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ウィーンのMAKでクリムト展

旅の13日目です。

今日は快晴でぽかぽか陽気。ようやく、4月の暖かさを実感します。
朝はホテルでゆったりして、ホテルの引っ越しの準備です。
ホテルをチェックアウトし、地下鉄とトラムを乗り継ぎ、シュタットパルク前のラディソン・ブルー・ホテルに到着。入口をはいるとベルボーイがさっと荷物を奪うようにカートに積み込みます。チェックインは何故か、もたもたして、パスポートと予約時のクレジットカードを提示して、ようやく完了。キーをもらう前にバスタブ付の部屋かを確認します。

部屋は7階で。窓からはシュタットパルクが見え、気持ちがいいんですが、部屋は狭めです。
まだ、朝食も食べていないので、いきなり、豪華ランチに出かけます。ホテルのすぐ近くのオーストリア料理のレストランのプラフッタです。まだ、12時前なので、予約なしでもOKです。ここの名物はターフェルシュピッツです。鍋にスープと骨付き牛肉がはいった状態でテーブルに運ばれてきます。


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このたっぷりしたスープの美味しいこと。まさに黄金のスープです。白ワインと一緒にいただきます。お店のスタッフも親切で明るく、気持ちのよいレストラン。お勧めです。ただし、予約は必要でしょう。

ランチの後はアート。すぐ近くの応用美術博物館、通称MAKに行きます。現在、ここでクリムトが手掛けたブリュッセルのシュトックレ邸にある、いわゆる、シュトックレフリースの下絵が公開されています。
MAKに入館すると、コリント式アーチに囲まれて、吹き抜けになった大ホールに出ます。素晴らしく美しい空間です。この建物自体が芸術品です。色んな展示物を見ながら、クリムトのシュトックレフリースの下絵を拝見。素晴らしいものです。
これは全部で9枚の内の1枚です。名作《接吻》と同じような構図ですね。


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是非、ベルギーにある本物も見たいですね。世界遺産になったそうですが、非公開とのこと。残念です。

この後、シュタットパルクの気持ちの良い緑を楽しみながら、ホテルに戻ります。久しぶりに黄金色のヨハン・シュトラウス像も見ました。
ホテルでしばしの休憩です。今日は長丁場のオペラです。

6時半開演のオペラを見るためにウィーン国立歌劇場に向かいます。今回の旅の一番の目的がこのオペラを見ることです。R・シュトラウスの楽劇《薔薇の騎士》です。久々のガランチャの登場です。産休明けの最初のオペラで、今夜は3日前の日曜に続く2回目の公演です。それはもう素晴らしい公演です。歌手もオーケストラもすべてが最高です。詳細な内容は別記事でアップします。

明日からは楽友協会でのコンサートが続きます。


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この記事へのコメント

1, レイネさん 2012/04/19 19:53
さすがクリムト・イヤー、MAKでもクリムト関連の展示があるんですね。
ストクレ邸のフリーズは、去年10月から今年3月までベルヴェデーレで展示されてましたよね。
わたしは数日違いで見れなかったのですが、saraiさんご夫妻はご覧になってるのではないかと。
ブリュッセルのストクレ邸は非公開なので、千載一遇のチャンスを逃し残念です。

オペラ座近くのプラフッタでターフェスシュピッツいただきましたよ。ここは、インテリアがおしゃれで
気に入りました。

2, saraiさん 2012/04/20 08:13
レイネさん、地味なMAKでもクリムトにあやかって展示があります。クリムトも若干、食傷気味ですが、この際に見られるものは見ないと。
昨年10月にベルヴェデーレの下宮で「ホフマンとクリムト」展があり、シュトックレ邸の再現展示があり、見ましたが、フリーズの展示は今回のMAKのほうが上です。下絵といっても完全な色付けした本物ですからね。
プラフッタの鍋入りのスープは絶品ですね。少々お高いですが・・・
レオポルド美術館でもクリムト展をやっているので、行こうか、どうしようか迷っているところです。
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ジャンル : 海外情報

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首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
たまには、旅ブログも書きます。

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07/08 18:59 sarai

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07/08 15:53 じじい@

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久々のコメント、ありがとうございます。
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06/18 12:46 sarai

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