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ザルツブルグ音楽祭への遠征の経緯、そして、演劇《イェーダーマン》のこと

今回の旅の総括を書いておきたいと思います。
もともと、夏の音楽祭は避けてきていたんです。その心境が変わったのは1冊の本との出会いです。
昨年の秋、神田神保町の古書店を覗いていたときにその本を見つけました。

 植村攻著、巨匠たちの音、巨匠たちの姿、東京創元社刊、1996年初版

この本のことはネットでその存在を知っていましたので、すぐに手に取って、ぱらぱらと拾い読み。とても面白そうなので即、購入。定価2000円ですが、600円と安価で状態も良好。帰りの電車でむさぼるように読み始めました。著者は戦後間もない1955年から4年間、ロンドンで勤務して、当時のヨーロッパの巨匠たちの演奏に接することができたという羨ましい体験をこの本の中に書いています。中でもハイライトはモーツァルト生誕200年の1956年のザルツブルグ音楽祭、そして、1958年のバイロイト音楽祭です。記念の年のザルツブルグ音楽祭はもちろん、1958年のバイロイト音楽祭と言えば、クナッパーツブッシュが音楽祭を支配した年として有名です。その2つの音楽祭をつぶさに体験した話が実にいきいきと書かれています。
この本を読んで、ザルツブルグ音楽祭とバイロイト音楽祭への憧れがぐっと高まりました。
この本で初めて知ったのが演劇の《イェーダーマン》です。1920年に始まったザルツブルグ音楽祭はこの演劇でスタートしました。意外なことに、ザルツブルグ音楽祭は当初、演劇が主力だったそうです。ザルツブルグ音楽祭は演劇人のマックス・ラインハルトが詩人のフーゴー・フォン・ホフマンスタールに呼びかけたのがその開始の経緯です。音楽界からもR・シュトラウスとフランツ・シャルクもその立ち上げに加わりますが、さらにウィーンのブルク劇場の舞台監督だったアルフレッド・ローラーが芸術委員に就任すると、一挙に音楽よりも演劇に比重が高まり、1920年、ホフマンスタールの詩作を原作とした演劇の《イェーダーマン》がマックス・ラインハルトの演出で上演されました。以来、ザルツブルグ音楽祭の重要な柱として、この《イェーダーマン》が大聖堂広場(ドーム広場)が毎年、演じ続けられています。ドイツ語を解さないsaraiですが、この《イェーダーマン》は見逃すわけにはいきません。
今年のお正月に最終的にザルツブルグ音楽祭への遠征を決めたとき、プログラムから《イェーダーマン》の公演を探し、鑑賞スケジュールに組み入れました。その《イェーダーマン》の公演の感想は次回、お伝えしましょう。


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テーマ : ヨーロッパ
ジャンル : 海外情報

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オペラ・美術が大好きでヨーロッパの旅にはまっています。音楽の聖地ウィーンが中心で、イタリア、フランス、ドイツも巡っています。国内外のオペラ・コンサートの体験もレポートします。

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ありがたいコメント、嬉しいです。マーラーのファンのかたにこそ、読んでいただきたかったので、気持ちを共有できた思いです。自然の中にこそ、マーラーの音楽の本質はあり

04/23 23:45 sarai

マーラーの作品を聴きながら、ブログを読ませていただいています。
読みながら画像を見て、マーラーの過ごした風景に想いを馳せて楽しんでいます。
素敵なブログをありがと

04/23 21:47 

マーラー6番ですか・・・ハンマー打撃は勘弁してほしいものです。あったとしても、3回目の打撃だけは・・・

04/11 18:10 sarai

まさにマーラー6番な状況です笑

04/11 17:51 kico

お互い、残念でしたね。今年でヨーロッパ遠征を終わりにする予定でしたが、悲劇的な状況になりました。天はまだ我に旅を続けよというご託宣を与えたのでしょうか。1年延期

04/11 03:13 sarai

以前にもコメントさせていただいた者です。来ましたね、楽友協会からのメール。私たちはとりあえず1年延期としましたが、どうでしょうね。困っている人が多い中贅沢な悩み

04/11 00:33 kico

お返事ありがとうございます。
本当に!私もレイルジェットや美術館の手配もしているので、祈るような気持ちです。

03/10 19:06 kico
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