ヴィッテンベルクは世界遺産のルターの街:ルターの家はとても大きい!
ヴィッテンベルクWittenbergの正式名称はルターシュタットLutherstadt(ルターの街)です。ルターの生家と最期の家はアイスレーベンEislebenの街にありますが、ルターが主に活躍したのはヴィッテンベルク。このヴィッテンベルクとアイスレーベンの2つの街は《ルターメモリアル》として、世界遺産に登録されています。このヴィッテンベルクでは既にルターが活動した2つの教会、城教会Schlosskircheと聖マリエン市教会Stadtkirche Sankt Marienを見てきました。最後にルターの家Lutherhaus Wittenbergを訪れます。家の前では綺麗に花咲く木蓮の木が訪れる人を迎えてくれます。

ルターの家の案内板が立っています。開館時間は6時までです。あと15分ほどあるのでぎりぎりセーフですが、電車の時間が迫っているので、中に入るのはやめて外から見るだけにします。

ルターの家には、大きな垂れ幕が下がっています。いろんな展示があるようですね。

この辺りが入口です。ここから引き返します。

ルターの家の中庭は公園のようになっていて、気持ちのよい空間です。中庭から見たルターの家の右半分です。

こちらが左半分です。

ずいぶん大きな建物です。もともとは大学兼修道院として建てられたそうです。ルターが1508年に初めてヴィッテンベルクを訪れたときは、この建物の屋根裏の僧房を住まいとしました。宗教改革後に館ごと譲り受けて、妻と6人の子供たちと住んだそうです。内部は質素らしいですが、それにしてもとても立派な建物に住んでいたんですね。
館の2階の壁にはルターのレリーフがはめ込まれ、ルターがここに1508年から1546年まで住んでいたことが記されています。実に40年近くも暮らしていたんですね。

ルターの家を離れます。少し歩いて、再度ルターの家を振り返って見ると全景が見渡せます。左手奥がルターの家で、手前にあるのが付属教会です。

ここから駅に戻りますが、途中にルターアイヒェLuthereicheという公園があります。ルターの家を探すときに目印になるところです。小さな公園ですが、大きなカシの木が印象的です。

駅前の大きな通り、アム・ハウプトバーンホフAm Hauptbahnhofに出ます。この通りは駅からのタクシーでも通った通りです。だだっ広い通りで、このすぐそばに世界遺産のヴィッテンベルクの街があることが信じられないような風情のない通りです。

この通りを歩いて行くと、やがてルターシュタット・ヴィッテンベルブルク駅Lutherstadt Wittenbergが見えてきます。

ここまでの散策のルートを地図で確認しておきましょう。

予約済のICEの出発時間まで、まだ20分を残しています。何とか駆け足で、念願のヴィッテンベルクの街を見ることができました。駅から片道はタクシーに乗りましたが、僅か1時間ほどで街を見ることができたわけです。これからICEに乗ってベルリンBerlinに戻ります。
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