fc2ブログ
 
  

ブルージュ散策:今日も飽きずにムール貝とベルギービール

2015年7月1日水曜日@ブルージュ/10回目

ブルージュで最初の夕食に出かけます。ガイドブックで色んなレストランにあたりを付けていましたが、ホテルから遠くに出かけるのも面倒なので、近くのレストランに行くことにします。先ほど運河クルーズのために観光船乗り場に行きましたが、そのときに目を付けていたレストランです。ハイデンフェッテルス広場Huidenvetterspleinにあるブラッセリー・モーツァルトハウスBrasserie Mozarthuysという海鮮料理店。あたりはまだまだ明るい日差しです。すぐ近くに魚市場があります。市庁舎Stadhuisのあるブルグ広場Burgからは運河の橋を渡るとすぐのところです。地図でブラッセリー・モーツァルトハウスの場所を確認しておきましょう。

2016053001.jpg



レストランのテラス席に腰を落ち着けて、まずはベルギー・ビール。これが癖になっています。美味しいですからね。ヨーロッパの他の国ではsaraiは白ワインしか飲みません。

2016053002.jpg



広場の向かいには煉瓦造りのオテル デュ ドゥ ブルゴーニュHotel Duc De Bourgogneが建っています。

2016053003.jpg



広場にはテラス席がずらっと並んでおり、多くの人達で賑わっています。

2016053004.jpg



レストランの窓にはモーツァルトの顔のロゴマークが見えます。実は、このレストランはその昔はホテルだったそうで、モーツァルトが7歳のときに始めた3年にわたる演奏旅行でのロンドンからの帰途、このブルージュで泊まったホテルです。この旅行はモーツァルト一家の旅でした。旅の目的はモーツァルトの演奏を各地で披露することでした。天才少年モーツァルトの評判は大変なものだったようです。先週訪れたオランダのハーレムHaarlemの聖バフォ教会Grote of Sint-Bavokerkで10歳のモーツァルトがパイプオルガンを弾いたのもこの旅の途中でした。

2016053005.jpg



昨日のゲントのレストランでの美味しさが忘れられず、今日の料理もまたまたムール貝にします。2つかい?と聞かれ、いやいや2人で1つと言うと、日本語で「分けるの?」と言われびっくりです。こんにちは、さようなら、ありがとうなどは、もう世界中で知られている気がしますが、分けるという言葉も教えられたのですね。これはありがたいです。どう考えても、日本人には量が多すぎます。周りでは、皆さん1人で1つの鍋と向かい合っていますけどね。

2016053006.jpg



やがて、鍋にいっぱいのムール貝と添え物のポテトが運ばれてきます。

2016053007.jpg



この店のスタッフはお勘定という言葉も知っていました。彼の話では、このブルージュを訪れる日本人の観光客はとっても多く、写真を撮りまくっているそうです。でも、今日は日本人は我々以外に1組だけです。日本の観光シーズンは終わったのかな。ところで、今回はブルージュ・ビール蒸しにしてみました。苦味がありこれまた美味しいのですが、スープはナチュラルのバター味が美味しいです。

大満足でホテルに戻りますが、まだまだ暑い! 後で聴いたところでは、ヨーロッパ中が暑かったそうで、パリはこの夏最高の気温39度を記録したそうです。そのパリも、1週間後に訪れる頃には気温が20度に下がるのですから天候は分からないものです。
ホテルへの途中、運河越しにマルクト広場Grote Marktに立つ鐘楼Belfortが見えます。夕暮れの運河の水面には周りの建物が映り込んで綺麗です。

2016053008.jpg



ウォレ通りWollestraatを歩いてホテルに向かいますが、通りの先には鐘楼が見えています。

2016053009.jpg



通り沿いのカフェの壁には、ベルギーワッフルの看板飾りのようなものがぶら下がっています。

20160530010.jpg



これがホテルへの路地の入口です。分かりにくいんです。一応、小さな案内板はあります。

2016053011.jpg



これがホテルへの路地です。

2016053012.jpg



路地の一番奥の左側の切妻屋根の建物がホテルです。

2016053013.jpg



路地の奥は運河にぶつかります。そこからの運河の眺めです。正面の建物はオテル デュ ドゥ ブルゴーニュです。その裏がレストランのあったハイデンフェッテルス広場です。鏡のように建物が映り込む水面の美しさに思わず、息を呑み込みます。

