ウィーンで音楽三昧:トゥルン駅で配偶者が大トラブル! それでも、興味深いお店に遭遇して、saraiは上機嫌??
電車はトゥルンTullnへ向かって、住宅地の間を走ります。広い庭には滑り台まであります。豪邸ですね。羨ましい!

また、ドナウDonauの岸辺が見えてきます。それにしても、とてもよい天気です。

しばらくすると広大な農地が広がります。

saraiの予定ではそろそろ到着のはずですが、電車は快走しています。ちょうど車掌さんの検札があるのでチケットを見せると、次の駅がトゥルンだよと教えてくれます。トゥルン駅から先は鉄道が工事中なので、昼間はバスが代行運転しています。実は、そのバスの時間が迫っているのです。1時間に1本なんです。まわりの風景からはもう少し、かかりそうです。

ようやくトゥルン駅に着きます。
ここまでのルートを地図で確認しておきましょう。

さあ、ダッシュします! 知らない駅でバス乗り場を探すのは大変です。バスターミナルに着き、代行バスの乗り場を求めてあちこち走り回っていると、配偶者が見事に転んでしまいます。ア~、くじいちゃった・・・。冗談抜きで配偶者が右足を捻挫してしまった様子。我慢強い配偶者は何とかよちよちと歩けるようなのでホッとしながら、ともかく素早く立ち上がってもらって、それと思われるバスに突進です。発車寸前に飛び乗ります。膝を擦りむきストッキングは破け、右くるぶし辺りを捻ったようですが、歩けないことはなさそうです。(この日の午後にホテルに戻った後、渡欧直前に両足を捻挫したsaraiが持参していた湿布と足首固定バンドで治療しました。治療できる道具があったのが不幸中の幸いですね。)
バスは5分程でトゥルンの中心街に近いトゥルン・シュタット駅Tulln Stadt Bahnhof(鉄道が工事中でなければ電車で来れた駅)近くのバス停フランツ・ヨーゼフ・シュトラーセTulln Franz-Josefstraßeに到着です。ここからはエゴン・シーレ・ムゼウムEgon Schiele Museumまではすぐです。トゥルンはなかなか可愛い街です。

方向を見定めて、街の通りをきょろきょろしながらゆっくりと歩きます。配偶者は軽い捻挫をしていますからね。

中心街をブラブラ歩きしていたsaraiの足がピタリと止まり、一軒のお店に目が釘付け。むむっ、これは・・・

saraiがお店のショーウィンドウをじっと覗きこみます。

すると、お店の中からも男性がこちらも見て合図をしています。中に入ってこいということのようです。彼が店主のようです。入口に回ると、その店主の男性が入口でお出迎え。このお店にはsaraiが食指をそそりそうなオーディオ機器がズラリと並べられていたんです。彼の案内で店の中を見て回ります。ここにはオーディオ機器ばかりでなく、クラシックのLPレコード(もちろんヴィンテージもの、つまり中古です)が大量にストックされています。手前には、カラヤンの楽劇《パルジファル》の名盤が見えています。

彼によるとヨーロッパ最大のコレクションだと自慢しています。実際、その品揃えはざっと見ただけでも相当なものです。

これからエゴン・シーレ・ムゼウムに行く予定だと彼に告げると、「まずはエゴン・シーレ・ムゼウムに行ってゆっくり見物してから店に戻って来てよ」という店主のアドバイス。ということで、エゴン・シーレ・ムゼウムに向かいます。店先には可愛い置物のコレクションも飾ってあります。懐かしいビクターの犬(His master's voice)もいますね。

配偶者は足を引きずっています。痛々しい!
すぐに街の真ん中の広場、ラートハウスプラッツRathaustplatzに出ます。小奇麗な広場です。

ここまでのルートを地図で確認しておきましょう。

地図を片手にエゴン・シーレ・ムゼウムにゆっくり進みます。
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