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ウィーン・レオポルド美術館でクリムト展

旅の15日目です。

朝起きると、この旅最高の上天気でとても暖かくなりました。もう、コートは不要です。
今日は朝ご飯は省略して、一気にランチをカフェ・ツェントラルでいただきます。
カフェ・ツェントラルへ向かう道すがら、またまた、モーツァルトとご対面です。当ブログのイメージキャラクターですから、ご紹介しましょう。


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カフェ・ツェントラルには11時20分頃に到着。ランチは11時半からなので、最初に朝食メニューが出されますが、ランチのメニューをお願いすると、ランチは10分後からと言われ、それでもお願いすると、とりあえず、メニューを持ってきてくれます。無事、美味しいランチをいただきます。
カフェ・ツェントラルはフュルステン宮殿内にあり、内部は見事なアーチが連なった特上の空間になっています。


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この後、近くのミノリテン教会を覗き、ホーフブルグを抜けて、レオポルド美術館に向かいます。今、ウィーンは生誕150年でクリムト一色の感があります。今回の旅で3つ目のクリムト展はこのレオポルド美術館です。
今回の展示の目玉は以下の3つです。なお、クリムト展のフロアでは写真撮影禁止なので、写真ではご紹介できません。
 ・ウィーン大学の天井画の『哲学』、『医学』、『法学』のモノクロ復元図の展示。特に『医学』は女神ヒギュエイアの部分だけは色づけされています。『医学』の下絵(色付き)も一緒に展示されています。大変、興味深い展示です。
 ・クリムトのアトリエが再現されて、ホフマンの作成したインテリアも展示されています。これも興味深い展示です。
 ・クリムトからエミーリエ・フレーゲに宛てた数百枚の絵葉書が展示されています。絵や写真の上に走り書きしたもので、ドイツ語での内容とその英語訳が展示されています。なかなか見ることのできないものですね。クリムトは相当に筆まめだったようです。

以上のほか、レオポルド美術館所蔵のクリムトの名画やよそからの特別貸し出しの作品も展示されており、なかなかの内容です。写真が撮れなかったのが残念です。もっとも、レオポルド美術館の所蔵品は既に前回撮影済みではあります。

いったん、ホテルで休養を十分に取り、夜はウィーン楽友協会でのティーレマン指揮ウィーン・フィルでシューマン尽くしのコンサートを聴きます。大変素晴らしいシューマンで心の底から、音楽の悦びを感じます。このコンサートについては、別途、当ブログでご紹介します。今や、ティーレマンとウィーン・フィルのコンビは音楽的に最高の水準に達しているという実感です。楽友協会のホールと相俟って、これ以上の音楽を聴くことはできないでしょう。

コンサート後、Hさんやお友達とカフェ・ムゼウムでおおいに盛り上がりました。

明日もティーレマンとウィーン・フィルを楽友協会で聴きます。もちろん、今日と同じプログラムです。夜はフィルクスオーパーでオペレッタ《チャルダッシュの女王》です。ヨイ・ママンで盛り上がりそうな予感です。

今日の歩数:11,887歩


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この記事へのコメント

1, レイネさん 2012/04/21 18:18
レオポルドでもクリムト展とは、全く今年のウィーンはクリムト一色ですね。8月にもやってるかしら。
ウィーンでは、夜のオペラやコンサート、昼の美術館巡り、そしてカフェでくつろぐのが3大楽しみ。
二泊した前回の遠征では、シュペール、オーバーラー、ツェントラル、ムゼウムに入りました。
地元の人が顧客の大半のようなシュベールが落ち着けて気に入りました。ツェントラルも風格があり、
空間が広いのでゆったりした気分になれますね。(MAKの中にあるレストランもおしゃれで好き)
次回は1泊のみですが、saraiさんイチオシのハイナーに行ってみたいと思います。

2, saraiさん 2012/04/22 08:19
レイネさん、一押しのクリムト展はレオポルド美術館ですが、8月27日までやっています。多分、その頃は新たにベルヴェデーレでもクリムト展が始まっている筈です。
カフェはシュペールもお気に入りです。でも、ハイナーが最高。是非、行ってみてください。Johnson Brothers製の食器にもご注目くださいね。ケーキもランチも美味しいですよ。
ところで、来年の4月にはハイティンクのブルックナー8番を聴きにアムスに行こうと思っています。是非、デートしてください。こちらは配偶者付きですが・・・・

3, レイネさん 2012/04/23 04:54
奥様とご一緒のアムスでのデートのお誘い、ありがとうございます。ハイティンクの生の指揮姿を一度は拝みたいものだと思っています。それがコンヘボなら願ったり叶ったりで、4月7日なら日曜マチネもあるわ!ばら売りチケット発売は6月1日からだから、忘れないようにしないと。
来年4月には、ウィーン遠征予定です。またもやマレーナ・エルンマンの追っかけで、24日25日の2晩、アン・デア・ウィーン劇場です。ベルリオーズの『ベアトリスとベネディクト』(マレーナ様主演)とヘンデルの『ゴーラのアマディージ』の組み合わせ。

4, saraiさん 2012/04/24 01:08
レイネさん、ハイティンク行かれますか。ブルックナーの8番のような大曲はもうそろそろ聴けなくなるかもしれませんね。チケットは入手困難のようなので、早めに手を打ちたいと思っています。ばら売りは6月からなんですね。
実は私もハイティンクを聴いた後は、ウィーンでネトレプコのタチアーナとガランチャのウェルテルを聴こうと思っています。20日前後です。ウィーンでもニアミスしそうですね。アン・デア・ウィーン劇場も食指をそそられます。
アムスでは前回行ったときに休館中ではいれなかった国立美術館でフェルメールとレンブラントを見たいし、これから楽しく計画を練ります。まだ、1年後ですからね。
ところで、今回もナッシュマルクトのウマーに行き損ねました。残念!
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首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
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08/04 21:31 G線上のアリア

じじいさん、コメントありがとうございます。saraiです。
思えば、もう10年前のコンサートです。
これがsaraiの聴いたハイティンク最高のコンサートでした。
その後、ザル

07/08 18:59 sarai

CDでしか聴いてはいません。
公演では小沢、ショルティだけ

ベーム、ケルテス、ショルティ、クーベリック、
クルト。ザンデルリング、ヴァント、ハイティンク
、チェリブ

07/08 15:53 じじい@

saraiです。
久々のコメント、ありがとうございます。
哀愁のヨーロッパ、懐かしく思い出してもらえたようで、記事の書き甲斐がありました。マイセンはやはりカップは高く

06/18 12:46 sarai

私も18年前にドレスデンでバームクーヘン食べました。マイセンではB級品でもコーヒー茶碗1客日本円で5万円程して庶民には高くて買えなかったですよ。奥様はもしかして◯良女

06/18 08:33 五十棲郁子

 ≪…明恵上人…≫の、仏眼仏母(ぶつげんぶつも)から、百人一首の本歌取りで数の言葉ヒフミヨ(1234)に、華厳の精神を・・・

もろともにあはれとおもへ山ざくら 花よりほか

通りすがりさん

コメント、ありがとうございます。正直、もう2年ほど前のコンサートなので、詳細は覚えておらず、自分の文章を信じるしかないのですが、生演奏とテレビで

05/13 23:47 sarai
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