2016053014.jpg



運河の美しい眺めに目を奪われます。

2016053015.jpg



こちらは市庁舎の建物に沿った運河です。

2016053016.jpg



部屋に戻り、ひとっ風呂浴びてさっぱりします。ブログを書いているうちに、ようやく陽が沈みます。ちょっとライトアップされた街並みを見てきましょう。まだまだ暑いですね。通りに出るとライトアップされた鐘楼が見えます。マルクト広場に行ってみましょう。

2016053017.jpg



マルクト広場に出ます。州庁Provinciaal Hofの建物が明るく輝いています。

2016053018.jpg



鐘楼も明るく輝いています。

2016053019.jpg



広場の周りには、切妻屋根のギルドハウス風の建物が並びます。広場の中央の銅像のまわりには、涼を求めて夜景を楽しむ人たちが座り込んでいます。

2016053020.jpg



州庁の明るく輝く建物を見ながらマルクト広場を後にします。

2016053021.jpg



ホテルに戻り、入口の前から運河の夜景を眺めます。運河もライトアップされて美しいです。

2016053022.jpg



部屋の窓からも運河の夜景を楽しみます。暗い水面に運河沿いの建物が映り込んでいます。幻想的な風景に魅了されます。

2016053023.jpg



さあ、今日もよく遊びました。でも、休養にもなったかな。おやすみなさい。

明日は北海に面したオステンドOostendeの近くの小さな町にあるポール・デルヴォー美術館を訪ねます。



↓ saraiのブログを応援してくれるかたはポチっとクリックしてsaraiを元気づけてね

 いいね!



関連記事

テーマ : ヨーロッパ
ジャンル : 海外情報

コメントの投稿

非公開コメント

人気ランキング投票、よろしくね
ページ移動
プロフィール

sarai

Author:sarai
首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
たまには、旅ブログも書きます。

来訪者カウンター
CalendArchive
最新記事
カテゴリ
指揮者

ソプラノ

ピアニスト

ヴァイオリン

室内楽

演奏団体

リンク
Comment Balloon

 ≪…長調のいきいきとした溌剌さ、短調の抒情性、バッハの音楽の奥深さ…≫を、長調と短調の振り子時計の割り振り」による十進法と音楽の1オクターブの12等分の割り付けに

08/04 21:31 G線上のアリア

じじいさん、コメントありがとうございます。saraiです。
思えば、もう10年前のコンサートです。
これがsaraiの聴いたハイティンク最高のコンサートでした。
その後、ザル

07/08 18:59 sarai

CDでしか聴いてはいません。
公演では小沢、ショルティだけ

ベーム、ケルテス、ショルティ、クーベリック、
クルト。ザンデルリング、ヴァント、ハイティンク
、チェリブ

07/08 15:53 じじい@

saraiです。
久々のコメント、ありがとうございます。
哀愁のヨーロッパ、懐かしく思い出してもらえたようで、記事の書き甲斐がありました。マイセンはやはりカップは高く

06/18 12:46 sarai

私も18年前にドレスデンでバームクーヘン食べました。マイセンではB級品でもコーヒー茶碗1客日本円で5万円程して庶民には高くて買えなかったですよ。奥様はもしかして◯良女

06/18 08:33 五十棲郁子

 ≪…明恵上人…≫の、仏眼仏母(ぶつげんぶつも)から、百人一首の本歌取りで数の言葉ヒフミヨ(1234)に、華厳の精神を・・・

もろともにあはれとおもへ山ざくら 花よりほか

通りすがりさん

コメント、ありがとうございます。正直、もう2年ほど前のコンサートなので、詳細は覚えておらず、自分の文章を信じるしかないのですが、生演奏とテレビで

05/13 23:47 sarai
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR