アーヘンゼー鉄道のSL、そして、アーヘン湖クルーズ
イェンバッハ駅のアーヘンゼー鉄道に到着すると、すでに大勢の人が蒸気機関車を待っています。今日は土曜日の行楽日和だから、早めに行かないと大人気の蒸気機関車に乗れないよと言う配偶者の提案で早目に出かけてきたのが大正解です。ホームから見ていると、蒸気機関車は既に黒煙を上げ、準備完了のようです。

ホームに入ってくるようです。さっそく乗り込み窓側の席をしっかり確保。

私たちが乗った列車は威勢よく汽笛を鳴らして出発します。小さい子供たちと、その付き添いの大勢の大人を乗せた蒸気機関車は、賑やかを通り越してうるさいの何の・・・。シュッシュッポッポッシュッシュッポッポッ、ワイワイガヤガヤワイワイガヤガヤ。リズムよく、一直線に急勾配を登っていきます。この鉄道はアプト式軌道なんです。登山列車そのものです。山の中をあえぎながらエデン駅に到着です。ここまでは蒸気機関車が押し上げる格好でしたが、ここからは下りになるので、蒸気機関車が前に移動し先頭を走ります。こうしてアーヘン湖ゼーシュピッツに到着です。蒸気機関車の到着を待って観光船は出航します。何箇所かの船着場に立ち寄りながらアーヘン湖一周約2時間の船旅です。一番前の席を陣取ります。途中、もう1隻の観光船ともすれちがいます。

私達は特に何をすると言うこともなく、結果的には、チロルの人達の夏のレジャーの楽しみ方を見せてもらったと言う感じです。ともかくよく歩き、自転車でガンガン走り、水着で日光浴をし、ビーチもどきで泳ぎます。そして、カフェは満員。
船着き場ゼーシュピッツの1つ手前の船着き場ペルティサウでバス停があることを発見して急遽下船します。ここからバスでイェンバッハへ帰ります。帰りも蒸気機関車に乗りたかったのですがちょうどよい時刻の列車がなかったんです。バスの時間までぶらぶら。さて、バスはちゃんとやってくるでしょうか。1時間に1本程度のバスなので、ドキドキしながら待っていると、定刻にやってきます。イェンバッハまで行きことを運転手さんに確認して乗車。出発すると、グルリと村を一周して乗客を乗せ、アーヘン湖畔に出てきます。アーヘンゼー鉄道の終点ゼーシュピッツ(乗船場)を通過して、先に出発した蒸気機関車を追い抜いていきます。なお、この蒸気機関車はイェンバッハまでは行かず、途中のエデン駅止まりなんです。そのエデン駅で蒸気機関車と別れて、素晴らしいドライブウェイをバスは走ります。チロルの景色のまっただなかです。

無事、イェンバッハに戻ります。
ここからはいよいよレールジェットに乗って、ザルツブルグへ。チロルの景色に別れを惜しみつつうつらうつらするうちに、懐かしいザルツブルクに到着です。市内バスでホテルに到着です。部屋の中にバスタブがあるという面白いお部屋。1週間お世話になります。
まずは、コンサートからスタートです。saraiはタキシードデビューです。勝手知ったるザルツブルクの町をバスで3区間走ると祝祭大劇場。着飾った男女が集結しています。まずはウィーン・フィルのコンサートから始まります。圧巻のマーラーを聴いて満足です。帰りは町中を歩いて、ホテルに帰着。
明日はオペラを聴きます。怒涛の音楽漬けに入ります。
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