束の間のアントワープ:ノートルダム大聖堂には圧巻のルーベンスの名画
ノートルダム大聖堂Onze-Lieve-Vrouwekathedraal Antwerpenに入って、ルーベンスを鑑賞します。この教会は入場料が必要です。教会としての機能はもう果たしていないようですね。
1人6ユーロの入場料です。でも、写真はノーフラッシュで自由に撮れるようです。

日本語のパンフレットをいただきます。《フランダースの犬》がらみで日本人に人気の教会ですから、ちゃんと日本人向けのパンフレットは用意されています。

大聖堂に入ると、いきなり美しいステンドグラスが目に飛び込んできます。

そして、大聖堂の内部の広大な空間が見えてきます。ゴシック様式の美しい空間です。

側廊には美しい絵画が展示され、まるで美術館のようです。

大聖堂は3廊式のゴシック様式です。

クロッシングの前まで進みます。大きな十字架が吊るされています。

クロッシングの大きな十字架の先に主祭壇が見えています。修復を続けてきた大聖堂は白い壁が美しく輝いています。

主祭壇前の右手にルーベンスの最高傑作の《キリスト降架》がありました。ネロ少年が見られなかった名画ですね。日頃ルーベンスを敬遠しているsaraiも、この作品の圧倒的な迫力は認めざるを得ません。構図といい、細部の描き込みといい、文句なしの傑作です。しばし、この絵の前に佇みます。

次は左側に移動し、ペアとなるルーベンスの《キリスト昇架》を見ます。これも同様に素晴らしい傑作です。ルーベンス渾身の作品ですね。saraiはやはり、《キリスト降架》が好みです。

クロッシングの中央に戻り、頭上のドームを見上げます。高いドームの天井には素晴らしそうな絵が描かれていますが、何せ遠すぎてよく見えません。残念。

ズームアップしてみましょう。コルネリウス・スヒュットが描いた聖母被昇天です。

クロッシング中央からは十字架、パイプオルガン(20世紀に作られたメッツラーオルガン)、ステンドグラスが美しく並びます。

主祭壇前から後方を眺めます。19世紀に作られたパイプオルガン、スヒエイヴェンオルガンが見えます。

主祭壇にはルーベンスの描いた祭壇画《聖母被昇天》が飾られています。この教会はまさにルーベンスの教会のようです。

祭壇の前の方に周り込んで、そこから後方を眺めます。

上の方まで眺めてみましょう。クロッシングの上方のドームも少し見えています。

祭壇の天井は美しいリブ・ヴォールトになっています。

主祭壇の上方の空間です。なんて美しいんでしょう。

大きなステンドグラスの前にひっそりとピエタ像が置かれています。心が洗われます。

もう少しだけ、この美しい空間に身を置きましょう。
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