ハーレム~ライデンの1日:美しい路地の先にフランス・ハルス美術館
とても狭い路地オンヴァルスポールトOmvalspoortから、グローテ・ハウト通りGrote Houtstraatに戻ります。煉瓦造りの建物が並ぶ美しい通りです。

右手に伸びる美しいラフェリング通りRavelingsteegが現れます。ここは路地の入口から眺めるだけにします。

グローテ・ハウト通りにも煉瓦造りの切妻屋根の建物があります。20世紀初頭にできたようですね。

フランス・ハルス美術館Frans Hals Museumに到着です。

ここまでの散策ルートを地図で確認しておきましょう。

あれっ、入口の扉が閉まっています。オープン時間の11時は、既に5分過ぎています。

???と思っていると、扉が開きます。待っていた人たちがぞくぞくと入っていきます。我々も入りましょう。

チケット窓口でMuseumkaartを提示して、無料のチケットをゲットします。

これがゲットしたチケット。料金が0ユーロとプリントされています。

これは案内パンフレット。オランダ語と英語の併記です。

これは館内マップもゲット。これもオランダ語と英語の併記です。マップによると、美術館は中庭を中心にしてグルリと展示室が配置されています。

入口の横にはミュージアムショップがあります。帰りに覗くことにしましょう。オランダらしくチューリップも飾ってありますね。

館内には花が綺麗に飾ってあります。美術館に花って結構珍しいですね。花の絵なら普通ですけど。

カフェもありますが、まだ開店してませんね。

さて、絵画鑑賞を始めましょう。ところで、この美術館は写真は撮り放題です。ヨーロッパの美術館は半数以上は写真が自由に撮れます。いいですね。
フランス・ハルス美術館はその美術館の名前からしても、ハルスの作品だけかと思っていましたが、同時代の別の画家のものもあります。
ゲリック・アドリアーンズ・ベルクハイドの《ハーレムの聖バフォ教会》です。 1688年頃、ベルクハイド58歳頃に描かれました。これは現在、クリスチャン・ミューラー作製の有名なパイプ・オルガンが配置されている西側の方を描いていますが、この絵が描かれたときはまだパイプ・オルガンはなく、代わりに素晴らしいステンドグラスがありました。パイプ・オルガンは1735年から3年間かけて作られました。この絵が描かれた約50年後ですね。その違いを除くと、驚くほど先ほど見た教会の内部と変わりがありません。

コルネリス・ファン・ハーレムの《ハーレム市警団鉄砲隊の宴会》です。 1583年頃、コルネリス21歳頃に描かれました。ハーレム市から初めて依頼を受けて描いた集団肖像画です。彼はその後、ハーレムのマニエリスム派の主要なメンバーとなります。

いよいよ、次はフランス・ハルスの集団肖像画です。この後、まとめて見ていきます。
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