いったん、リブシナ通りの邸宅に戻り、ヴィシェフラドの丘の麓に沿って進んだところにネクラノヴァ通りNeklanova uliciの集合住宅があります。これらを順に歩いてきましょう。


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まずは、ヴルタヴァ河岸の3世帯住宅です。これはすぐ近くです。ヴルタヴァ川沿いをちょっと歩くと、建物の端っこが正面に見えます。これは建物の横手です。なるほど、さっきのリブシナ通りの邸宅とは色合いこそ違え、似た住宅ですね。


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正面のほうに進みますが、近過ぎて、建物正面のデコボコだけが目立ちます。これは3世帯住宅の左側の2世帯分で、左側が赤茶色、真ん中が灰色です。


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もう少し、右のほうに進んでもやはり、建物正面は見えませんが、これで3世帯分全部が見えます。真ん中だけが灰色で、両側が赤茶色の住宅になっています。キュビズム建築の特徴である三角形のブロックの出っ張りはよく分かりますね。


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これが右端の部分です。最初に見た左端の部分と対称形になっています。全体のデコボコがよく見えます。なるほど、こういうのがキュビズム建築なんですね。なお、この建物は現在、一部は使われているようですが、少し荒れ果てた感じもあります。文化財保存に努めたほうがいいのではと他人事なりに思ってしまいます。


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建物正面があまり見えなかったので、通りを渡って、向かいのヴルタヴァ川沿いの土手に移動します。このあたりのヴルタヴァ川は緑が多く、のんびりしています。


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ようやく、ここから建物全景を見ることができます。


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もうちょっと、離れたところから見てみましょう。建物中央の部分はさきほどの邸宅と似た感じ。こちらの建物のほうが1階の窓などにキュビズム建築の特徴である三角形のブロックが目立ちます。三世帯にしてはとても大きな建物です。


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建物の正面にまわってみます。建物中央の部分の3階のバルコニーが装飾的です。壁にはレリーフも刻まれています。1階の扉の上部の星のような装飾も面白いですね。


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今度は左側のほうから眺めてみましょう。建物の上に、ヴィシェフラドの丘の教会の尖塔が見えます。これはヴィシェフラド民族墓地Vyšehradský hřbitovのかたわらに立つ聖ペテロ聖パウロ教会Chrám sv. Petra a Pavlaです。墓地には、チェコの多数の芸術家、文化人が埋葬されています。本当は是非とも墓参りに行っておくべきでした。墓ナンバー1の合葬モニュメントには、愛してやまない名指揮者ラファエル・クーベリック、そして、ミュシャも葬られています。指揮者と言えば、カレル・アンチェルもここにお墓があります。スメタナ、ドヴォルザーク、チャペックなど、錚々たる顔ぶれの人のお墓もあります。いつも彼らの芸術で楽しませてもらっていますので、とりあえず、この教会に向かって、合掌しておきます。


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ところで、ヴィシェフラドVyšehradというのは、この丘にあったプラハ城と並ぶ古いお城のことです。今では城跡になっていますが、かっては立派なお城だったようです。スメタナの有名な交響詩《わが祖国》の第1曲《高い城》はこのヴィシェフラドを描いたものです。続く第2曲が有名な《モルダウ》で、このあたりのヴルタヴァ川も表現しています。ということで、ヴルタヴァ川にもう一度、目を向けます。川の柵に草が巻き付いていますが、これは川の増水の名残りでしょうか。ドレスデンのエルベ川の増水はこのヴルタヴァ川からの大水のせいだったようですからね。


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ここから、いったん、先ほどのリブシナ通りの邸宅のほうに戻ります。そこから、ヴィシェフラドの丘の麓をぐるりと回り、坂道を少し上って、また下ると、ネクラノヴァ通りの集合住宅です。


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遠くから見ると普通の建物ですね。近くに寄って、よく見てみましょう。


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オペラ・美術が大好きでヨーロッパの旅にはまっています。音楽の聖地ウィーンが中心で、イタリア、フランス、ドイツも巡っています。国内外のオペラ・コンサートの体験もレポートします。

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