ブルージュ散策:今日も飽きずにムール貝とベルギービール
ブルージュで最初の夕食に出かけます。ガイドブックで色んなレストランにあたりを付けていましたが、ホテルから遠くに出かけるのも面倒なので、近くのレストランに行くことにします。先ほど運河クルーズのために観光船乗り場に行きましたが、そのときに目を付けていたレストランです。ハイデンフェッテルス広場Huidenvetterspleinにあるブラッセリー・モーツァルトハウスBrasserie Mozarthuysという海鮮料理店。あたりはまだまだ明るい日差しです。すぐ近くに魚市場があります。市庁舎Stadhuisのあるブルグ広場Burgからは運河の橋を渡るとすぐのところです。地図でブラッセリー・モーツァルトハウスの場所を確認しておきましょう。

レストランのテラス席に腰を落ち着けて、まずはベルギー・ビール。これが癖になっています。美味しいですからね。ヨーロッパの他の国ではsaraiは白ワインしか飲みません。

広場の向かいには煉瓦造りのオテル デュ ドゥ ブルゴーニュHotel Duc De Bourgogneが建っています。

広場にはテラス席がずらっと並んでおり、多くの人達で賑わっています。

レストランの窓にはモーツァルトの顔のロゴマークが見えます。実は、このレストランはその昔はホテルだったそうで、モーツァルトが7歳のときに始めた3年にわたる演奏旅行でのロンドンからの帰途、このブルージュで泊まったホテルです。この旅行はモーツァルト一家の旅でした。旅の目的はモーツァルトの演奏を各地で披露することでした。天才少年モーツァルトの評判は大変なものだったようです。先週訪れたオランダのハーレムHaarlemの聖バフォ教会Grote of Sint-Bavokerkで10歳のモーツァルトがパイプオルガンを弾いたのもこの旅の途中でした。

昨日のゲントのレストランでの美味しさが忘れられず、今日の料理もまたまたムール貝にします。2つかい?と聞かれ、いやいや2人で1つと言うと、日本語で「分けるの?」と言われびっくりです。こんにちは、さようなら、ありがとうなどは、もう世界中で知られている気がしますが、分けるという言葉も教えられたのですね。これはありがたいです。どう考えても、日本人には量が多すぎます。周りでは、皆さん1人で1つの鍋と向かい合っていますけどね。

やがて、鍋にいっぱいのムール貝と添え物のポテトが運ばれてきます。

この店のスタッフはお勘定という言葉も知っていました。彼の話では、このブルージュを訪れる日本人の観光客はとっても多く、写真を撮りまくっているそうです。でも、今日は日本人は我々以外に1組だけです。日本の観光シーズンは終わったのかな。ところで、今回はブルージュ・ビール蒸しにしてみました。苦味がありこれまた美味しいのですが、スープはナチュラルのバター味が美味しいです。
大満足でホテルに戻りますが、まだまだ暑い! 後で聴いたところでは、ヨーロッパ中が暑かったそうで、パリはこの夏最高の気温39度を記録したそうです。そのパリも、1週間後に訪れる頃には気温が20度に下がるのですから天候は分からないものです。
ホテルへの途中、運河越しにマルクト広場Grote Marktに立つ鐘楼Belfortが見えます。夕暮れの運河の水面には周りの建物が映り込んで綺麗です。

ウォレ通りWollestraatを歩いてホテルに向かいますが、通りの先には鐘楼が見えています。

通り沿いのカフェの壁には、ベルギーワッフルの看板飾りのようなものがぶら下がっています。

これがホテルへの路地の入口です。分かりにくいんです。一応、小さな案内板はあります。

これがホテルへの路地です。

路地の一番奥の左側の切妻屋根の建物がホテルです。

路地の奥は運河にぶつかります。そこからの運河の眺めです。正面の建物はオテル デュ ドゥ ブルゴーニュです。その裏がレストランのあったハイデンフェッテルス広場です。鏡のように建物が映り込む水面の美しさに思わず、息を呑み込みます。

運河の美しい眺めに目を奪われます。

こちらは市庁舎の建物に沿った運河です。

部屋に戻り、ひとっ風呂浴びてさっぱりします。ブログを書いているうちに、ようやく陽が沈みます。ちょっとライトアップされた街並みを見てきましょう。まだまだ暑いですね。通りに出るとライトアップされた鐘楼が見えます。マルクト広場に行ってみましょう。

マルクト広場に出ます。州庁Provinciaal Hofの建物が明るく輝いています。

鐘楼も明るく輝いています。

広場の周りには、切妻屋根のギルドハウス風の建物が並びます。広場の中央の銅像のまわりには、涼を求めて夜景を楽しむ人たちが座り込んでいます。

州庁の明るく輝く建物を見ながらマルクト広場を後にします。

ホテルに戻り、入口の前から運河の夜景を眺めます。運河もライトアップされて美しいです。

部屋の窓からも運河の夜景を楽しみます。暗い水面に運河沿いの建物が映り込んでいます。幻想的な風景に魅了されます。

さあ、今日もよく遊びました。でも、休養にもなったかな。おやすみなさい。
明日は北海に面したオステンドOostendeの近くの小さな町にあるポール・デルヴォー美術館を訪ねます。
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