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ウィーンの路地散策:マルタ騎士団教会

2015年6月23日火曜日@ウィーン/1回目

旅の5日目です。

カーテンを開けると・・・あまりぱっとしないお天気です。よく見ると細かい雨が降っています。一晩中降っていたようで、道路も木々もしっとり濡れています。でも、空は明るいので、そのうちに止むでしょう。
相変わらずの朝の風景・・・saraiが遅寝をしているとき、配偶者はコーヒーを飲みながらパソコンと向き合っていたそうです。あっ、お洗濯もしていたようですね。今日は夜のコンサートしか予定がないのでのんびりの1日ですが、いい加減に起きて出かけましょう。いつの間にか雨も止んでいます。
今日は、お掃除してねの札を下げて出かけます(昨日はテルメにバスタオルを持ち出しましたから、掃除なしでした)。11時です。トラムに乗って、ウィーン国立歌劇場の前にやってきます。いつもながら風格のある建物です。

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今日はウィーン1番の繁華街のケルントナー通りKärntner Straßeの1本裏の通りを歩いてみましょう。まずはケルントナー通りを進みます。この時間でも結構、人通りが多いですね。

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アンナ小路Annagasseの角を通り過ぎます。今日はこのアンナ小路を歩くつもりですが、その前にちょっと寄るところがあります。

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これが今日歩く予定のアンナ小路です。綺麗な小路ですね。

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アンナ小路を歩く前に寄り道するのはケルントナー通りにあるマルタ騎士団教会Malteserkircheです。アンナ小路の角を過ぎると、すぐ右手に教会のファサードが見えます。

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教会の入り口の上にはマルタ十字の紋章があります。今まで何十回とこの前を通り過ぎたはずですが、今までは見逃していました。入り口はそれと気づかないほど小さなドアです。

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中に入るととても立派なゴシック様式の空間です。さすがマルタ騎士団です。

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内陣に近づいてみます。

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とても美しい祭壇ですね。大祭壇画にはマルタ騎士団の守護聖人ヨハネがキリストに洗礼している様が描かれています。

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上を見上げると、コンパクトなパイプオルガンが見えます。この丸天井のある2階席は14世紀に建設された当時そのままの姿で残っています。

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鉄柵にも、マルタ十字が組み込まれています。

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壁の意匠も凝ったものですね。

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入口を見ると、ガラス戸の上に朱色のマルタ十字がステンドグラス風に輝いています。

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美しい聖母子の彫像がぽつんと置かれています。

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こういう素朴な彫像もあります。

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マルタ騎士団教会はマルタ騎士団の守護聖人洗礼者ヨハネに奉献するために13世紀半ば、ここに最初に建てられました。現在の教会は14世紀に建設されたものです。最後は19世紀初頭にルイ・モントイヤーによって改装されました。とても由緒ある建物を訪問できてよかったと思いつつ、教会を後にします。

ここまでの散策ルートを地図で確認しておきましょう。

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これから路地歩きを始めます。


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テーマ : ヨーロッパ
ジャンル : 海外情報

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首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
たまには、旅ブログも書きます。

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08/04 21:31 G線上のアリア

じじいさん、コメントありがとうございます。saraiです。
思えば、もう10年前のコンサートです。
これがsaraiの聴いたハイティンク最高のコンサートでした。
その後、ザル

07/08 18:59 sarai

CDでしか聴いてはいません。
公演では小沢、ショルティだけ

ベーム、ケルテス、ショルティ、クーベリック、
クルト。ザンデルリング、ヴァント、ハイティンク
、チェリブ

07/08 15:53 じじい@

saraiです。
久々のコメント、ありがとうございます。
哀愁のヨーロッパ、懐かしく思い出してもらえたようで、記事の書き甲斐がありました。マイセンはやはりカップは高く

06/18 12:46 sarai

私も18年前にドレスデンでバームクーヘン食べました。マイセンではB級品でもコーヒー茶碗1客日本円で5万円程して庶民には高くて買えなかったですよ。奥様はもしかして◯良女

06/18 08:33 五十棲郁子

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もろともにあはれとおもへ山ざくら 花よりほか

通りすがりさん

コメント、ありがとうございます。正直、もう2年ほど前のコンサートなので、詳細は覚えておらず、自分の文章を信じるしかないのですが、生演奏とテレビで

05/13 23:47 sarai
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