ブルージュ散策:静謐で質素なベギン会修道院
聖母教会Onze-Lieve-Vrouwekerk Bruggeでともかく素晴らしいミケランジェロの聖母子の彫刻を見て、次はベギン会修道院Begijnhofに向かいます。
ベギン修道院前のワインガールト広場Wijngaardpleinまで来ると、運河の中州のようになっている《愛の湖公園Minnewaterpark》の端っこに白鳥が群れ遊んでいます。何故か鴨も一緒にいますね。

このあたりはブルージュ初日の運河クルーズの折り返し点だったところです。

運河にかかる橋を渡って、門をくぐるとベギン修道院の敷地内に入ります。橋の右手の運河を見ています。白鳥のいるところとは反対側です。

今度は橋の上から反対側の運河にいる白鳥の群れを眺めます。

橋を渡り終えると、ベギン会修道院の静かな庭園内に入ります。大きな樹木が茂っています。

周りに白壁の三角の建物が立ち並ぶ庭園は緑の美しい空間です。この不思議に静謐な雰囲気に歩みもゆったりとなります。

赤いリボンの麦わら帽子の女の子はこの雰囲気にぴったりです。絵になります。

ベギン会修道院の博物館Begijnhuisjeに入ってみましょう。

現在はベギン会修道女ではなく、ベネディクト派の修道女たちが暮らしているそうですが、15世紀の雰囲気を留めています。建物内部は玄関ホール、フランドル風台所、サロン、寝室、食堂が質素な佇まいでまとまっています。受付で渡された日本語の案内書を見ながら静かに見学。修道女たちの宗教と生活の場を見て、気持ちが清められます。写真撮影は禁止なので写真はありません。そもそも写真撮影がはばかられるような厳粛な雰囲気です。
博物館を出て、再び、ベギン会修道院の中庭に出ます。何とも爽やかな雰囲気に心が安らぎます。

あれっ、中庭の木々の幹の上に小さな木の箱のようなものがあります。まるでツリーハウスのような感じです。何でしょうね。昔、こんなものがあったのかと驚きます。

中庭の奥のほうに歩いていくと、古びた教会がぽつんと建っています。

ちょっと中を覗いてみましょう。内部には清潔な白い壁面と天井に囲まれた簡素な空間があります。ベギン会修道院にふさわしい雰囲気の教会ですね。

また、中庭に戻ると、木々の幹の上の木箱がとても気になります。

するとこの木箱の説明を見つけます。これはアートの一種だそうです。たまたま、この時期に設置してあったんですね。
気持ちのよい中庭をそぞろ歩きながら、出口のほうに向かいます。

出口近くで最後にベギン会修道院の白壁の建物に視線を送ります。何とも言えない魅力に満ちた場所です。

ベギン会修道院の門をくぐり出て、運河の橋の上に立つとちょうど運河クルーズのボートがやってきています。ここはボートが回転するところ。1隻は戻っていきます。

《愛の湖公園》の白鳥たちともお別れです。鴨さんたちもバイバイ。

ここまでの散策ルートを地図で確認しておきましょう。

予定した訪問先は救世主大聖堂Sint-Salvatorskathedraalだけです。そこに向かって、疲れ切った足を運んでいきます。
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